November 09, 2012

観劇三昧

 ポメラの不具合により一気書きした文章をなかなかPCに移せず、そうこうしてる間に凰稀実咲でうたかたとか龍愛希でミーマイとか雪ベルばらにはチギカルまつドレテルカルちえドレまさドレが降臨とか、なんだか脳内で情報が錯綜している今日このごろですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
 とりあえずなんとかポメラからのデータ移管に成功したので、先週末の観劇録をのっけておこうと思います。

 月野姫花退団後初舞台『サクラ大戦奏組』、月組青年館『春の雪』、宙組『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』、3日連続で観てきました。
 いやはやどれも楽しくて充実した週末だった…!!

 サクラ大戦のサの字も知らない奴が客席にいていいのだろうかと悩みつつ何も知らないままスペースゼロへ行ってしまったわけなのですが、なんか、すっごい楽しかったです。世界観についていけなくてもひめかがかわいければそれでいいやーとか割り切って観たつもりが、ひめかだけじゃなくて舞台全体が楽しかった!めくるめく吉正的ワールドだった!そんなくくりかたもどうかと思うけど!
 とりあえず「奏組ドリーム5」みたいなかっちょいいオープニングで俄然テンションが上がり、奏ファイブ(勝手にファイブ呼ばわりしないで)のひとりひとりのソロがフリーダムすぎて楽しすぎて全私の腹筋が震え、ラストはちょっぴりキュンとなり、もうとにかく盛りだくさんでした。
 そしてあのカオスな世界観にひめかがハマりすぎてて…!
 ハイカラであだっぽいツンデレ姐さんも、白いドレスで着てバレエっぽく踊る「幻想の女S」みたいな姿も、とにかく美しくてかわいかった。フィナーレでは奏ファイブのテーマソング(?)に合わせてキメ顔&指さしするひめかも拝めたし!満足!
 やっぱり月野姫花というキャラクターがだいすきだなーと思いました。上手い下手を通り越したところにある魅力というか、空気感というか、とにかく「月野姫花」というファンタジーが完成されているところが。これからもあの稀有なキャラクターに合ったお仕事をしてくれるといいなあ。

 翌日に観た『春の雪』がまた、素晴らしい舞台でした…。
 生田くんもすごいし、みりお様もすごいし、周りのみんなもとにかくすごかった。圧倒された。
 原作は学生時代に読んだきりなのであまり憶えていないのですが、話のディテールは変えているとしても清様のキャラクターが本当に「そのまま」で、「そのまま」で成り立ってしまっているということに心の底から感動しました。
 なんていうか、たとえば『舞姫』は原作のままだったら豊太郎が悪者になってしまうところを巧みに脚色することで豊様をヒーローたらしめていたと思うのですが、『春の雪』はそういう脚色はないんですよね。清様の自己中なところも、赤ちゃんなところも、移り気なところも、原作のまま。幕間に友人に「で、聡子は清様のどこがいいの?」と真顔で訊かれて「…顔?」と真顔で返してしまったくらい、そのまま。
 そのまま現実に存在したらただの残念な厨二でしかないはずの清様が
 明日海りおというスターの肉体を借りて、とんでもなく美しく現在に存在してしまっていました。
 私はわりと「大人になりきれてないヒーロー」とか「だめんずな主人公」に対して許容量が小さいタイプだと思うのですが、もう、清様には問答無用でひれ伏さざるを得ないです。あれはどうしようもないです。おそろしいです。
 うまく言えないけど…本当に、みりお様が清様だった。完全に清様だったからこそ、あの恋の必然性がよくわかった。清様にとってはああいう形こそが真の「美」(たぶん「美学」ではない)であり「優雅」であり、あのラストはもう、清様が「自分自身の優雅」をまっとうした最高のハッピーエンドなのだろうと思いました。ラストシーンに聡子がいないのがすごくよかった…って言うと何か変だけど、めちゃくちゃ納得できた。みりお様の恋の炎は自分自身に向かって燃えているときがいちばん美しいんだと思う、どれだけ激しく恋をしていても。
 聡子役のみゆちゃんもすごかった…!
 かわいこちゃんのイメージが強かったのですが、今回のお芝居には匂いたつような香気と狂気があった。彼女もまた自分自身の内側に向かってひた走っていて、だからたぶんお互いにお互いじゃなくてもよくて、でもこのふたりじゃなくちゃダメだった(というか、このふたりじゃなければこんな破滅はなかった)んだよなあとしみじみ思いました。何言ってるのかわかんないですねすみません。
 全編よかったですが特にぐわーっと破滅に向かっていく2幕が圧倒的で、髪を切ったところの表情には度肝を抜かれました。彼女を包み込む白雪さち花ちゃんがまたよかった…あと琴音和葉ちゃんも素晴らしかった…。あの状態になった娘をみつけて、まず「よかった」という言葉が出てくるお母さん。泣きました。子供を堕ろす、と決まったときの「堪忍ね」にも胸を衝かれたなあ。
 あーさまの「大正の貴婦人」そのものな佇まいも素敵だったし、晴音アキちゃんも上手だったし、美穂さんがさすがの素晴らしさでもうだめだよ!生田くんの美穂さんドリームがとどまるところを知らないよ!って感じだし、娘役みんなイイわあと思っていたら男役も充実しまくってて本当にもう…。宇月くんの闇を抱えた剛健さ、たまきちの思慮深い包容力。アキちゃんを押し倒して暗がりで体位(っていうな)変えてる宇月くんにヒイイ!となり、ガタイのいいたまきちに抱きかかえられる華奢なみりお様にギャアア!となりました。
 おじさま陣も本当によかった、というか輝月ゆうまくんは一体どこへ行くのでしょうか…末恐ろしい。貫禄もすごいけどそれ以上に色気がすごい…!宇月くんが発する「寝物語」という単語に1ミリの違和感もない!(笑)
 まんちゃんもお芝居よかったなあ。もちろんコロスのダンスも目を奪われる鮮やかさ。まんちゃんを観ながら、バンドネオン上海で生田せんせいがよっちに「ダンスが上手な人はお芝居も上手なんだよ」と言い聞かせてくれた、みたいな話(よっちがいつだかCSで語っていた記憶)を思い出してじんわりしんみりしました^^
 生田くんの演出は、最初から最後までとにかく美しかったです。プロローグの清様の登場からもう、あの世界にさらわれるような感覚。ビジュアルも美しいし、紡がれる日本語も美しい。いまどきあんなにきちんとした日本語で台詞を書ける人は貴重。
 生田くんは脚本や衣装や装置はもちろんですが(雪景色に圧倒された)、いわゆるイメージ部分というか、抽象的な場面の演出がすごくしっくりくる演出家だなあと思います。1回しか観てないので細かくは覚えてないんだけど、なんでこの場面にこの人がいるの!?みたいなことが一切なくて、いつも、ああこう来るのかー!と思わされる。それが観ていてとても心地よくて、もっともっといろんな作品を観てみたいと思いました。大劇場演出もはやく観たい!です!

 「海だ!」「空だ!」「太陽だ…」があんなにハマるみりお様って素晴らしいなと思いつつ、みりお様ほど「だだっこ」を魅力に転換しうる男役っていないよなと思いつつ、あっでもかなめ姫も「だだっこ」が似合う男役だな!とかなんとかボンヤリ考えながら翌日観た銀英伝。
 結論、同じ属性だだっこ(笑)であっても、みりお様は自らの美しさゆえに自らのみを愛し、かなめ姫は自らの美しさゆえに自らに無頓着なのだなあ。としみじみ感じた連日の観劇でした。いや別に中の人の性格ではなく(笑)芸風の話ですよ。
 だからみりお様が清様、かなめ姫がラインハルトで本当に本当によかったと思う。観れば観るほど凰稀ラインハルトが大好きです。オーベルシュタインも双璧もヤンも好きだし、朝夏キルヒアイスが切なすぎて最近彼の「フレイヤの星」が頭から離れない…。
 まあ様は花組時代は本当に「おいしい二番手」がなかったんだなあ、とあらためて思いました。バウもそうだし、新公もいきなり主役って感じで、あまりキルヒアイス的な役が回ってこなかったような。太王四神記もヨンホゲじゃなくてプルキルだもんね。まあ様のプルキルすごくよかったけど。
 なのでああいう役どころのまあ様を観ることができてうれしかったし、フィナーレでのタメてキメる花男っぷりには目頭が熱くなりました(笑)
 My楽!と思いながら観てたはずが、終わってみるともう1回観たくなっちゃって困る。博多座に行けなさそうなので(期間中に福岡出張があるのに見事にとんぼ返りという…しかもそれが蘭寿アンドレ期間中という…orz)、もう1回行っちゃおうかな☆とか思っちゃったりしちゃってます。日本語がおかしい。

 というわけで、蘭寿コンまでにはまだ日がありますがバタバタと楽しく過ごしております、というご報告でした!読みにくい走り書きで恐縮ですが、本日はこのあたりで−!
posted by 白木蓮 at 02:05 | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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