宙組東宝公演『黎明の風』『Passion 愛の旅』を観てきました。
観てきました、のですが
ちょっとほぼ徹夜明けみたいな状態で行ってしまったため、芝居は2割、ショーに至っては4割ぐらい夢の中でした…。
本当に申し訳ない。
でもショーは蘭寿さんの出てる場面ではすべて起きてた自信がある。どうでもいいけどそこだけは譲れない。
なんせ朦朧とした中での観劇だったので、出演者についての細かい感想(白洲次郎が土下座してる時の辰美さんがいかに恥ずかしくて素敵か、とか)(パイロットみたいな蘭寿さんの反り具合がいかに素晴らしいか、とか)は後日もう一度観てから書くとして
『黎明の風』について少しだけ思ったことを書こうと思うのですが。
…これは、ここでやるべき作品なのか?
ネットでたまに見かけるこの疑問を、私も抱きました。
といっても「こういう硬派な作品を、タカラヅカでやるべきか否か」ということではなく、そもそも
「今の日本においてこの作品は上演されていいのか否か」
という。
ここまでハッキリとわかりやすいナショナリズムに彩られた作品が何の疑いもなく上演されていることに、どちらかといえばびっくりした。
びっくりしすぎて、素直に感動していいのかどうかわからなかった(笑)
というのが正直なところです。
この芝居のどこがどうナショナリズムに満ちているか、を上手く説明することは私にはできないし(そもそも2割は寝ていたので)
日本人が作って日本人が観る芝居なんだから別にナショナリズム満載でもいいじゃん、とは思うし
白洲次郎という一人の人物にスポットを当てた物語である以上、視点がある1ヶ所に固定されるのは当然のことだし
何がダメってわけではないのですが…うーん。
第二次世界大戦における日本の過失をさんざん学校で教えられてきたからなのか、何か手放しには感動できないのですよね。感動しそうな自分にストップをかけるもう一人の自分がいる。
普段わりと外国人と接する機会が多い、というのもあるかもしれない。
これだけいろんな価値観が存在する現代において、こういう作品が上演されることにどうしても不安を感じてしまう。一体何に気を遣っているのか自分でもわからないけれども。
『黎明の風』はタカラヅカでやるべき作品か?という事に関しては、私はYESだと思います。
というかむしろ、こんな声高に「ひ、日の丸がーーー!!!」「日本は…ついに国際社会に復帰した…!!」と感動にむせぶような芝居(←別にバカにしているわけではなく)を堂々とやれる劇団はタカラヅカしかない、と思う。
なんていうか、観る側がそういうことをあんまり気にしないから。
基本的には「スターがカッコよければオールオッケー」な世界だから。
『青い鳥を探して』が臓器移植のレシピエントだ何だとポリティカル・コレクトネスを丸無視しててもトドコムが可愛ければOKだったように(まあ別の部分で叩かれまくってたけど…)
『スサノオ』が古事記の内容いろいろ曲げまくっててもコム姫のビジュアルで全てが許されたように(許してたのは私だけかもしれないけど…)
これも、作品の思想的なあれこれについては別に何も言われないと思う。
私も何回か観れば慣れて、「辰美さんステキー!」しか言わなくなるんだと思う。
先日『舞姫』に初ヅカの友人を連れていったときに
「いまどきここまで真っ直ぐにナショナリズムを貫いた芝居をしてることに驚いた」
と言われて、私は『舞姫』でそう思ったことはなかったので彼の感想に驚いたんですが(笑)
それくらい、我々ヅカファンは「脚本の思想」を気にしないで芝居を観ていると思います。感覚が麻痺してる。
もちろん気にする必要は別にないし、いちいち気にしてたら突っ込みどころが多すぎてタカラヅカなんて観てられないし、だから気にしようとも思わないけど。
でも今回はけっこう気になった、のでした。
それでいて最後のほうはちょっと自分のナショナリズムを刺激されて泣きそうになって、そこにまた戸惑ったり。
ちょっと自分の中ではおさまりの悪い作品だったかなあと。
まあ、リピートするうちに忘れるんだろうな。
ちなみに実際に号泣したのは、本筋と全然関係ないところで(笑)
羽田空港で、トド様がまりえった組長に言う台詞。
「派手で目立つわけでもなく、目の覚めるような活躍をするわけでもない…でも間違いもミスもなく長い間ひたすら地道にみんなを支えてきた。そういう、あなたのような人が組織には必要なんです」
みたいなやつ(言い回しはかなり違うと思う)
なんだあれ!!!
完全に「美郷真也へ送る賛歌」じゃないですかーーー!!!!
もう泣けて泣けて泣けて泣けて、前が見えなくなるほどでした。
この台詞を書いただけで石田氏グッジョブと思ってしまった。
まりえさーーーーーーーん。
・°・(ノД`)・°・
あと「蘇州夜曲」「銀座のカンカン娘」「東京ブギウギ」と『Asian Winds!』を思いださせるナンバーが多くて、娘役のオレンジの衣装はあのショーとまったく同じだったりして、個人的にはわりとときめいた☆
「カンカン娘」のときは、今にも紫と黄色の衣装を着こなした蘭寿さんが躍り出てくるんじゃないかと思いました(笑)
でもマジメな顔で辰美さん演じてるのね。やーん。ブギウギに参加してしまえよ!!(無茶言うなよ)
April 08, 2008
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今回の白木蓮様の感想、かなり新鮮でした。
私は今回の作品でかなり何度も泣けましたが、ナショナリズムをくすぐられて感動したわけでは全くないし私の友人たちもこういった意見は持っていなかったので…。
あ、意見が違うからと言って反論しているなどというわけでは全くありませんので!(汗)むしろ白木蓮さんのファンですので!!
感動したのは、「日本人だから」ではなく、ただ、こんなふうに信念を持ってこんなふうに情熱を注いだ人がいたんだな、ということを知れたからだ…と思ってます。
むしろマッカーサーのほうに感動したりしてたので(笑)
私は全く違和感を感じずに観ていたので、「これだけいろんな価値観が存在する現代において、こういう作品が上演されることにどうしても不安を感じてしまう。」というように、もっと冷静に見ていらっしゃる白木蓮様がすごいな〜と…
私はきっと、全く気づけずに誰かのナショナリズムやアイデンティティを傷つけたりしてしまっているのではないかな〜と不安に思いました。。。
こんなに長々とコメントしてしまって申し訳ありませんが、要約すると「辰美さんステキですよね☆」ということです(えー)
いつも思わず唸ってしまうようなご意見を書かれていて、とても楽しませていただいております。
ホントに長々すみません…m(__)m
ラントムスキーなパクちゃんが帰ってきてくれてうれしいわ♪
>芝居は2割、ショーに至っては4割ぐらい夢の中でした…。
ま、リピートしてけばはまりますから、絶対!!
う〜ん、と、はまると思うよ。
・・・いや、たぶん、はまるんじゃないかな^_^;
私はかなりハマってますので(辰美さんやら、蘭寿さんやら、らんとむさんに)、
寝ているヒマなどありませんの。
>やーん。ブギウギに参加してしまえよ!!
黒縁メガネにセンターマイクでね^m^
はじめまして!コメントありがとうございますm(_ _)m
私も、もちろんこの作品を通して描かれているのはナショナリズムそのものではなく、白洲次郎やマッカーサーなど信念に生きる熱い男たちの生き様だと思います。
なのでそれを感じ取れれば『黎明の風』を観る上では何の問題もないと思うのですが、初見ではそれ以前の内容が色々と気になってしまって…。
たぶん観ていくうちに、作品の中の「人」をちゃんと感じられるようになるのではないかと思います。なれたらいいな、と。
でもtoo様の見方のほうが、タカラヅカの鑑賞方法としては正しいのですよ!絶対!!
私もきっと1ヶ月後には、「辰美さんステキ!!」と叫びまくっていることでしょう(笑)
こんな拙いブログではございますが、また遊びにいらしていただけたら嬉しいです。
お待ちしております☆
>Kさま
Kさまがコメントにいらして下さると、ああ、宙組公演だな〜と思います(笑)
私もKさまに帰ってきていただけて嬉しいです☆
先日の記憶は睡魔の靄の中なのでいろいろと曖昧なのですが、とりあえず蘭寿さんがカッコ良かった記憶だけはしっかりとあるので
これからガッツリはまりたいと思いまーす。
ついでに黒縁メガネにセンターマイク、髪の毛は七三でブギウギしていただけたら最高です(それはないから)
私も宙組初日見てまいりました・・・
そうですね・ちょっと恥ずかしいくらいに日本万歳でしたね・・でも私は泣けました。ほんとにアノ頃の日本人は頑張ったんだなーと思ったら、恥ずかしいくらいなけました
私も近代日本史について不勉強で最近小林ヨシノリさんの漫画で勉強してます・
・・勉強二ナラナイカ
どうして韓国や中国が日本に侵略されてしまったのか、良く分かります・ちょっと偏ってるけど
お暇なときはブックオフで立ち読みしてみてください・・手始めに日本にA級戦犯はいないからお読みになることをお勧めします・・・
はじめまして!カッコイイお名前ですね〜。
たんちゃさまからお越しいただいてたとの事、どうもありがとうございます。嬉しいです。
私も何だかんだいって、近現代史は高校で習ったのが最後なので、もうすっかり忘れてます…。
小林よしのりですか。色々書いてらっしゃるのは存じ上げてますが、私が知っているのは「おぼっちゃまくん」のみです(ダメやん)
機会があったら読んでみます〜☆
ちなみに私は歴史のことを思いだすとき、未だに高校のときの参考書を読んでます(笑)
それもなかなか楽しいですよ。ただ若干教科書の記述が今と違ったりしますが(笑)