November 26, 2013

Mr. Swingの壺3

 めちゃくちゃ遅くなってしまって若干の気まずさは否めないのですが…
 花組『Mr. Swing!』のツボ、最終回です。


・というわけで(気まずい空気をスルーして再開)、リズム。
 メロディーも美しいし、みりお様の優しい声が本当に曲に合っていて大好きです。ピンクのスーツもかわいい!
 いろんな人が次々に出てくるから誰を観ていても楽しいんだけど、やっぱりみつるきゅんの表現力ってすごいなーと思います。すごいダンサーというわけではないのに、ひとつの音が生まれて仲間をみつけてリズムになっていくまでのドラマ、のようなものがちゃんと見える。しゃがみこんだときの横顔を見ると抱きしめたくなる。
 タソの存在感も素敵だし、イティカきらりくまくまの澄んだ美しさはさすがだし、和海ボーイ&マイティーのアティテュードターンが毎回ぶれなくてキレイだし、凪咲さん&せんなさんが手を取り合って顔を寄せ合うところでウルッとしちゃうし、ひとつひとつのディテールがとにかく愛おしい。
 曲調が少し変わってみーちゃん&ルナっち、よっち&ふじPが踊り出すところが好きだなあ…。いちばん最初の、組んだ両手を天に差し出しながら片脚を大きく上げる振りが、祈りそのもののようで泣きそうになる。よっちの、ひとつの無駄もない真摯な踊りが大好きです。

・人の波を分けるようにして現れる、白いスーツを着た蘭寿さんの美しさときたら。
 広い広い舞台空間が蘭寿さんの存在で満ちていくような大きさと、揺らぎのない凛とした空気を感じていつも背筋が伸びる。トップスターとしての、そして舞台人としての蘭寿さんの美しさをひしひしと感じさせてもらえる場面。

・まりんさんの温かな歌声と、真彩希帆ちゃんの透きとおった伸びやかな歌声も大好き。真彩希帆ちゃん、あんなに可愛くてあんなに歌えてあんなに透明感があるってどういうこと…。鈴が鳴るような、まさに天使の歌声!

・そしてみーちゃんときらり。
 ふたりの笑顔が本当に美しくてかわいくて神々しい。ぽっぷあっぷtimeでの「よっちが二人のデュエットを袖でガン見している」情報(笑)もあいまって、なんかもう…ギューッとなります。リフトもかわいいけど、その前の、ユニゾンで軽やかに踊るところが息ぴったりで特に好き。すっきりした顔でハケていくみーちゃんと、微笑みながら追いかけていくきらりも。

・蘭寿さんの歌声もすごく優しくてあったかいんですよね。
 「同じ時を生きていくなら」のところで、時計の長針と短針を表現する振りが大好きです。蘭寿さんのことなので、とても正確に時を刻んでいる気がする(笑)

・そのくだりがしみじみと収束した…かと思いきや、いきなりすごいビートでカクカク踊り出す蘭寿さんが激しくツボ(笑)
 そこからの流れは、もう、本当に楽しい!!!すごい大人数でワチャワチャしてるんだけど、ちゃんとみんなが蘭寿さんのリズムに乗っかってて、気持ちよさそうで幸せそうで、観てるこっちもひたすら幸せな気持ちになります。
 GRAPHのトークDXでみりお様が「まゆさんの横で踊ってると楽しい」みたいなことを言っていて、それって何よりも最上級の賛辞だなあと感銘を受けたのですが、みんなのそういう「楽しい」が劇場いっぱいにブワーッと渦巻いている気がする。その「楽しい」の根源となるパワーを生み出している蘭寿さんって、すごい。
 …と、ファンらしく盲目にデレている次第(笑)

・総踊りが始まってみんなが上下に移動してるとき、蘭寿さんが両手を前に差し出してありえない角度で背中のけぞってぐわんぐわんスウィングするところがツボです。

・途中でかぐらちゃんがピックアップされてるのがうれしい。パンツスタイルでのああいうショーダンス、似合うなあ。

・みんなの立ち位置が頻繁に変わるうえ、手拍子が多くてオペラを上げづらいので最初は把握に苦労したのですが、いまやよっちの移動経路は完璧に頭に入ってる(笑)。最後の立ち位置に着いたところで、よっちが前列のみーちゃんに投げキスしてるのを見たときにはトキメキと淋しさで思考がぶっとびました。かかかかわいかった…。

・蘭寿さんの「エブリバディカモン!」からのウインクが、わりと両目つぶりがちなんだけどそんなところも大好きすぎる。口パカッてあけたままウインクするの可愛いよね。

・そして、みーちゃんセンターの場面。
 場面のつくりや歌詞も愛にあふれていて大好きだし、高翔さん・同期ふたりを中心とした燻し銀メンバー(笑)なのもすごくツボです。うまくいえないけど、すごく実直に、まっとうに、仲間。という感じ。

・「背中を押されてまた次の道を歩こう」と歌いながら銀橋に出ていくみーちゃんが、ほんとに毎回、背中にらいよちのてのひらの温度を感じながら旅に出ているんだなあ…と思ったらいまちょっと泣きそうになった。あらためて。

・みーちゃんはとても爽やかな笑顔で出ていくんだけど、送り出すふたりの微笑みがほんとに切なくて。
 よっちの、いまにも泣き出しそうな笑顔に毎回胸を締めつけられます。らいらいがそんなよっちゃんの肩を男前に抱いてハケていくの。

・銀橋のみーちゃんの歌が、晴れやかで伸びやかで、声はやっぱりセクシーで(「ここに生きた日々」のかすれ具合が色っぽすぎる…)、もう文句なしに120%かっこいい。ここまで極めて、去っていくんだなあ。

・みーちゃん&みつるきゅんの、「男の友情」っぽさが好き。女子どうしにはない、ドライなかっこよさとあたたかさ。いや…ふたりとも女子なのですが…(笑)
 みーちゃんが花組に来てからまだ1年半だけど、このふたりの並びを見ていると、実力も華もあって大人の男ができてしかも持ち味がまったく違うこのふたりに、花組がどれだけ支えられてきたかをあらためて思い知らされる気がします。バシャーとイエン、大好きだったな…。
 いま、楽直前にこれを書いているのですが、きのう(楽前日)の友会優先ではGood Luck!と送り出すみつるきゅんがみーちゃんに投げキスして、みーちゃんもみつるきゅんに投げキス返してました。なんなのもう!愛しかない!

・みーちゃんがハケていって、いまにも涙腺決壊しそうな客席の空気を、すごいエネルギーで振り切って明るくするショースター華形ひかるが大好きなのです。あの強さ、大きさ、優しさ。ダルマ美女たちを従えるのがサマになる包容力。

・ショウガールたちがまた本当ーーーにかわいい!華やか!イティカきらりの磨き抜かれたコケティッシュな美しさは勿論のこと、せんなさんのしなやか、ひらめちゃんのあどけなさも好きなのですが、やはりべーりり最強。りりかのキメ顔とべーちゃんのウインク最強(笑)
 みつるきゅん含めた全員が全力でキメる「Hey, Mr. Swing!」が大好きすぎる!なんであんなに粋でオシャレなの!!!

・そして、羽根扇から現れる蘭寿さん。
 あのゆったりとした鷹揚な感じが、いかにも「トップスター」という感じがしてとても好きです。「夏の始まり、それはスウィング♪」とか、よく聴くと歌詞が謎なのですが(笑)そんなことどうでもよくなるくらい存在が広くて大きくて優しい。
 大階段上で蘭寿さんの両脇を固めてるのがしょみちゃん&レンナちゃんシンメで、視線を少し上にずらすと真彩希帆ちゃん&茉玲さや那ちゃんシンメ、というのが、もう花娘に死角なし!って感じで誇らしい!どこを向いてもかわいこちゃんだらけ。

・娘役ちゃんたちが白い波のようにサーッとハケていくと、いよいよ黒燕尾です。
 あの、曲が始まる瞬間の緊張感、階段を上っていく蘭寿さんの背中の美しさ。2階から観てると大階段のてっぺんから降りてくる男役さんたちは見えないんだけど、その降りてくる姿の影が階段に落ちているのがなんともドラマティックで大好き。

・ここからの群舞は、もう…。
 東京初日の話でも少し書きましたが、とにかく、揃いかたがすごい。みんなの気が蘭寿さんにピシッと集中しているのが分かるし、客席もそれに合わせていやおうなく集中してしまう。
 ザッザッと揃って階段を降りてくるところも、本舞台でのユニゾンも、みんなが一列になって蘭寿さんを見守るところも好きだなあ。
 すごく前方のすごく端っこに座ると花道の下級生がすぐそばになるわけですが、花道から本舞台センターに向けて下級生が飛ばしている集中力というか念のようなものがこちらにもビシビシと伝わってきて、花道〜舞台〜花道のラインで花男が描いているパワーの半円?のなかに自分も入れてもらったような気がして、あのときの感覚はなんだか忘れがたいです。

・三角形に集まり、無音でザッと足を開くところの気迫が毎回ほんとうにすごい。そのあとの掛け声も、固まって踊るときの一体感も。
 ふたたび広がって蘭寿さんが銀橋へ歩いていくときにみんなが本舞台で踊っている、オーソドックスだけど男役らしい振付も好き。振りのあいだあいだに入る「ハッ!」という掛け声も、観ているこちらまで身の引き締まるような思いになれて大好きです。

・銀橋センターでポーズを決める蘭寿さんの美しさは、おばあちゃんになってもきっと忘れないんじゃないかと思う。わからないけど。
 蘭寿さんがお茶会で黒燕尾の場面を指して「お客様も一緒に集中してくださる」と言っていたけど、まさにそんな感じで、舞台の緊迫感に客席もどんどんどんどん引き込まれていく感じがたまらなく好き。貸切公演でも、どの公演でも(まあ私が観た範囲内ではありますが)、最後蘭寿さんがポーズを決めた瞬間に必ずどよめくような拍手が湧いていて「ああ、伝わってるんだなあ」と思います。

・そこからデュエットダンスに移行する流れも本当にイイ!拍手が収束していく絶妙なタイミングで、金管楽器(ホルン?みたいな)がゆったりとデュエットの旋律を奏でるのとか。蘭寿さんのニヤリ顔とか。

・らんちゃんとのデュエットダンスが、階段の上とは思えないくらい自在でフリーダムでエロい(笑)
 らんちゃんのスカートを掴むところが、大劇場序盤で失敗が多かったせいか東京では安全パイというか確実に掴めるところを掴むようになってて、ドキドキハラハラ感がなくなってしまったのは少し残念^^

・階段上で向かい合って踊ったあとにふたりで正面を向くとき、蘭寿さんが指で鼻の下を触るのがスケベな感じで大好物(笑)

・舞台上に降りてきてからも、振り数は少ないんだけどひとつひとつの振りがキレキレで色っぽくて、男役らしい包容力に溢れていて大好きです。

・らんちゃんに逃げられたあと、自分でグワシッて襟を広げるやつ…何…!!!あの男らしい胸もと何…!!!!しかもあのグワシッていう動作が超エロいのに全然いやらしくないってどういうこと…!!!!!

・まりんさんもCSの「私のイチオシ」コーナーで挙げてくださっていましたが(ありがとうまりんさん)、あそこで暗転したのち、ツカツカと「歩いて」ハケるところに余裕が感じられて何ともカッコいいなあと思います。

・ななくらちゃんのエトワール、大劇場のときはちゃんと歌えてるのに何となく不思議な浮遊感があって落ち着かない気持ちになったのですが、東京ではすごくよくなったと思う!

・センターからイケメンたちがどんどん降りてくるので真ん中をひとりひとり追いたいところなのですが、今回はWトリオの代わりに何とかカルテット(曖昧か)という人たちがいるわけでして…上手には水美&綺城、下手には柚香&飛龍がいるわけでして…。
 どっち側のときも目が足りないのですが、特に下手側に座ってしまうと、大変です。私の目と理性が。だってゆずかれーくん、激しくスウィングしつつ客席に目線配りつつ隣の飛龍くんにもアイコンタクト飛ばしつつ超ノリノリで歌ってるんだよ!どうしろと!
 イントロダクションとかでも思うけど、ゆずかれーくんはあの抜かりない目線使いを一体どうやって習得したのだ…。天性?やっぱり天性なの??

・綺城ひか理くんは、オーシャンズ新公で「鳳翔大さんをちょっとふくらませた感じ」かつ「声がいい人」として認識していたのですが、今回お芝居でも目立つ場所にいたのでよく観た結果、「鳳翔大さんと彩風咲奈さんと帆風成海さんを足して3で割った感じ」という結論に至りました。どんだけ雪組顔やねん。
 ちなみに飛龍つかさくんのことはガーシュウィンのときから「まなはる顔」として認識しています。もしかしなくても私は雪組基準でしか若手男役を覚えられないのだろうか。

・だいもんがセンター降りしてくるとき、だいもんにロックオンしたいんだけど上手サイドからよっちが降りてくるからそっちも観たくて忙しいし、だいもんが最後にシャウトする「ミスタースウィング!!!」はだいもんも可愛すぎる上にカルテットのみんなもノリノリで可愛くてほんと困る。

・今回の蘭寿さんのパレード衣装と羽根、華やかで明るくて大好きです。ゴールドと水色。リズムの曲も、しみじみと心に訴えかけてくる感じですごく幸せな気持ちになる。

・三方礼のあと、みんなが無意味に(無意味ではない)ノリノリする数小節が大好きです。
 蘭寿さんとみりお様がお辞儀し合うとき、みりお様がシャンシャンでイエーイみたいな感じで蘭寿さんをフィーチャーしてくれるのも可愛い!

・2階席に座ると、なんといっても幕が降りる直前の水美柚香アタックを見たくて必死でした(笑)。今回、花道メンバーが花道にハケずに本舞台に戻ってくるパターンなのですが、上手先頭がマイティー、下手先頭がゆずかれーくんで、ふたりが猛ダッシュで蘭寿さんの真うしろに駆け込んできて顔見合わせながらイエーイ!ってジャンプするのが…もう…稲葉せんせいありがとう!!!


 というわけで、最後の最後まで気を抜けないミスタースウィングでした^^

 千秋楽でとりわけはっきりと感じたことなのですが
 客席降りがなくても、ポンポンやペンライトを降らなくても、「客席参加型のショー」は実現できるんだなあ、と。
 (べつに雪組をdisってるわけでは全然ないですよ!あれはあれで大好き!)
 少なくとも私は毎回、どこの席にいてもあのショーに「参加」していたと思えるし、客席の空気もそんな感じだったような気がします。もちろん贔屓目も入ってるけど。でも終演後の劇場の、興奮と心地よい疲れがまざったようなお客さんたちの顔をみると、いつもとても幸せでした(相変わらず立ち位置がおかしい。)

 舞台から手と心をさしのべて、私たちを「参加」させてくれた花組の皆さんと蘭寿さんに感謝。ありがとうミスタースウィング!
posted by 白木蓮 at 21:10 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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