June 19, 2013

昨日までの俺たちは世界治める王だった

 『ロミオとジュリエット』、Bパターンもムラで観てきました。
 キキちゃんバウを日帰りダブルするつもりだったけどチケットないし、ロミジュリも東京はチケット厳しいし、せっかくなら今のうちに…ぐらいの軽い気持ちで当日券を買ったのですが
 なんか、ものすごく良かったです。良かったという言い方はちょっと違うかもしれないけど、個人的にいままでに観たロミジュリのなかでいちばん好きかもしれないと思うくらい、好きだった。いままででいちばんしっくり来た『ロミオとジュリエット』だった。幸せな観劇でした。

 とりわけ衝撃的だったのは紅ベンヴォーリオ。
 最初のヴェローナでパッと目に入ってきたときは、正直「だれ!?」っていうのが第一印象でした(えっ)。ベンヴォーリオ=周りとは違う黒系統の衣装、という先入観に反して鮮やかなターコイズグリーンの衣装(たいへん申し訳ないことにAパターンの礼くんの衣装がどんなだったか記憶していないのですが、あんな色でしたっけ…?)。衣装に合わせたブルーグリーンの目元、やけに白い地色、片耳ピアス、といういでたちのベニーを見たときにはとっさにベンヴォーリオだということが思い出せず、ぼんやりと「…ゲイの役?」とか考えてました(本当に謝れ)
 しかしこのベンヴォーリオが、本当にかわいくて。愛おしくて。
 紅ベンヴォーリオは、星初演→雪→月とある程度踏襲されてきた「周りより少しだけ大人」なキャラではないし、かといって礼くんのように周りより幼くてピュア、というわけでもない。あくまでも等身大の、ふつうの、心優しい少年。だからこそ衣装も、黒じゃなくてモンタギューチームに溶け込むような色なんだと思う。
 これまでの積み重ねや組内での立ち位置によるところも大きいんだろうけど、いままでのベンヴォーリオでいちばん「ロミオとマブダチ」に見えました。どちらが上でも下でもなく、磯野くんと中島くん的な(笑)、ただの友達。大切な友達。「世界の王」の前、走ってきて倒れ込んだベンヴォーリオにあわててロミオが駆け寄るところで、ベンヴォーリオが「冗談だよーん」みたいな仕草をしてみせるのが、このふたりならではの関係性を表している気がして好きです。
 そこに対する天寿マーキューシオの距離感もすごくよくて…!
 マーキューシオも、最初に出てきたとき度肝を抜かれたんですよね。髪がまっピンクなの!チギマーキューシオみたいな「生えてる赤毛」じゃなくて、どう見ても「染めたピンク」。あまりにもピンクで、どっちかというと完全にキャピュレット寄りのピンクで、モンタギューチームのなかですごい浮いてて、さすがにあの髪色はやりすぎなんじゃないの?と思ったのでした。最初は。
 でも、観ていくうちに、それも含めて天寿マーキューシオの役作りなんだなーと分かった。若気の至りというか、あまのじゃくというか、とにかくマーキューシオはそういう人なんだな、と。青を推奨されたら赤くしたくなっちゃうタイプ。みんなが耳にピアスしてたら自分はこれ見よがしにおへそに穴開けちゃうタイプ。何事にもツッパリたいお年頃(笑)
 だから「マブの女王」でマーキューシオがひとり悪ノリしちゃうのも当然と思えたし、2幕でティボルトに「ピエロ」呼ばわりされるのが残酷なまでに真実に聞こえた。そう、彼は本当にモンタギューの道化なんですよね。死に際に「ジュリエットを愛し抜け」と言うところで、やっとその道化の仮面が外れて本当のマーキューシオが見えたような気がしました。そして、マーキューシオがそういうヤツだということをロミオとベンヴォーリオはよく理解していて、仮面の下の素顔もちゃんとわかっていて、だからいつも一緒にいたんだろうなあ…ということも。

 その友達関係がすごく自然にあたりまえに感じられたからこそ、悲劇の一部始終を見てしまった、そして生き残ってしまったベンヴォーリオの姿が本当に本当に切なかった。「どうやって伝えよう」の歌でこんなに泣いたのは初めてだと思う。「それを伝えるのはこの俺しかいない/子供のころから何も隠さずに伝えてきた/この俺が」のところで涙が止まりませんでした。「伝える」ことがベンヴォーリオにとってどれほどつらく苦しいことか、あらためて思いを馳せずにはいられなかったし、それでも彼はそれをしなくてはならないのだという決意も強く強く伝わってきた。
 最後の霊廟の場面でも、ふつうの心優しい少年だったはずのベンヴォーリオが、この先の人生を「友人の死」という重すぎる荷を背負って生きていかなくてはならないのかと思うと泣けて泣けて…。いままでのロミジュリではそこまで感じなかったんだけど、紅ベンヴォーリオは「自分の行動がロミオを死に追いやってしまったこと」をみずからの十字架として生きていくんだろうなあ、とすごく思いました。だからハケ際に大公が彼の肩を抱いて去る演出もすごく腹オチした。誰かが彼を守ってあげなくてはいけない、という感じ。十輝さんの大きさと包容力がすばらしいんだよねこれがまた!

 対するキャピュレットチーム、ティボルトのマカゼさんもめちゃくちゃよかった…!
 何がすごいって、もう登場した瞬間から「本当の俺じゃない」感ハンパない(笑)。いままでのティボルトがバルのあとに切々と吐露していた感情が、冒頭から惜しみなく表現されちゃってる!(笑)
 いままでは単なる自己紹介ソングとして捉えていた「ティボルト」も、マカゼさんを通すと違う歌に聞こえました。マカゼさんの歌う「ティボルト、俺はティボルト」は、ジュリエットの「どうしてあなたはロミオなの」と同義。こんなにもピュアでこんなにも優しくてこんなにもジュリエットを愛しているのに、なぜキャピュレット家のティボルトという存在に生まれついてしまったのか…そんな哀しみがほとばしる歌でした。モンタギューとケンカするのも、あらゆる女(叔母含めて)を抱いてきたのも、そんな自分の境遇をはかなんで投げやりになっているからこそ…と思えてすごい説得力があった。
 だから、彼は本当なら決してマーキューシオを殺すような人ではなかったと思うんですよね。憂さ晴らしにケンカはするけど、人を殺せるような人間ではなかったと思う。
 それが狂ってしまったのはもちろん愛するジュリエットがロミオと結婚したから。ロミオとジュリエットのことさえ無ければティボルトはあんなふうにならなかっただろうし、マーキューシオのほうだって挑発されてあそこまでキレることはなかっただろうし、つまりこの悲劇は本当に「ロミオとジュリエット」が引き起こしたものなのだなあ…ということをまざまざと見せつけられた2幕でした。いつものケンカがたまたまこのタイミングでエスカレートしたわけではない、「ロミオとジュリエット」が出会った瞬間からこの悲劇はどうしようもなく始まってしまっていたのだなあ、と。
 すべてが必然で、悲しくて、でも美しくて、まあそれもこれも真ん中の「ロミオとジュリエット」が毅然としてゆるぎなく存在するからこそなんですが、とにかく「ロミオとジュリエット」の物語そのものに圧倒された観劇でした。いまさら。

 どうしても役替わりに意識を持っていかれる部分が大きかったのだけど(キャピュレット男のどいちゃんがかっこよすぎる…!)、他の人たちも前回より格段に進化していて楽しかった!
 特にさやか乳母がすばらしかったです…。前回初見メモに「もうちょっとだけ愚かさや小狡さがほしい」みたいなことを書いたのですが、まさにドンピシャでそのエッセンスが加わっていた!なんていうか、優しさだけじゃなくて大阪のおばちゃん的なチャッカリ感というか図々しさというか(笑)、人生の山谷を越えてきた女性ならではの図太さのようなものが滲み出ていて、もう、私の理想の乳母でした。たまらん。
 役替わりも固定キャストも、これからますます変わっていくんだろうなあと思うと本当に楽しみです。

 とりあえず、覚え書きは以上!
 今月の観劇がガーシュウィン→BASARA→ベルばらフェルゼン編と、脚本だけみると「……」って感じの作品てんこ盛りなので(笑)はやくもう1回ロミジュリ観たいよーー!と思っている今日このごろですが
 もちろんBASARAもベルばらも楽しみつつ、ロミジュリの東上もわくわく待ちたいと思います!
posted by 白木蓮 at 23:55 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 07, 2013

あの人なしで、生きるなんて

 星組『ロミオとジュリエット』、大劇場にてAパターンを観てきました。

 えっと…もう…
 ロミオとジュリエットが役替わりじゃないロミオとジュリエットって本当に素晴らしいですね!いや当たり前なんだけども!しかしその当たり前のロミオとジュリエットを観られるのが初演星組ぶりなんだけども!つまりちえねねオンリー!どういうことだおい!

 と、あらためて雪月ロミジュリを顧みてしょんぼりさせられたわけですが
 楽しかったです。星ロミジュリ。
 ロミオとジュリエットとしては、やっぱり初演のほうが(おそらく観る側の新鮮さも含めて)若さゆえの疾走感とか初恋のきらめきに満ちていたように思うけれど、しかしそんなことを軽くねじ伏せてしまえるちえねねの絶対性がすごい。
 ふたりがふたりでさえいればこの世界は正しい!と無条件に思わせる力がちえねねにはあって、その力は3年前に比べてもはるかに大きく強くなっていて、それこそ私が宝塚で(とりわけロミジュリで)観たいものなので、もうそれだけでオッケーです。幸せです。要するにちえねねは正義。

 特にねね様の進化がすごかったなあ…。初演もかわいくてかわいくて仕方なかったわけですが、再演はさらに美しく、力強く、そしてますますかわいくなっていて。
 宝塚の娘役の「かわいい」は、決して年齢が若いことによる「カワイイ」だけではなく、芸として積み重ねるものなのだということをあらためて感じさせられました。OG公演で娘役スターさんを見ていても、みんな本当に「かわいい」んですよね。そういう、磨き上げられたかわいさが今回のねねジュリエットにはあったと思う。
 そしてそこまで「かわいい」を磨いたことで、ねね様が以前よりもすごく自由になったように見えました。うまく言えないけど、ねね様なりの「娘役」のあり方が見えたというか…。私は娘役ちゃんみんな大好きだけど、現時点のタカラヅカにおいて「トップスターの相手役」ではなく「娘役スター」として存在している人はねね様だけなんじゃないかなあ、と思ってます。
 フィナーレでショート鬘でデュエットダンスを踊るねね様が、なんというか「娘役の向こう側」にいるような気がしました。昔ユズキさんがオサ様を指して「男役の向こう側」と言っていたけど、そんな感じの、「向こう側」。
 もちろんそんなねね様を受け止められるユズキさんの度量もすばらしいのですが!本編ラストで踊るロミオとジュリエットの、鼻をくっつけてスリスリするのがかわいすぎて泣いた…。もうほんとトップコンビは正義。

 そういえば「終わりだ、僕は去る」の曲中でロミオがジュリエットの亡骸を抱き起こす振りって前からあったっけ?持ち上げられてぐにゃりとくずおれるジュリエットと、それを必死に抱き留めるロミオ…という図がとても印象的でした。バレエの『ロミオとジュリエット』では生身のロミオと死体になったジュリエットの悲しいパ・ド・ドゥがあるけど、あれに想を得たのかなあと思ったり。

 ****

 他の人についても憶えていることを少し。

 とりあえず十輝さんの大公がかっこよくてかっこよくてかっこよくてどうしようかと思った!1幕の「ヴェローナ」は、こっちもまだ作品世界に入り込みきってないしあちこち観るのに必死で、たぶん十輝さんも必死で(なにせ観たのが初日あけて2日め)、どっちかというと「十輝さんがんばれー」的なノリだったのですが(すみません)
 それからしばらく登場がなくて物語にどっぷり入り込んだ2幕の戦い後、突如視界に飛び込んできた十輝さんのイケメンぶりが!ひどい!驚いて二度見三度見したあげく、もうオペラが吸いついて離れませんでした…。何あのミスターヴェローナ。
 そんでまたフィナーレの十輝さんが鬼かっこよくてねー。大公様とのギャップもめちゃくちゃ素敵でねー。正直フィナーレは十輝さん以外の記憶がありません。あわわわわ!ほんっとかっこよかったー!

 さやかさんの乳母は意外な役作りだったなあ。月組版の美穂さんのような造形でくると思ってた。さらに言うと、前回の美穂さんを観る前、美穂さんは今回のさやかさんみたいな役作りで来るんじゃないかと思ってました。つまり美穂さんもさやかさんも予想と逆だった(笑)
 柔らかであたたかで、今まででいちばんタカラヅカ的に(というか、日本人の感覚的に)おさまりのいい乳母だった気がします。美穂さんがこの方向でやると甘くなりすぎてしまうのかもしれないなあ。男役のさやかさんだからこそ、若干のヤンチャさを残しつつあんなに柔らかい造形にできたのかもしれない。視覚的にもほんと柔らかそうであったかそうでね…!私史上抱かれたい乳母ナンバーワンです(文字通りの意味で)。
 すごく個人的な好みでいうと、もうーーちょっとだけ愚かさというか小狡さというか、のようなものが利いていてもいいんじゃないかなーと思うので、今後そんな感じで「毛穴からさやか」が滲み出てくることを期待(『カサブランカ』のラズロが東京公演終盤に向けてジワジワと蘭寿さんらしさを増していき、友人たちの間で「毛穴から蘭寿さん」と言われていた思い出にもとづく表現)。いや、さやかさん本人が愚かだとか小狡いとか言ってるわけではもちろんなくてね!さやかさんのお芝居は、そういうリアルな人間らしさを表現しつつも決してチャーミングさを失わないのがとても素敵だと思っているので。

 ベンヴォーリオ礼くん、私が観た2日目はさすがにまだ硬さがあって、ユズキさんと同格のお友達にはあまり見えなかった(笑)。でもそれだけに「ロミオはまるでお前の王様だな」のくだりには今までにない説得力があったし(まっつさんのあのくだりの説得力なさといったら!)(でもそこが好き!w)、戦いの場面での「誰もが自由に生きる権利がある」という気づき、そして「どうやって伝えよう」に至るまでの流れがとても鮮やかでした。
 「どうやって伝えよう」はもちろんむちゃくちゃうまかったんだけど、もうちょっとお芝居が乗ってくるといいなあ。というのが正直な感想です。うますぎたからかもしれないけど(笑)、歌がお芝居から独立して聞こえたというか…。ミュージカルって難しいんだな、とあらためて思いました。あとプラチナブロンドに似合うお化粧を早急に研究してほしい!可愛い顔立ちなのにちょっとモッサリ見えてもったいない!
 たぶん次に観るときには大幅に進歩しているんだろうなあ。

 コロちゃんの色気とベルベットヴォイスが素晴らしかったとか、「モンタギューの飼い犬」って言われたしーらんが本気のリアル遠吠えをしていて可愛かったとか、マカゼさん演じる「死」のロングヘアが初演よりすごいサラツヤ感を増していて素敵だったとか、フィナーレではみんな地毛なのに汐月さんだけブロンドのスーパーロン毛で「もしかしてこの1ヶ月ちょいであそこまで地毛が伸びたのかな!汐月さんならありえるな!」と妙に納得したとか(ありえません)、色々と楽しかったです。
 Bパターンは東京で観る予定。こちらも楽しみ!
posted by 白木蓮 at 18:55 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

April 09, 2013

南太平洋

 星組青年館公演『南太平洋』を観てきました。

 評判どおりふうちゃん主演で、評判どおりふうちゃんが上手くて、評判どおり支え役に徹したトド様がめちゃくちゃかっこよくて、評判どおりさやか・みきちぐ・ヒロさんが素晴らしくて、評判どおりえまさんも素晴らしくて、評判どおりナンバーが素敵で、評判どおり海兵のみなさんがイケメンで、評判どおり娘役ちゃんの水着がエロかわいくて、つまり評判どおり楽しかったのですが(みずから情報を取りに行こうとしてなくても事前にこれだけの情報がインプットされてしまう現代社会ってすごいな…)
 しかし、やっぱり原田くんの演出はどうも肌に合わないなあ。とまたしても感じた公演になりました。

 ナンバーが(すごい名曲揃いなのですが!)どれも長くてゆったりしているので流れが止まって眠くなるとか、いちばん乗り越えるのが大変である(と私には思える)意識レベルでの差別問題が超あっさり解決されちゃってるとか、マカゼさんがフラグ立てるだけ立てといて死ぬ場面もなく「死にました」と事後報告されてるとか
 元のミュージカルがそうなってるんだよって言われたら多分そうなんだろうけど、でもなんか、タカラヅカでやる以上はもうちょっとアレンジしてもよかったんじゃないの?という。
 原作者サイドで変更が完全NGだったのかもしれませんが、それにしても本当に台本どおりの事象が粛々とスムーズに進んでいくだけで、演出のキモというか軸というかこだわりポイントがどこにあるのかまったくわからなかった…。原田くんがこの『南太平洋』という作品をどうとらえてどう伝えたかったのか、が見えなくて、これなら原田くんじゃなくてもいいじゃん!と思ってしまいました。あ、でも他の人だと自分の趣味嗜好でアレンジしたがっちゃうからだめなのか。何も表現「しない」ことにこそ原田くんの価値があるのか、もしかして(笑)

 フィナーレで最後に登場するのがトド様であることに違和感を感じるほど「ふうちゃん主演」になってるのも、たとえば妃海風を育てたい!とかサポート役に回る轟悠を見たい!とか明確な意志があってのものではなく、「原作どおりやったら娘役が主演になってました」みたいな流され感があるのがなんとも…。いや、結果としてふうちゃんは上手くてチャーミングなヒロインだったし、トド様もめちゃくちゃかっこよかったのですが。ただ、やっぱり娘役が活躍することと娘役が主役であることって違うと思うので、ここまで完全に「主役」だとやっぱりタカラヅカとしてはあんまりバランスよくないかなあ。と個人的には思いました。そういう目的の公演です!ってことなら別にいいんだけど。

 そんなこんなで、楽しいけどタカラヅカでやる意義が果たしてあるのか…?という疑問が抜けないまま観ていたらば
 マカゼきさきの場面が始まった瞬間に全力で覚醒しました(笑)
 マ、マカゼさんかっこいい…!!きさきあいりちゃんめちゃくちゃかわいい!!!なんだこのタカラヅカ!!!たしかにバリハイって夢の国だわ(笑)
 あまりにも夢々しく美しいタカラヅカっぷりに、取り憑かれたようにオペラで追いまくってしまいました。はーかわいかった。かわいかった。かわいかった。

 それだけに二人のラストは切なかったなあ…いろんな意味で。もちろん最終的に結ばれないという結末も切ないんだけど、ポリネシアンのリアットとは結婚できない、と言うマカゼさんがトド様の歌を聴いたらさしたる葛藤もなくあっさりその問題を乗り越えてたことも切なかったし、マカゼさんの死に際が見られなかったことも切なかったです。ていうかびっくりした(笑)
 でも中尉さんの死を理解できていないリアットの表情がほんとにかわいくてほんとに悲しかったし(たぶん察してくださる方も多いと思うのですが、私はああいう表情ができる娘役ちゃんがだいすきです!)、リアットを抱きしめるネリーの表情もまた本当によかった。そしてフィナーレで中尉さんとリアットが手をつないでるのを見て、よかったねえええと涙してしまいました。

 中尉さんにしてもネリーにしても、前述のとおり「差別問題を乗り越える」ところがどうにもスムーズすぎて理解が追いつかず、おかげで最後まで取り残された感が大きかったのですが(苦笑)
 まあ、古きよきブロードウェイミュージカルだしそういうものなのかなあ、ということで。
 装置や音楽がきれいで、ラスヴェガスのネオンを見慣れた身にはたいへん癒された公演でした!

 …それにしてもさやかさん素晴らしかったなー。乳母たのしみだなー。
posted by 白木蓮 at 15:31 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

September 19, 2011

残暑カルナバル

 中日劇場で『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いはふたたび』の初日を観劇、翌日関西に回り、専科バウ『おかしな二人』と雪組大劇場『仮面の男』『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』を観てきました。

 東京公演以来ひさしぶりのノバボサは楽しかったー!なんだかもう熱気がすごかった!
 大劇場→東京→博多座と長い公演を経て、より星組らしいというか、良くも悪くも「スター自身の個性を見せる」方向にシフトしているように感じました。作品の役として、というよりも、そのスターさんとして、の部分が強くなったような。東京で観たときは『ノバ・ボサ・ノバ』という大きな作品がまず先にあって、そこに個性を乗せていく…という感じだったのですが、中日で観たら、それぞれのスターさんが役の姿を借りてそれぞれ自由に主張していて、それが結集して『ノバ・ボサ・ノバ』になっている…みたいな印象を受けました。
 まあ今回はたまたまかなりの至近距離だったので(東京のときは毎回2階てっぺんで観てた)、私自身の視点が作品全体より個人個人にフォーカスしちゃってたせいも多分にあると思いますが。あと、くずの場面でユズキさんが「ちえねねLOVE」と夜行テープで書かれたウチワをもらっていたのを目撃して、私のなかでものすごく「柚希礼音★コンサート」感が増しちゃったというのもあるのですが(笑)

 でも、そういう「柚希礼音!」「夢咲ねね!」「涼紫央!」「夢乃聖夏!」「紅ゆずる!」な感じの人たちが、
 舞台が進むにつれてどんどん個々の表情を失っていく。
 あれだけそれぞれに個性豊かな顔を見せていた人たちが、カルナバルの最高潮ではみんな同じ恰好をして、同じ高みに向かって昇りつめていく。
 そしてシナーマンでは人々がみな等しく鳥になり、土を離れ、空へ還る。
 声も表情もすべてを捨てて体力の限界まで跳ぶ。跳ぶ。跳ぶ。
 そう、祭りの進行とともに元々の表情を覆われ、誰が誰だか見分けがつかなくなっていくあのピエロたちのように。

 東京の観劇レポでも少し書きましたが、やはりこれこそが『ノバ・ボサ・ノバ』という作品の真髄ではないかと思います。人間も結局は自然に生かされて在るただの動物でしかないのだ、ということ。前半の「スターっぽさ」が鮮やかだからこそ、後半の「動物としての生命力」がすごく際立って響いてきたように思えました。ノバボサは本当におもしろい作品ですね。

 いちばんのお目当てだったしーらんマール、よかった!ステキだった!他の人が前述のとおり「芸名まんまのスターぶり」を発揮しまくっているなか、役としての日数が浅いせいかしーらんはすごく「マール」で、なのでユズキレオンさんが客席を沸かせまくった直後にしーらんマールが「キエレメムーチョ〜♪」とネットリ歌いだした瞬間はちょっと面白くて吹きました。世界観の切り替わりっぷりハンパなかった(笑)
 熱くて優しくて鼻息荒くてけっこう昭和で(笑)、でもどこかいつも切ない感じを含んだマールだったなあ。しーらんのアマールアマール大好きです。
 そしてしーらんがどんなにイイ彼氏でも紅さんが相手じゃ仕方ないよね、と思わせてしまうレベルに紅オーロが達していた(笑)。あんな破廉恥でかっこいい人にはれみれみブリーザも抗えませんて!前にも書いたかもしれませんが、ベニーの「何をやってもベニー」なところがオーロに関しては本当良い方向に出てるなあと思います。あとキトリラービオスとの身長差に萌えた(笑)

 お芝居は、みんながよりはっちゃけていて楽しかったです。しーらんかわいかった!しーらんかわいかった!(大事なことなので2回)
 ちえねねは本当良いコンビになったなあ、と今さらながらに実感。あくまでも個人的嗜好なのですが、ユズキさんもねね様も単体だと「好き」レベルなのがコンビになると「辛抱たまらん!」レベルになります(そんなこと言われても)。トップコンビって、いいよね…(しみじみ)

 それと『めぐり会いはふたたび』を観て、小柳せんせいは周りの人に気持ちよく仕事をさせるのが上手いのかもなーと思いました。役者とか劇団スタッフとか外部スタッフとか、いろんな人たちに。
 実際のところは知らないけど、舞台を観ていてそんな気がした。なんとなく。それってディレクターとしてすごく大事な要素だよな、と思った次第です。


 『おかしな二人』、予備知識いっさいナシで観たのですがこちらも楽しかった!トド様もマヤさんも本当に自然体で、キャリアを重ねた二人だからこそできる「男役の芝居」がすごくすごく素敵で。もはや男役を超えて「男の役者」だった。なんていったらいいか分からないけど、ふつうだった(笑)。男役として無理して作り込んでる部分が一切ない。徹底してリアルで、自然。
 正直なところ話の筋は腑に落ちきらないところもあったのですが、でも、そういう二人だからこそあの他愛ないお話の細かな機微や哀愁やおかしみをきちんと見せることができたのだと思うし、こういう舞台をタカラヅカでやれるということ自体が単純に素晴らしいなと思いました。希望を持てる。
 何より、二人とも力が抜けてとても楽しそうだったのが印象的でした。開演アナウンスからして「手のひらに太陽を」だし(笑)。トド様「ミミズだーって♪」マヤさん「オケラだーって♪」二人「アメンボだーって♪」のくだりでワクワクしないわけがない!石田せんせいの遊びゴコロが良い方向に出たよね(上から目線)
 共演の星組生もすごくがんばってて、みんな上手かったです。というか男役メンツが好みすぎた(笑)。みきちぐかっこいい!りまちゃんステキ!みっきーイケメン!れんたかわいい!この4人がトド様センターでキザりまくって踊るフィナーレとか、もうどうしたらいいのか。かっこよすぎました……みきちぐ……(←うわごと)
 娘役ちゃん二人もよかった。観たあと「ポッポー!」が頭から離れなかった(笑)

 そんなこんなで笑いっぱなしの3幕+キュンキュンしまくりのフィナーレを経て、

 マヤさんがおたまを手に歌う歌の破壊力ときたら。

 あれは反則です…号泣した。本当にボロボロ泣いた。山口百恵よろしくマイク(おたまですが!)をステージに置いて去る、というユーモアも含めて、泣いた。いま書きながら思い返しても泣ける。
 なんていうか、もう。タカラヅカという場所に青春を捧げ、人生を捧げてきた人たちの姿に、私たちはどうしてここまで惹きつけられてしまうのでしょう。タカラヅカってどうしてこんなに凄い場所なのでしょう。

 そんなことを思い、まさかの涙、涙で終わったバウホール公演でした。
 そしたら直後に雪組公演が待ってたわけですが(笑)、その話はまたあらためて。
posted by 白木蓮 at 22:35 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

July 05, 2011

盗まれたカルナバル

 星組『ノバ・ボサ・ノバ ―盗まれたカルナバル―』『めぐり会いはふたたび ―My Only Shinin' Star−』のいろいろ。

 滑り込みでどうにかこうにか役替わり3パターンを制覇しました。最後のCパターンは行ける日程が前楽しかなく、でもチケットがなく、結局おのれの根性のみを頼って当日券に並ぶことに。朝の5時台から東宝へ行くなんて何年ぶりだろうか…よくがんばった私!(自画自賛)

 先日も書いたとおりBパターンの感想を上げる前にうっかり消してしまったので、簡単にB・Cパターンの感想をメモっておきます。


Bパターン:

 やっぱり夢乃クンのメール夫人がものすごくインパクト強かった!あんなに“I'm from USA☆”て感じのメール夫人をはじめて見ました(笑)。ヨーロッパじゃなくてアメリカ。泣きボクロといい、ボンキュッボンな体型といい、全身から発散する陽性オーラといい、ほんとにマリリンモンロー的なわかりやすい色気というか…。
 最初にエストレーラと車で登場するとき、「車で移動してます」感を出すために上半身をあまり動かさずスイスイ歩く人が多いと思うのですが、夢乃クンは「わたし車の中で歩いてますッ!」て感じで堂々と腰をプリプリ振って歩いていたのが新鮮でした(笑)。あと、中詰めのカルナバルがあくまでも「メール夫人として」出てる感じなのもすごく斬新だった!他の人は役を離れた芸名の部分でやっているように見えたんだけど、夢乃クンのあの歌い継ぎは完全にメール夫人キャラ。突き抜けた明るさで、これまたプリプリ歌い踊ってるのが楽しい。かわいい。
 メール夫人にかぎらず夢乃クンは良くも悪くも健康な持ち味の人で、それはつまり陰とか毒とか感情の機微が足りないということでもあると思うのですが、でもメール夫人に関してはその明るさや優しさ、愛情深さがすごく救いだなあ…と感じました。ソールとエストレレーラの別れの場面、エストレーラに上着を着せてあげたあとでギュッと肩を抱く、その仕草が本当にやさしかった。

 ベニーマールは、最初にピンが当たって踊り出したとき、それからソルエマルを歌い出したとき、やっぱりパッと目を引く華やかさに圧倒されました。なんかキター!ってなるんですよね。あの華と押し出しは本当に余人を持って代えがたいものだと思う。
 オープニングでピエロと同じ振りを踊るところとかは「そんなイジメやめてあげて!」と思っちゃうし(失礼)、ブリーザが死んだあとのアマールアマールなんかもいつものベニーすぎて「もうちょっと芝居の幅を…」と思ったりするんだけど、それでも華やかだし、かっこいいし、目を奪われる。というのはタカラヅカスターとして本当に素晴らしい個性だなと思います。
 対するマカゼオーロは、「心やさしいチンピラ」て感じだった(笑)。『天使なんかじゃない』の晃みたいな…(通じるのか)。なんていうか、若いのに「えっ、いまどきツッパリリーゼント!?」と誰もが突っ込むレトロな硬派で、ほんとはすごく優しくて繊細なんだけどちょっとイキがって悪ぶってるヤツ、みたいな。何を言ってるんでしょうか私は。
 なのでブリーザの死後にいちばん「オレ悪いことしちゃった」感があって、ある意味すごくかわいそうだった。し、ラービオスの存在がいちばん大きな救いのように感じられたのもマカゼオーロだったような気がします。


Cパターン:
 
 夢乃マールは「土」や「海」をダイレクトに感じさせる人でした。夢乃クンの健康な持ち味のせいもあるし、あと役替わり3人のなかで夢乃クンがいちばん踊れるということもあると思うんだけど、オープニングのダンスも逮捕から釈放されたあとのダンスも、すごく「この大地とともにある」感じがした。伸びやかで健全。
 夢乃クンの愛情過多な芸風が存分に発揮されて、前半のマール&ブリーザのキャッキャウフフ感がすごかった!(笑) 本当にこの海辺に生まれ育ったすこやかな男女、という印象で、たぶん二人が出会って恋をして共に生きていくのは必然なんだろうなと思えて、だからこそカルナバルの混沌の中でそこにひずみが生じてしまったことがとても悲しくなりました。
 その「ひずみ」の張本人であるベニーオーロがまた、すごく破廉恥で!(←ほめてます)
 彼の破廉恥っぷりはいいですね。陽気に破廉恥。誰はばかることなく破廉恥。(ハレンチ連呼するのやめろ)
 ああいう破廉恥さにブリーザが抗えなかったのは、なんとなく分かる気がする(笑)
 あと、ベニーの持っているハッタリとかケレン味とかって、オーロという役には何よりも必要不可欠なんだよなあ…とあらためて感じました。どの場面に出ていても、ベニーならではの愛嬌や可笑しさ、のようなものが確かにある。スターですなあ。
 そうそう、それとマダムXの場面の女装がえらいことキレイだった!びっくりした!あの場面で怖くない女装を見たのは初めてです。
 前楽を観たので、最後のラービオスとの場面にはウルウル。せあらかわいかった…。

 マカゼさんのメール夫人は、上品でノーブルでした。夢乃メールがアメリカ人ならマカゼメールはヨーロピアン系。きれいだったしかわいかったし、それでいてちゃんと「男役の演じる女役」になってるところがさすがマカゼさん。
 正直なところオーロにしてもメール夫人にしてももうちょっとクセがあったらいいなとは思うのですが(すんなり演りすぎていて引っかかりがない気がする)、でも研6でこれだけソツなくこなせるのは本当すごいことですよね。このハードな経験を活かして、次のバウ主演ではっちゃけてくれるといいなあ!


 そんな感じです。「簡単に」と書いたくせにけっこう長くなってしまった。ので、あとはちょっとだけ。
 上演が決まった瞬間から期待していた「みきちぐのシスター・マーマ」が実現しなくてすごく残念だったのですが(もちろんエマさんがどうということではなく)、みきちぐの警官がもう完璧な造形だったので大変満足!よかったなあ。お芝居の、旅芸人一座の座長も大好きでした。
 旅芸人といえば、しーらんがなんであんなエロかっこいいキャラなのか最後までよくわからなかった(笑)。とにかく素敵だったからいいんだけど!イケメンすぎてずーっとオペラを離せなかったけど!
 超ニヒルなジャック・スパロウなのに、あの一座にいることに何の違和感も抱かせないあたりがしーらん。可愛い振りもポーカーフェイスでこなしてしまうあたりがしーらん。前楽はまよまよと妙にラブラブしててかわいかったです。

 ねねれみも地球最大規模にかわいかったし、はるこキトリのちびっちゃい同期コンビもかわいかったし、せあら最強だったし、涼さんカッコよかったし、ミッキー大活躍だったし、もちろんちえねねは正義だし、楽しい公演だったなー。
 すごくどうでもいいけど、私東宝で実際に公演を観るまで『めぐり会いはふたたび』って現代物だと思ってました…。観劇するまではなるべくネタバレを避けている、てのもあるんですが、今回ポスターとかの販促物はどれもノバボサだったし、平井堅の曲を使ってるって風の噂に聞いたし、それに追い打ちをかけるように「My Only Shinin' Star」なんつうポップスター★な副題がついてるし。
 なので初見の幕間が終わって、コスチュームのちえ紅が出てきたときは本気でびっくりした…!
 これだけ情報が氾濫している最近のヅカ社会で、しかも東宝待ちだったのにこれだけ予備知識なく観れてびっくりできたってすごいことだなー。
 と、我ながら妙なところに感心したのでちょっと記録しておきます(笑)

 星組の皆さん、暑いなかハードな舞台お疲れ様でした!このあともハードだけどがんばって!
 そしてまよまよ&せあら&真吹くん、本当にお疲れ様でした。
 これからの人生がどうか幸せなものでありますように。
posted by 白木蓮 at 01:42 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 10, 2011

生きとし生けるものすべて

 どうもご無沙汰しております。早くも梅雨入りしていますが皆様お元気ですか?

 …という書き出しで始めた記事を1週間放置していたら「梅雨入り」という言葉も色あせてきましたこんにちは。白木蓮です。

 さて、ようやっと星組の『ノバ・ボサ・ノバ ―盗まれたカルナバル―』を観てきました。
 (観劇したのは東京初日が明けたばかりの5日なので「ようやっと」ってほどでもないのですが、本当は大劇場で観たかったのに観れなかったのと、近年まれにみるチケ難なのと、役替わりがあるのとで気持ち的に焦りが生じているのであります)

 いやあ…すごかった…!!!!

 幕があく前からものすごくドキドキしていて、始まった瞬間に号泣して、一場面終わるごとに息を止めて全身硬直してる自分に気づいてハーッと深呼吸して、中詰めから後半にかけてはもう涙が止まらず。
 本当に本当によかったです。
 ごく個人的なところで「初めて3回以上リピートした作品」だとか「ヅカファンになって初めて大劇場に詣でて初めて初舞台生口上を観た作品」だとかいう感傷もあるのですが、それ以上にやっぱり作品の力がすごい。し、久しぶりにナマで観て自分の受け取り方もすごく変わったなあと思いました。ひとことで言うと「ここまで『肉々しい』作品だったのか…!」と気づかされた。肉体とか、肉欲とか、「血沸き肉躍る」とか、そんな感じの「肉」。生も性も聖も含んだ「肉」。いままで思っていた「猥雑」や「混沌」のような言葉では足りなくて、もっと直截で生々しい何か。もともとユズキさんがそういう部分を濃く感じさせる男役だというのもあるし、音が私の記憶にあるよりも分厚くて低音がボンボン鳴ってるせいもあると思うけれど(東宝てっぺんであんなに音が響いて聞こえたのは初めて!)、とにかく「これをタカラヅカでやっちゃうんだ!」ということに新鮮に驚きました。
 ソール&エストレーラ、オーロ&ブリーザの二組デュエットダンスとか、本当にエロくてびっくりする(笑)。99年に観たときはオーロ・マール・ブリーザの三角関係ダンスのインパクトが強すぎてその前のアマールアマールは「きれいだなー」と眺めていた感じだったのですが、今回はアマールアマールがすごく印象的で。カルナバルという特別な空間のなかで解放される、欲望や生命力があまりにも剥きだしになっていて…
 目を奪われた。
 ちえねねの「本能で相手を求めてる感」もすごいけど、ともれみもすごい。ていうか、オーロにキスされた瞬間のれみれみの顔は完全にすみれコードを逸脱してると思います(笑)。理屈をとびこえてプリミティヴな欲望を呼びさまされた顔。夢乃クン(と呼びたい気分、勝手に)の獣っぽい健康なエロさもすごくよかった!人間も結局は自然に生かされて在るただの動物でしかないのだ、と思い知らされる。
 二人の関係があまりに野生的な必然、のように思えてしまうせいか、マカゼさんのマールがなんか超かわいそうで(笑)彼のもつ優しさとか弱さが自然に滲みでていて、三角関係のダンスもすごく面白かったです。
 昔観たときにいちばん好きだったのは、ブリーザの亡骸のそばを人々が何事もなかったかのように通り過ぎていく場面だったのだけど、いま観てもやっぱりゾワゾワと鳥肌が立ちました。
 求め合い奪い合い殺し合い、それでも祭りは続いていく。

 まだ役替わり1パターン目しか観れてませんが、夢乃クンのオーロは、あの小悪党な感じ(銀行強盗の場面の「残念なオレ様ぶり」が似合いすぎてて大好き!)とか大地をしっかりと踏みしめているような健康さとか、なんていうかこう、臆面もなく性欲に満ちてる感じ(笑)とかが大好きでした。ブリーザやラービオスに対しての包容力も好き。
 ただ「ソールとオーロ」として観たとき、やっぱり顔立ちがあまりにもユズキさんに似すぎている気がする…。あくまでもビジュアル面において、対比の妙があまり感じられないというか。どうしようもないんだけど、もったいないなあ。うーん。うーん。

 マカゼマールは、前述のとおり「やさしい」マールでした。嫉妬に狂うところもブリーザを刺してしまうところも、そのあとのアマールアマールも、釈放されるところも、すべての局面においてすごく優しくて、だからこそかわいそうだった(笑)。あのノーブルで優しい雰囲気は得がたい持ち味だと思うので、このまますくすく育っていってほしいです、歌もよくなってたし!
 ベニーのメール夫人は評判どおりのモノボケ大会で、初日あけてすぐでコレって…!と震撼したのですが、盛り上がってたからいいのか。ベニーの「何をやってもベニー」なところはスターとして必要不可欠な要素だと思うのですが、もうちょっと幅が広がってもいい、ような気はする…。でもオーロもマールもすごく楽しみです!

 しーらんが目に入ってくるたび女装をしてて、私はしーらん女装時の儚げな色気が大好きなのでハアハアしつつも、あんなに物憂げな顔ばっかりしていて大丈夫なのかしらと思っていたら中詰めでは元気に鼻息荒かったので安心しました。しーらんはそうでなきゃね!シナーマンのくの字っぷりも素晴らしかった。
 シナーマンといえば、最後にねね様がものすごい無表情でぴょんぴょん跳んでいたのも面白すぎてニヤニヤしました。ねね様!ステキ!

 2階てっぺんで観てたらシナーマンで今にも早替わらんとするユズキさんがけっこう見えて、上着を脱いだらグンゼみたいな(はい?)白いシャツをお召しになっていたのも良い思い出です(笑顔)

 ユズキさんのスター性ハンパないとか中詰めの高揚感ハンパないとか芝居のねねれみハンパないとか涼さんのかっこよさハンパないとか、いろいろ星組がハンパなくなってる話はまたおいおい。
 しかし役替わりがあるとどうしても追い立てられてる感があるなあ…。1ヶ月公演で3パターンの役替わりはやっぱりやりすぎじゃないかしら。せめて1パターンあたり2週間はやるべきだと思います(観客とジェンヌさん、どちらサイドから考えても)。今回まれにみるチケ難なのはもちろん役替わりしてるからってのもあるだろうけど、そうじゃなくて、良い作品がぴったりの組で上演されてるからなんだよ。作品に力があって、なおかつそれが生徒さんたちの持ち味や魅力を活かせるものであれば客は入るんだよ。ということを、劇団に向けて声を大にして言いたい。付け焼刃の役替わりをすればいいってもんじゃないんだぜ?まあ、私だってしーらんマール観たさに中日遠征をもくろんでいたりはするけども!(笑)
posted by 白木蓮 at 20:14 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 28, 2011

メイちゃんの執事

 星組青年館公演『メイちゃんの執事』。

 原作は観劇直前にまとめ読みしてちょっとポカーンとなったのですが(すみません)
 実際に舞台を観てみると、ストーリーとか展開とかのアレコレはともかく(笑)絵ヅラ的には意外とタカラヅカにマッチしてたなあ、という印象です。
 冒頭の四国の場面はふつうの現代日本なのでやっぱり若干厳しい感じがして、特にシバケン(みやるり)とメイ(はるこちゃん)の掛け合いの歌は「ちょ、これ、まんま『忘れ雪』のキムテルソング…!!!」とデジャヴュの嵐に震えたのですが、舞台が聖ルチア学園に移ってからはすごくよかった。こだまっちの演出、特に装置のセンスは好きです。しかしこだまっちって「演出力はそこそこあるのになぜかトンデモ作品の演出ばっかり任されてかわいそう」なイメージ、私のなかで(笑)
 あの非現実的な世界観とかズラリと並んだ執事&お嬢様とか、を表現できるのはやはりタカラヅカならではだと思うし、主題歌(ユアスマ〜イル♪ってやつ)がいい具合にアニソンぽい(笑)のも好きです。あ、でも歌の二人称は「あなた」がよかった…。「キミ」はなんか違う…。

 出演者のなかでは、はるこちゃんとれみれみが似合っててよかった!はるこちゃんの良い意味での「普通」っぽさがナチュラルにメイちゃんだったし、れみれみはさすがの女優ぶりでした。二人とも、リアルだけどちゃんと「ファンタジー」の枠を守っているのがすごい。娘役に存在感があると物語は面白くなりますよね。これはもともと少女漫画だから、特に。
 少女漫画といえば、みやるりの少女漫画顔(顔の半分がキラキラおめめ)と、汐月くんの原作再現ぶりが…もう……!!!!
 汐月くんがすごいというのは聞いてはいたけど、登場した瞬間に震えました。何あのリアル神崎。しかも観劇したあとうちに帰って稽古場映像みたら、素顔はさらにリアル神崎だった!ひいいいい!!
 汝鳥さんと美穂さんは無駄にクオリティ高すぎてびっくり(無駄いうな)。なんていうか、お二人が持っている高いスキルのすべてを惜しみなくネタに注いでいらっしゃいました(笑)。すばらしすぎる。
 あと礼真琴くんは「愛」の印象しかなかったので変貌ぶりがすごいなとか、しょっちゅうお嬢様を抱っこしててたくましいなーとか。漣レイラくん濃いなーとか、れんたかわいいなーとかコロちゃんきれいだなーとか、泉さん男らしくて暑苦しいなーとか(笑)、いろいろ楽しかったです。
 ただ正直なところ、ベニーの理人さんは思った以上に迷走している印象を受けました。こういうネタ的コラボって、ある程度中の人の「男役」がしっかり確立されてないと難しいんだなあ…と実感。ネタをネタとして舞台でこなすには、それなりの男役芸が必要というか。ベニーはここ数作難しい役がつづいて大変そうな気が(勝手に)しているのですが、ちょっとまだ男役としての方向性があっち向いたりこっち向いたりで定まってないのかな、と思います。理人さんもなぜか大芝居口調になってたりとか。。
 でも歌はすごく上手くなっていて感動したし、主演経験で得たものはきっと大きいと思うし、次も役替わりだし、今を乗り越えたら絶対にもっともっといい男役になると思うので…がんばってほしいなあ。「あきらめるな!その壁を越えれば〜♪」と歌いたい気持ちです(誰なんだおまえは)

 そんなこんなのメイちゃん、でした。
posted by 白木蓮 at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 13, 2011

分かっているかい、君が僕を変えたこと

 星組中日公演『ル・ポァゾン 愛の媚薬U』。

 初演は知らないので、まったく予備知識なく観ました。
 すごく面白かったけど…名作か?と言われるとよくわからない…すみません。まあ私は(特にショーの場合)リピートしてハマることが多いので、1回しか観てない分際では何も言えないのですが。あと個人的に言ってテーマ性やメッセージ性の強いショーを好きになりやすいので、岡田せんせいの「場面ごとに色を変える」ショーがもともとそれほどツボにはまらない、ってのもあるのですが。

 とりあえずル・ポァゾンを指して「それは言ってみれば惚れ薬♪」と解説してる歌詞を聞いて、岡田せんせいは本当に「意味を説明する」のが大好きなんだな!と思いました。『ネオ・ダンディズム』は「ダンディズムとは何でしょう?」っていう解説コーナーがあったしね。『アジアン・ウインズ』でも上善如水についてとか服部良一についてとか解説してたしね。『Amourそれは…』なんて、タイトルからして何かを説明しようとしてるしね。そもそもショーというのは言葉での説明を必要としない舞台表現なのでは、なんて野暮は言いません(言っちゃってるよ!)

 それはともかく。
 おそらくは先生の狙いどおりに、いろんな色の場面を観られたのはすごく楽しかったです。
 以下印象に残ったことをいくつかメモ。


・「言ってみれば惚れ薬♪」のあと、金髪にピンクの衣装で再登場したかなめ姫を見て「いやもうこの人そのものが媚薬だよ!」と真顔で思った。美しすぎた。

・真っ赤なちえねねも麗しい。とにかく麗しい。

・しかし岡田せんせいは真っ赤と真っピンクを並べるのが好きですよね…。彼の色彩感覚は決して嫌いじゃないんだけど、パステルカラーのまんなかに赤をどーんと持ってくるのだけはあまり理解できない。

・「いつか白馬に乗った王子様が現れる♪」みたいな歌を歌うねね様を眺めつつ、こんなにヒラヒラふわふわのお姫様衣装が似合う娘役はめったにいない!かわいすぎる!!とデレデレしていたら、白馬ならぬ白鳥に乗った王子様が現れたので盛大に吹いた。白鳥ボートで登場するユズキさん…!!(ボートじゃないです)

・ユズキさんが目に星入れて王子様やってるのがなんか面白い。でもステキ。圧倒的にステキ。ほんとに王子様とお姫様!ザッツ夢の世界!

・ねね様が娘役を引き連れて踊るときに「腕をキャイ〜ンみたいにしつつ片足を後ろに跳ね上げる」振りがあるんですが(なにそれ!)、その振りが本当に本当に本当にかわいすぎて全私がキュン死しました。かーわーいーいー!

・ガイズは星男の皆さんのアピールにやられっぱなし。みきちぐのどや顔に釘付けになり、みっきーのギラーン☆とした目線に心奪われ、ワクワクが止まりませんでした。みっきー休演のニュースは本当に残念&心配…。早い回復をお祈りします。

・そしてねね様の「ハイアダ〜ム、アイムイ〜ヴ(はぁと)」にイチコロ。ちえねね万歳。

・男役だとあんなに鼻息荒くてガンガン前に出てくるしーらんが、女装するといきなり毒気が抜けて超儚げな美女になっちゃうのは仕様ですか?あまりにも「守ってあげたいオーラ」全開すぎてびっくりした!か、かわいい…!かわいい顔なのは知ってたけどあのオーラは何事!!

・かなめ姫の「あなたはかわいい」目線がまたいいですよねえ。あんな顔されたらそりゃあ毒気も抜けるわ。

・ちえテルは見た目の相性ピカイチだし二人のお芝居もすごく好きなんだけどショーでがっつり対峙するとなるとまだかなめ姫のオーラが弱いかな…と思っているので、闘牛の場面はさほどときめかなかったのですが(1月に今年1年ぶんのスパニッシュ充をしちゃったから、というのもある)(えええ)
 それよりも周りのダンサー(牛役)の振りが面白すぎて!
 『誰がために鐘が鳴る』のらんとむツボリストでも書いた「人さし指と中指を下にグイーッと向ける」振りについてリアル友に語ったとき、
 「ああ、あれ牛の角よね」
 とサラッと言われてえええそうなんだ!と思ったものですが、あれ本当にそうなんですね!牛の角なんですね!(無知)
 あの振りが出てくるたびに蘭寿さんのスパニッシュを思いだしてちょっとウケていたら(もっとしみじみしろ)、最終的にその牛の角に刺されて闘牛士が死亡するという。
 ちょ、刺されたよ!私たち蘭寿さんのあの振りを見ては「あの指に刺されたい」とか言ってたけど本当に刺されちゃったよユズキさん…!!!!
 と、変なところでツボってしまってとても困りました。

・それにしてもねね様は100%いい意味で喪服が似合わない(笑)。そんなところも大好き(笑)。

・フィナーレのちえねねテルのダンスは、全ツソウルオブシバを彷彿とさせるようでもあり、でも「柚希礼音ひとり勝ち」に見えたあのときのトリプルダンスとは違ってかなめ姫もねね様もちゃんと自分たちの個性を主張しながらユズキさんに絡んでいってて、なんともいえない気持ちになりました。幸せだけど切ない。切ないけど幸せ。
 かなめ姫とねね様が技術的にもそれ以外でもめきめきと成長したのはもちろんのこと、ユズキさんも本当に変わったなと思います。
 なんていうか、いい意味でダンスが突出してなくなった。前までは「ダンサー柚希礼音」「シンガー柚希礼音」という感じでひとつひとつのパフォーマンスが独立してたのが、ぜんぶがバランスよく「男役スター柚希礼音」として見えるようになった。

・ひとりひとりがここまで来たからこそ、もう少しだけこのトリオを見ていたかったなあ…と、いつまでも往生際悪く思いつつ。
 でも、この舞台を観られてよかったです。
posted by 白木蓮 at 17:05 | Comment(5) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 12, 2011

想い切なく 願い儚く

 星組中日公演『愛するには短すぎる』『ル・ポァゾン 愛の媚薬U』を観てきました。
 観る前はちょっと怖いような気もしていたけど、実際に観てみたら初演とはまったくの別物として、ちえねねテルの物語として楽しめた!
 すごくよかったです。

 たぶん私ひとりの錯覚ではないはずだと信じているのですが
 とりたててワタさんファンではなかった人にとっても、初演愛短のときに流れていた空気って何か特別だったんじゃないかと思うのです。
 劇場全体が、ワタさんの醸し出すあったかさに包まれているような。他では感じたことのない、独特の空気感があった。
 特に私はそんなに回数観たわけでもなく、そこまで細かく話を記憶しているわけでもないので、その空気の温度…みたいなものだけがすごく鮮明に記憶に残っていて。
 だからこそ、その空気が再演で壊れてしまうのではないかと思うととても怖かったのでした。

 でも、大丈夫だった。

 もちろんユズキさんのフレッドはワタさんフレッドとはまったく別物で、わたるフレッドが最初から何か老成したような悟りきったような優しさに溢れていたのに対してれおんフレッドはやはり希望と野心に満ちたバリバリの若手エリートっぽい雰囲気があって(まあ私の先入観も多分にあるのでしょうが)、途中までは「このフレッドなら世間体とかいろんなこと無視してバーバラを連れてっちゃうんじゃないの?」と思うくらいの勢いを感じた、のですが。
 そのれおんフレッドがバーバラとの出会いを通して、どんどんどんどん優しく、強く、大きくなっていくのが見えた。
 4日目のフレッドは、最初のフレッドとまるで別人でした。「ぼくはこのまる3日で、たくさんのことを学んだよ」的な(それ作品ちがう)(4日間って、この種のドラマティックさを際立たせるのにちょうどいい日数なんですかね…?)
 そしてその3日目〜4日目ぐらいのフレッドを見たときに
 「ああ、この人はあのわたるさんをずっと見て育ってきた人なんだ」
 ということが、なんだかすとんと理解できたのでした。理屈ではないところで。

 まったく違うタイプの男役で感情の出方もまるで違うのに、後半のれおんフレッドの優しさには、どこかワタさんの優しさに通じるものを感じました。似てるっていうのとはまた違うんだけど…うーん。なんだろう。れおんくん自身もあの優しさに包まれて育ってきた人なんだなあ、と実感したというか。誰かのふとした仕草を見て「ああご両親にきちんとしつけられた人なんだなあ」と思うときみたいな感じ(笑)

 れおんくんだけではなくて他の役の人もそうなんだけど、みんなが当時のあの作品をとても大事にしていたこと、そして今もとても大事に演じていること、がすごく伝わってきました。タカラヅカっていいな、と思いました。
 そういう諸々の感情とか、作品自体の切なさとか、これでかなめ姫が組替えだなんて!とか、いろんなことがごちゃまぜになった結果「DREAM」を誰かが歌い出すたびに泣く、という謎現象。つまり幕開きから最後までほとんど泣きっぱなしだったという…ぐすぐすぐす。ちっきちょう、ちえねねテル解体なんてくだらねえーーーーッ!!(ところどころに誰鐘ネタを盛るのやめてください)

 そして初演に臆面もなく(笑)漂っていた「サヨナラ色」がなくなったぶん、作品そのものの優しさと切なさも色濃く感じられて。やっぱりすごく好きな作品だなあ、とあらためて思いました。
 しかし初演時から感じていたことではあるけれども、後半に挿入される主題歌「愛するには短すぎる」の破壊力たるやすごいな!あの唐突な昭和歌謡曲はそれこそワタトナの熱気とサヨナラマジックで乗り切った感があるので、この状況で観ると本当に…ねえ。銀橋もないしねえ。あの歌がもっとシャレオツ(死語)な感じだったら文句なく「我が心の名作」認定なのですが、しかし今回の上演理由を考えるとあの歌を外すという選択肢はありえないですよね…。

 そんなこんなで、楽しかったです。
 ちえねねテルの並びは本当に最強。なんでもう見納めなのか意味がわからない。「バイバイUK」とか「アンフェア」とかのちえテルがいちいちかわいすぎました。見た目の甘辛バランスが完璧だし、かなめ姫がかわいいいいい!!!!何だあのかわいいキャラは!!!あとなぜか「トウコさんに声が似てる」と思った。『凍てついた明日』のときも「タータンさんに声が似てる」と思ったんだけど、どことなく声音に「雪組テイスト」を感じる。芸風がまったくもって違うのは承知の上ですが、なんか、声の響きというか周波数(?)が似てるんだよね…。異論は認めます。
 ちえテルは完璧で、テルねねの場面もすごくすごくすごく良くて、ちえねねテルの「推理」も最高にかわいくて、でもやっぱトップコンビ最強!と思えるのがこのトリオのすばらしいところ。ちえテル=テルねね<ちえねね!
 ユズキさんはロミジュリくらいから本当に変わったなあと思います。「恋をする」ようになった。それと関係あるのかどうかわからないけど、「男役」になった。前に「ユズキさんは『男』だけどまだ『男役』じゃない」みたいなよくわからないことを書きましたが(このあたり)、作品ごとに「男役」としてのファンタジー度を上げていて、でもリアルなかっこよさはそのままで、なんかもう、すごい。そりゃあ博多座にも中日にも出張しっぱなしなわけですよ。博多女子も名古屋女子もユズキさんにメロメロですよ(たぶん。)
 ねね様バーバラも本当によかったなあ。華やかでかわいくて、でも等身大の切なさがあって、共感できた。泣けた。ユズキさんがナウオンで言ってたとおり「正塚先生と、この夢咲ねねは…本当に、イイと思います」!
 どこの場面か忘れてしまったのですが、場面が暗転したときに暗闇のなかでちえねねが手をつないで、二人そろってピョンッと盆線を飛び越えて走り去っていったのがかわいすぎて身悶えました。

 というわけで、『愛するには短すぎる』感想は以上!
posted by 白木蓮 at 21:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

December 14, 2010

星組雑感

 星組『宝塚花の踊り絵巻−秋の踊り−』『愛と青春の旅だち』、観てきました。

 いやあ楽しかった!タカラヅカだった!!
 和物ショーは奇をてらわずとにかく美しかったし、お芝居は石田テイストにイラッと来るところはあったものの爽やかで星組にすごく合ってるなあと思ったし、何より、ちえねねは正義。ちえねねテルは正義。ユズキさんの有無を言わさぬトップスターぶり、そこにいるだけで観客を納得させられるトップオーラに圧倒され、ねね様・かなめ姫とのバランスも本当に本当に素晴らしいなとあらためて思いました。
 もう何百回も言ってるけどやっぱりトップコンビって本当に大事なんだよ…頼むから分かってくれよ…と、あらぬ方向を見つめてぶつぶつ呟かずにはいられない。往生際悪くてすみません、でもやっぱり孤高のヒーロー柚希さんだってねね様がいるからこそ最高にスゴくてツヨいんだぜ!逆もまた然りなんだぜ!要するにちえねね最強なんだぜ!と、声を大にして言いたい。何キャラなんだ私は。

 というわけで、思い出せることをざっくり箇条書き。


・チョンパっていいよね。ほんといいよね。チョンパだって分かってるのに、照明がついた瞬間「うわあああ」となりました。銀橋に出てると鮮やかさもひとしお。

・ユズキさん、日本物といえども獅子奮迅のお仕事ぶり。さすがです。あんな立ち回りみたことない!かっこよすぎた!!

・日本物のねね様は、なんともいえない趣があってすごく好きだなあ。

・かなめ姫の民謡(?)を聞いて、こんな歌い方できるようになったんだ…!と感涙。
 もともと声質がタータンさんに似てる(と私は思っている)こともあって、これなら「ソル・エ・マル」歌えるじゃない!とかちょっと思ってしまいました。なんでノバ出ないんだろうぐすぐす。

・松本先生の場面は美しいけれどやや時間が長いというか、その、時間(とき)が止まる感じが…(すみません)
 というか私は松本先生に関してはしっとり系より粋なほうが好きなので、好みの問題かもしれない。

・お芝居は、映画を見たことがないのですが、すごく石田ナイズされてる気がするのは気のせい…?
 ヅカ初心者の同年代男子と観にいったので、なんか、違う意味で気まずかった(笑)。実際終演後に「あの下ネタは別になくてもいいんじゃ…」って言われたし(笑)。

・私はユズキさんの男役像にものすごくリアルな生身の「男」っぽさを感じるので、生々しい下ネタを言われると必要以上に生々しく聞こえてしまうのです。もちろん、生々しいとはいってもタカラヅカだしユズキさんだし超絶かっこいいから許せるんだけど(笑)あえてそういうの言わせなくてもいいのになー、と。

・…てなことを『再会』のときにも書いた気がしますが
 それでも『再会』ほど抵抗がなかったのは、原作の力かもしれないし、大劇場の海軍コスプレ(笑)で非現実感が強いからかもしれないし、ユズキさん本人の男役としてのファンタジー度が上がったからかもしれない。

・文句がないわけじゃないけど、全体的にはすごーく楽しかったです。ザックにもポーラにもフォーリーにも共感できたし、ザックめんどくさい男だなとは思ったけど(笑)こういう人いるよね、と素直に思えたし。
 こういうめんどくさい男をリアルに、でもどこまでもかっこよく魅力的に演じられるユズキさんって本当にすごいと思います。とんでもない人だと思う。絶対深入りしちゃいけない…って、これもたぶん『再会』のときに書いたな。ボキャブラリーが成長してなくて申し訳ない。

・ねね様オーバーオールが似合うなー!最後の海軍帽もめちゃくちゃ似合うなー!かわいいなー!!

・おそらくポーラの根幹であろうと思われる「けなげさ」とか「きまじめさ」とかがねね様の持ち味にはあまりなくて(笑)、でもそれを盲目的なまでの「一途さ」でカバーするチカラ技はさすがだなと思いました(全力でほめてます)。
 あと、夢咲ポーラだからこそ柚希ザックみたいなめんどくさい男を好きになって、好きでいつづけられて、最終的に相手からもちゃんと自分のことを見つめてもらえるんだよね、という説得力がすごくあった。このあたりは『大坂侍』のお勢ちゃんにも通じるものを感じる。…って、あれも石田作品じゃん!(笑)

・かなめ姫の鬼軍曹がすごーく楽しそうで、なんていうか、こういうふうに舞台に存在できるようになったんだな、と思ってうれしかった。観てて幸せになりました。
 脚本の問題なのか芝居の問題なのか私の受け取り方の問題なのか、「鬼軍曹としての部分」と「本来の顔を見せる部分」がやや乖離しているように感じられたところもあって、そこにもっと説得力が出ればもっとイイなあ、とも思ったのですが
 しかし姫の鬼軍曹ぶりがかわいすぎるので無問題!(甘)
 卒業式のあたりからなんか泣けてきて、上手花道で芝居してハケるときは本気でウルウルしました。かっこよかったー。

・ザックとフォーリーが決闘することになって二人が上着を脱ぐとき、シャツ姿になった姫のあまりのペラペラぶりに「いやもう負けが見えてるよ!れおんくんに叩きのめされるよ!かなめ姫がんばってー!」と思ってたらフォーリーが勝ったので、素で「うそでしょ?」と思った。ザックが手加減してた、ってことが分かってすごく腑に落ちた(失礼)

・下ネタにはさんざん辟易したくせに、「ザックを励ます士官候補生たちのチアリーダー姿」という超絶くだらない石田イズムは笑って許せてしまった…。
 だってみんなかわいいんだもん!星組クオリティ全開なんだもん!!

・はるこちゃん可愛いなあ。デレデレ。まあシーガーはどうやったって超おいしい役だよね、というのは多分にあるわけですが、それにしてもかわいかった。シーガーに対するザックの雰囲気もすごく好き。
 シーガーのインパクトがあまりに強すぎて、フィナーレの大階段男役群舞でも一瞬ちっちゃいオンナノコを探してしまったのは私です。

・シーガーがどうやったっておいしい役なのに対して、リネットは難しい役だなと思いました。どうやったってイヤな女、なわけで。
 この系統の役を成立させる古典的な方法として、「おばかさんになる」というのがあると思うのですが(たとえば『華麗なるギャツビー』のマートルとか『凍てついた明日』のメアリーとか)(未見だけどたぶん映画のリネットもそういうキャラとして描かれているんじゃないかと思う)
 ああいう「おばかさんなアメリカ女」を演じるには、れみれみの芸風が少し賢すぎる気がする。
 プラス、リネットに対するシドのパワーがまだちょっと弱いように思えました。ベニーはすごくがんばってたしカッコよかったしキラキラしてたけど、大劇場であの役を伝えきるにはもっと場数が必要なんだろうなーと。

・じゅんながすごく楽しそうだった!本筋に絡む役ではなくても、最後の公演でああいう場が与えられて、日々あたたかく見守ってくれるお客さんがいて、というのは本当に素晴らしいことだと思う。タカラヅカっていいところだなと思う。
 塩田先生はああいう局面ではまさに「水を得た魚」のようになりますね。むしろあの場面のために塩ちゃん呼んだんじゃないの?っていう(笑)

 
 とりあえず、書きたかったことは以上。やたら偏っててすみません…!!
 終わってしまうまでにもう1回は絶対観にいこうと思ってます。
 というわけで、本日はこれにて。
posted by 白木蓮 at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 13, 2010

ロミオとジュリエット

 星組博多座公演『ロミオとジュリエット』、観てきました。
 いやあ、楽しかった!!
 何といってもビジュアルが素晴らしいし、曲もいいし、振付も面白いし。
 お話自体はもちろんよく知っている話なんだけど、なんていうか、あの舞台空間にいることがすごく心地よかった。
 博多まで行ってよかったです。

 とにかくもう、本当にビジュアルがいい!
 舞台衣装がステキ!!
 特に仮面舞踏会の場面が、衣装も仮面もすごーーーく可愛くてゴージャスでほれぼれしました。ほら、数日前までファンキーサンシャインの中詰めとかを見慣れてたからね!感動もひとしおでね!(言うな)
 で着こなす人たちがまた。
 星組ですよ。ちえねねテルですよ。確実に5組中ナンバーワンのビジュアルを誇るトリオですよ。
 カッコイイ!カワイイ!カッコイイ!!!(←ちえねねテルの順に)
 もう夢のような時間でした。ぽわーん。
 ちえねねテルだけじゃなく、全員が衣装に負けないように髪型もメイクも工夫して作り込んでいて。
 すずみさんのプラチナブロンドとかベニーのエクステとかどいちゃんのドレッドとかマカゼくんのトートとかコロちゃんの真っ赤なアイメイクとか、それぞれにハンパない気合いを感じた!本気出してた!(笑)
 劇場内キャトルで、ユズキさんは5枚、ねねテルとよベニーは3枚ずつの舞台写真セットを販売してたんだけど、全員分まとめてお買い上げしたくなったのは初めてです。それくらいビジュアルの完成度高かった。観てるだけで幸せでした。
 仮面舞踏会は振付も斬新でとにかくかっこよかったなあ。主にセンターで踊るテルとよベニの3人が明らかにKAZUMI-BOY先生の振りが苦手そうなのですが(ごめん)、しかしあの麗しい3人があの衣装とあの仮面を身にまとってガシガシ踊ってくれただけで大満足であります!さらにどいちゃんのあのトワラーぶり。すごすぎる。


 視覚的にパーフェクトだったぶん、まあ、聴覚的にはちょっとあやしいというか(笑)
 うわあ難曲揃いだなーとあらためて感じたのも事実ではあるのですが。
 こ、これ雪組どうするんだろ?と、脳内キャスティングしながら震えたのも事実ですが。
 この『ロミジュリ』ってエリザやスカピンのように音楽とストーリーが同時進行していくわけではなく(そういう部分もあるけど)、ストーリー自体はおおむね台詞で説明されて、歌は歌で独立してるものが多いんですよね。
 歌の機能が感情表現に特化されてるというか、ある意味コンサート的に「聴かせる」ものがほとんどというか。
 ストーリーや台詞を説明していくような歌だと勢いでなんとかなったりするけど、「聴かせる」歌の場合はガチで歌唱力が必要になってくるのでものすごく大変だなあと思いました。しかもキー進行がめちゃくちゃ難しそう…!

 でもそんな中で、元来歌が得意でない人たちがすごい努力をしたんだろうなあというのが伝わってきたり、男役さんがファルセット出してたり、反対に娘役さんが普段出さないような低い音域に挑戦してたり、歌える人が正しく実力を発揮していたり、そういうのを観るのが本当に楽しかったです。これだからタカラヅカは好きだ。

 以下、メインキャストの皆様の感想です。


●柚希礼音

 今回何にいちばんびっくりし、そして感動したかといえば

 ユズキさんが恋してる…!!!!

 ということです。
 れおんくんは本質的には相手役を必要としないタイプというか、「娘役をあふれんばかりの包容力で包み込む」よりは「ひとりで我が道を行く」タイプというか、まあ一言でいって「若き帝王」だと私は思ってるのですが
 そのれおんくんが、今回はバリバリ恋する青年だった!目にハートが見えた!びっくりした!!

 持ち前の男らしさとかっこよさと野性味に加えて「ラブ」というアイテムを手に入れた(ゲームか)ユズキさんは、それはもう最強でした。「世界がロミオに恋をする」とか、なんかそんな感じのベタなキャッチフレーズをつけたくなるロミオでした(ベタすぎ)(センスなさすぎ)

 とにかく、ロミオとジュリエットが本当にきらきらきらきらしてて。
 二人の眩しさを目の当たりにしてしまったら、この愛こそが正義であり世界のすべてだ、と信じられる。
 古典中の古典なのに、結末は悲劇だとよく知っているのに、それでも神父様の手紙が届いてほしい、ふたりが幸せになってほしい、と本気で祈らずにはいられない。
 そんな美しいロミオとジュリエットだったし、だからこそ星組版『ロミオとジュリエット』の舞台はあんなにも美しかったのだと思います。

 細かいツボとしては、バルコニーから降りようと梯子段に足をかけた状態で、最後にもう一度キスしようと首を伸ばすロミオがかわいすぎて悶えました。上手側から見てると、首を伸ばしながら早くもチュー顔になってるのが見えるの!イイ!(笑)


●夢咲ねね

 か わ い い … ! ! !

 かわいいかわいいかわいい。本当にかわいい。
 正直ポスターとか制作発表が微妙な感じだったので若干の危惧を抱いていたのですが(いまだから言える)、舞台はもうー、ほんとにかわいかった!カツラをあの茶髪のチリチリからブロンドのフワフワに変えたのがね、大正解ですよね。
 声もかわいいし、メイクもマシュマロ肌に透き通るようなブルーのアイシャドウにラブリーなピンクの口紅で、ジルスチュアートビューティのポスターから抜け出してきたようなかわいさでした。ドレスもぜんぶ似合う!舞踏会の膝丈ドレスとか殺人的に似合う!リアルおひめさま!!

 ロミオとジュリエットのキラキラについては前述の通りです。ついったーでもしつこいほどにつぶやきましたが、かわいいは正義です。


●凰稀かなめ

 かっこいい。ひたすらかっこいい。有無をいわさずかっこいい。
 さっきから「かわいい」とか「かっこいい」しか言ってませんが、しかしそういう単純な言葉で表現できるって素晴らしいことですよね。だってかっこいいんだもん!ていう。あ、私がボキャ貧なだけか。

 もうねー、かっこいいんですよ!かなめ姫のティボルトが!(しつこい)
 あの髪型もかっこいいし、衣装の着こなしも完璧にかっこいい。私が観たときには決闘の場面で尋常じゃなく胸元はだけちゃってたのですが、それすらもかっこよかった。
 歌も本当にがんばってたなあ。技術的にはまだ足りない部分があるとしても、昔から書いてるように私は姫の声が大好きなので無問題。というか、年と共に凰稀さんの声はますます甘さと艶を増している気がします。リラ壁でも震撼させられたけどあの声の魔性っぷりはすごい…!

 個人的には、銀薔薇のクリストファー以来久しぶりに「あーん!?」(ガンつけ)と吠える姫を見られただけでとても満足。さらに、姫とベニーの中指立てる仕草が恰好よすぎてつい真似したくなるので困っています(やめて)


●白華れみ

 この公演で著しく株を上げたのは、間違いなくれみれみ(とマカゼくん)だと思う。
 なんていうか、「ジュリエットの乳母」という存在(戯曲であれバレエであれ)に対して私が持っているイメージそのままだった!
 作品の道化でありながら庇護者でもあり、狡猾でありながら寛容でもあり、性的でありながら聖的でもある。そんな底知れない存在。
 思いきった芝居と思いきった造形でそのイメージを余すことなく表現しつつ、それでいてあくまでも美しい、というのが凄い。
 今までに観たれみれみの中でベスト、と思うくらい、本当にきれいでした。テラコッタ系の地塗りが似合うし、乳母コスの完成度も高すぎる。乳母の衣装は出演者の中でもとりわけ凝っていて、舞踏会とかめちゃめちゃ可愛いんですが、完璧な着こなしぶり…!

 ジュリエットへの情愛がMAXになるソロの場面では、曲の美しさに泣き、渾身の歌声に泣き、れみれみが組替えを経てここまで素晴らしい娘役になったという事実に泣き、ねねれみが今またこうやって一緒に舞台に立ってるんだなあと思ったらさらに泣きました。うわあ私うざい!


 すずみさんが魔性のゲイキャラだったとかベニーのキレキャラはほんと面白いよねとか声を出さないマカゼくんの雄弁さはすげー!とかコロちゃん素敵すぎるとか、いろいろ書きたいことはあるのですがとりあえずここまで。
 次回(いつだ)は雪組脳内キャスティングをお届けしたいと思います!では!
posted by 白木蓮 at 15:07 | Comment(3) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 12, 2009

一等星たち

 マメ・いまっち・あまちゃきのトークSPが面白すぎた!とか
 花組本ツボがいっぱいでどうしようとか
 エキサイターの実況CD買っちゃったよーとか
 全ツリオデブラボーの役替わりが楽しそうなことになってるなぁとか
 香音くんがコパガールやってた気がするのは気のせいだろうか…とか
 カサブランカ稽古場の蘭寿さんが相変わらずカッコイイ!とか

 書きたいことはたくさんあったのですが。

星組 退団者のお知らせ

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

(星組)
百花沙里
琴まりえ
梅園紗千
彩海早矢
天緒圭花

   2010年3月21日(星組東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

美春あやか  2009年11月12日付で退団

 なんだか、もう、ほんとに。

 星組の根幹を成していたと言ってもいいくらい、もっとも星組らしいスターさんたちばかりが…。

 うまく言えないけど
 ただただ、ひたすらに淋しいです。
posted by 白木蓮 at 23:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 26, 2009

未完のショースター

 星組全ツ、ショー『ソウル・オブ・シバ!!』の話。

 何だかねー。これはねー。
 演目自体にも初演からすごく思い入れがあり、研1の時そのダンスに目を奪われた柚希さんのショー作品お披露目でもあり、かなめ姫が星組に来て初めてのショーでもあり…
 どこの親戚のおばちゃんですか?ぐらいの勢いで(笑)いろんな感慨がありすぎて、神奈川の初見はとてもじゃないけど冷静に観られず。
 さいたまでやっと少し落ち着いて観劇できました。
 で、改めて号泣。
 すごくよかった!
 楽しかったです。

 ****

 私は『Young Bloods!!』未見なので、れおんくん主演のショーはたぶん観たことないのですが
 今回ショーで真ん中に立つれおんくんを初めて観て、
 ああ、ユズキさんはまだまだショースターではないんだなあ。
 というのをすごく感じました。

 昨日の記事でれおんくんの男役について長々と書いてますが
 「男役」の「役」が薄い、ことをはっきり感じたのは芝居よりもむしろショーのほうかもしれない。
 芝居では「男」スキルの高さでカッコイイ男性を演じることが十分可能なのですが、ショーになると芝居ほど「男」の部分をカッチリ固めないので、「役」がないとより素顔に近づくというか…。
 (なんか昨日も今日も抽象的な概念ばっかりですみません)(伝わらない説明をしている自覚はある)(でも書く)
 もちろんれおんくんは説明するまでもなくタカラヅカ屈指の踊り手だし、歌も魅力的に歌えるんだけど
 舞台にいるのはまだ「ダンサー柚希礼音」「シンガー柚希礼音」であって、「ショースター柚希礼音」ではないような気がします。
 歌とか踊りとか、そういうのをぜんぶ超えたところで客席を異世界に連れていく…ところまでは行っていないような。
 タカラヅカのショーで見せてほしいのは、上手な歌でも上手なダンスでもなく(いや、上手いに越したことはないけど)それらを包括した別の場所、「ここではないどこか」なんだよなあ、と。

 れおんくんのポテンシャルに期待しすぎているがゆえの、ないものねだりかもしれません。
 でも、今のままでも十分な実力と華とオーラとを備えているれおんくんがここから「男役」の「役」を身につけたら、彼はますますとんでもないスターになると思う。
 まだ伸びしろがいくらでもある人だから、これからもっともっともっと凄い高みまでたどり着けると思う。
 私はそれを見たいのです。
 それだけの期待をさせてくれるトップスターに出会えたことが幸せだなー、と心の底から思います。

 なので、
 今後に期待!(何その投げやりなまとめ方!)
 願わくば良いショー作品にたくさん巡り会えますように。
 一度オギー作品を観てみたかったなあ。
 叶わないのがつくづく残念…。


 以下ちょこちょこと感想です。


・とりあえず幕開きのダンスで感動。
 わ、わたるさんポジにれおんくんが…!!!
 いや、当たり前なんですけど。でもいろんな思いが込み上げてきてしみじみしました。

・客席降りが、ものすごく「ちえちゃん」な感じでめっさ可愛かったー。
 両手を広げて通路側の人たちとタッチしながら
 「どうもーーーーー!!!!」
 と走っていって、中通路で二階席の人たちに
 「こんにちわーーーーーー!!!!」
 とブンブン手を振って、来たときと反対の通路をまた
 「どうもーーーーー!!!!」
 と叫びながら爆走していくという。
 この若くて伸びやかでちょっとボキャ貧な感じ(笑)がたまらん!

・かなめ姫のシバ神、初見のときは「やっぱりそこはかとなく瀬川○子…」と思ったのですが
 2回目にはわりとイケてるような気がしたのは、お化粧が改善されたのか単に私が慣れたのか(笑)
 しかし基本的に金髪ロングの人外っぽい髪型が似合いますよね。

・トド様→トウコさんがされた役なのですごくいっぱい歌っていて手に汗握りましたが、歌もずいぶん上手くなった…と思う!
 身びいきと言われてもかまわん。上手くなりました(言い切る)

・かなめ姫のシバ神は、「かみさま修行中」って感じですね。
 このプログラムを修了したら、めでたくソロモンの天使から神様になれます。
 いまは妻という名の先生たちに導かれてOJTの真っ最中。
 かっこいいダンサーを袖であおいであげちゃったりもするよ☆
 …みたいな。
 レオンの着替えを見守るところが可愛すぎてまいったまいった。

・オープニングの手拍子、初演では表打ちだった気がするのですが今回は裏打ちが公式認定っぽい…。
 全ツだし初心者の人も多いんだし、表打ちでいいと思うんだけどなあ。

・アカシは良い仕事してますねえ。
 タップを踊る身のこなしがステキ。
 さいたまではご当地出身ということで、チップを渡すとこのアドリブでも地元アピールをしてました。
 アロー「これで、秩父を観光しておいで」
 レオン「ミスターアローは行ったことあるんですか?」
 アロー「ああ、実は昔…住んでたんだ(ニヤリ)」
 みたいな(笑)
 で、レオンくんは
 「秩父夜祭り行ってこようっと!!」
 と浮かれてた。カワイイ☆

・ストリートの場面で、かつてれおんくんが着ていた衣装をしーらんが着用。
 サイズの違いにもめげず、超やる気満々な顔で踊るしーらんが愛おしくて仕方ない!!好きだ!!

・初演ではとなみちゃんがやってた「踊れない子」の役をキトリがやってて、
 「ちっとも上手く踊れない〜」
 という台詞が追加されてたのがツボりました。
 キトリの場合、台詞で説明してもらわないとヘタな子だということが伝わらないからなあ(笑)
 逆に白羽さんはそんな台詞があったらシャレにならn(ry
 エルアルコンでのちえキトリが大好きだったので、二人のコンビを見られて嬉しかったです。
 全ツでとなみポジに入り、メガネのドジっ子を演じていたせあらちゃんが今度はお姉さん役になったのも感慨深く。

・クラブの場面、水輝涼氏の歌声に癒される。いい声!!

・初演の『ソウル・オブ・シバ!!』は私がマトヴさんに惚れた公演でもあり、クラブのケンカはまとぶんばっかり観てた記憶があるのですが
 今回、まとぶんが入っていたチームにまとぶん似の子が…!!(驚)

・あとから海隼人くんだと教えてもらいました。すごいダンサーさんですね。
 よくよく見るとそこまで顔立ちがまとぶんに似てるわけではなく、たぶんこの作品じゃなかったらここまで意識しなかったかもと思うんだけど
 髪型の作り方とか目頭のアイラインの入れ方とか、鼻先や口元のツンとした感じとかがすごく似てる。すごく気になる。
 今後もぜひ注目したいと思います。

今回いちばん衝撃的だったもの=組長のタコ足ドレス。

・再演に当たって中詰めは全面リニューアル。
 正直、色彩の単調さと音の薄っぺらさと時間の長さ(2回目に観たとき、気になって計ったら13分くらいあった。長!!)でダレる感は否めず…。

・特に音のペラさは際立っていて、ロケット〜れおんくんセンターのダンス?あたりは、変な言い方だけど
 DVDの「著作権上の都合で曲を差し替えさせていただいております」場面を観てるみたいでした。
 選曲も若干微妙だった気がする…。
 せめてラストは主題歌のアップテンポにしてほしかったよー。

・中詰めなのにパレードっぽく階段から人が続々下りてきたりとか、構成的には色々チャレンジしてて面白かったのですが、13分を持たせるにはちょっと駒が足りないかな〜というのも率直な印象。
 ちえテルアカシの場面も、楽しいんだけどトップ二番手三番手が揃った昂揚感というかスター性だけでガツンと盛り上がる感じには乏しく、真ん中のれおんくん一人で何とかしてる感が(まあ当たり前なんですが)(無茶いうなって)

・しかし中詰めの最初と最後で組長がタコ足だったりするので気が抜けない!!(笑)
 あとねね様のタコ足がハンパない!!!
 脚なげーーーー。
 ちえねねのダイナミックなデュエットダンスは否が応でもテンション上がりました。
 ていうかリフトが高速回転すぎて軽くびびる。
 「ねねちゃん、目が回らないのかなあ」を通り越して「ねねちゃん、怖くないのかなあ」の勢い。
 絶叫マシーンに乗る子を心配してるみたいなキモチ(笑)
 いやー、すごいわ。

・そんなこんなでジェラシー。そして再生。

・再生のところ、最初は凰稀姫がちゃんと神様しないといけないとか凰稀姫の歌が難しそうとか凰稀姫がれおんくんとユニゾンで踊る!とかいうことにドキドキしまくってたのですが(親か)
 シバ神の歌に
 「今おまえの中にほとばしる舞踊の血は誰にも止められない」
 みたいな歌詞があって、
 それを聞いたとたんに何だかボロボロと泣けてしまいました。

・よくわかんないけど、
 今ここで踊るれおんくんを、踊る星組生たちを観ていられることが幸せだなあと思って。
 ほんとに幸せだった。

・そこからの流れはなんかもう、ずっと泣いてた気がします。
 再生のあとにかなめ姫が紫の衣装で歌う場面、アレどうにもこうにも泣けてしまうのは何でだろう。
 どちらかというと明るい曲調で、ぜんぜん泣くような場面ではないのに。
 神様のおつとめを終えて(笑)リラックスした感じが伝わってくるからかな。
 あそこで姫の笑顔を見ると、いろんなものがほどけて素直に泣ける。ような気がする。

・そのあとの「すみれの花咲く頃」はもちろん号泣シーンだし。
 もうね、あれは無条件に感動ですよね。
 いつの日か大劇場でも観てみたいと思う。

・そしてデュエットダンスならぬトリプルダンス。
 サヨナラ公演とかでは比較的よく見るけど、お披露目ショーでは珍しい形のような。
 ちえねねテルの並びが本当に美しい!

・ショーの定番として「二番手が歌ってトップコンビが踊る」というのがありますが、このメンバーだと
 「れおんくんが歌ってれおんくんが踊る」
 みたいなことになってるのがなんか面白いっていうか…。
 かなめ姫は二番手というよりも「嫁2」に見えました(笑)
 そんなところもやっぱり愛おしい。

・太王四神記では羽根を背負うのがれおんくんだけだったから、ねねテルは初の大羽根。
 姫の二番手羽根とか見ちゃったら、もう…!(ゴゴゴゴ)(←感極まって涙がイグアスの滝になった音)

・なんだかんだで最後まで泣きっぱなしだったという話でした。
 …我ながらこの感情移入過多っぷりはどうかと思う(笑)
posted by 白木蓮 at 03:43 | Comment(4) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 24, 2009

○○系男子とスゴツヨ女子

 星組全国ツアー『再会』『ソウル・オブ・シバ!!』。
 神奈川とさいたまで観てきました。

 まずはお芝居。


 いやー、柚希礼音さんは本当にカッコイイですね!!!

 以上!!


 …というのは冗談ですが(笑)
 それ以外の感想がすぐには浮かばないくらい、
 兎にも角にもれおんくんがカッコよかった。
 圧倒的にカッコよかった。
 何でしょうあのカッコイイオーラは。

 今回の『再会』という作品、初演のときは「しょうもないけど特に腹も立たない」くらいの印象だったのですが、10年ぶりに改めて観たら「しょうもない上にけっこう腹立つ」芝居で(直球)
 受け取る側の私が変わったというのもあるのでしょうが、脚本の改変も謎。
 やたら出てくる「初期設定」とかってどうなの?私の中ではセクハラ110番したいくらいの勢いなんですが。あれが面白いと思って書いてるなら、石田氏はタカラヅカの客層とニーズについて勉強し直した方がいいと思う。ユーモアの域を超えて不快です。
 と、比較的ダーイシ許容レベルの高い私ですら苦言を呈したくなる感じ。

 なのですが、
 れおんジェラールがあまりにもかっこよすぎるので脚本の粗とかはどうでもよくなってしまった(弱!!)

 いやもうアナタにだったら初期化でも何でもしていただきたい(真顔)

 みたいな。




 うまく言えないんだけど
 れおんくんのカッコよさは、いわゆる「タカラヅカ的な」カッコよさとは少し違うような気がします。
 「男役」というよりは「男」に近い。


 タカラヅカの男役は、どんなにリアルに男っぽいスターさんであっても、「男役」の「役」の部分がファンタジーなのだと思います。
 たとえば私がリアル男子としてときめいてしまうのは蘭寿さんとオヅキさんなのですが(照)(照れんな)
 その二人も、すごく「男役」。
 「男」部分が堅牢であればあるほど、それは周到に作り込まれた「役」なのであって、そういうファンタジックな存在だと分かっているからこそ私たちは安心して彼らのカッコよさに耽溺できるんですよね。
 ふつうはそうやって、「男」と「役」は比例して伸びていくものだと思う。
 どんなにオフが「男っぽい女の子」だって、「役」の部分ができていなければ舞台ではちゃんと「男」になれないわけだから。

 でもどういうわけか
 れおんくんの演じる男役は、その「役」の部分だけが希薄というか。
 ものすごく「生身の男」っぽい。もちろん、あくまでも私にはそう見えるってだけの話ですが。

 なので、今回みたいなセクハラまがい…とは言わないまでも変な生々しさのある脚本だと、それがそのまんま生々しく見えるのです。
 他の男役ならばタカラヅカ的なファンタジーで吹っ飛ばしてしまいそうなところも、れおんくんがやると生々しい。
 …なんだけど、
 その生身のリアルさが突き抜けてかっこいい!!!
 尋常じゃないくらいかっこいい!!!
 リアルでありながらリアルではありえないかっこよさが、やっぱりタカラヅカ。
 タカラヅカ的じゃないんだけど、だけどタカラヅカ。

 そのギリギリのバランスがすごく面白かったのと同時に、こりゃーれおんくんに深入りするととんでもないことになりそうだな…とも思いました(笑)
 こんな危うい人に本気で惚れてしまったら絶対に抜けだせなさそうだ、私!!
 まさに「本気で恋しちゃダメさ〜♪」(←かなめ姫の歌)ですよ。
 恐るべしユズキ氏。

 ****

 さて

 れおんくんの生々しさリアルさカッコよさがモロに肉食系であるとすれば
 そんな彼と好対照を成しているのが、我らが凰稀かなめ姫です。
 まさに時代のトレンド、草食系男子☆

 …という話を友人にしたら
 「テルは草食系っていうかむしろ絶食系」
 と言われ、確かに!!と大爆笑したのですが(「この草まずい…」とか言って食べなさそう)(なんせお姫様だから)
 まあそんなクールビューティ。
 マークは取り立ててしどころのない役だけど、ちえテルの並びはやっぱりイイ!!
 さらに今回はアカシ(雑食系)が加わってますますイイ!!!
 3人がじゃれてる図もかわいいし、テルアカシのなかよし同期ぶりも超楽しいです。
 見てるだけで幸せ。
 あとテルコロのカポーも新鮮でかわいすぎるー!!!
 コロちゃんカワユス。
 いちばん最後の場面、ちえねねがラブソングを歌うときに周りの人が全員ストップモーションになるのですが(この時間がかなり長い)
 そこでかなめ姫がずーっとコロちゃんを抱きしめてるポーズなのがツボでツボで。たまらーん!
 表情がすごく優しくて幸せそうでねえ。
 なんかもうキュンキュンしました。

 しかも。

 きょうの席は下手前方通路側だったので、かなめ姫が
 「本気で恋しちゃダメさ、一夜かぎりのアバンチュール♪」
 を歌いながらすぐそばを通ってくれた!!
 ていうか私のすぐそばの人が「バイバイ♪」で釣られてた!!
 釣ってる姫の顔が超近かった!!!

 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・

 テンション上がりすぎてどうしようというくらいに大興奮。
 かなめ姫が通り過ぎていったあとには甘い香りが漂っていました…ぎゃー!!

 はー。久しぶりにものすごい勢いで心拍数が上がってしまった。

 ****

 そしてもちろん、ねね様のキュートなヒロインぶり。
 もうステキすぎる!最強すぎる!
 出会いの場面、あんなにカッコイイれおんジェラールが、ぶっ飛んだねねサンドリーヌに翻弄されまくってるのが激しくツボです。
 ちえねねカワイイなあ。
 見た目もお似合いでほんとに…ゴージャスだ〜!!(ゲロヴァニさん)(楽しそうですね)
 腰の位置がキュッと高くて、しかもそのウエストがれおんくんの片腕にすっぽり収まりそうな(笑)そそるライン。
 衣装もかわいかったなー。
 最後の場面のドレスははじめて見たような気がするんだけど、ねねちゃんらしいデザインですごくいいなあと思いました。プリティ。

 ナイトクラブ(?)で飲む場面の最後、確か初演では
 「いや、キスしたくない」
 のあと突然キスしてそのまま暗転、という流れだったのが、なぜかコムロさんの全ツ版からはキスのあとでラブソングが入る形に変わってしまったのが非常に残念なのですが(いま書いてて思い当たったけど、全ツだとセットの転換が間に合わないからか…)
 ここのラブソングの流れで踊る、ちえねねのダンスがすごくよかった。
 そんなにたくさんの振りではないんだけど、すごく刹那的な感じが伝わってきて。
 特に一直線に倒れたねねちゃんをれおんくんが支える振りが好き(どんな説明だ)
 美しかったです。


 なんか無駄に長くなりすぎですがそんな感じで。
 あ、あとしーらんのハリキリっぷりが素敵すぎました。
 「オテル・ド・モンテカルロ」の気合いハンパない!!
 すぐにでもホテルの経営を始めそうですよこの人!!(笑)
 顔芸とか動きとかがいちいちやる気満々で最高。大好き。
 彼の代になったオテル・ド・モンテカルロが楽しみで仕方ありません。
 もちろん嫁はしっかり者の可愛いベルガールせあらでよろしく☆


 ということで、ショーの感想はまた後日ー(力尽きた)
posted by 白木蓮 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

September 03, 2009

ひきこもり上等

 凰稀かなめ氏のブリドリパーソナル編、運よく初回放送を見ました。
 気になる姫のチャレンジは、
 「高齢者の方向けの絵画教室に参加する」
 というもの。


 …めっちゃインドア派。


 いつドラえもんを描きだすかとwktkして待ってたのですが(真顔)、描かなかったですねえ。
 まじめに、ふつうの絵を描いてた。
 そして上手だった!!
 先生が絶賛していたとおり(笑)、のびやかだし色塗りも鮮やかですごくキレイ。ほへー。

 先生がとても優しそうなジェントルマンで、周りのおじいちゃんおばあちゃんも穏やかな感じで、みんなに甘やかされてニコニコしてる凰稀さんがやたらと可愛かったです。
 ちょっといびつに仕上がった絵を自ら「ピカソ的な才能」と豪語するあたりとか
 ほめられたとたん超ゴキゲンになるあたりとか
 ものすごく姫。それでこそ姫。

 前回のめお様のようなネタ的面白さ(笑)はなかったものの、良い番組でした。
 なぜ高齢者向けの教室を選んだのかというくだりでは、以前このへんで語っていた「お年寄り大好きハアハア」みたいなアレかと思いきや(本当に不埒なファンですみません)
 うっかり泣きそうになるエピソードを語ってくれたり。
 できあがった自分の絵を見てのコメントでは、これからのタカラヅカを背負って立つスターとしての自覚すら感じられて
 なんかもうウルウルしてしまいました。
 立派になったなあ。
 しかも画面に映ってるだけで本当きれいだしなあ。

 番組のあとのスキマ時間に、まるで狙ったように(いや狙ってるんだろうけど)AQUA5DVDの宣伝が入って
 「Water Ring」の曲が流れたとたん、胸が詰まってチャンネルを変えてしまいました。
 やっぱり淋しい。まだ淋しい。
 星組の凰稀かなめさんがもちろん大好きでテルホゲ萌えーとか言いまくってますが、それとこれとはまた別で、淋しい。
 アクアコンのDVD、もちろん買うけどまだ見たくはないなあ…。

 ****

 スカステ整理したついでに花稽古場をチラ見。
 エキサイター何あれ!!!超たのしそう!!!
 花メンがみんなかっこよすぎるー。中詰めとか大変なことになってませんか?ベルばらフラストレーションを一気に払拭してくれそうな予感がふつふつと…!!!
 これで大ちゃんが変なカツラをかぶせたりしなければきっと完璧☆

 大ちゃんといえば、『カサブランカ』制作発表を見て知ったのですが
 『ソウル・オブ・シバ!!』のデュエットダンスはカサブランカの曲だったのですね(無知)
 いま思い返しても良い場面であった…。大劇場も全ツも。
 今度の星全ツでは違う曲になるのかしら。

 と、そんなこんなで(強引にまとめる)
 花組さんも、逆裁2東京公演も今週末が初日。
 私は逆裁は来週半ばからの参戦、花組さんに至っては東上待ちですが…
 皆さんが良い初日を迎えられますように!
posted by 白木蓮 at 23:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 30, 2009

まずは、やってみる

 星組新人公演『太王四神記Ver.2』を観劇。
 星組の新公を観たのは初めてかも!

 ハラハラドキドキの連続で、でもみんな全力で超がんばってて、最後は大団円で、タムキハのゴンドラが迫ってきたときにはうっかり涙してしまったり(笑)
 なんだかとても楽しい新公でした。
 いかにも星組らしく、やりすぎちゃってる人続出で私大喜び。

 以下、特にやりすぎちゃってた人。

・見た目も声もプリティなのに、「あなたこそチュシンの王!!」という台詞で気合い入りすぎてドス効きまくっていたヒョンゴ(しーらん)
・どういう設定なのか、本役にはないワイルドなアゴヒゲを装着してさらにアゴを割り、父フッケ将軍よりオッサンぽい役作りだったセドル(真月咲くん)
・ヌラリとした粘着質な空気と「オレは今ここにいるぜ!」的な大芝居で異色の存在感を放ち、最後の老人変身シーンでもやたらとタメていた大長老(ミッキー)(彼の大長老ソングがカットで残念すぎる)
・通常モードのときは普通に本役さんに沿った役作りなのに、時々いきなり卑屈な感じの声音を使って小悪党ぶりを発揮するチョジュド(千寿くん)
・も、もしかして本役のスジニではあれでも声を高く作ってるのか!?と驚くほどのハスキーヴォイスで登場し、大事な見せ場で裏声になったとたん台詞が聞こえなくなる男前なカクダン(みやるり)
・「田舎もん♪」の台詞を言う前に一瞬背中でタメる、というステキ技を繰り出したイルス(大輝くん)
・男役娘役問わず、すべての登場人物の中でもっとも男らしかったべらんめえパソン(モナコ)

 …と、隅々まで濃くて(笑)
 とにかく面白かったです。


 脇の人がいろいろハジケてるなか、主演のマカゼくんは少し抑えぎみだったかなぁという感じ。
 おそらく滑舌があまり良くないのを本人もすごく気にしてるんだろうな。全体的に慎重な台詞廻しになり、タムドクとしての勢いにはやや欠けたような気がします。
 ただ姿の美しさはやはり目を引くし、あと、れおんタムドクとはちがうソフトさが前面に出ていたのがよかった!!すごく優しいタムドクでした。
 舞台写真なんかは本当にミズさんそっくりなんだけど、実際に舞台に立ってしゃべってるのを観ると、一瞬たりともミズさんのことを思い出さない。
 というくらい似てなかった、少なくとも今回は。
 ミズ先輩が下級生のころはもっともっと「刃」って感じだったけど(顔じゃないよ!キャラがだよ!!)
 マカゼくんはすごく柔らかい芸風なんだなあ。と、タムドクを観て実感しました。
 その持ち味を生かしつつ、もっと前に前に出てくる感じがあるといいな。

 終始ひかえめなタムドクに対し、
 何でもいいからとにかく当たって砕けろ!!的な勢いで突っ走っていたのがヨンホゲの麻央侑希くん。
 いま調べたら…研2ですと!?ひえーーー。

 若い。とにかく若い。
 まず声が若い。
 ドリーさんが「スカステのダイジェストで聞いた歌声がタニちゃんそっくりだった」と仰ってたので私も見たら、
 確かに映像で流れる歌声はタニィそっくりだった…。
 (゜Д゜;)))
 実際に舞台で聞いたらそれほど似てるとは感じなかったのですが(タニィほど声量がないからかも)
 確かにこう、ノドの強さと勢いとパワーで乗り切る歌唱というか(笑)
 でも臆することなく歌っていて好感が持てました。あ、そこがまたタニオカさんぽいのか。
 そして姿も若い。
 ほっぺがプクプク☆
 まああのほっぺは、年月とともに削ぎ落とされていくのでしょう。
 でも、プクプクなんだけど、目が利く。
 2階席にまで目線が届く。これは天性のものだろうなあ。
 衣装がスーツとかだと線の甘さが目立ったのかもしれませんが、鎧でがっちりカバーされてるので長身が映えて等身バランスも美しい。
 あの豪華な衣装に負けない押し出しは見事でした。
 研2という若さにしては立ち回りも迫力があって上手だった。
 最後、矢がうまく出なかったのはご愛嬌。そんなささいなことは気にせず堂々としてるのもイイ!(笑)
 屈折の感じられない超健康的なホゲだったけれど、マカゼくんの悩めるタムドクとはいい対照を成していたような気がします。
 まだまだこれからだから、真ん中だけじゃなくいろんな役をやれるといいね。
 と、ものすごく上から目線。いやあ、若いっていいなあ。

 おとなしめなタムドクと爆走するヨンホゲをしっかりと支え、公演の技術レベルを引き上げていたのがまりもキハ。
 歌も芝居も破綻なく、姿やふるまいもキレイで、安心して見てられました。
 全力で支えつつもちゃんと男役さんに寄り添う、娘役スキルの高さに脱帽。まりもちゃんの存在が舞台の重要な芯になっていたと思います。
 ただ周りがいろいろ面白いことになっていたぶん、観客の自分もキハの安定感に甘えすぎて(笑)逆にちゃんと彼女を見れてなかったような。
 どこかにいびつさがある人のほうが印象に残ってしまうあたり、タカラヅカとはつくづく難しくも面白いものだなあ。

 スジニのちゃきちゃん、衣装のトラブル(おそらくは着替えのタイミングを間違えてしまい、出るべき場面にちゃんと出られなかった…?)があったもののやっぱり上手!
 花新公のれみちゃんも可愛かったし、スジニは娘役ちゃんがやるほうが好きだ。
 タムドク様への想いを感じさせる場面が切なくて秀逸でした。

 それ以外のところでは、カグン将軍の直樹氏が堅実にいい仕事をしていたのが個人的にうれしかったなー。
 いいオジサマ役者になってくれることを期待。
 あとはチュムチの汐月くんの男顔がけっこう好みだったので今後注目したい。

 最近の星組下級生はほとんど知らないのですが、そういう組での新公観劇もまた楽しいものですね。
 いろんな発見があって面白かった!
 みんなこれからもがんばれー。

 記事のタイトルは、会社の隣の課のスローガンらしくて至るところに貼りつけてある言葉。
 まずは、やってみる。
 これ大事ですよね。
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July 28, 2009

新たなる旅立ち

 稽古場レポートの真波さんがいろいろ面白カワイイなあと思っていたらスカステ7周年番組の真波さんはそれの比じゃないくらい大変なことになっていて、あらゆる意味で雪組スカイレポーターズから目が離せない今日このごろですコンバンワ。
 番組の後半、まりんとあおいちんが「真波そらを見守るパパとママ」みたいなことになってましたねー。
 むしろあのスタジオにいた全員(含下級生)が「真波そらを見守るお兄さんお姉さん」って感じでしたねー。
 最初の自己紹介で「雪組のあんなことやこんなことや、(微妙な間)あ〜んなことを!!お伝えしたいと思いますっ」と華麗に言い放った真波さんコメントを受け、冷静に
 「雪組のあんなことやこんなことや…あーんなことを」
 と追従したきゃびいに涙(ザッツ内助の功)
 きゃびい…できた子や…!!
 あの中でいちばん下級生だったのに、いちばん大人に見えました。おつかれちゃん。

 それにしても86期レポーターズのキャラ立ちっぷりはすげー。
 あかしじゅりあふみかそらちん!!
 ゆりのんがあの場にいなかったのがつくづく惜しまれます。
 あと「テルキタの『幽体離脱〜!』をおもしろそうに見守る真波さん」をばっちり抜いたスカステの中の人、GJでした。


 というわけで、やや(かなり)話は飛躍しますが
 「やる気、元気、柚希」(あかし&コロちゃんが披露した星組の一発芸キャッチフレーズ)
 な星組の、『太王四神記Ver.2』を観てきました。
 もうきょう千秋楽だったんだよね。早いなー。

 なんていうか、
 舞台の絵ヅラが半端なくゴージャスだとか
 れおんくんのトップオーラがとんでもないとか
 れおんくんの手はやっぱりキレイだとか
 れおんくんの声の包容力がすごいとか
 ちえねねはホントに華やかだなあとか
 すずみんがいちいち素敵すぎるとか
 あかしがオトコマエだとか
 ベニー可愛いよベニーとか
 せあら可愛いよせあらとか

 偏った感想は色々とあるけれども、しかし。


 雪ファンとしてはもう、これに尽きます。



 テルホゲに号泣。



 ひ、姫が二番手!!
 姫がかわいい!!
 姫がカッコイイ!!!

 ルドルフを除けば『ミロワール』でキムくんと半々にしか銀橋を渡ったことのないウチのお姫様が、合計3回(本編2回+フィナーレ1回)もひとりで歌いながら銀橋を渡っている……!!!!

 ・°・(ノД`)・°・

 感無量という言葉では足りない。
 ほんとにもう、鳥肌立つくらい感動しました。
 まるで、高校時代に札付きの不良だった息子が司法試験に受かったかのような感動(おまえにとって凰稀姫は何なんだ)


 えー、とにかくテルホゲがかっこいいです。
 特に二幕後半、ポスターの鎧を着てるときのビジュアルがやばい…!!
 髪型も異様にかっこいい!!
 お団子をはずしたザンバラ髪にときめき死ですよ。ぎゃー。

 芝居的にも二幕後半、「偽物なら偽物らしく」と開き直ったあとの覚醒ホゲ様があまりに好みすぎて悶えました。
 まっかつ(未だに漢字がわからん)での大虐殺のドSぶりとか!!!(´∀`*)
 「文句のある奴は前に出ろ!先に地獄へ送ってやる」がサディストMAX。どどどうしようこの凰稀さん好きすぎる。
 自分の足にしがみつきながら息絶えたサリャンを振り払う仕草もたまらないですね。「きたない手で俺様に触れてんじゃねーよゴルァ」的な。
 いつぞやのGRAPH表紙といい、かなめ姫は足蹴が似合いますなあ。

 最初の城壁のあたりは鳴海先生(©『忘れ雪』)っぽくてこれまた素敵なイケメンぶり☆
 ちえタムドクと仲良しな感じもかわいい。てか二人の並びがフレッシュでゴージャスで超眼福。
 もう萌えポインツが多すぎて大変でした。

 そんでもってキハには弱いのが何とも…!!(笑)
 ねねキハに対しては完全なるヘタレですね。テルホゲ様。
 まあそこがまたイイんですけどね(盲目)
 婚約披露の場面でキスをさせてもらえないのとか、死に際の「指一本触れていない」発言とかは前もって聞いていたのですが
 個人的にはカウリ剣の場面が激しくツボ。
 タムドクを刺したキハが、呆然としてフラフラ〜と倒れかけるのをホゲが支えるでしょ。
 そこで、なんだか知らんけどホゲ様のタッチが激しい(笑)
 普通に支えてればいいのに、無駄にキハを撫で回してるんですよね。ホゲ様が。
 ちょ、ヨンホゲそんなにキハに対して欲求不満なのか…!!!
 と思ってものすごくウケました(口を慎みましょう)

 あれはユウヒさんもやってたのかなあ。テルホゲオリジナルとしたら、そこも演出指示だったりするのかなあ。超こまかいなあ。どんだけヘタレ設定なんだろうなあ。でももし演出指示じゃなくて姫の自発的な芝居だったらどうしよう!!(おちつけ)
 というわけで、近々花組のDVDを見て確認したいと思います(笑顔)


 …そして。
 本編でこんなにも素敵なホゲ様を演じていらっさるにもかかわらず、
 フィナーレのドアタマでセリ上がってきて振り向いた瞬間から盛大にヘタレている凰稀さんが愛しい(笑)
 びっくりするほどのオーラダウン(直球すぎ)
 柚希さんがまた、フィナーレになるとタムドクに輪をかけたオーラを出してくるというか
 とにかくものすごいショースタアぶりでねー。キラキラしててねー。
 ああ、これがトップというものかと思いました。しみじみと。
 それと同時に、かなめ姫がヨンホゲとして舞台に立つのにどれだけ頑張ったか…ということにも改めて思い至りました。
 怪我のことはさておくとしても、これまでルドルフを除けば『ミロワール』でキムくんと半々にしか銀橋を渡ったことのないウチのお姫様が(←しつこい)
 本公演の二番手として大劇場に立つために、ヨンホゲとして存在するために、どれほどの重圧をはねのけて頑張ったか。
 ほんとに、ほんとに頑張ったんだよね。
 テルホゲはかっこよかった。
 そういえば凰稀かなめという人は舞台人としての経験値もハッタリもまだまだ十分でないのだ、ということを、本編のあいだは忘れさせてくれた。
 フィナーレになったらいきなり思い出したけど(笑)
 でも、そんなのはこれからいくらでも身についてくることだから。
 頑張った。ほんと頑張った。お稽古もリハビリも何もかも。

 雪ファンとして、凰稀さんを心から誇りに思いました。
 ありがとう。
 そして星組二番手おめでとう。

 ****

 以上!!!
 長くてウザくてすみません。
 他の人の感想は、東京公演が始まってから改めてアップできればと画策中。

 星組の皆様、千秋楽おめでとうございます☆
 東京で待ってるよー。
posted by 白木蓮 at 03:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 26, 2009

まずはめでたい

宝塚大劇場星組公演『太王四神記Ver.II』休演予定者の復帰について

2009年6月26日(金)に初日を迎えます宝塚大劇場 星組公演『太王四神記 Ver.II』につきまして、怪我の為、当面の間休演させていただく旨のご案内しておりました星組の凰稀かなめでございますが、回復が順調に進み、担当医師からの許可も出たために同公演の初日より復帰させていただく運びとなりましたのでお知らせ致します。
尚、フィナーレの一部場面のみ、当面の間は休演(代役はなし)させていただきます。

皆様にはご心配をおかけしましたこと心からお詫び申し上げますとともに、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。


 かなめ姫おめでとうーーーーー!!!!


 ひたすらそれだけです。はい。
 凰稀さんが新生星組の初日の舞台に立てる、そのことが単純にうれしい。
 めちゃくちゃうれしい。
 姫、ほんとにおめでとう!!!
 無理せずがんばってね。


 そして代役のともみんしーらん、きっとすごく大変だと思いますが…
 彼らも安心して自分の役に専念できますように。


 新生星組、初日おめでとうございます!
posted by 白木蓮 at 07:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 21, 2009

はりきりフレンドパーク

 やっとフレンドパーク見ました。
 はじめてのちえねねテル並び!!!
 やっぱり長身美形トリオで眼福であります。爽やか〜。


 うおおおお久しぶりのかなめ姫…(涙)
 姫、あいかわらず美形!!
 姫、あいかわらずカコイイ!!
 姫、ウォールクラッシュの衣装がドラえもんみたいで嬉しそう!!!


 意外とひとりノリノリで男役っぽいポーズを決める姫とか、ものいいのネタを先取りする姫とか、今回も華麗に跳んで壁に貼りつく姫とか、フラッシュなんとかで全然止められなくてプチ怒りの姫とか、バイクにまたがる姿が異様にキマってる姫とか、
 もうさすがの姫ぶりでした。だいすき。

 そして

 そんな凰稀かなめ姫をも下僕に変えてしまうラスボス登場。



 夢咲ねね最強伝説ktkr!!!



 か…か………
 かなめ姫が、困ってるねねたんのためにそばを持ってあげた!!!
 (゜Д゜;)
 かなめ姫が、座席から動かないねねたんに代わって地べたでセイロを拾い集めた!!!
 (゜Д゜;))))
 かなめ姫が、ねねたんが落としたセイロを拾おうと台から飛び下りて超機敏に走った!!!!
 (゜Д゜;))))))))


 ・:*:・(*´∀`*) ・:*:・


 どうしようやばい。
 テルねねやばい。

 光を止めるゲームでのねねたんのツワモノっぷりと、かなめ姫の
 「なんで止めるのっ!?(笑)」
 もやばかった。

 あとねねたんが反則技をかまして「ん?何のこと?揺れるハート」って顔してるときの、絶句したチエテルとか。

 ねねたんがダーツであっさり自分の希望賞品ゲットしたときの、呆然としちゃったチエテルとか。



 ねね様!!!
 スゴツヨ!!!!!

 (もはや「様」付け)



 そしてそんな絶妙のパワーバランスをものともせず、ごくナチュラルに帝王として君臨してるレオンくんもいいですねー。
 「(得意なスポーツは)たいいく全般」とか「ポンプやります!(まっさきに挙手)」とか、真剣にダーツの矢を選ぶ姿とか
 基本的に「筋肉バカ」(ぎゃーごめんなさい!!良い意味で!!!)っぽい感じが好感度大でした。
 「(ねねちゃんは)絶対ポンプできない」発言にキュンキュン。
 ボクおとこのこだもん、みたいな。
 きっとやらせてみたら結構な力でポンプできるんだけど、あえて黙ってジャンプのほうを選ぶ(そして成功する)ねね様も素敵☆


 というわけで新生星組が楽しみで仕方ありません。
 これ見ちゃうと改めてかなめ姫の休演が惜しまれますが…
 がんばれ!!姫の右足小指!!
posted by 白木蓮 at 11:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

April 26, 2009

いつかまた出会えるさ

 星組東宝千秋楽。
 中継だけ参加させていただきました。

 公演についてとかトウあすについてとか退団者についてとか、書きたかったことを何も書けないままこの日を迎えてしまったのですが
 サヨナラショーでの歌の数々を聴いていたら、
 ああ何だかもう大丈夫。という気持ちになりました。勝手に。

 自分でも意外なほど、ほとんどすべての曲に深い思い入れがあって、1曲1曲が圧倒的な懐かしさで迫ってきて
 あの曲たちをもう一度聴けたから、もう大丈夫。と。

 タカラヅカにとって…なのかどうかは分からないけど、少なくともトドグン時代の雪組やワタ檀・ワタとな時代の星組が大好きだった私にとっては、ごく個人的な意味で
 確かにきょう、ひとつの時代が終わったのだと思います。
 その瞬間を、自分なりに見届けることができてよかった。

 ****

 舞台のファンとして、というよりも、同じ時代に生きる女性として
 タカラジェンヌという職業を選び、それを全うして「悔いはありません」と言い切る彼女たちを、本当に美しいと思いました。
 だから私はタカラヅカが好きなんだな、とも。


 退団者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
 「明日もまだまだ公演は続きます…というわけにはいきませんが(笑)、人生はまだまだ続きます」
 と言ったトウコさんの言葉どおり
 ここから分かれて続いていく10本の道に、幸多からんことを心から願っています。
posted by 白木蓮 at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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