December 24, 2006

しろがねの光放ち 明日へと

 ただいま。

 見送ってきました。




 一日じゅうバタバタ働いて、イレギュラーな仕事でちょっと残されたりもして、結局劇場に着いたのが18時すぎ。
 もう劇場前は人、人、人でいっぱい。
 でも何も考えずにたまたま潜り込んだ場所が良かったようで、立ち位置とか人の流れとかも運が良かったみたいで、ふと気づいたらギャラリー2列目とかでした。
 うまいこと人の間に顔を出せたので、気分的にはほぼ1列目。



 すっごいすっごいよく見えた。

 。・゜(ノд`)゜・。



 何も見えないのを覚悟して、とにかくその場にいられればいいや、と思って行ったのに、ちょっとした奇跡かと思うほどよく見えた。
 どうしよう。
 …神様が私にくれたご褒美だと思っていいですか?(訊かれても)


 いつみちゃん、あやりちゃん、彩みづ希くん、このみちゃん、アミたん、ゆっさん、マコさん。
 あの舞台に、あの空間にいてくれたみんなが本当に愛しかった。
 アミたんが生徒監のお父ちゃんと別れるのをさびしがって泣いていた。
 ゆっさんの顎と口元の線がかぎりなくオトコマエだった。
 マコちの笑顔がやわらかくてキレイだった。

 そこまでは、胸がいっぱいになりつつも笑顔で見送れてたのに
 なぜか高ひづるさんの出番で涙腺決壊しました(思わぬダークホース)

 居並ぶ私たちに向かって、シスター高さんが十字を切りながら
 「よいクリスマスを!」
 と言ってくれたんですけど
 その笑顔があまりにも真っ白で、楽しそうで、ちょっと照れて肩をすくめる仕草が本当に可愛くて。
 なんだかどうしていいかわからなくなって、気づいたら涙がぽろぽろぽろぽろ流れていました。
 止まらなかった。

 そのテンションのまま、りらちゃん。
 かわいくって妖精みたいで、みんなの拍手に照れちゃって、光がこぼれるみたいに笑っている、いつものりらちゃんだった。
 花を斜めにあしらった髪型がすっごく可愛かった。
 最後の最後まで娘役の鑑だった人。


 そして、コム姫。

 憑き物の落ちたような、晴れ晴れとした美しい笑顔でした。
 何も背負っていない、すっきりとした表情。
 
 涙で視界がくもりそうになるのを必死にこらえて、ただただ見つめてました。
 「宝塚歌劇団雪組・朝海ひかる」の最後の姿を、どうしても自分の目に焼きつけたかった。
 少しずつこちらに近づいてくる姿も、
 報道陣の前でポーズを取る姿も、
 こちらを向いて笑顔で手を振ってくれた姿も、
 最後に向き直って大きくお辞儀をした姿も、
 走っていく車の窓から伸ばされた細い手首も、
 ぜんぶ見た。
 ちゃんと見た。 

 会に入っていない私は、舞台や入り出の朝海さんに向かって手を振ったことなんてなかったけれど
 いちばん最後、遠ざかっていく赤い車に向かって
 その中から手を振ってくれている、大好きな人に向かって
 うまれてはじめて手を振った。
 さようなら、の気持ちを込めて手を振った。

 さようなら。
 ありがとう。


 ああああ
 見届けたんだよね。
 ちゃんと見れたよね。
 今こうやって書いてて、やっと確信できてきたよ。


 ****


 足先は少し痺れたけど、寒さはほとんど感じませんでした。
 マフラー巻くの忘れてたけど平気だった。
 朝買ってきたカイロも使わなかった。
 ぎゅうぎゅうに詰まった人のおかげであったかかったし(笑)、パレードが始まってからは熱気がすごかったし。

 コム姫が出てきたとき、うしろの人たちから
 「前の人、ちょっとでいいから頭下げてください…!!」
 という悲鳴のような声が上がって
 少しだけど、できるかぎり膝を曲げて目線を下げて見たのね。
 そしたら終わったあとに、私のうしろにいた人が
 「ありがとうございました」
 と言ってくれて。
 まあ私は泣いちゃっててグズグズでろくに返事できなかったんですけど(笑)

 でもそう言ってもらえて、最後にすごく気持ちがホワンとなった。
 そんなあったかいパレードでした。


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posted by 白木蓮 at 23:59 | Comment(7) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

December 07, 2006

君の翼はどこを目指す

 8回目観てきました。

 毎度同じことを言って恐縮ですが(ていうかベルばらの時から書きつづけてる気がしますが)、
 ますます朝海さんが削ぎ落とされてた。
 もう舞台に立つために必要なもの以外は何も身につけていない、というか。

 どこまで行くんだろうこの人は。

 ****

 最近、この公演のチケ難が本当に悔しいと思います。
 もっとチケットがあるなら、『タランテラ!』をたくさんの人に観てほしかった。
 自分の周りにいる照明のプロや音響屋さん、ダンサー、振付師、ピアノで身を立てていこうとしている人、仕事しながらアマチュア芝居を続けている人。
 私が尊敬している色々な人、タカラヅカとは縁のない人たちに、この舞台を観てほしかった。
 これを観て、何をどう感じるのか、聞いてみたかった。



 タカラヅカとしてどうこう、ではなく、ひとつの舞台芸術として。
 トップスターとしてどうこう、ではなく、ひとりの舞台人として。



 この公演がコム姫に体力の限界を強いていることはよくわかる。
 そして、観ているほうがそれを心配して気遣うのも、タカラヅカ文化の素晴らしいところだと思う。
 日に日に痩せていくコム姫を見つづける辛さも、痛いくらい理解できる。
 でも。
 ダンスとか歌とか芝居とかトップスターの器量とか男役としての在り方とか
 そういうの全部含めた「朝海ひかる」というプロフェッショナルの芸を今まさに極めようと身を削っている人に、「体力消耗が激しくてかわいそう」とか「気の毒で見てられない」とかそういうことを思うのは、朝海さん本人に対してものすごく失礼なんじゃないかな。
 と、きょうの舞台を観てたら強く思いました。
 コム姫の周りにある空気は、もはやそんな中途半端な同情が入り込むことを許さない。

 休みなく踊り続けるコム姫を見つめつづけるのは、ファンとして苦しい。
 でも、その限界ぎりぎりのところで紡がれる刹那の輝きに、ひとりの観客として惹かれる。

 死ぬほど惹かれる。


 相手が甘えずにプロの仕事をしているなら、
 私も甘えず妥協せず、舞台を観よう。見届けよう。
 それが、いまの私にできる唯一のことです。



 …それにしてもオケ、プロの仕事しろよ!!!

 ・°・(ノД`)・°・
posted by 白木蓮 at 23:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 30, 2006

楽屋入り

 結局しっかり入り待ちしてきました。
 せっかくのホテルの朝食も食べずに朝っぱらから(笑)
 以下メモです。

■白い服に身を包んだ退団者の皆さんは、本当にきれいでした。
 ゆっさんがカッコいいよー。
 ゆっさんがファンの人たちに「なおきさん」て呼ばれてたよー。
 (なんか意外だった)

■白ワンピのりらたんが…!!
 激 カ ワ ユ ス !!!
 見てるほうがとろけてしまうようなまばゆい笑顔で、みんなに会釈をしていました。
 ああもうリアルに妖精だ。

■コムロさんのお出迎えのため、ワラワラと出てくる雪組生たち。
 最初にミズ先輩とりらたんが、運動会の緑ハッピで登場!かーわーいーいーー!!!
 ミズさんの手には拡声器。
 に、似合いすぎです先輩。プールサイドで生徒を監視してる先生みたいです(笑)

■下級生はみんな雪組ジャージを着て路上に整列。
 オスカルとかシルバとか、引き伸ばして切り抜いたコムロさんの顔写真を頭にくっつけている子もチラホラ。
 シルバさんカオ怖いっす…(笑)

■ハッピのまま路上に出てきて、指差しながら下級生の人数をカウントするミズ先輩。
 大マジメにみんなの立ち位置とかを微調整するミズ先輩。
 下級生に細かい指示を飛ばすミズ先輩。
 仕切ってる!完全に仕切ってるよ先輩…!!(震)

■ハッピ姿で頭を寄せ合い、真剣に何事かを打ち合わせているミズまー。
 てかりらちゃんは終始ニコニコで、ミズ先輩だけがすげー真剣なの(笑)
 「妹の宿題を手伝ってたらいつの間にか妹よりも真剣になってしまったお兄ちゃん&自分の宿題なのに放置して笑ってる妹」みたいな感じで、しかも顔が超〜近くて、思わずときめきました…。

■楽屋口には『スサノオ』の太鼓も出現。

■かっしーが!
 かっしーが!!
 コムちゃんのお面をデコにくっつけてビデオカメラ持って出てきたー!!(喜)
 笑顔キラッキラ。まぶしい。

■いよいよ本命登場。
 車を降りた朝海さんは、白いシンプルなジャケットに黒のパンツをお召しでした。
 みんなの歓声を受けてややたじろいでいる姫を、ミズ先輩とりらちゃんがガードしつつ誘導。
 ガードしてる幕というか棒?には、銀モールとペガたんのぬいぐるみがついてました☆
 てかミズまー、カメラに写らないように腰かがめすぎ。腰低すぎ(笑)
 キミたちはスタッフか??
 (注:次期トップとトップ退団者です)

■まず路上を通る朝海さん。
 道に並んでお出迎えした下級生たちは、コムさんが通り過ぎると次々ハケて、会の方たちが作っている通路に移動。
 コムロさんは手を振りながらゆっくり歩いてくれました。

■そのまま歩いてゲート側まで。
 よく見えなかったのですが、そこでなんか長いハッピ?長ラン?みたいな白い衣装を着せられてました。
 背中には「ゆ」の文字が(笑)
 白いハチマキも巻いてたかな。

■ゲート側で待っていたゆっさん・マコさんと合流して、同期三人+りらちゃんで会の通路を通って楽屋口まで。
 ミズさんはいつの間にかその場を離れ、また何か下級生を仕切ってらっさいました…。おつ。

■ちなみに楽屋口の中を見てた人によると、表はミズさんが仕切ってたけど裏はハマコさんがバリバリ仕切ってたらしいです。
 ビバ79期!!

■おもむろに太鼓班がスサノオ太鼓を打ち始める。かなり本気モード。
 そのビートに合わせ、「我が名はオスカル」の替え歌で
 「あー、我らのー コムさーん(コムさーん!)(←合いの手)」
 と熱唱する雪組生たち…。
 ううう可愛いよー。

■そして、すっかり一般ファン…というかむしろ運動会のお父さんのごとく真剣にビデオ撮影している貴城けい様(・∀・)ノ

■朝海さんが楽屋口に着いたところで、周りから一斉にクラッカーの嵐が!!
 四方八方から降り注ぐ長い紙ヒモに全身からめとられ、しばらく固まる朝海さん。アレ匂いもすごそうだな。

■ミズ先輩から渡された拡声器でしゃべろうとするものの、ボタン押せてなくて拡声できない朝海さん。

■やっとスイッチオン。
 「皆様、朝早くからありがとうございます。きょう一日、盛り上がっていきましょう!」
 みたいなことを、やや引き気味ながらも(笑)力強く言ってくれました。


 そんな感じかな?
 うん。これで悔いはない。

 東京で、待ってます。
posted by 白木蓮 at 14:46 | Comment(7) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 29, 2006

口づけよりも甘い痛み

 観劇後に鏡をみたら、ほっぺたにマスカラの黒い筋がついててびっくりしました。
 泣きすぎだ。
 あ、泣いたのはサヨナラショーじゃなくて本編ですけどね。

 詳細な感想は帰ってから書くとして、とりあえずサヨナラショーの簡単な報告のみ。
 抜けてるところや間違った記憶が多そうなので、気づいた方は指摘してやってください…。


■ショーが終わったあと、緞帳前で組長さんがご挨拶。
 退団者の名前を挙げて
 「新しい道に進む人たちにエールを送らなくてはと思いつつも、千秋楽を迎えるのが日に日に辛くなってきます…」
 と言って声を詰まらせていらっしゃいました。
 ナガさん…(ToT)

■そのあと、コムまーがトップになってからの作品を一言ずつご紹介。
 「淡い恋」とか「切ない恋」とか「悲恋の物語」とかいう説明が大半だったな(笑)
 ハッピーエンドはないのかーーーー!!!(ないんだよ!!!)(号泣)

■緞帳が上がると、聞き慣れた派手な音楽(「愛あればこそ」)とともに、カーテンに文字が!
 もももしやベルばら…?と思いきや、
 朝海ひかるさんのサインでした☆
 コム姫のサインがカーテンに!!
 それも最初からドーンとあるんじゃなくて、シュルシュルシュルッと光で書かれていくのね。
 つうことは、朝海さんのサインの書き順を綿密に研究したってことですね!?!?
 面白いぞスタッフ!!(笑)

■カーテンが開くと、大階段の上に白燕尾の朝海さん。
 曲は「我が名はオスカル」。
 いきなり来ちゃったよコレ(゚_゚;)))
 リーゼントで歌われるとなんか新鮮。
 そして階段いっぱいに白い薔薇の絵が現れたあと、コムカル様の映像が…!!
 大階段全体がスクリーンになって、懐かしいオスカル様が微笑んでいました。
 もちろん、劇場を飛ぶペガたんの映像もあり(笑)
 さすがオギー。
 大階段でこんなことできるなんて知らんかった。

■白薔薇のつぎは紅薔薇、ということで、銀橋渡りながら「ROSSO〜真紅に染まる夢」を。
 大階段スクリーンには、あのROSSO様の映像が。

■スクリーンの絵が切り替わり、『レ・コラージュ』のタイタニックで布がはためく映像に。
 階段の上から白ドレスのりらたん、袖からミズ先輩が登場。
 で、曲もタイタニックなんですが…
 樹里ぴょんの声がインプットされた耳に、ミズ先輩の歌声で
 「ときのぉ〜はざまに〜〜♪」
 って来るとチョトびっくりした…(すまん)

■デュエットダンスはタイタニックではなくて、Joyfulかな?
 パッヘルベルのカノンのやつ。映像もジョイフル。
 二人が真っ白で、近年見たことないほど優しく微笑みあってて、死ぬほど幸せな気持ちになりました。

■この途中でバーンと曲が変わって、ワンダーランドの「青い影」に!!
 うわあカッコいい!!
 コムロさんの豪快な股割り(表現おかしい)も健在。
 しかしニコニコ踊る真っ白なコムまーを見てて、今度こそ「コムまーが手をつないでハケる場面」(←悲願)が観られるかと思ったのに…。
 曲が「青い影」に変わったので、曲の展開どおり舞風さんがハケてそのまま男役群舞へとシフト。
 …最後まで夢は叶わずじまいでした…(;´Д`)

■青い影を踊り終えた朝海さんはハケ、他の男役が銀橋に出て「HeyHeyワンダーランド」を。
 ミズ先輩が「準備はできたか〜?」と歌ってるのもなかなかの違和感でしたが、何よりびっくりしたのは「ゴーアヘッワンダーランド、イッツオーライ!」(英語で書こうよ)を悠アニキがシャウトしていたことです。
 いやーびっくりしたけど超カッコ良かったよ!さすが兄貴!!

■男役陣と入れ替わりに有沙さん、愛さんほか退団者の皆さんが一人ずつ銀橋に出てきて「タカラヅカ・グローリー」を歌い継ぎ。
 ミズさんがハケるとき、袖から出てきたアミちゃんと下手花道でがっちり抱き合ってた…。
 ミズさんの顔が超やさしかった…。
 涙。

■上手花道から朝海さんセリ上がり。
 グレーの、ロレンツォっぽく上着丈が長い衣装でした。キラキラしてたけど。

■銀橋を渡りながら『睡れる月』より一曲。
 うしろの本舞台で、同期生ゆっさんが弓を引いてた。
 スタスタ出てきて、ピンッと弓引いて、ハケてくの(笑)ちょっとうけた。
 いつか、再び巡り合う日のあらんことを。

■銀橋から本舞台に戻って、ナディアりらたんとロマパリ主題歌。
 これ絶対やってほしかったのよ〜!!
 一曲まるまる歌ってくれてものごっつ嬉しかったです。
 途中コム姫が「この世界に♪」の歌いだしのキーを間違えたので驚きました。キーをミスるって珍しくない?
 「たとえ月日が♪」のとこのキーで歌い始めてしまった模様。

■同じ流れで、ロマパリの最初の場面かな?よくわからん。ハリーっぽくみんなが交錯するところ。
 このへんから愛さんのソロが続き、若干「愛耀子サヨナラショー」の様相を呈していました(真顔)
 さすがだ。アミたん。

■ハリーつながりで銀狼オープニング。(歌はアミたん)
 あの微妙すぎる振りが完全再現されてたよー!
 しかしある程度の大人数で一糸乱れず踊ると、こんな振りでもわりと見栄えがするんだなーと妙に感心。発見でした。
 つうかダンスが揃いすぎだ。すげーよ雪組。

■銀狼の途中からミレイユっぽい衣装で出てきたりらちゃんが、そのまま舞台に残ってジョイフルの一場面を。
 何だっけ、ジョイフルあんまりわかんないんだけど、コムロさんの場面をりらたんがやってたような。

■りらたんと交替で、真っ白い衣装の朝海さん登場。
 そのままコム姫のジョイフルソロ→全員でジョイフル!…かな?
 自信なし。

■みんなでジョイフルしてたら、真っ白な朝海さんがいきなり
 「お〜お〜大和よ〜〜♪」
 と一節シャウトしてセリ下がり。
 周りのみんながそれを引き継いで「大和よ」を合唱してくれました。

■りらちゃんが、『タカラヅカ・グローリー!』のロマンスで着てた水色のお衣装で登場。
 銀橋ソロは、イナダヒメの「泣くのはやめた」でした。
 ソロは絶対これだろうなーと思ってたからちょっと嬉しい!あらためて素敵な歌だ。
 りらたんが凛々しくて優しくて強くて、まぶしいほど美しかった。

■ヴァンサンのコート姿で現れた朝海さん。
 最後の曲はロマパリの「風のように」でした。
 これでペンライト振るようにとのことだったんですが、リズムが不安定で振りにくいの何のって…!!
 でもソフト帽にトレンチコートで去っていくコム姫は、本当に本当にカッコよくて。
 ここでやっと少し涙が出ました。

■で降りてきたカーテンには、やっぱり朝海ひかるさんのサインが。
 面白いよスタッフ(笑)

■コムロさんの挨拶は
 「えー、(ペンライトの光が)きれいですね…見とれてしまいました(笑)
 私は雪組で、宝塚の生徒として、この舞台に立てたことを本当に幸せに思っております。
 そして、皆様にお会いできましたことを、本当に幸せに思っております。
 どうぞ最後までよろしくお願い致します。本日は本当にありがとうございました」
 みたいな感じでした。


 あーーーー。
 幸せだったな。

 大楽は観られないけど、満足です。
 この場にいることができてよかった。
 客席でペンライトを振れてよかった。
 自分の目で朝海さんを観られてよかった。

 ほんとに幸せでした。
posted by 白木蓮 at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 10, 2006

DDD

 超いまさらな話。

 DDD(ダンスダンスダンス)という雑誌に朝海ひかるさんが出ているそうなので立ち読みしてきました。→こんな雑誌

 このDDD、創刊当時は個性的なダンス雑誌が出てきたかなーと期待したんですが
 いつのまにか普通の舞台エンタメ雑誌になっちゃいましたね…。
 残念(;´Д`)
 でもほかの同系統雑誌に比べればオサレで好きです。

 コム姫は、ニナガワミカ先生が好きそうなリボンタイ付きの黒いお洋服(説明が粗すぎてすんまそん)で登場。
 見開き2ページにわたっていろんな美しいポーズをとってらっさいますが、肩のデザインがしっかりガッチリした服なのでポーズのラインがきれいに出ないのがもったいない!!
 もうちょっとすんなりしたラインの服着ればよかったのに〜〜〜。いや、似合ってるけど。
 きれいな骨格をいかした、ナチュラルかつ中性的なメイクがなかなかいい感じです。憂いを秘めた表情もステキング☆
 これで下まつげと下アイラインをもっと強調してくれれば完璧(朝海さんの下まつげ強調メイクが大好物な人)

 インタビューは、さすがに普通のメディアよりもダンス寄りの話題が多くて新鮮でした。
 バレエの発表会で「瀕死の白鳥」を踊った、とかね。
 うおおそれ見てえーーーーー!!!!
 (・∀・)ノ
 好きなダンサーはジョルジュ・ドンにギエム…意外と普通だ(笑)

 買うほどでもないような気がするけど、本屋さんに行く機会があればゼヒ!!一見の価値ありです。
posted by 白木蓮 at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 07, 2006

あほうどり小ネタ集

 はい!!もう痛い記事を増やすのに飽きました!!!(笑顔)
 青年館で暴走しすぎたからバウではやめておこうと思ってたのに、また突っ込みづらい語りで画面を埋めてしまってすみません(土下座)
 というわけできょうは脈絡なく小ネタ。です。


・赤フリフリの変わり燕尾を脱いだところのコム姫のあくびが、ヤらしさ20%増(青年館比)

・はじめて観たときから書こう書こうと思いつつ忘れてたのですが、コム姫のダンスでいちばんすごいのは、回転軸が定まりにくいポジションで普通にダブルとかトリプルとか回れるところだと思う。
 (どれだけすごいのかを絵で説明したいんですが絵が描けないのでできませぬ)

・完璧にコントロールされた肉体って、ああいうことを言うんだよなぁ。頭のてっぺんから足の先まで芸術です。

・3日のプチハプニングその1。
 朝海さんがもう一度フリフリ燕尾で出てきて踊り始めたときに前のボタンが外れてしまい、上着がバヨーーンと広がっちゃって、それを踊りながらしれっと直す朝海さんがツボでした。きゃわいい☆

・近くで観るハマコさんって、どれだけ迫力があるんだろう…とやや怯えていたワタクシですが(おい)
 近くで観るハマコさんは、もうね〜〜〜〜〜、凄かった!!!
 やばいの!!上手いの!!上手すぎなの!!!(自明)
 遠くからみても凄い人ですが、近くでみるともっと凄い。
 デパメンシーンで、純粋に舞台人としてのあまりの巧さに思わず泣けてしまったのは私だけの秘密です(公言してるし)

・ヴィーナスの場面は、ゆめみちゃんの演技が激しくなってたかな。キムくんがメール夫人に連れ去られちゃったところの泣き芝居とか。

・前の席で観てると、いづプリーザのオペコット(っていうのか?レオタード地のパンツね)が丸見えで超ドギマギ。赤面。
 ちなみにドレスの色と合わせて黒色でした☆

・しかしいづるんのバディはあまりにも細すぎて脆すぎて非現実的すぎるため、あんまりヤバイものを見てしまった感じがしない(笑)

・アナモラーダが格好良すぎてもうどうしていいやら…!!!(困)(今さら)
 本当に本当にカッコイイ。まじかっこいい。カコヨスカコヨスカコヨスーーーー!!!!(うるさい)
 近くの席で見てると、帽子の下から目線が飛んでくるのね。飛ばせる範囲が制限されてるぶん威力倍増なわけね。
 もう瀕死ですよ。ゼエゼエ。

・黒鳥ダンスのキレがさらにUP。ものすごいエッジの利いた踊りになってました。
 あんなにひとつひとつのポーズがきちっきちっと止まってるのに、なぜあんなにピントの甘い写真しか撮れないんでしょうかTCA(ひでえ)

・どうでもいいんですが、私は前方席に座ると照明をチェックする性癖がありまして(本当にどうでもいい)
 今回も舞台に集中しつつ片目で照明を見ておりました。
 以下、完全に自分のメモなので読み飛ばしたほうがいいと思います。
 ↓
 1幕最後は、やっぱりパーをふんだんに使ってる模様。特に白っぽいパーベタはあの場面でしか使ってないと思う。贅沢!!
 あと、たぶん63番あたりのゼラを使ったパーバック(ブチだったかも)が、要所要所でいい仕事してるなぁ。黄色〜オレンジのバックは、灯体の多さでドカンと勝負。特に「君よ知るや南の国」での効果がすばらしいです。
 あとはやっぱりソースフォー。動かしまくりネタ入れまくり色変えまくりですげえ。あんなの使えたらいいよなーー。

・2幕のお芝居は、よく見るとかなり芝居がかってるというか劇中劇ぽいというか
 朝海さん以外のすべての人は進行も脚本も知っていて、それを演じてる…みたいな感じですね。そのシチュエーションを本当に生きているのは朝海さんだけ、という。

・だからどうなんだ、というのを考えてみてもよくわからないので、もう考えるのは放棄してひたすら目に映るものだけを見ていました。
 少なくともコム姫の演じる男だけは、虚構ではない。はず。

・「南で…南で、会おう」という台詞が青年館に比べて変わった気がするのですが、いまいち自信がありません(そこクライマックスじゃん!)
 ていうか、まず3日と4日で違った。
 3日「南で…南で、待っている。…会おう、南の果てで」
 4日「南で…南で、会おう。待っている。南の果てで」
 た、たぶん4日のほうが正しくて3日はコムロさん台詞を入れ違ってしまったのではないかと…思われます…(小声)(だって本当に記憶があいまい)

・3日のプチハプニングその2。
 「あなったとわたっしはウラ、おもて〜〜♪」を歌いながら交互に前向いたり後ろ向いたりしているハマコ&キムの二人。
 ハマコさんが前のときはキムが後ろ、キムが前のときはハマコさんが後ろ…のはずが、3日は二人とも一緒に前向いて後ろ向いてました。
 キミたち裏表になってないからーー!!!(笑)
 動じず歌う二人が可愛かったです。よ。

・芝居を見ながら苦しくて苦しくて、本当に苦しかったのが、パッサージュで軽やかに踊る朝海さんを見たら、いろんな雑念がふーっと浄化されるのを感じました。
 あんな目で遠くを見ていたあの人が、いま、本当にすべてから解き放たれたような笑顔で踊っていて。
 それを見たら、ああ、もういいやと思えた。
 救われた。
 置いていかれることは辛いけれど、それでも、あの人がこの地上で苦しんでいるのを見るよりは
 自由に空を舞う姿を見ていたい。

・「闇が広がる」のキムくんがますますパワーアップしてて、
 「見過ごすーのーかー、たちーあがれーよー♪」
 らへんとか、もはや日本語に聞こえないくらいキム節でした。「とゎちぃ〜あぐゎれよぉ〜〜」みたいな(どんなんだ)
 あ〜〜もうキムくん大好き〜〜!!!!(メロメロ)

・3日の朝海さんはものすごいスタミナで、2回公演の2回目にもかかわらずまったく体力が衰えず、崩れがちなカンフーもバシバシ決めて最後のポーズまで数秒保っていらっさいました。
 おおおおスタミナついてるーー!!すげえ!!!
 …と感動したのもつかの間、4日のカンフーはいつもどおりグズグズで(笑)
 最後のポーズも一瞬決めただけでヘロッと崩れてて(笑)
 そうか、3日は休演日明けだったもんなーと納得。まあカンフーは力抜けても大丈夫だもんね!ペース配分は大事です。うんうん。

・Many Rivers to Crossのキムくんを見てやっぱり号泣。だめだあれ。

・ザ・スクラッチのヴァイオリンの人(=キムくんの真後ろっぽい位置にいる)が紹介されるとき、彼女がお客さんから見えるように必ず脇にどいてあげて、そのあとまた戻るキムくんの動きが地味に好きです。

・カーテンコールのスクラッチ紹介で、必ず「よっ!!」と腹から声を出す男らしいコム姫が地味に好きです。


 以上!
 さっき「勝手にコム論」さんで、CSで放送された楽の様子を読んで半泣きになった白木蓮でした。
 でも、まだ。
 もう少し、笑顔で見守りたいと思います。
 では。
posted by 白木蓮 at 22:11 | Comment(3) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 06, 2006

まなざし

 朝海ひかるバウ・スペシャル『アルバトロス、南へ』。
 My楽は、今まででいちばんの良席でした。

 多少端になってもいい。見切れてもいい。
 とにかくコム姫との距離を少しでも近く、近く。
 そう思って購入したチケット。
 座った席からは、舞台が、朝海さんがよく見えました。
 指先も髪も頬も腰も尻も鼻も(フェチ心全開)
 それから、瞳も。
 瞳の表面をおおう涙の膜も。

 なんのフィルターも通さずに観る、コム姫のまなざし。


 遠くを見つめる白い鳥の、湖のように静謐な目。
 フリフリ燕尾で出てきたときの、きゅるんと可愛い目。
 上着を脱いで腰を振り始めるときの(語弊ありまくり)、色っぽい目。
 アナモラーダで深くかぶったソフト帽の下からちらりとのぞく、誘う目。
 1幕最後で、踊りの神様が降りてきたみたいにキラキラ輝く目。
 アホウドリを見上げる、淋しい目。
 南に絶望した、虚ろな目。
 いづるんと見交わす、光を宿した目。
 ヒメちゃんに向ける、無意味なくらい優しい目。
 パッサージュの、すべてから解き放たれた目。


 自分に向けられた光を受け止め、はね返して輝く瞳。
 あのまなざしをすぐそばで観られたことを、心の底から幸運だったと思います。
 あの小さなバウホールで。
 バウホールだったからできたこと。

 これから朝海さんは大劇場と東宝の公演に挑んで、
 私はその舞台を観るだろう。
 もしかしたら良席に座ることだってあるかもしれない。
 でも、二度とあんなふうに
 近く近くあの人の目を見つめることはないだろう。
 だってあの人はもう、二度とバウホールの舞台には立たないから。

 「二度と」っていう言葉がリアルすぎて重いね。
 「二度と」戻ってこないからこそ時間は愛おしく、タカラジェンヌは美しい。
 そんなことはわかってるけど。
posted by 白木蓮 at 16:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 05, 2006

愛さずにはいられない

 ずいぶんと時間が経ったのに、
 まだアルバトロスの音楽が身体から抜けません。
 あああ。

 こういうとき、絶対音感がある人っていいなと思う。
 自分で思いだして弾いてみたりできるでしょ。
 私は主旋律くらいしか聞き取れないのでピアノで弾いても面白味がなく、これヴァイオリンで弾いたらステキだろうなぁと思うものの「キラキラ星」すら弾けない人間ゆえ考えるのも虚しいばかりです。
 そして歌ってみると自分で自分を殴りたくなるほどの音痴なので、結局口笛を吹いています。ファミドレーソミー、ファミドレードドー♪と。
 で思いだしてはまた切なくなる。
 悪循環。

 ****

 今回、1回目はわりと冷静に観れたのですが
 2回目がもう…

 ダメだった。
 ボロボロでした。

 笑顔になれるでもなく、だからといって泣けるのでもなく
 ただひたすらに痛くて苦しくて切なくて。
 あれが涙になって出ていってくれたらどれだけ楽だったろうと思う。
 出るはずだった笑顔も涙も、ぜんぶ胸のなかに溜まってしまったようで
 観終わってもそれをほぐす糸口が見つからずに混乱するばかりでした。

 ただ音楽ばかりが鳴り響いて、残像ばかりが焼きついて
 全部抱えっぱなしで、ただ東へ、東へと。
 逃げるように帰ってきて、何も整理できてないまま今に至っています。
 もうちょっと経てば自然に消化されるのかな。



 今回、2幕の芝居を観ながら
 自分の意識がいろんなところに浮遊しているのを感じた。
 目に映っているのは確かに舞台上の芝居なのに、心に映るのは違う景色。
 台詞に、歌詞に、イメージに喚起されて湧き上がる無数の記憶。

 決して手の届かなかった人
 いつも遙か彼方にいた人
 近ければ近いほど遠かった人
 ずっと失ってしまった人。

 オギーの芝居は、堅い鎧に守られた記憶を容赦なく引きずりだす。
 人の心のいちばん柔らかい部分を白日にさらす。

 内側の記憶と外側の映像が重なっては離れ、離れては重なり
 何もかも混乱したままで、私はあの人の背中を見送る。
 見送って、取り残される。
 泣きそうな顔のヒメちゃんと一緒に、取り残される。
 強く哀しい女たちと一緒に。



 いちばん泣きそうになったのは、最後の港町の場面。
 ヒメちゃんと再会し、
 「おいしいものを食べに行きましょう。何がいい?」
 と訊かれた男は
 「何でもいい」
 と答える。
 「何でもいい」と言うくせに、ひどく優しい顔をする。
 やさしい、やわらかい、愛おしむみたいな笑顔。

 あの笑顔はほんとうに残酷だ。



 それでも。

 あの笑顔に自分の心が届かないと知っていても、
 あの人の耳に自分の声が届かないと知っていても、
 それでも、愛さずにはいられない。
 白い鳥の姿をした女の子たちが歌う歌のタイトルのように。
 愛さずにはいられない。


 どんなに痛くても辛くても
 あなたに出会えて、あなたを愛せて、幸せです。


 千秋楽おつかれさまでした。
posted by 白木蓮 at 23:37 | Comment(2) | TrackBack(1) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 20, 2006

アルバトロス、南へ

 どうしよう私これ以上この人を見ていられないかもしれない。


 と、きょう本気で思った。

 大好きな人だからずっと見てたいのに
 大好きな人を目をそらさずに見つめるのは、ときどきとても苦しい。
 見れば見るほど、その先に待っているものが怖い。
 自分がどうにかなりそうで怖い。

 こんなに好きじゃなければ良かったのに。
 ああコムちゃんきれいだった、素敵だった〜とか言いながら幸せに帰ってきたかったのに。

 ****

 雪組青年館公演『アルバトロス、南へ』千秋楽を観てきました。

 公演自体は、千秋楽だからどう、最後だからこう、という事は別になかったと思います。
 それだけ一回一回を真剣勝負でやってた、というか公演に慣れるヒマもなかったんだろうな。いつもと同じテンションで、いつもと同じクオリティの舞台でした。

 カーテンコールも、途中まではいつもどおりグダグダ感満載で。
 朝海さんの挨拶が明らかにまだ半分くらいしか終わってないのに
 「あっという間でしたが、皆さまのおかげで、一日一日本当に充実した舞台を送ることができました。本当にありがとうございました」
 みたいな感じでいったんお辞儀をした瞬間にバンドの人たちが演奏を始めてしまい(笑)、緞帳も下がりはじめてしまい、しょうがないのでコムコムたちも大爆笑しながら踊ってバイバイモード。

 もう一度緞帳が上がって
 「えー、さっきの挨拶のつづきをさせていただきたいと思います。
 私がまぎらわしいことをしたせいでバンドの皆さんを困らせてしまいました(笑)」
 と明るく再開。
 「こちらでの公演は終わってしまいますが、私たちの旅はまだまだ続きます。
 7月30日から8月5日まではバウホールにて公演いたします。ちょうど4日5日は宝塚花火大会でございますので、皆さま人ごみに紛れないように(笑)お気をつけていらしてください」
 みたいな、ちゃんとした挨拶でした。
 2回目はこれでシメ。

 でも3回目で、




 …朝海さんが泣いてた。




 緞帳が上がってもなかなかなかなか拍手が鳴り止まなくて、
 しばらくのあいだ客席と舞台とを大きな拍手の音だけが満たしていて、
 全然おさまらないのでコム姫も観客に向かって拍手しながら上手から下手まで歩いたりとかしてて(笑)
 ようやくコムロさんがセンターに戻って口を開いたと思ったら

 声をつまらせて、何も言えなくなってしまった。

 「すみません」と言いながら一生懸命しゃべろうとするんだけど、やっぱり詰まっちゃって話せなくて。
 朝海さんの目が涙でいっぱいになってて。
 マコさんが泣きだして、
 キムも肩を震わせながらうつむいてしまって
 立ち上がった客席の人たちもみんなすすり泣いていた。

 結局、どうにか涙をこらえたコム姫が
 「いつも皆さんにあたたかく支えられている私たち生徒はほんとうに幸せです。本当にありがとうございました」
 みたいなことを言って幕、だったかな。
 よく憶えてない…
 でも最後は曲がノリノリになるので、明るく踊ってました。
 目を潤ませながらも笑って手を振ってくれました。
 ありがとう。

 4回目は、「本日は本当にありがとうございました!」とだけ。
 5回目は、胸に手を当ててゆっくりとお辞儀を。

 それだけだったけど、それで充分。

 ****

 劇場から出てしばらくはボロボロでした。
 もうどうしていいかわからなかった。
 気持ちのやり場がなくて困った(そして酒とタバコに逃避)(だめじゃん)


 大好きな人だからずっと見てたいのに
 大好きな人を目をそらさずに見つめるのは、ときどきとても苦しい。
 見れば見るほど、その先に待っているものが怖い。
 自分がどうにかなりそうで怖い。

 こんなに好きじゃなければ良かったのに。
 ああコムちゃんきれいだった、素敵だった〜とか言いながら幸せに帰ってきたかったのに。


 本当に絶望的なくらいそう思ってしまった。
 だめだこんなの辛すぎる。痛すぎる。

 だけど、
 それでも私はやっぱりあなたを観に劇場へ行きます。
 その美しい姿を見て、見つめて、見届けることしか私にはできないから。
 だから。
 きょうのあなたを見られて幸せでした。
 ありがとう。

 ****

 ハイ!!
 もう〜電波飛ばしててごめんなさいね!!!(一応自覚はあるらしい)
 書いてるうちに落ち着いてきたので非常に恥ずかしくなってきました(笑)
 まあいいや。こんな日もあるさ。

 なんかねー
 私って臆病だなぁと思いました。いや私のことはどうでもいいんですけどね。
 昔から、何かを好きになればなるほど失うのが怖くて自分でストップかける傾向があるんですが(と占い師にも言われた…)
 今まさに、その「行きたい気持ち」と「引きたい気持ち」の狭間でウロウロしてる感じです。だからこんなに荒れてんだな。うん。

 でも
 失うのがわかっていても愛さずにいられないときもある。
 のだ、と、きょう改めてわかりました。
 そんな感じです!以上!!(逃)
posted by 白木蓮 at 18:34 | Comment(7) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 19, 2006

翼ある人

 『アルバトロス、南へ』フィナーレ感想。
 相変わらずごちゃごちゃでウザイですがよろしければドウゾ。


♪清く正しく美しく

 芝居とフィナーレのつなぎというか何というか。
 とりあえずバンドのインストゥルメンタル演奏です(投げやり)
 なんか宝塚らしい曲のアレンジメドレーっぽい感じ。
 「愛あればこそ」のメロディがすげージャズアレンジでちょろっと出てきた記憶がありますが、それ以外はよくわかりません。
 つうか「清く正しく美しく」入ってたっけ??(・∀・)ノ
 芝居の余韻が残りすぎてあんまし聴いてなかった…。
 次回聴くときに確かめよう。

 (7/20追記)
 思いっきり冒頭に「清く正しく美しく」のラグタイム風が入ってました☆アハ。
 何聴いてんだ俺。


♪わたしとあなたは裏表(『風と共に去りぬ』より)

 黒タキを着たハマコ&キムが、風共の歌をコミカルに披露。
 あ〜あ〜緊張感がやっと解けたよ…ふうう。
 二人ともすごいカワイイです。
 しかしこの曲を、あの朝海ひかるさんと現・星組トップ娘役ちゃんが歌ってたんですよね〜。なんか感慨深いものが。
 …朝海さんのスカーレットはヘロヘロだったなぁ(笑)


♪夢のかけら〜Yesterday Yes A Day〜Holiday(『パッサージュ』・『Dancer In The Dark』より)

 ゆめみちゃんの「天使の夢を見たわ〜」が聞こえた瞬間に号泣(早)
 あの歌は…反則ですがなオギー。

 そして
 舞台上に、天使が現れる。
 天使がやってきて、踊りだす。
 朝海ひかるという名の天使。
 ピーチオレンジのインナーに白いシャツを羽織り、ボトムはベージュのチノパン。
 これ以上ないほどラフな格好なのに、すごくすごく、ものすごく美しい。
 何ひとつ無駄のないライン。

 ダンスシーンとしていちばん好きなのは、1幕ラストの白い場面。
 朝海さんのダンスの技術がいちばん正確で美しいと思うのは1幕の黒鳥。
 でも、私がもっとも好きな「朝海ひかるのダンス」は、この場面です。
 
 客観的に言って
 ダンスの技術だけを取ってみれば下級生の頃のほうが上だと思う。体力も筋力もバネもあるし、疲れてないし、余計なことに気を取られてないし。
 でもこのシーンのコム姫には、あの頃のコムちゃんには決して出せなかった何かがある。
 技術を超えた何かがある。
 もちろんその「何か」が、確実なダンステクニックに裏打ちされていることは言うまでもないわけですが。

 この人の手足は、空気を震わす。
 柔らかに。とても柔らかに。
 空間を切り裂くのではなく空間を包み込み、空間に溶け込み、全身で共鳴する。
 空気そのもののようなダンス。
 まるでそれ自体に意志が与えられたかのように身体が歌い、その歌は大地を揺るがす。
 とても静かに。
 とてもささやかに。
 それでいて、強く、強く。

 白い鳥の格好をしたダンサーたちが現れ、『パッサージュ』の「Holiday」にのせて踊る。
 硝子の空の記憶。
 この世ではないどこか。
 ああああ、この場面のトドグンが大好きでした…(コムコムじゃないのかよ)

 周りのみんなが真っ白でセンターの人だけチノパンとかなのに、
 チノパンの人が誰よりも真っ白。
 その手足の軌跡は、どこまでも遠く伸びてゆく。

 『パッサージュ』の天使は還ってきた。
 より大きく、より優しく、より強く、より自由な肉体を得て。


♪愛さずにはいられない(『月夜歌聲』より)

 白い鳥の娘役さんたちが順番に歌い継ぐシーン。
 私は『月夜〜』を観てないのですが、きれいな曲です。
 元々どういう場面で歌われた曲なのかはわからないけど、何故だかなんとなく『聖者の横顔』を思いだした。
 いづるんが美椰エリカちゃんね(意味もなく決めつけないでください)


♪闇が広がる(『エリザベート』より)

 イントロが聞こえてきた瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
 こんなの初めてです。本当に。
 「フィナーレ」だと思って観ていたせいか、それとも曲のアレンジのせいなのか
 とっさに本編のトート&ルドルフではなくエリザフィナーレの男役群舞を思いだして、ああいうカコイイ群舞系か?と思ったんですが
 …見事にトート&ルドルフでしたね。まるごと。1曲全部。

 トートはキムくん。
 ルドルフはコム姫。
 キムくんが「長い沈黙の時は終わったのさ♪」と歌い出したときは、それほどピンと来なかったんですが
 コム姫が「友達を忘れはしない」と歌いはじめた瞬間に涙がドバーーーーーッと!!!
 もう、「友達」の「と」の時点で泣いてました(マッハだな)
 何度も聴いたルドルフの声。あの声。
 記憶と同じ声質なのに、少しだけ違う声。
 年月を経て深みを増し、それだけに苦悩も増した声。

 そして 
 キムトートがすげえ…(呆然)
 残酷で、鬼畜で、色っぽくて。
 どう見ても明らかにルドルフより若いのがまたコワイ。幼さゆえの残酷さ、というか。
 コムルドが「王座…!!」と叫ぶとき、唇をゆがめてニヤッと笑う表情がキムトートの真骨頂です。

 ルドルフは若い青年じゃなくてもいいんだ、と思った。
 いまのコムルドは少年でも青年でもなく、完璧な造形をもつひとりの男。
 その男が傷つき、苦悩し、脆い姿をむきだしにさせられる。

 何かがあると思っていた場所には何もなかった。

 からっぽの場所に入り込んでくる、「死」の誘惑。
 純粋で強烈なその誘惑が彼を惹きつけ、からめ取ろうとする。
 このまま身を委ねてしまえば楽になれる。
 理性と欲望のあいだで揺れる男。

 や、ま、細かいことはどうでもいいんです(いいのか)
 とにもかくにも
 音月桂→朝海ひかるの接吻未遂がヤバすぎて…(脱力)
 これぞエロス。
 ああ。来てよかった。


♪FAVORITE SONG OF ALL(『シトラスの風』より)
♪Three Dragon(『This is TAKARAZUKA!』より)


 ハマコさんも加わり、3人で「明日へのエナジー」。
 この場面まで来ちゃって、もうどうしたらいいんでしょうか(涙)

 で、
 さあここからゴスペル最高潮!!というときに突然場面転換。
 ここで頂点に達しちゃうのは許さねーぞ☆ということらしい(下品な表現で申し訳ないです)
 流れてくるのは懐かしの「Three Dragon」。
 (超どうでもいいけど「Three Dragons」じゃないのか?)
 うわわわ!!カンフーかよ!!香港公演かよ!!!!(笑)

 残念ながら「アチョーッ!!」は言ってませんでした。どうせなら言ってほしかったなぁ。
 ビデオで見た記憶に比べてダンスのキレがいまいちですが(やっぱりこういうアクロバティックな振りは若い頃のほうが上手い…)
 男役3人とも舞台にいるのにわざわざハマコさんがいったんハケて夢輝さんになりきって出てきたりとか、マニアックに香港公演を再現してるあたりが面白いのでいいです。
 最後のポーズで朝海さんがぐらついちゃうのも超可愛くていいです(甘)


♪ザッツ・レビュー(モン・パリ)〜Coming Century(Cross The Line)(『ザッツ・レビュー』・『ブルー・スワン』より)

 ハマコ氏の華やかなソロ。
 ああ、実にタカラヅカらしくていい。王道ですね。
 未来さんの厚みのある歌声といい、「うーるーわしのー思いー出♪」で始まる懐かしい歌詞といい、昔の宝塚ってこんな感じだったのかなぁとか思ってホッコリしました。
 何も考えず楽しく手拍子できるのって幸せだ。

 つづいてキムくんのソロ。
 キムくんのことは後日また書きます。というわけで省略。


♪少年の心(『失われた楽園』より)

 朝海さんのソロ。
 すごくすごくすごーーーくイイ曲…!!!!(ボキャ貧)
 衣装はチョコレート色のスーツ、インナーが深みのある青のシャツです。
 シャツの胸元が意外に深くあいててサービス満点です(どこ見てんだ)

 歌詞がとても良かったので憶えていようと思ったのに、さっぱり憶えてません。無念。
 「彼はハックルベリー・フィン 僕はただのトム・ソーヤ」
 ってとこしか記憶にない…。
 何が何やら。


♪Many Rivers To Cross(『メガ・ヴィジョン』より)

 歌っている朝海さんの後ろに現れる出演者6名。
 後ろを向いたまま、アカペラで歌い出す。
 みんなの歌声が力強くて、みんなの背中がたくましい。

 いつもこうやって一緒にいた。
 あの人はひとりに見えたけれど、
 でも、その後ろにはいつも彼らがいた。

 コム姫が後ろを向き、みんなは正面に向き直る。
 舞台上で向かい合う彼らが何を思っているのか、言葉で知ることはできないけれど
 朝海さんの背中がすべてを語っているように思えます。

 全員での大合唱。
 ここ、実は私キムしか見てない…(え)
 これについても別記事で。


♪Birds on the Journey(リプライズ)

 クライマックスを終え、最後は明るく軽い曲でシメ。
 みんなリラックスした感じでかわいいです。
 いったんハケたあとに、コムロさん以外の全員が出てきてバンド紹介&ご挨拶。
 皆さんありがとうございましたー、とニコニコ終わろうとしたところで「あれ?ひとり足りないよ??」みたいなベタなジェスチャーが展開されます(笑)

 ふいに、
 未来さんが空を指さす。
 彼の目線を追いかけて、遠い空を眺めるみんな。
 背後のスクリーンには、踊る朝海さんの姿がうつって…

 あの人は空に戻っていったのだろう。
 きっと、ずっとずっと羽ばたいていくのだろう。

 アルバトロス、南へ。

   
(アンコール) ♪月夜歌聲(『月夜歌聲』より)

 青い衣装のコム姫が、お別れの1曲を。
 どんなだったかあまり憶えてない…。

 ともかく地上に戻ってきてくれてよかった。今だけでも。
 もうあのまま空に行ったままなんじゃないかと、一瞬本気で思ってしまったから。


 ****


 以上。
 なんかテンションや文章の密度が極端に上がり下がりしててすみません。
 ぐだぐだすぎてとんでもないな…。

 あしたは東京千秋楽。
 見届けてきます。
posted by 白木蓮 at 23:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 18, 2006

疫病神

 『アルバトロス、南へ』感想つづき。

 第二部タイトルは『A Stormy Patrel』。
 すいませんコレ意味が判らなかったので調べました。
 “ウミツバメ”だそうです。
 それと同時に
 “いざこざを起こす人、いつももめ事を起こす人、疫病神”
 という意味もあるそうです。
 stormyという語感から、なんとなくイメージできなくもないな。

 疫病神。
 そうかもしれない。
 その気がなくとも、彼は誰かをstormに巻き込んでしまうのかもしれない。
 あらゆる不幸の渦の中心に、彼は立っているのかもしれない。



 その中心、台風の目にはもはや不幸すらなく
 ただ
 底知れぬ深い深い絶望だけがあるのかもしれない。





 ****


 あーーー
 どう書けばいいんですかね芝居の感想って。

 とりあえず、ひとつひとつの物語の概略を書いてみます。
 あくまでも「私にはこう見えた」という話なので、全然違うよ〜と思われる方も大勢いらっしゃるとは思いますがまあ一応。
 セリフもたぶん相当間違ってますが、大意だと思って読み飛ばしてくださいませm(_ _)m


■波止場にて

 どこかのヨーロッパの港町。
 ヒロインは舞咲りんちゃん。
 おそらく口ぶりからして健全な仕事はしていないようですが、私にはどうしても「少女」に見えます。先入観?
 大人ではないけれど世間知らずではない、子供ではないけれど傷つくことに慣れていない、不思議な浮遊感のある女の子。
 朝海さんは、そんな彼女に拾われて養ってもらっているジゴロです。
 気まぐれに、何の意志もなく、ただ生きさらばえている男。
 世間的常識ゼロなので鳥の名前なんて知りません。

 「アホウドリ?」
 「そう。アホウドリ。
  羽根が大きいから、うまく歩けなくてすぐ捕まっちゃうんだって。
  バカな鳥。
  でもね、遠くまで…すごく遠くまで飛べるんだって」


 女の言葉を聞きながら
 ぼんやりと、それでも憧憬に満ちたまなざしで、空を眺める男。

 「いつまでも飛べるわけじゃない」
 「わたし、知ってるんだから。あんたがいつかどこかに行っちゃうって、ちゃんと知ってるんだから。本当に、知ってるんだから」


 少女は、男が好きで自分のそばにいるわけじゃないことを理解している。
 知っていて、それでもその腕にしがみつく。
 一緒にサーカスに行こうと誘う。

 「サーカスなんて子供みたいで嫌?」
 「いいや、いいよ」


 何を言われても否定しない男。
 そんな男を愛してしまった女は哀しい。
 とても哀しい。

 サーカスの場面は、『パッサージュ』になぞらえた作り。
 城先生の音楽が、たちまち観る者を地獄のサーカスへと誘います。
 出てくる道化たちは、みんなどこかで見たような顔。
 仮面の子供(『シトラスの風』)、ロベルト(『追憶のバルセロナ』)、パイナップルの女王(『華麗なる千拍子2002』)…
 そう。
 “まだらに色塗られた道化たちの横顔 よく見ればきのうの夜のあなたに似てる
 と、『ドルチェ・ヴィータ!』でも歌われたように。
 ねじれた時間の祭り。
 不安定なコードの音楽に彩られながら、知った顔のひとつひとつが男を閉じこめる。
 知らん顔をして閉じこめる。

 時系列がどうなっているのかハッキリとは示されていない(と思う)けれども
 このサーカスがひとつのつなぎ目になって、いつのまにか時はさかのぼる。
 中央に出てくるのは未来氏です。

 「革命を企てた男が逮捕されました。
  逃亡中の身でありながら、のこのことサーカスに出かけたところを捕まったのです。
  あほうな男です」


 ここで言われる「サーカス」は、あの港町のサーカスとは別物でしょう。
 すでにハッキリと時代背景は変わっている。
 それは、ロベルトの衣装を着ていたキムが軍服をひっかけ、「殿下!」と呼びかけるところで決定的になります。


■君よ知るや南の国(featuring『アンナ・カレーニナ』『エリザベート』)

 プログラムにも書いてあるとおり、モチーフには『アンナ・カレーニナ』と『エリザベート』が使われていますが
 全体の流れはルドルフつながりで『うたかたの恋』の匂いを感じさせます。
 革命に失敗し、皇位継承も難しくなり、危うい立場に立たされた皇太子。
 真っ白な軍服がひたすらに美しい。

 「心は、薄汚れております」
 「そのおっしゃりようが、真っ白な証ですわ」


 絶望とともに、断片的に紡がれる懐かしいセリフの数々。

 「教えてください、いまの私はひどい顔をしているでしょう?
  死人のように真っ青な、恐ろしい顔を…」


 苦悩する男。
 男のそばで嘆き悲しむ女。
 でもこのときの男は、まだ情熱を残しているのです。
 革命が倒れても、愛への情熱は失っていないのです。

 「陛下は、私とのことも良く思ってはいらっしゃらないでしょうね」
 「愛しています…!
  あなたのそばで、あなたを見つめ、あなたに触れ、あなたを抱きしめたい」


 流れる音楽は「愛の輝き」。
 あのきらめく愛がほとばしり、二人を包み込む。
 南の国への逃避行。
 それはつかの間の楽園だとわかっているからこそ、輝かしく美しい。
 「君よ知るや南の国…」と歌うゆめみちゃんの声が、聖母のようにきれいです。

 それでも、
 愛に狂った女はアンナのように命を捨て
 絶望した男はルドルフのように命を絶つ。
 未来氏の冷ややかな声が告げる。

 「また一羽、アホウドリが海に落ちました」


■パリに帰りて(featuring『凱旋門』)

 時は19世紀のたそがれから、第二次世界大戦前夜のパリへ(とはっきりイメージしているのかどうかは知らないけど、まあ恐らく)
 このへんはまんま『凱旋門』だと思うのですが、なんせナマで2回観たっきりでビデオとかも一切観ていないので、どれが元ネタとかさっぱりわかりません。憶えてるのはジョアンのベレー帽と「カルヴァドス」だけだ(笑)

 とりあえず朝海さんは、フランスに亡命してきたドイツ人。
 相手のフランス女はゆめみちゃん。
 世渡りのうまそうなロシア男がハマコ氏。
 そして、不自由な脚をひきずってスペインからやってきた亡命者はキム。

 「失礼ですが、あなたはもしかして」
 「幸いにして…不幸にして、と言うべきか、ユダヤ人ではありません」
 「それならば何故」
 「誰だって嫌でしょう。罪もない人を虐げるのは」


 身分もないままに、混沌としたパリで生きようとするドイツ人、ロシア人、スペイン人。
 そしてドイツ人の男は、好きな女を置いて南へ行く決意をする。

 「一緒にいても不幸になるだけだ、…彼女が」

 彼は学んだのかもしれない。
 いつか、どこかで。別の人生で。
 どんなに愛しても、どんなに逃げても、周りがそれを許さない状況ならば結局は破滅するということを。
 あまりに悲しいその真実を、ハプスブルクの黄昏で…あるいはロシアの貴族社会で、身をもって知ってしまったのかもしれない。
 だからひとりで旅立つ。
 女を置いて。友を置いて。

 「戦争が終わったら、南へ行こう。太陽のあるところへ」


■アルバトロス、南へ

 でも戦争は終わらなかった。
 たどりついた南は寒く、暗く、闘いの絶えない場所だった。

 私はなぜかヴェトナム戦争を想像したのですが(大戦後の「現代の戦争」を思い浮かべたとき、とっさに浮かんだのがソレだった)これに関しては明確な想定はないと思います。
 コムロさんが演じるのは、隊から脱走したゲリラ兵。
 倒れていた彼を拾い、看病してかくまっている女がいづるん。
 コム姫の髪型がここ最高に好み!
 ちょっとワシャワシャッとした感じでねー。ワイルドで素敵なの。
 極限まで研ぎ澄まされた横顔は、ぞっとするほど美しい。

 この芝居は、部屋のなかで二人がかわすダイアログだけで進行します。
 場所も、時間も、ずっと同じまま。
 それなのにあのダイナミズム。あのリアリティ。
 芝居の力というものをまざまざと感じました。

 過去を捨て、現在に疲れ、未来に絶望している男。
 過去に敗れ、現在に倦み、それでも未来を夢みる女。

 「あたし…ずっと、あたしの為だけに闘ってくれる兵隊さんがほしかった。
  あんたを拾ったのも、もしかしたらあんたがあたしの兵隊さんになってくれるかもしれないと思ったから」
 「何をしてほしかったんだ?俺に」
 「わかってる。そんなの夢だって、わかってる」


 いづるんの裸足と力強い歌声が本当に本当にいい。
 辛い思いをして生きてきて、それでも夢を見ることをやめないで、だけど現実をしっかりわきまえている女の子。
 対する朝海さんの虚無的なオーラが、より彼女の生命力を際立たせる。

 正反対だけれど二人は似ている。
 「男たちは広場に集められ、女たちは草むらに連れ込まれ、子供たちは野原にうち捨てられ」た現実を実際に見てきた、4つの目。
 その鋭いまなざしが、とてもよく似ている。
 ただ違うのは、男のまなざしが内に向けられていて
 女のまなざしは強く強く外を見つめている、ということ。

 「待っていてもあたしの兵隊さんはやってこない。
  だったら自分の手で、明日を取り戻すわ!」
 「それは、俺を売った金でか?」


 生きるために、軍隊に男を売った女。
 それを知りつつ黙っていた男。
 彼は女を責めない。殺して逃げることもしない。

 「こんな俺でも、そんなことぐらいでなら誰かの役に立てるのかと思ったから」

 それは愛ではないかもしれない。
 けれど、自分の欲を完全に失い、自身を誰かの手に委ねるという時点で
 ひどく大きな愛なのかもしれない。

 「あんた、あたしに触れないのね」
 「俺なんかが触れたら、あんたが汚れるだろう」
 「今まで…あたしにそんなこと言った人なんていやしない」
 「わざわざ言ったりしないさ」


 そう、やっぱり愛なのかもしれない。

 よく似た二人はお互いを映すようにすれ違い、すれ違いざま、男は女の手首をつかむ。
 細い手首を。
 はじめて男は女に触れ、はじめて男のまなざしが他者へ向けられる。

 そして
 女は男を逃がす決心をする。

 「二人で南へ行くの。そしたら、何かを始められるかもしれない」
 「何かって?」
 「…何かよ。
  あたしが、あんたの昨日になりたい。
  だから、あんたがあたしの明日になって。
  あんたが捕まったら、何もかもおしまい!!」


 虚無にやどる一筋の光。
 女の手が男の背中を押し、
 男は振り向いて言う。

 「南で…南で、会おう」

 出ていく男。
 入れ替わりに入ってきた兵隊の銃が、

 女を貫く。


 ☆


 舞台は最初の港町に戻ります。
 彼を見失い、泣きそうな顔をしているヒメちゃん。
 そのそばにフラリと戻ってくる朝海さん。

 「もう!どこに行ってたのよ!探したじゃない!!
  …ほんとに探したんだからね」


 彼は、南を目指したあのゲリラの残党なのかもしれない。
 そうじゃないかもしれない。
 影のように彼につきまとう迷彩柄の兵士(キム)は、過去の彼なのかもしれない。
 そうじゃないかもしれない。

 「でもいいわ、…戻ってきたんだから。こうして、戻ってきたんだから。ね?」

 そうして二人は、ごはんを食べに行く。
 今日を生きるために。明日を生きるために。

 彼はどこかへ行ってしまうのかもしれない。
 何かを失って失って失いつづけて、それでも諦めきれずに南へ向かうのかもしれない。
 いつも、「ここではうまく歩けない」のかもしれない。

 あらゆる不幸の中心に立ち、絶望のただなかに在る、疫病神なのかもしれない。



 だけど

 だけど、今はここでごはんを食べる。
 彼女と一緒に。



 ****



 はい、どうしてもこの結論にたどり着くらしいですよ私(・∀・)ノ

 基本的にポジティブでありたいというか、死のなかにも生を見いだしたくてしょうがないタチなので。
 でも、オギーもそうだと思うんだけどな。
 彼の作品は死と絶望に満ちているけれど、そのぶん強烈な生への渇望を感じさせる。
 少なくとも、私の思考がそこに行く余地を与えてくれてありがとう。

 ………

 てかこれ全然レポじゃなくね??
 まいっか☆(適当)
 フィナーレのぶんはまた明日上げます。
posted by 白木蓮 at 23:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 17, 2006

吟遊詩鳥

 『アルバトロス、南へ』3回目を観てきました。
 相変わらず観終わるとフラフラしますが、少し落ち着いてきました。
 このへんで、記憶を整理するためにも少しレポ的な感想をば。

 ちなみに
 舞台中で使われている過去の作品については、知らないものもたくさんあるので認識違いとか多いと思いますがあまり気にしないでください(予防線)
 気になる所はこっそり教えてください…(他力本願)

 ****

 第一部のタイトルは『A Minstrel Bird』。
 minstrelというのは「吟遊詩人」の意味で使われていると思うので、訳すなら「吟遊詩鳥」といった感じでしょうか。
 自分で勝手に訳しといて何ですが、この字面、けっこう好きです。どう読むのかは知りません(・∀・)ノ
 それではプログラム順に。


■Go South
♪アルバトロスのテーマ


 舞台下手にセットされた縦長のスクリーン。
 ぽたりと水滴が落ちる映像がそこに映って、おもむろにスクリーンが上がる。
 そこにいるのは、身体を二つ折りにして足首を抱えた朝海ひかる(無粋な表現でごめんなさい)
 立位体前屈というか、携帯電話状態というか(ますます無粋)

 不意に、
 白い鳥が頭をもたげるように、彼が身体を起こす。
 顔を上げる。
 はばたく腕。
 しなる背中。

 ヴァイオリンを基調にした、優しい優しい「アルバトロスのテーマ」のなかで、静かに踊る鳥。
 ここはさすがに毎回緊張気味というか、少し硬いです。そりゃああんな状態でじっとスタンバイしてて、あんな張りつめた空気で始まればそうだろうと思うんですが。音も静かだし。
 でも、客席と舞台に満ちるその静寂、その緊張感が何ともいえない。
 あまりに美しくて、あまりに儚くて。
 何かひとつでも狂えばすべてが違ってしまう、あの空気。

 最後にひとつ、小さな羽ばたきを見せて、鳥は舞台袖に去っていきます。
 あそこはねー…
 ちょっと拍手の入りが早すぎて毎回イヤ…orz
 タカラヅカだから仕方ないと思うんですが、余韻も何もなくてものすごく気持ちを削がれる。
 初めて観たときなんか本当にいきなり平手打ちで夢から目覚めさせられた感じで、すごいショックでした。ああ。


♪Birds on the Journey

 空気がガラリと変わって、陽気な音楽の入り。
 黒いフリフリした可愛い上着のハマコ氏&キム氏が出てきます。
 つづいて娘役さん4人も登場して、明るく歌い踊るシーンに。

 場の空気があたたまったところで、
 「滑り込みセーーフ!!!!」
 と、同じフリフリ上着の朝海さん登場!!!
 右手に泥棒みたいな唐草模様の風呂敷包み、左手にはぬいぐるみのクマちゃんを抱えております(笑)
 かわいーいーー!!!
 そこから元気いっぱいに踊るコム姫。
 キュルンとした目つきといい、ダービー帽を扱う手つきといい、『ワンダーランド』の栄光のシーンをさらにパワーアップさせた感じ。こういうの久々ですんごく嬉しい。
 他の出演者と絡んだりしつつ、とにかく楽しそうでこっちまで幸せになります。ああホント可愛い!!!

 しかし曲調が変わって上着を脱ぐと…
 激ヤバ。
 いや、ちょっとだけスパンの入った、タイトな黒の上下なんですけどね。
 ごくフツーの衣装なんですけどね。
 しかーし。
 普通の超細身の衣装のはずが、腰と尻と脚が細すぎて衣装がダボダボスカスカしてます。
 てか上下とも装飾がなさすぎて、腰の極細ライン強調されすぎです(涙)
 その衣装で後ろを向いて腰を振ったりしているコム姫…
 エ…エロすぎる…(ゲホ)(吐血)
 あれ、エロ光線に当てられすぎてどういうハケだったか忘れた(・∀・)ノ


■South Park(featuring『ハイペリオン』)
♪ON THE 5th (『ON THE 5th』より)


 さっきのフリフリ衣装が復活。
 で、聴き慣れた『ON THE 5th』の曲が!!
 コムキムハマコの男役3人で並んで歌うので、どうしてもナルコムカシの3人を思いだしてしまって泣ける。成瀬さんサヨナラだったんだよねこれ…。
 でも、オギーのデリカシーを感じるのはこんなとき。
 「ひーとすじに〜マンハッタンを〜」とかいう最初のほうの歌詞(ウロ覚え)はまるまる使われてるんだけど、サビの「オンザフィフス、オンザフィーフス」で突然歌詞ナシになります。楽器だけドカンと盛り上がるの。
 モチーフは使うけれども、完全露出ぎりぎりのラインで止める。
 ファンの心のなかだけで「ON THE 5th」と呟かせる。
 その気遣い、そしてその焦らしっぷり(笑)がとってもオギー。


♪Alexander's Ragtime band〜デパートメント・ストア(『デパートメント・ストアより)

 ON THE 5thの最後で「うわわわ〜」とか言いながらハケていき、そのまますっ飛んでゴミ箱に落っこちる(音がする)朝海さん。
 そしてツギハギ衣装でゴミ箱に入って出てくる朝海さん。
 マコさんといづるんが、白いレビュースター風衣装で出てきます(わかんねえよ)(『ザ・レビュー'99』のポスターで花總さんが着てたような衣装)(ますますわかんねえよ)
 この二人が、ゴミ箱から出てきたコム姫をマネキンに見立てて人形遊び。
 腕を胸の前で組ませてみたり、脚を顔の横まで持ち上げてみたり。されるがままになってるコム姫萌え☆(はい?)

 次いでヒメちゃんゆめみちゃんが、懐かしの赤いギンガムチェックなデパートガールで登場!!おおおデパートメントストア!!
 この衣装だけはよく憶えてます。グンちゃんのエレガが似合っててねー。
 ハマコさんも赤チェックのスーツでいそいそ登場。
 このハマコ店長の歌う「デパートメント・ストア」が…すごいの!!!
 超ノリノリ!!!(笑)
 「ヒューマンサービス」がキーワードだそうですが、いやいや未来さん。
 このデパートの売りはヒューマンサービスでも何でもなくアナタです。
 「懐かしのデパートメント・ストア〜♪」と楽しそうに歌いまくり、ノリすぎてデパガの子たちに睨まれるハマコさん最高☆

 部下に怒られ我に返って、「ありがとうございました」と店員モードでご挨拶する未来氏。
 そこへ現れた客は…

 バド・フランプ君キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!(喜)

 メガネ!!黒縁メガネ!!
 あああ顔が小さすぎてメガネでっけえーーー!!!(萌)

 ここの朝海さんがアホっぽくて楽しそうでほんとに可愛い。
 満面の笑みでヒラヒラ踊ってます。ラ〜ブリ〜☆


♪ジャン・タムジー・コンチェルト

 ヴァイオリンを持って現れるオトヅキくん。
 トレードマークはオレンジ色のニット帽。
 言わずと知れた『再会』のジャン・タムジーくんです。
 でも弾いてる曲は『ハウ・トゥ・サクシード』の「I Believe in You」だったりするんですけどね。
 「うわお!ボクの曲弾いてくれてる?」(←バドじゃなくてフィンチの曲だけど)と夢見心地のバドくん。
 嬉しいのでチップをあげます。チャリーン。

 と、
 「いらねえよ!おいらは物乞いじゃねえ!!」
 出たジャン・タムジーの名台詞!!(むしろ他にほとんどセリフがなかった)(言うな)
 怒ったタムジーくんは演奏をやめ、かわいい彼女と一緒にウフフ〜アハハ〜☆と笑いながらハケていきます。
 取り残されるバド。
 「ムキーッ!!!☆□●△※♭▼♯!!!」
 と理解不能な言語を口走りつつ、悔しそうに地面を叩くバド。
 そして。
 そして。

 「いーまーにー見てろーーーー♪」

 うわわわわわわわ!!!!
 バド・フランプ最大の見せ場キチャッターーー!!!(゜Д゜;)
 いやはや、実に実にファンのツボを突いたパロディです。
 か…可愛すぎる…(昇天)


♪ピグマリオン(レオナルドの夢)(『ハイペリオン』より)
♪Speak Low(『ワン・タッチ・オブ・ヴィーナス』より)


 バドくんが怒ってドタバタ歩いているうちに場面転換。
 『ハイペリオン』を観てないのでわかりませんが、これは美術館という設定なのでしょうか。白い彫像が飾られております。
 でも、出てきた女の子たちの制服はオテル・ド・モンテカルロ(『再会』)だったりするんですが。ということはホテル?
 どっちにしても細かい(笑)

 ここでまたバドとタムジーは遭遇してしまい、歯をむき出して睨み合っています。
 しかしバドくん、ここでいいものを見つけました。
 そうです。あの美しいヴィーナスの彫像!!!
 思わずもれるバド笑い。
 「グシシシシシシッ」(←本当にこういう声で笑ってます)
 すかさず駆け寄って、ヴィーナスに熱いキッスを。
 「ん〜〜〜〜〜〜ぁっ♪」(←本当にこういう声でチューしてます)

 彫像の台座が反転し、
 出てきたのは美しいヴィーナス@ひめちゃん。
 OH!!プリティーベイベー!!!
 客席の我々もうっとりですが、コムロさんはそれ以上に溶けてます。デロンデロンです(笑)
 あのねー、ものごっつ幸せそうな顔で一緒に踊ってるの!!!
 キスシーンなんか、「むしゃぶりつく」としか表現できないような激しさでもう…!!!!!(;´Д`)
 そんな上手にチューできるなら普段からやってください…(がっくり)
 バドだから自分を解放できたのか?

 最後にはヴィーナスと二人で台座に乗り、満面の笑みで舞台から消えていきました。
 愛らしいメガネくんに幸あれ。


♪Besame mucho〜I Believe In You(『ノバ・ボサ・ノバ』・『ハウ・トゥ・サクシード』より)

 バドと同じく、ヴィーナスに釘付けになってしまったジャン・タムジー。
 彼女が止めるのにもかかわらず、二匹目のドジョウを狙って彫像にキッスを試みます。
 ちなみに朝海先輩に負けない濃厚チュー。さすがだ(笑)
 きれいな人が出てきますように!!と祈りながら待つことしばし。

 出てきたのは、
 メール夫人@未来氏でした☆

 いやーあれマジすげーーーーー!!!!
 どこから見ても立派なオバs(ry
 ねっとり歌うは、もちろん「ベサメ・ムーチョ」です。
 本気で逃げ回るボールソ(的存在)のキムも最高。超かわいい。
 よっ!新公ボールソ!!!

 そして哀れなキムは、ハマコさんにがっちり捕まえられて台座に乗せられ去っていくのでした…。
 合掌。(チーン)

 取り残されたのは、キムの彼女@ゆめみちゃん。
 ショックと混乱で泣いていたのもつかの間、あることに気づきます。
 彫像が男性像に変わってる…!?!?!?
 ということで、彼女も希望を込めて像にキッス。
 「チュッ☆」という清楚なキスが新鮮です。野郎ふたりは気合い入れすぎだ(笑)

 台座が反転して出てきたのは、男前モードに変身した朝海ひかる氏。
 ショッキングピンクのスーツが似合いすぎ!!超かっこいい。良かったねゆめみちゃん☆
 「ベサメ・ムーチョ」をJazzyにアレンジした曲でカッコよく歌い踊ります。ここで黒い羽根を背負ったダルマ風ショウガールが出てきたりするのがオギー風。
 最後(だけ)はクールにキメた朝海さんでした。


■South Point(featuring『ノバ・ボサ・ノバ』)
♪リオのカーニバル(『華麗なる千拍子'99』より)


 キムが、黒のラテンぽい衣装で登場。
 「リ〜オ〜 リ〜オのカーニバル〜♪」
 パイナップルの女王の歌をねっとり男前に歌います。
 ああ〜こういうの似合うな…てかもう何聴いても泣ける…(涙腺破壊)


♪強盗だ(『ノバ・ボサ・ノバ』より)
♪LA SORONGO(『ノバ・ボサ・ノバ』より)


 空気がすっかりリオになったところで、
 「強盗だ!」「強盗だ!」
 はい、リオのカルナバルといえばおなじみ『ノバ・ボサ・ノバ』。
 朝海さんはスリのボロ衣装で出てきます。脱ぐとカコヨスなスーツなのはお約束☆
 この冒頭は明らかにソールなんですが、マール@キムとブリーザ@いづるんが出てきてブリーザと目が合った瞬間、彼の空気が変わります。
 眼差しが変貌して、ここでオーロに。
 例の三角関係ダンスです。
 あああああ…
 朝海ブリーザと朝海マールの記憶が…(瀕死)
 振りがだいぶ変わってショーっぽくアレンジされてる(ような気がする)のが救い。オリジナルの振りだったら窒息してるねコレ。懐かしすぎる。切なすぎる。

 マールがナイフを出すところまでは元ネタと一緒ですが、そのままマールがブリーザを刺すのではなく、マールが地面に落としたナイフでオーロ@朝海さんがブリーザを刺す、という展開。
 マールのように激情にかられて刺すというより、自分が握りしめた刃にブリーザが自分から刺さりにくる…みたいな感じです。
 自分が引き起こすのではなく、無意識のうちに降ってくる罪。


♪アマール・アマール(『ノバ・ボサ・ノバ』より)

 ブリーザの身体から刃を引き抜き、「ハッ」と息を飲む朝海さんの声が…
 マールです。
 ソール→オーロ→マール、という展開があまりにも鮮やか。
 しだいに役のポジションが下がり、しだいに過去へ戻っていく。
 時間のスパイラル。
 そして「アマール・アマール」の慟哭で完全に現在は過去にからめ取られ、
 私たちは記憶のなかの朝海マールと共に涙する。
 しかも後ろの白いセットには、99年雪ノバの映像がモノクロで次々と…!
 あの熱気。あの興奮。あの高揚感。
 ああもう勘弁してください。涙が止まらない。


■South Paradice
♪Taboo〜Tango Taboo(『レ・コラージュ』より)


 マールのつながりでか、手錠をつけて現れ踊り出すコム姫。
 ぐっは…エロい…(鼻血)
 手錠をかけられているというシチュエーションもさることながら、眉間にシワ寄せた表情が悩ましすぎ。色っぽすぎ。
 ダンスもものすごく美しい。この、手が自由に動かないってのが…!!(萌)
 動きが制限されているにもかかわらず、いや制限されているからこそ、かぎりない美が生みだされる瞬間を目にすることができます。

 手錠をはずされ、髪をなでつけて真正面に歩いてくるコム姫がまたオトコマエ。
 そこへやってくるのが、
 タブーの女@キム。
 た…たくましい…(笑)
 ものすごい筋肉です。ムキムキ。キムキム。

 以前、プロのダンサーであり振付家である人から
 「ごくごく一般論として、同じくらいの技術を持つ人が同じような照明を当てられたとき、観客がどっちを見るかは筋肉量にかかっている」
 という話を聞いたことがあります。
 もちろん例外はありますが、一般的に言って、観客は無意識に筋肉量が多いダンサーを観るものらしい。
 そうか…いつも舞台でキムから目が離せないのはこの筋肉が原因だったのか…(納得)
 筋肉見すぎてダンスがどうだったかは忘れました(阿呆)


♪Mambo(『ファンシー・タッチ』より)

 水玉模様のにぎやかな衣装で、他5人の出演者がフル登場。
 あああ、このマンボは私のなかでマミさん(第一回中国公演)のイメージなんですよねー。もうビデオを何度見たことか。オリジナルは花組だったのね。
 ハマコ氏のパワフルな歌声炸裂で楽しい☆
 でも「お前を抱きしめ夜は更ける 永遠に続く夜よ〜♪」ってとこ(ここはハマコさんじゃなく娘役さん4人が歌ってます)は、ついつい千紘れいか嬢に思いを馳せてしまった。彼女の歌声は凄かったなぁ…アツ元気かなぁ…。
 まあ、今回の皆さんは激しく踊りながら歌ってるという時点で驚異的なんですけど。普通できねえ。


♪カルナバル(『ラ・ノーバ!』より)
♪A Namorada(『サザンクロス・レビュー』より)


 朝海さんが赤のスーツとソフト帽でカッコエエーーー!!!!(´∀`*)
 このへんになると元ネタはさっぱりわかりませんが、もう、出てきただけで花組ってわかる。
 コム姫の踊りかたやソフト帽の扱いにナツメさんとかヤンさんとか、「ダンスの花組」の匂いがするんですよね。
 すごいの。他の二人と全然違うの。
 うまく申せませんが、あえて言葉にするなら「タテのムーヴメントが少なく、代わりに水平感を強調した滑らかな動きが多い」ことが特徴かと。
 ジャンプとかでも、高さを出さずに横の飛距離を出してますね。
 上下の動きが少ないので、スーツの裾が動かない。翻らない。
 よって、激しい動きをしてもあくまでクールでスタイリッシュな印象を受けます。
 あと「イェイイェイイェイイェイイェイイェイ…」みたいなヅカっぽい歌詞(?)を歌うときの、歌とダンスのバランスとか。歌いすぎず踊りすぎず、みたいなね。
 これは『ゴールデン・ステップス』の瀬奈さんにも感じた。もう花組のDNAと呼ぶしかない何かなのでしょう。


♪ハイパー・ステージ!(『ハイパー・ステージ!』より)

 朝海・未来両氏がはけ、ひとり残ったキムくんが歌う曲。
 「本当に大切なものを探す旅に出ようよ」みたいな、前向きでステキな曲です。
 キムくんの歌については別記事で後述したいと思っているので割愛。


■South Peak
♪悪夢〜かわらぬ思い(『銀の狼』・『ブラック・ジャック 危険な賭け』より)


 記憶に新しい「どこから来てどこへ行くのか♪」の曲とともに現れるのは、真っ黒い鳥のような衣装に身を包んだコム姫。
 ここで歌うブラックジャックの歌がめさくさいい歌!!泣ける。


♪Birds in the Storm

 ハマコさんの歌声に乗せて踊り狂う黒鳥。
 全編通して、技術的にはここのダンスがいちばん優れていると思います。別に難しいことをやっているとかじゃなく、ひとつひとつの動きが正確で鋭い。
 まあ黒い衣装だから余計に良く見えるのかもしれないけど(・∀・)ノ(黒い服を着ていると、ダンスは3割増で上手く見えるものらしい)

 コム姫がいったんはけて、白い衣装を着た他全員の群舞。
 ここが晴れやかで美しくて…ものっすごいキレイ!!
 みんなが順番にターンを始めて、舞台に円を描くところとかちょっとバレエのレッスンぽくて可愛いです。

 そして真っ白な衣装に着替えたコム姫も加わり、群舞はクライマックスに。

 ああ、もう…なんて言ったらいいのか…
 実は1幕2幕合わせて、ここがいちばん好きです。
 余計なものをすべて取り去り、ただただ踊る喜びに満たされた人たち。
 魂ごと喜びの声をあげているような、あまりにも美しい笑顔。
 この世の何もかもから自由になったような、圧倒的な解放感。
 照明もCHQとかパーとか、かなり透明度の高いのを使ってますね(知るかよ)
 舞台全体がめちゃめちゃ明るくて澄んでて、真っ白でまっさらで…。

 今この瞬間、ひたすらに踊ることがすべて。
 それ以外は何もない。余分な物なんて何もない。

 最後は鳥が翼を広げたポーズでぴたっと止まってシメ。
 15日昼に観たとき、朝海さんのポーズがひょいっとブレたのがご愛敬でした(笑)
 鳥が一羽ずつ羽ばたいていくように一人ずつ袖にハケていき、
 ひとり残った朝海さんも、わずかな羽ばたきを残して去っていく。
 聞こえるのは、さっきの銀狼のテーマ。

 幕開きと同じスクリーンに白いコム姫の写真が写り、1幕終了。

 ****

 以上!!!
 うわ〜長かった…(苦笑)
 しかし1幕は勢いで書けたけど、2幕は書きにくいなぁ。。
 とりあえずこれでアップしまーす。では!!
posted by 白木蓮 at 23:51 | Comment(6) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 16, 2006

あたしがあんたの昨日になりたい

 だから、あんたがあたしの明日になってよ。



 たとえ、いつかは南の果てへ飛び立つのだとしても
 たとえ、ここではうまく歩けないとしても
 たとえ、虚ろな絶望とともに羽を休めているだけだとしても

 それでも
 あなたがひとときここにいてくれた、ということが私にとっての全てで
 いまこの瞬間、あなたをとても愛しています。


 だから
 明日もあさっても、ずっと「いま」にしよう。
 明日もあさっても、ずっと「いま」にすればいい。


 いっしょにいて。


 いっしょにいられなくなっても私といっしょにいて。




 ****




 遠い遠い南の国にイメージを馳せながら、それでも自分の思いがしぶとく「現在」に固執してしまうのは
 私たちには「現在」しかないからなんだろうなぁ。と思う。

 あなたが南へ、南へ羽ばたきたがっているとしても
 そこに一緒に行くことはできないと知っているから。

 もう、どうやったって一緒には行けないから。



 だから。




 ****



 芝居でヒメちゃんの演じている少女が、とても好きです。
 普通の、どこにでもいそうな、でも賢い女の子。

 あの男がずっとここにとどまるはずなんてないことは解っていて、
 あの男の気まぐれな一挙手一投足に動揺させられて泣かされて、
 だけど、男の手を取って微笑んでいる女の子。

 たとえ私の存在があなたの人生にとって取るに足らないものだとしても
 でも、いまは一緒にいるじゃない。
 いまあなたと一緒にいるのは、他の誰でもない私でしょう?
 とでも言いたげな。
 その眼差しが、とても好きです。







 ああ、またこんなイタい展開になってしまった。
 きょうは普通の感想書こうと思ってたのになぁ。


 とにかく、オギーにありがとう。
 コム姫と、コムファンと、コム姫が今までに出演した作品すべてに対するオギーのリスペクトが溢れ出ているような舞台でした。
 それはタカラヅカの座付き演出家として何よりも必要な要素だと思う(含)

 そして朝海ひかる氏の美しさがただごとじゃない。
 ベルばらのとき以上に痩せてますが(あれ以上痩せることなんかないと思ってたのに…)
 精神的負担はともかく、体力的にはベルばらの数十倍エネルギー消耗しているはずなので当然かもしれません。
 「やつれた」というよりは「締まった」という感じの健康的な痩せかたなので、あんまり心配ではないです。
 でも手の甲のスジとかやばいけど…。

 髪型が、襟足長めの金髪リーゼントで果てしなく私好み!
 あの髪型ほんとにいいなぁ。惚れぼれ。
 オスカル以来、口紅はピンクがお気に入りの模様。全体に色素薄い感じがよく似合ってます。
 基本的に、ポスターと完全に同じビジュアルで出てくるのがとても嬉しい。ポスター撮りのときからすでにオギーのビジョンがはっきりしていたんだなぁと。


 あああまだ酔っ払ってるわ。
 次回こそは詳細な感想を書きます。
 ではー。
posted by 白木蓮 at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 15, 2006

ガラスのかけら、無限の地平

 雪組青年館公演『アルバトロス、南へ』。


 …………

 …………



 どう言葉にしろと。






 朝海ひかるという人。
 いくつものいくつもの舞台を経るなかで、つねに上を向きつづけた人。
 想像を絶する闘いの果てに、ついには「解脱した」と思わせるほどの高みに到達した人。


 今回の公演で、彼はその最高峰すら飛び越えて、
 ほんとうに軽やかに飛び越えて、












 着いたところは無限の大地。









 そんなふうに見えた。




 地に足をつけて、はるかな地平線を見渡して、大地を踏みしめて、
 今まで上りつづけた階段を眺めている。
 そんな感じ。



 ああ、だけど
 過去を見つめるのって楽じゃないね。
 胸が痛くて苦しくて、ガラスのかけらが絶え間なく心臓に降り注いでるみたいだ。


 こうやって
 ともすれば時間に閉じ込められる。
 よく知っている顔、顔、顔たちが
 道化のふりをしてあなたを閉じ込める。
 あふれて止まらない過去の記憶が、見えない未来への渇望が、檻のようにあなたを閉じ込める。

 苦しくて、苦しくて






 でも



 でも、
 いまあなたが立っているのは、あの階段ではなくこの大地。
 過去も未来も、すぐ手の届く場所にあるけれど
 だけど
 いまは過去でもなく未来でもない。
 そのことに私たちは気づく。



 だってあなたはいま、ここにいる。




 そう
 たったいまあなたがいるこの場所を、
 いまここにあなたがいるという事実を、
 過度に飾るのでも減らすのでもなくここにいる、ただそのままのあなた自身を、

 私はどうしようもなく愛しています。






 …って感じかな?(史上最大に伝わらねえーーーーー!!!)



 アホウドリが大空を飛んでいく。
 そのイメージに満ちた舞台なのに、なんで観劇直後に浮かんだ言葉が「地平」なのか
 観終わって半日経ったいまになると自分でもよく解りませんが、まあいいか。

 最初から最後まで、ただただ号泣でした。
 こうやって思い出してても胸が苦しい。



 きょう観劇のあと出勤して、今もまだ仕事中で、あしたの昼まで働いてからそのまま午後公演に直行するので(アホ)
 詳しい感想は2回目を観たあとになると思います。

 とりあえず
 「いらねえよ!おいらは物乞いじゃねえ!」であんなに爆笑が起こったのに「いーまーにー見てろー♪」でシーンとなったのは、バド・フランプ君がジャン・タムジー君ほど有名じゃないからですか?(悲)
 ああもうバドが愛しすぎてどうしよう…(最初の感想がそれか)
posted by 白木蓮 at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 13, 2006

オスカル三昧

 人の欲望とは果てしないもので
 最初はとにかく観れれば何でもいい!と思ってたのに
 やっぱり複数回観なきゃ!!という気になってしまい
 果ては、せっかく地元で幕が開くんだからまっさらの初日を観ないわけにはいかないだろ!!とジタバタしてしまう。

 ああ、神よ…なにゆえに汝は我をかくも罪深く作りたもうた…!!(オスカル調)

 だめだ。
 暑くて思考が回りません。
 要するにあしたの初日が観れないので荒れている白木蓮ですコンニチワ☆(前置きなげー)
 いや、初日のチケット取ってたんですけどね。例によってピンポイントで勤務を入れられましてね。アッハッハ☆(壊)

 ****

 そんなこんなで荒んだ気分をまぎらすために星ベルばらのDVDを見ています(何そのチョイス)
 雪組版のあとで見るとものすごく良くできた脚本に見えるなぁ…(´∀`*)

 朝海オスカルが陶器の人形のような美しさ。肌が真っ白ですよ。こりゃあ王宮の飾り人形と言われても致しかたない。
 演技自体は、5月の解脱した雪オスカル様を観たあとでは大人と子供のような完成度の違いがあってオウ!と目を覆いたくなることもしばしばですが(ひでえ)
 とにかく美しくて華奢でカワエエ〜〜〜〜!!!
 安蘭アンドレに向かってすねるところとか、やばいくらい可愛いですね。もうホント可愛すぎておかしいおかしい(オマエがおかしい)
 久々にトップという重責を逃れて、ワタトウにも甘やかしてもらえて嬉しかったんだろうなー。姫っぷり全開で愛らしいなー。

 まあでも、そんな朝海さんがもっとも本領発揮なのは貴婦人ズとの絡みだったりするわけですが。
 デコに青筋!!
 超威圧的な目線!!
 心の底からウザそうな台詞廻し!!!
 全身から「もうテメエ去れ」的オーラがビシバシと!!!(・∀・)ノ
 もうアレ、まんまコムロさんですよね〜。ひぃぃおもしれー!!(大喜び)
 てかあのコムカルに容赦なくまとわりついたタキさんが勇者すぎる。観てるこっちがハラハラします。

 あ、二幕は演技も調子が出てきた。あの大根っぷりぎこちなさは緊張してたからだったのか。
 伯爵の称号を捨てるあたりからバスティーユまでは顔も髪もグシャグシャにしての熱演です。
 見てるとついつい場面設定を忘れてこのまま天国へなだれ込みそうな錯覚に陥りますが、これは涼ジェロくんの追想なんだった。
 そうだ。ここからまだまだ続くんだ(すでに終わった気分)

 牢獄から処刑にかけては映像で見ても涙涙ですが、これ…ワタルさんばっか映しすぎじゃね??(・∀・)ノ
 とにゃみは!とにゃみはどこにいるのーーーーー!!!(怒)
 「さようなら、フランス!」で階段を一歩一歩のぼるところとか、どう考えてもとなみビューなのに全部ステファンを抱っこしたフェルゼン様しか映ってない…orz
 あ、もしかしてそういうアングル設定になってるんだろうか。
 よくわからないまま再生続行。(確かめろよ)

 小雨に薔薇タンにオマージュって豪華だなぁ。ボレロのカットはかえすがえすも残念だけど。
 つうか!!
 コム姫が!!!
 小雨のコム姫が〜〜〜〜〜!!!!
 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・

 悶 絶 ☆

 ま、過去にさんざん語られているであろう小雨についてこのタイミングで叫ぶのもどうかと思うので詳細は控えますが。
 やべーやべーやべー。
 もうねー。
 美しすぎ!可愛すぎ!エロすぎ!邪悪すぎ!!
 あれはもう生身の女じゃない。悪魔の遣いですね。
 まさに黒鳥オデット。
 アダム・クーパーの『スワン・レイク』みたいに、荻田浩一衝撃の新演出でワタコム主演『白鳥の湖』をやったらどうか(いきなり発想飛躍しすぎ)
 って、やっぱりコム姫は何かというと鳥なんだなぁ。
 昔は鳥といえばナルセさんの専売特許だったのに…(そうか?)

 えー、ということで今回も鳥!!
 アホウドリですね!!!
 (・∀・)ノ
 (・∀・)ノ
 …………
 …………
 ハイ、期せずしてうまく話がつながったところで(つながってないつながってない)
 おやすみなさーい。

 あ。
 WEB拍手から全ツレポの感想をくださった若干名の皆さま、ありがとうございました!!
 あんなクソ長い駄文を読んでいただけただけでもありがたいのに、身に余るお言葉を頂戴しまして本当に恐縮です。
 私の全ツ巡業は横浜のみとなってしまいましたが、これからご覧になる皆さんもどうぞ楽しんでくださいね〜〜。
 ミズナツキは西へ!アルバトロスは南へ!!
 (どうしてもこじつけたいらしい)
posted by 白木蓮 at 22:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 07, 2006

この世ならぬ人

 本日のお昼休み。
 ぼんやり「若鶏の唐揚げ スイートチリソース定食」を食っていたところ(メニューはどうでもいい)、Rubinさまからの半壊メールが届きました。


 「堕天使ポスターが大変です!」


 (゜Д゜;)
 まじすか姉さん!!

 ↓

 見てみた (⇒ポスターはコチラ

 ↓

 その場でフリーズ

 ↓

 唐揚げ放置

 ↓

 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・

 ↓

 昇天☆(早)




 OH MY GOD!!!!!

 ほんとに大変じゃねえかコラ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!! 
 おかげでデザートのオレンジゼリーを食い残しました(いいかげん定食から離れたらどうなのか)

 いやーーー。

 まずもって朝海さん自体がカンペキです。
 淡い色の髪。
 それに似合う白肌。
 きわめて濃い上下のラインと薄い瞳で、コントラストが強調された目。
 そのアイメイクが引き立つよう、ぎりぎりまで色味を抑えた唇。
 眉毛はしっかり描いてあるけど、髪に合わせて色が薄めなので強すぎず弱すぎずの絶妙バランス。
 赤い花に絡めた、白い指先。
 そしてなんといっても、愛らしい鼻(注:管理人がいちばん好きなコム姫のパーツは「鼻」です)

 強いて言えば、もっと胸元をはだけてくれたほうが(ry
 服の襟は開いてるのに肌が見えないのがね!!なんとも惜しいですね!!
 これも演出のうちなのか?焦らしプレイ?

 そんな朝海さんに白い透明な光が降り注ぎ、彼のエッジも白く強調されて、より神がかった感じに演出されております。
 発光してますよこの人。

 なんかもう、朝海さんが人間じゃないとか言いつづけて久しいので今さら何をって感じですが、やっぱり人間じゃないよなぁと。
 歌劇7月号でも、さんざんオギーに人間じゃないって言われてたし!!
 (おもに話の小箱で)
 (コムコムに「意味わかんない」とかバッサリ斬られてるオギー最高)

 で、ミズまーがまた……
 美しすぎ!!!
 りらちゃん、プレポスターも頽廃的な感じで良かったけどコレもめちゃめちゃイイです。
 気品と毒気と聖性とを同時に感じさせる、凛とした美しさ。
 ミズさんもカッコよさ全開ですね。
 黒髪、かつシャープな流し目。ひょーーーー!!!!


 背景には、オギーの大好きな!!
 みんなも大好きな!!
 螺旋階段が!!!
 光に向かって続いています。
 …ってコレ芝居のポスターだっけ。
 でもりらたんの背後にある意匠が蜘蛛の巣にも見えるあたり、ショーの匂いもちょっと感じるんですが。

 まあそんなことはどうでもいい(いいのか)
 とにかく美しいということが全てだ。
 ああ〜駅のポスター盗みてえ〜〜〜!!!(買えよ)

 ****

 あ、そうそう。
 明日は全ツ横浜公演に参戦してきます☆
 公演日程を調べたら、仕事ともアルバトロスともかぶらないところが明日しかなかった…(;´Д`)
 どうせならもう少し遠くまで行ってみたかったけど、横浜も久々なので楽しみ〜。
 水カル壮ドレも本当楽しみ。
 待っててねオヅキくん!!!(嫌)
posted by 白木蓮 at 21:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 04, 2006

刃の美貌

 連日「スサノオ狂う」を聴いていたらビジュアルも恋しくなってしまい、きょうは久々にスサノオを見ました。

 ああ〜〜〜もう〜〜〜〜!!!!
 ちょっとちょっとスサノオ様が美しすぎ!!
 ロックな衣装も似合いすぎ!!!
 つうか死に顔リアルすぎ!!!(喜)

 なんだかんだ言って、実は朝海さんのビジュアルでいちばん好みなのってスサノオかもしれません。
 男っぽいのに華奢で繊細で、研ぎ澄まされててスキがなくて、傷ついた少年の目をしてて。
 私的にはもうカンペキなんですけど!!どうですかコムメイツの皆さん?(訊かれても)

 しかし、銀橋渡りながら剣を振り回して客席に怒鳴り散らす主役っつうのもなかなかいないような…(遠い目)
 最前列で罵倒されてみたかったよー(病)

 そして、何度見てもスサノオに見とれているうちにラストがうやむやになってしまってよくわかりません(・∀・)ノ
 てか古事記の話と全然違うよねー。
 別にいいけど。あんなにねじ曲げて許されるものなんですか?(素朴な疑問)

 WEB拍手で「朝海さんに罵倒され隊」への入隊希望をくださった皆さま、ありがとうございます!!
 この調子で(どの調子で?)コツコツ活動していきましょうね!では!!
posted by 白木蓮 at 22:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 28, 2006

怒声飛び散る夏の朝

 TCAミュージックで、ようやく「2004年度主題歌集」がiTunes対応になりました☆
 というわけで昨夜さっそく何曲かインポート。
 今朝仕事に行く途中で聴いてみた。

 時刻は朝6時。
 駅に向かって歩きながら、再生ボタンをピッ。





 −ワクワク待機中−



 


 「今度こそ私は狂った!!!
 まだ私にこうして剣を振るわせる気かあっっっっ!!!!」






 いきなりスサノオの怒声キタ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!(震)



 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・

 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・

 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・



 (ウットリ)


 
 はい、インポートした一曲目が「スサノオ狂う」でした。
 いや〜朝一番でコムコムに怒鳴られちゃったよ☆テヘ☆(喜)(喜ぶな)

 そのあとも「お前らだあああ!!!」「お前らだああああ!!!!」「お前らだあああああっっ!!!!」と耳元で怒声炸裂したまま曲終了。


 …すかさずもう一回再生☆


 朝っぱらからコム姫に怒鳴られつづけてるうちに駅に着きました。
 そんな毎日です。
 今日もコムファンで幸せです。



 ところで
 たびたび書いているように私は芝居でもショーでもさっぱり歌詞を聞いてない人間なので、今回初めてちゃんと言葉をリスニングしたんですが

 「そんなに殺りたいか」

 って…
 いいんですか??(・∀・)ノ

 (注:「甘い生活。」は清く正しいブログなので、当たり障りのない漢字に変換してお届けしております)
 (てかたぶんキムシンが意図したのはこの字だと思う)
 (でもちょっとカタカナで書きたい)


 萌 え 萌 え ☆ (どこが清く正しいブログなのか)


 まあでもあんなドスのきいた声で言われたら、喜ぶよりもむしろ怯えますけど!
 必死に謝って逃げますよ。ごめんなさい姫…!!!
 ε=ε=ε=ε=ε=┏(;・_・)┛


 歌詞は別として、声でいちばん好きなのは
 「貪り〜 着飾り〜 喰いあさ〜〜る」
 の「さ〜〜」のところ。
 ちょっと苦しげな高音がねー、もうたまらん!!!
 苦しげでさらに喉声になりかかってるのもねー、本当たまらん!!!
 はー。いい声です(反論は認めない)



 つぎの「大和よ」はもうちょっと優しく歌ってくれるかと思いきや、いっさい手加減ナシ。
 1曲目よりはるかに平和な曲のはずなのに…ドス利かせすぎです朝海さん。ブルブル。

 で、だったらその次もド迫力ヴォイスで来るのかと思ったら「タカラヅカ・グローリー」はいきなり穏やかなベルベット声で。
 ちょっとちょっと!!
 その地声っぽいのがやたらエロ可愛いんですけどこのヤロウ!!!(は?)
 まあサビはいつも通りガンガン飛ばしてますが(笑)
 いやはや早朝からときめいたわ。


 あれ、なんか長くなってしまった。
 他にもガイチ様の声がギザカワユスとかトウコちゃんの「マスカレード」が凄いとかやっぱオギー最高とか色々書きたかったんですが、コム姫ネタでエネルギー使い果たしたので今日は省略。
 きょう買ってきた「TAKARAZUKA REVUE 2006」ネタもまた後日!!
 では〜〜。
posted by 白木蓮 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 28, 2006

NO DAY BUT TODAY

 ベルばら楽から一週間が経ちました。
 まだ一週間しか経ってないのか…!!
 びっくり。
 7日前と比べて、ずいぶん遠くに来たような気がするよ。

 ****

 今までにも、私にとって特別なジェンヌさんというのは何人も何人もいて
 その人たちが「退団」という選択をするたびに、泣いたり呆然としたり感慨にふけったりしてきました。
 でも、今回がこれまでとまったく違うなーと思うのは、

 過去を振り返る気になれないこと。


 三番手の頃はこうだったなぁとか
 トップになりたての頃はああだったなぁとか
 それに比べて今はなんて大きくなったんだろうとか(笑)

 もちろん色々思ってるんですよ。思うの。
 ずっと見てきた人だから、思うの。

 でも、それを言葉にしたくないというか
 感傷に溺れたくないというか
 なんだろう。
 いったんそういう感傷に身を任せたらどこまでも漂っていきそうだから理性がストップかけてるのかな。

 どうしてもどうしても、振り返ってはいけないような気がして
 ただ、いまの朝海さんだけを見ていたい。
 過去も未来もぜんぶ切り離して、現在の、この刹那の彼女だけを見つめていたい。

 妻を黄泉の国から取り戻す道中、必死で後ろを振り向くまいとしたオルフェウスのように
 ここで頑として前を見ていれば何かが手元に残ると思っているのかもしれない。
 もしかしたら、未だに。馬鹿みたいに。

 もう少し時間が経ったらまた違うのかなとも思いますが、
 とにかく今はそんな気持ちです。
 というのをちょっと書き残しておきたくて書いてみました。
 ハイ!!相変わらず痛くてすみません!!(照)

 ちなみに本日のタイトルは、今かかってる『RENT』という映画のキャッチフレーズです。
 いいっすよコレ。おすすめ。
 来週2回目観てきます。

 アンケートまだまだ募集中ですよ〜。
 よろしくどうぞ!!
posted by 白木蓮 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 24, 2006

白薔薇と信天翁

「宝塚への愛着は永遠」朝海ひかる退団会見(ENAK)
会見場写真グラフ(ENAK)


 ここまでやるかENAK!!!(笑)>会見グラフ


 もう、ねえー。
 嬉しくて可笑しくて切なくて泣けてくるよ。
 泣きながら笑いながら泣いちゃうほど嬉しい。
 そのマニアックな愛情が、本当に嬉しい。
 ありがとうENAKさん。
 水曜日だからって何もしてない公式とは大違い☆

美しすぎる


 昨日の飲みで、ふーさんさまに戴いたアルバトロスのチラシと
 あきお姉さまが下さった一輪の白い薔薇です。

 家に帰ってから二つを並べてみて、初めてちょっと涙が出た。

 このチラシを写メって、昨晩から携帯の待ち受けにしてたんですが
 携帯を開くたびに心臓が飛び上がってあまりにも自虐的なので数時間でやめました。



 無理。
 まだ無理。


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posted by 白木蓮 at 22:58 | Comment(8) | TrackBack(1) | 朝海ひかる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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