February 09, 2014

花はいつか実を結ぶだろう

 花組『ラスト・タイクーン』『TAKARAZUKA∞夢眩』、無事に初日の幕が開きました。初日からムラにいたので東京の歴史的な大雪を体感できなかったのは少し残念ですが、おかげで何も影響を受けず遠征できたのだから贅沢は言えぬ。

 初日は芝居もショーもとにかく情報量が多すぎて頭が追いつかなくて、おまけにショー終盤で私的に天地のひっくり返るようなサプライズ演出があり、なんかもう「あれは…夢…?」ってなったまま終わったのですが(そしてそれについては未だに夢なんじゃないかと疑っているのですが)、とりあえず、楽しかったです!
 芝居にもショーにもサヨナラ的な演出はふんだんに施されているし、どちらにも両演出家の蘭寿さんに対する前のめりな愛情(笑)が詰め込まれていてとても有り難いなと思うのですが、それ以上に、どちらも「組子ひとりひとりが活躍できる」作品に仕上がっていたのがすごくすごく良かったなあと。蘭寿さんが望んでいたのはこういう作品なんだろうな、と、素直に思えました。お茶会でも、吉正にそういうオーダーを出したって言ってたもんね。

 お芝居は記念すべきいっくんのデビュー作。
 広げまくった風呂敷を畳みきれてなかったり説明が足りなかったり多少展開が強引だったりはするものの、私これ好きです。楽しいいいいいい!!!!
 とりあえず、いっくんが自分の脳内にあるであろう「かっこよくて可愛くてかっこいい蘭寿さん」と「厨二病なみりお様」と「狂気じみただいもん」をこれでもかと突きつけてくるので面白くて仕方ない(笑)。たぶんいっくんは製作期間の半分くらいをだいもんのキャラ造形に費やしてたと思う^^^^(あ、だいもんの役は原作からかなり離れた設定になっているので。)
 蘭寿さんはひたすらかっこいいし、らんちゃんも可愛いし。女優ミナ・デービスはらんちゃんのキャラじゃないのでは…と少し危惧していたのですが、そこをサブリナ的シンデレラストーリーに仕立てたあたりもいっくん上手いよね。ふたりのラブシーンの台詞がいちいち素敵で、なんていうか、蘭寿さんが一言発するたびに客席の赤面する音が聞こえるようでした///// いっくん狙ってるやろ///////
 でもこんなにちゃんとした「大恋愛物!!!!!!」を観られて幸せだなあ。やっぱり、まっすぐに恋愛してる蘭寿さんが好き。
 あと『春の雪』でも思ったのですが、いっくんのイメージ構成というか、「現実じゃない場面」の作り方が大好きです。幻想シーンのミナの使い方とかがめちゃくちゃツボだった。ふじPの存在感もよかったー。ふじPは何か違う意味でいっくんのドリーム背負ってますネ!バンドネオンの森下と1ミリもキャラがぶれてない!(笑)

 いろんな人がキャラに合った役で活躍しているなか、みりお様はちょっと柄に合わない役で苦戦している印象。まず年齢がみりお様>>>蘭寿さんっていう時点で相当こちらの脳内補正が必要に…(言うな)
 しかしそんなブレーディさんの全てが私にとってツボすぎるのでオールオッケーです。可愛い!可愛すぎますみりお様!りりかとのアレな場面をべーちゃんに見られちゃったときのみりお様が、もう…あまりにもツボに入りすぎて初日はその直後のだいもんの歌が入ってこなかった…。ちなみにみりお様でいちばん好きな台詞は「親の心子知らずだな」です。だいもんベネディクトの「飛んで火に入る夏の虫」と張る勢いで好き。ことわざに強い花89期。
 そんなみりお様がラストで放つ台詞、さらにその前のキキちゃんの台詞には、これからの花組を担う人に対するいっくんの愛ある眼差しが感じられて苦しいけどすごく胸に迫る。『アルバトロス、南へ』のキムラさんのような。
 みつるきゅんや高翔さんやまりんさんの台詞にも、「その人が言うからこそ」意味のある言葉がたくさん紡がれていて、タカラヅカって温かい場所だなあとあらためて思いました。

 初日の幕間に緞帳が上がった瞬間、客席がぬるーい感じでザワついた(笑)ショー『TAKARAZUKA∞夢眩』ですが、私これも好きです。楽しい。
 いや、前半はいろいろ思ったけど…あとタカラヅカの演出家はゆずかれーくん×みりお様の使い方がワンパターンすぎると思うけど…(分かる、萌える組み合わせなのは分かるんだよ!しかし景子たん→稲葉くん→吉正って3連続はさすがに飽きるんだよ!オリジナリティ出してこうよ吉正!)
 でも後半で全部吹き飛びました。
 花蝶さんと凪咲さんが剣を抜くところで蘭寿さんの初舞台ロケット曲「Broadway Melody」が流れる演出、シンプルで美しい羽山先生の黒燕尾、そしてスモークの中での正統派デュエットダンス。観たかったものを観せていただきました。幸せ。
 何より黒燕尾のなかでのサプライズがね…
 ちょっと未だに信じがたい。幸せすぎて事態が飲み込めない。もう少し消化できてからまた書きます。

 前半のTHE吉正パートも、個人的に恐れていた「ごちゃごちゃ詰め込みすぎて絵ヅラが汚い」という事態が起きてなかったのでわりと好きです。らんちゃんがまじ吉正ワールドの住人で、みりお様ももちろん吉正好みのフォトジェニックさで、そんななかバリバリと吉正ヒーローをやってる蘭寿さんがツボ。∞の振り可愛い。マネしたい。
 ケントモリさんの場面はまだちょっとストーリーがよく分からないのですが(笑)蘭寿さんのビジュアルがひたすらかっこいいので無問題!高翔さんも超かっこいい!みりお様美しい!あとゆずかれーくんがゆずかれーくん史上最強ビジュアル。いつだって最強なのに!最強オブ最強!

 ひとつだけ文句つけるならば、プロローグが全部打ち込みなのは流石にもったいないと思う…。幕開きのみりお様スパイダーは仕方ないけど、そのあとの音楽も全部オケなしなのはちょっとなー。なんとなくノリきれてない感じなのは打ち込みのせいだと思うのですが、どうでしょう?(訊かれても)
 テンポ違うとはいえパレードでは同じ曲をオケでやってるんだから、プロローグもやってできないことはない気がするんだけど…なんか無理な事情があるのかなあ。うーん。

 という感じで物申したい点はありつつも、まずは初日を楽しく迎えられたことに感謝!
 どちらも観るたびに色々発見がありそうな作品なので、これから通うのも楽しみです。細かい感想はまたあらためて。

 (WEB拍手からコメント下さったよっちファンのNさま、ありがとうございました。読みながらちょっと涙出てしまいました。よっち本当に本当に大活躍なので、ぜひとも公演観にいってくださいませ…!!!)
posted by 白木蓮 at 23:58 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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