2014/03/19
花組トップ娘役・蘭乃はな 退団会見のお知らせ
花組トップ娘役・蘭乃はなが、2014年11月16日の東京宝塚劇場公演『エリザベート』の千秋楽をもって退団することとなり、2014年3月20日(木)に記者会見を行います。
なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。
らんちゃんの退団発表。
…早いですよね。今の公演サイクルになってから、8ヶ月も前の退団発表はミズ先輩くらいのような。
男役のミズ先輩でも相当イレギュラーな印象だったので(なにせあの時はサヨナラ公演の演目が決まってなかった)劇団的に、何か早く発表しなくちゃいけない事情があったんだろうなあ。
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とてもとても個人的なプライオリティの問題なのですが、
少なくとも私にとって添い遂げ云々はべつに重要ではなく、それよりもちゃんとその人なりの娘役をまっとうして卒業していってほしいと思っているので(なので美海ちゃんの退団は美しかったけれどやはり勿体なかったと思っている)、やりたいことがあるから残るというらんちゃんの決断はすごく潔いし、尊敬に値すると思っています。
ただ、これも個人的なプライオリティとして
トップのお披露目公演で相手役さんがサヨナラっていうのはあんまり嬉しくない…。
みどり姐さんの場合は状況が特殊なので置いておいて、新体制が固まる前の状態で海外ミュージカル1作だけやって退団、というのはさすがに色々落ち着かないというか。組の一翼を担うべき「娘役トップスター」の責任としてどうなのかな、と、思わなくもないです。
もちろん劇団には劇団のスケジュールがあるんだろうから、一概にらんちゃんの責任とは言えないけれど。花組スキー、娘役スキー的には、ちょっとそのへんにモヤモヤしてしまうのは事実。あと、(ご本人の意思はともかく)アントワネットもシシィも正直らんちゃんのニンではないと思うので、最後はショーがよかったなあ…と思ったりもしています。夢眩が最後のショーになっちゃうんですね。。。らんちゃんに似合うショーで良かった。
蘭寿さんのファンとしては、らんちゃんが相手役だったからこそ観ることのできたシーンや作品がたくさんあったと思うので、本当に感謝しています。
何より、蘭寿さんが描いていたであろう「トップコンビ」像にちゃんと寄り添おうとしていてくれたことがありがたかったなあ…と。
前に蘭寿さんが「ふたりとも宝塚が大好きなのが共通点」みたいなことを言ってたけど、今回のラストタイクーンで、すごくそれを思い出します。「スクリーンには夢が広がっていた♪」のところ。ふたりとも、スクリーンならぬ舞台に夢を見て、ハリウッドならぬ宝塚にたどりついて、そして出会ったんだなーとしみじみ思う。from杉並to宝塚、from西宮to宝塚。(近!西宮、近!)
あと8ヶ月、まだまだ挑戦もたくさん。
残された娘役人生を、幸せに過ごしてほしいです。