ついったーでも少し書きましたが、ムラからのいちばん大きな変更点は、お芝居終盤の部分。ムラではさらりと流されて「え!?」となってたユニットの心変わりが、東京ではかなり丁寧になりました。セットや人の動きも音楽も変わっていて、短期間のお稽古で(しかも今回は100周年イベントで通常よりお稽古期間がなかったはず…)ここまで変えてきたいっくんと花組の皆さんに拍手!すごい!!
絶対こっちのほうが分かりやすいので良いとは思うのですが、個人的にはムラのテンポに慣れてしまっていたせいもあって少し説明過剰に感じてしまうところも…。これもついったーに書いたけど、現時点で2回観て思うのは、ちょっとザブラス(まりんさん)が饒舌すぎるのかなあと。ザブラスがみんなの気持ちを代弁しすぎていて、モンローが登場する前にすでに民意が決められてしまっている、みたいな感じがちょっと違和感あります。あの尺であの流れを作る上では仕方ないと思うんだけど、あれだけザブラスひとりに語らせるよりは、もっとスタッフの子たちに「自分の仕事」について話してほしかったなー。たとえばアイザック(ゆずかれーくん)が、自分のカメラで撮った映像についての想いを語るとか(そしてブレーディさんにばっさり切り捨てられてキレる、とか)。今回「映画バカ」のナンバー以外にユニットスタッフが映画への想いを表現する場がないので、「俺たちの情熱を踏みにじるな」と言われてもちょっとピンと来ないんだよね。
あと、ブレーディさんの「全員クビだぁー!!」あたりのアホっぽいかんじが結構好きだったのでそれもプチ残念(笑)。でもヴィヴィアンへの「なんで!?」は残ってるからそれで我慢します^^
…と、まあ、ちょこちょこ思うところはあるものの親切設計に変更されたのはよかったと思う!なんだかんだ言ってもやっぱりあのくだりが一番のモヤモヤポイントだったから、ちゃんとそのことが伝わって、そしてそれを受けて変更しようと思ってくれたことが嬉しい。ありがとういっくん!ヨーヨーかっこよかったよ!(今月のCS「演出家プリズム」で、文化系ヲタク男子いっくん×体育系イケメン桜木先生の噛み合わないコミュニケーションに盛大に吹いている私です)(特にいっくんの三島語りのところで省エネモードに入る桜木先生がお気に入り)
変更というよりアクシデントに近いですが、和海ボーイの声がお芝居の出だしからちょっと危ないかなあと思っていたら、ショーのソロがメロディー変更になり、エフェクトも強くかかるように。
あれだけ上手くて喉が強そうなボーイくんでも、やはり大劇場→東京と2ヶ月間の公演で声を維持するって大変なことなんだな…と思い、それを毎回やっている上級生の皆さんってすごいんだなーとあらためて思いました。そのスキルの重要さであったり、あるいは場面を持つということの責任の重さを、ご本人がいちばん感じていると思うので…しっかり治して復活できますように!フルパワーな和海ボーイの歌を、早くまた聴きたいです。
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ムラぶりに観るお芝居のよっちがますます愛らしくなってて笑顔も無垢でピュアで天使っぷりを増してて、もー可愛すぎるだろ!赤ちゃんか!(蘭寿DSのよっち先生のツッコミを拝借)と思っていたらショーではますます色っぽくカッコよくなっていて、私は一体どうしたらいいのか…。あと1ヶ月、熱い熱い熱い視線を送りつづけたいと思います(怖)
蘭寿さんについては、書きたいことがちっともまとまらないのですが
なんかもう、全方位に愛がダダ漏れてるなあと思いました。いままでもそうだったけど、さらに。劇場全体が蘭寿さんの愛に満たされているような。
初日ご挨拶も、花組への、そして宝塚への深い愛が伝わってくる素敵なご挨拶だったと思います。
いよいよゴールが見えてきたと思うと淋しいけれど、この愛に包まれてあと1ヶ月歩けるのだなあと思うと、やっぱりとても幸せ。
とにかく悔いのないように、5月11日まで走ります!(実際は座ってるだけだけど)
お付き合いの程、よろしくお願いいたします。