May 16, 2014

紡がれた歌は時をかけ遥か未来へと継がれてゆく

 花組千秋楽を、徒然なるままに思い出し。
 脈絡ないです。


・とにかく朝起きた瞬間の、ぴっかぴかな快晴に感動!
 雲ひとつなく、風もほとんどなく爽やかで過ごしやすい、神様のプレゼントみたいな1日でした。
 前楽で高翔さんが「花組に戻ってきたまゆちゃんは、私たちの太陽になりました」と仰ったのがとても心に残ったのですが、まさしく太陽が似合う男役・蘭寿さんにふさわしいお天気だったなあ。

・お芝居の蘭寿さんは本当に「かっこいい」の一言で、なんかもう、ほかに何の形容詞も浮かばなかったです。内からも外からも、完璧に磨きあげられたかっこよさ。魅せられた。

・キキちゃんがアドリブで「主役の名前何にしよう?…トムにしよう!」って言ってた(笑)

・ココナツグローヴで、よっちがショートグラスのカクテルを口に含んで「つよい!からい!><」みたいな顔をするところ、楽はそのカクテルをゆずかれーくんにも差し出して飲ませてました。やっぱり度数が高いらしく、よっちほどじゃないけど「っひゃー!」みたいな顔をするゆずかれーくん。ラブリー。

・同じくココナツグローヴ、いつもななくらちゃんと踊れそうな雰囲気になったところでマイティーに取られちゃうよっちですが、楽は近づいてきたマイティーがよっちの手を取って立たせ、一緒に踊り出した!そしてマイティー&ななくらちゃんでよっちを挟んでノリノリ!よっちすごく嬉しそうだった…可愛かった…。

・「グレンデールの試写会に行ったとばかり!」「はやく終わったんだ」「ああ〜」ってところのよっちの「ああ〜」の笑顔がピュアすぎて天使すぎて、公演後半はもうこのまま空に飛んでいっちゃうんじゃないかと思ってたな。
 あんな無垢な顔で笑える大人を見たことがない。いや、まあ大人っていうかフェアリーだけども。

・いつも大切に観ていた「会社の決定」の場面ですが、楽はやっぱりひとりひとりの台詞や表情がより響いて、全員が愛おしくて、この場面を作ってくれたいっくんありがとう!と心から思いました。

・自分で思っていたよりも平常心というか、いつもどおりに近い感覚でずっと観ていたのですが、Thank Youの清浄な美しさはやっぱり圧倒的で…涙が止まらなかった。すべての瞬間が特別でした。

・「人生をかけた夢」のラスト、
 万感の想いを込めたような瞳で2階席をゆっくりと見渡して、それから目をほどいてフワッと笑う、あの笑顔が本当に本当に大好きで。
 …忘れたくないなー。

・ショーのVACATIONの場面、オカマさんたちがそれぞれ襷を着用。
 タソ(だいもん推し)の襷が「宇宙一カ」までしか見えなかったのですが、びっくくん(キキちゃん推し)が「ハート泥棒」、まりんさん(みつるきゅん推し)が「世界の恋人」となってるのを見て、それぞれ意中の人のキャッチフレーズか!タソの襷は「宇宙一カッコイイ」か!と得心したのですが、よそ様でちょっとレポを拝見したらどうやら「宇宙一カワイイ」、つまり自分たち自身のキャッチフレーズだったもよう。そうだったのか…いや、だってみつるきゅんは世界の彼氏だしキキちゃんハート泥棒やん?ここ数ヶ月、私周辺でキキちゃんの可愛さにほだされている人の多さったらないやん?(そんなこと言われても)
 まあ何にせよ、世界の彼氏の恋人だから「世界の恋人」なんですね!まりんさん!と握手したくなるキャッチフレーズでした。

・このへんの記憶がちょっと混濁しがちなのは、皆様すでにご存じの通り、あの方がサプライズ登場したからです(笑)
 いつもどおりセリの上で釣りしてる人たちにオペラを向けていたら何かいつもと違う笑い声が…と思ってオペラを外すと、
 なんと、
 舞台下手から、巨大なポニョ@蘭寿とむさんが!!!!!
 真っ赤なスパン?のダボダボした上下(銀狼の衣装の上からでも羽織れそうなやつw)に、ちっちゃな黒いシルクハットが乗っかった赤いアフロ。なに!あの!生き物!

・こういうことがあると一瞬脳の回路がおかしくなるよね…。ゾロ新公やちいさこべ楽もそうでしたが、なんか混乱して「え、誰?」って思った(笑)。顔を見ても蘭寿さんだということがちゃんと認識できなかった。

・このポニョ、ていうか突然変異したお魚が、とにかく可愛くて可愛くて…!
 声のトーンとしては、ライジングでマイラちゃんに変身させてもらう前の、つなぎ着たトムくんみたいなやつ。あの声で「釣って!釣って!」ってアピールしながらピュルピュル跳んだり腰振ったりしてるんだよ!ななななんなんだ!
 「釣られたーいぃーー!!!」とダダこねた挙句、結局釣ってもらえなくてぷんすかしながらハケていった蘭寿さん(笑)
 いやあ、すごい光景でした。自身のサヨナラ千秋楽で、体張って笑いを取りにくるトップさん。この昭和感…好き…!!!!!

・惜しむらくは、さすがに蘭寿さんに目を奪われてだいもんたちの反応を見られなかったことです^^

・そのあとカッコイイ銀狼がセリ上がってきたとき、ちょっと笑いそうになったよね。あまりのギャップに。

・そんな感じで楽しく観ていたのですが、中詰めで踊るアキラ&凪咲さんのコンビを観たら何かスイッチが入って、涙が止まらなくなってしまった…。
 いつもこの上なく幸せそうな顔でアキラを見つめながら踊っている凪咲さんが、いまにも泣き出しそうに眉根を寄せていて、でも泣かないように懸命な笑顔で踊ってるのがほんとうに健気で可愛くて。あの顔を見たら涙腺決壊しました。
 最後に盆が回るときのポーズ、いつもはかっこいい真顔で決めるアキラが、楽は凪咲さんに歯を見せて笑いかけていて…もう…
 凪咲さんの顔は見えなかったけど、アキラにあんな顔されたら凪咲さん絶対泣いちゃうよ!どんな少女漫画だよ!と泣きながら軽く逆ギレた。美しすぎて。

・いきなり話が飛びますが、最後の袴のご挨拶でも、凪咲さんのご挨拶を優しく見守るアキラが超イケメンで。
 素敵なご挨拶を終えて下がった凪咲さんがうしろにいたアキラに「言えました!」みたいな顔して、アキラも「そうだね!」的にニコッと頷いて、もうこれ凪咲さん最高のシンデレラストーリーじゃないかしら…とウルウルしました。なんていうか、変な意味ではなく、タカラヅカならではのすごく美しい関係性だなあと。

・MUGEN5が下手花道に走っていくところ、みんなが口々に「とむ!」「とむ!」って掛け声かけてるのがおもしろかった(笑)。みつるきゅんは「とむとむとむとむゥ!」って連呼してた。可愛い。

・無限の愛のところは、ただあのまばゆい光とみんなの笑顔だけが印象に残っていて、うまく思い出せないのですが…。
 みつるきゅんの
 「夢を見たのさ 花園で僕に微笑む君は誰」
 の声がほんの少しかすれて、そしてそのあとにつづくみりお様の
 「僕の運命は変わったのさ 君の笑顔に励まされ」
 が完全にいつもと違う声だったんですよね。
 顔を見たら目に涙が溜まっていて…うまく言えないけど、あの蘭寿さんがいる空間ごと、みりお様を抱きしめたい気持ちになりました。

・パレードで大きな羽根を背負って降りてくる蘭寿さんのキラッキラな笑顔と、それを迎えるみんなの笑顔と。
 あの空間の幸せさに、いままで何度元気をもらったことか。
 楽は、どういうわけかゆずかれーくんの笑顔がすごく印象に残っています。蘭寿さんを見つめながら、子供みたいに笑ってたの。

・みんなあんなふうにセンターを見つめながら、ちゃんと手はまちがえずにシャンシャン動かせてるのがすごいよね(今さら?)

・みつるきゅんとまりんさんの異動ご挨拶、どちらも愛とユーモアが溢れる素敵なご挨拶でした。
 特にみつるきゅんに関しては、ご本人の口から直接そういう言葉を聞くのが初めてだったし(まりんさんは大劇場楽でもご挨拶をしてくださったので)、何より、15年間追求しつづけてきた「花組男役」に対する愛と誇りがすごく感じられて…みつるきゅんは涙をこらえていたけれど、客席にいる私のほうが勝手にもらい泣きしそうでした。きっとあの場にいた人みんなが同じ気持ちだったんじゃないかと思う。
 かっこよくてクレバーで頼もしい、花組の華形ひかるさんが大好きです。中日も楽しみにしてます!

・サヨナラショー、実は前楽は号泣してしまって、幕開きのファントムから涙が止まらず「永遠の詩」〜「愛した日々に偽りはない」ですでに目も鼻も大洪水みたいな状況だったのですが、大楽はそれよりも「楽しい」という気持ちが強かったかも。楽しくて、幸せでした。

・あの異動ご挨拶を聞いたあとでの、蘭寿さん&みつるきゅんのFate Cityはやっぱりグッときた…。
 ふたりとも最高にかっこよかったです。
 
・コンガ主題歌後半、みんなが銀橋に出てきてみりお様&みつるきゅんが交互に歌うところで、みつるきゅんがみりお様の肩をガシッッて抱くようにつかんだのを見て、イケメンすぎるだろみつるきゅん!とまた涙がこぼれました。
 みーちゃんサヨナラのときも思ったけれど、下級生男役に見せるみつるきゅんの包容力と男気が大好き。あの猛烈な「男同士」感。

・リベルタンゴのよっちもカノンのよっちも「真実の愛」のよっちも、いつもどおりカッコよくていつもどおり素敵で、いつだって真剣に誠実に舞台に取り組んできたからこそ、どんな大きな舞台でも気負わずよっちらしくいられるんだなあ…と、いままでに何度も思ったことをまた思いました。

・アシナヨが心の底から幸せだった。愛しかなかった。だいもんのカゲソロも素晴らしすぎた。

・すべてが大好きなサヨナラショーですが、いちばん蘭寿さんらしさが端的に表れている気がするのは、やっぱりみりお様を抱きしめる場面。
 蘭寿とむというスターを表す言葉は、情熱とか灼熱とか大人の男とか色気とか腰とか(笑)たくさんあるけれど、でもやっぱりそのすべてが「愛」から始まっていて、そして最後はすべてがもっともっと広く深い「愛」に昇華されたのだ、と思う。

・ムラの前楽でも楽でも、そして東京の前楽でも驚異的なまでに均等にバラを配った蘭寿さんですが、大楽は最後に少しバラが余ってしまって(途中でちょっと引っかかってなかなか抜けないバラがあり、ペースが乱れたもよう)
 少しだけ多めに残ったバラをぱっと投げた、その軌跡があまりにも美しくて、いまもまぶたに焼きついています。赤いバラが描く美しい放物線。
 ていうかすごい飛距離だった…さすが蘭寿さん^^

・緑の袴でのご挨拶。
 全員ほんとうに素敵なご挨拶でした。前向きで、幸せそうで。かぐらちゃんの「夢は叶いました」という言葉に泣かされました。
 よっちの、「はじめて宝塚を観たとき、駅のホームで歌って踊りながら帰った」というのがとてもとても可愛かった!

・大劇場では黒燕尾で大階段を降りてきた蘭寿さんですが、東京は緑の袴で。
 漠然と、袴だろうなあとは思っていたのですが、大階段のてっぺんに袴の足元が見えたときは思っていた以上に感動した…。
 最後は歌劇団の生徒としての正装を選んだ、というのがすごく蘭寿さんらしくて、やっぱりそんなタカラジェンヌ蘭寿さんが大好きだなあと思いました。ムラ楽で、最後の曲が「すみれの花咲く頃」だと分かったときと同じような感覚のうれしさ。

・蘭寿さんのご挨拶も、素晴らしかったです。一字一句が美しかった。
 大劇場のご挨拶もすごく素敵だったので、心のどこかに「あれを超えることはないんじゃないか」みたいな危惧が(いま思い返すと)あったのですが、軽々と超える美しさでした。もう、詩のような。
 「宝塚を、花組を、永遠に愛しています」
 という言葉を、あんなにも衒いなく言える人を他に知らない。
 すべての言葉が心に響いたけれど、やはり宝塚ファンとしては、「明日海りお率いる花組をよろしくお願いします」と言ってくれたことがとてもうれしかったです。

・その言葉が出た瞬間にみりお様のほうを見たら、みりお様とだいもんがまったく同じ直立不動の姿勢で、まったく同じ角度で蘭寿さんのほう向いて、まったく同じ表情をしてたのが可愛かった…。あえて擬態語をつけるなら「ちゅーん」って顔(笑)。みりだい愛おしい…。

・CSにも映ってましたが、やっぱりカーテンコールの
 よっち「今のこの気持ちを、ぴったりな言葉で表せる方がいたら教えてほしいです。幸せでは済まないです。考えたんですが浮かびませんでした」
 蘭寿「幸せの極み、とでも…」
 よっち「あっ、教えてくださる方ここにいました!」
 というやり取りが可愛すぎて死んだ><
 そのあと、よっちに「じゃあ皆様に」ともう一度挨拶を促した蘭寿さんが好きです。ファンのことちゃんと分かってるなあ、と。

・出の蘭寿さんは、いままでに見たことがないほど柔らかい表情でした。女性らしい、といってもいいくらい柔らかな、美しい顔。
 淋しい気持ちはなくて、ああ、いままで「男役」として背負ってきたものをちゃんと降ろせたんだなあ…と、すがすがしいような安堵感に満たされました。本当に、本当に美しかった。
 お見送りできたこと、幸せでした。
posted by 白木蓮 at 20:02 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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