August 29, 2013

愛と革命のSwing(西)蘭寿茶メモ2

 お茶会メモ、つづきです。


【お誕生日ばなし】

・今年はお稽古中にお誕生日を迎えられましたが、どんなお誕生日でしたか?という司会者からの質問。
 「お稽古最終日だったんですよね。オケ合わせだったんですけど、その最後にオケの皆さんがナマでハッピーバースデーを演奏してくださって…演出の先生方もいらっしゃったので、皆さんにお祝いしていただきました。
 なんか、やけにオケ合わせが早く進むな〜とは思ったんですよね(笑)。『はいオッケーですね、次いきまーす』みたいな感じで。ずいぶん早いな〜、まあうまくいってるしいっか〜、って思ってたんですけど(笑)、そしたらお祝いしていただいて!」

 生オケのバースデーソングとともに、さらなるサプライズがあったそうで
 「なんか、チョコでできた私の銅像みたいなやつが出てきたんですよ!リーゼントしてる男役姿の。すごい大きくて、ほぼ等身大くらいで…(ここで会場から『えええ〜!?』みたいな声が)あ、胸から上ですよ!全身じゃないです(笑)。それがおっきいチョコレートケーキの上に載ってて。
 で、コレみんなで分けて食べたいねーってことになったんですけど、下級生が『私にはできないのでまゆさんお願いします』って言ってきて(笑)、でもほんとおっきいから『ナイフかなんかある〜?』って言ったらトンカチが付いてきてて(笑)
 そのトンカチで割ろうとして叩いたんですけど、全然割れないんですよ!硬くて!!」

 すっごい叩いたらようやく少し欠けてきたんだけど、最終的に
 「力持ちのタソ…天真みちるちゃんが『やりますよ〜』って言ってくれて、1時間かけて潰してくれました」
 1時間!タソをもってしても1時間!どんだけ!
 しかしこの話を聞きながらオーシャンズ時のタソの「実は腕立て伏せができない」「椅子を持ち上げる振付の翌日は腕が上がらなかった」という話を思い出し、さぞやひどい筋肉痛になったのでは…とタソに思いを馳せてしまいました(笑)

・この話をしていたところへ、会場にもオーケストラのバースデーソングが流れ出しました。
 「えっ?なになに?」
 とびっくりする蘭寿さん。
 しかし特に何も起こる気配がなかったため(笑)、
 「これをBGMにしてしゃべってってこと?」
 と言い、話をつづけようとする蘭寿さん。
 そこへ、おもむろに
 チョコレートでできた蘭寿さんの胸像が登場…!!!いま話してたとおりのやつ!!!!!
 「え〜〜!同じやつ!どうしたのこれ!?」
 と驚く蘭寿さんに、
 「再現させていただきました」
 と返す司会者の方。すごいー!
 チョコレートがワゴンに載ってて壇上に上げられなかったため、壇から下りて近くで像を観察する蘭寿さん。
 「わー、あのときのよりも似てる!上達してる!(笑)
 こないだのはちょっと顔が薄くて…お父さんみたいだったんですよ(笑)」

 会場大爆笑。蘭寿さんイコールお父さんに似てる、という共通認識(笑)
 「あ、そうそうこれ。『第26代 花組トップスター』っていうプレートが付いてて…え、すご〜いこれ。再現してくれたんだ〜」
 近寄ってまじまじと眺めつつ、
 「すごい、チョコの甘い匂いがする〜」
 とクンクンする蘭寿さんがめちゃくちゃかわいかったです。

・そんな感じでスタッフさんと花組の皆さんにお祝いしてもらい、入りでも出でもファンの皆さんにお祝いしてもらって、最高に幸せなお誕生日でした!とイイ笑顔で言っていました。

・ちなみにくだんの胸像は握手のあいだ会場内に展示されてました。顔が似てる…かどうかはよくわからなかったけど(笑)、リーゼントにしたときの前髪のラインやおでこの感じはかなり蘭寿さんだった!そして「第26代 花組トップスター 蘭寿とむ」と書かれた金色のプレートにはやはりグッと来てしまいました。


【ゲームコーナー】

・壇上へ戻り、ここでユニフォームを脱いだ(つまりここまでずっと着てたw)蘭寿さんに、司会の方がゲームの説明を。
 今回のゲームは、詩人シェニエさんならぬ蘭寿さんに「ジャパニーズポエム」を詠んでもらう、というもの。
 開宴前にあらかじめ客席から「蘭寿さんへの質問や想いを五七五で書いたカード」を回収していて、ブロックごとに集めたそれを蘭寿さんが読み上げ、同じく五七五で返歌。制限時間1分半で蘭寿さんがいちばん多く返歌を返せたブロックが優勝…というものでした。

・「たとえば、『この季節 好きな食べ物 なんですか?』という質問に対して『やっぱりね 焼肉だけは 外せない』という感じで、五七五で答えてください」
 司会者が例を挙げて説明するものの、ちょっと戸惑っている様子の蘭寿さん。
 「では例題です。『とむさんは どうしてそんなに かっこいい』
 いきなり例題を振られ、
 「え?なに?答えるの?」
 とさらに困惑する蘭寿さん。
 「五七五?どうしてそんなにかっこいい…どうしてそんなにかっこいい…ええ〜」
 困惑のあまり、「どうしてそんなにかっこいい…」を連発して呟く蘭寿さん。本気で困ったらしく、軽く30秒くらい固まってました。あんなに「どうしていいかわかんない」みたいな顔の蘭寿さんを見たのは、ソールさんの演技指導で「にゃん(はぁと)」を振られたとき以来です^^
 固まりながら両手の爪をイジイジしながら、必死で司会者に向かって「たすけて」オーラを出す蘭寿さんに一切助け舟を出さない司会者の方(笑)。ドエス!
 追い詰められた蘭寿さん、9回裏でついに渾身のヒットを放ちました。
 「…わからへん。かっこいいのは生まれつきっ!」
 お見事ー!!!!!!
 困りに困って絞り出したって感じの、投げ出すような言い方だったけど超うまい!!さすが!!会場大喝采。

・というわけで、壇から下りて本番です。
 詩人だから…ということでベレー帽をかぶらされ、羽根ペンを持たされた蘭寿さん。
 会場に鏡がないので、自分のベレー帽姿がどうなってるのか気になるらしく、何度も何度もベレー帽さわって確認してたのがすごいかわいかった。「私これ大丈夫?」とか言ってた。か、かわいい〜!!!><

・ここから6ブロックにわたって怒涛の川柳大会が繰り広げられたわけですが、すみません、怒涛すぎてぜんぜん憶えてません…。
 とりあえずだんだん蘭寿さんが要領をつかんできて、基本的に「振られた歌の上の句(って川柳では言わないか)を使って最後のほうだけ変えて返す」という手法を乱発してたのが面白かったです(笑)。たとえば「いまいちばん 気になる人は 誰ですか?」「いまいちばん 気になる人は みりおです」とか。み、みりお様…!

「とむさんが やりたいポジション 何ですか(野球の)」に対して「とむさんの やりたいポジション キャッチャーです」とかもあったな。
 なんか意外!という驚きのどよめきが上がってたんですが、サインとか出すのがかっこよくてやってみたいらしい。男子か。(笑)

・とっさに返せない歌はパスしてもOKで、「蘭寿さん ああ蘭寿さん 蘭寿さん」という歌には爆笑ののち「パス!」と言ってたんですが、その次の歌(なんか忘れたけど蘭寿さんを絶賛する系の歌)に対しては「ありがとう ああありがとう ありがとう」って返してました。柔軟性高い(笑)

・「蘭寿さんステキすぎかっこよすぎ」的な歌はいっぱい出てきたのでパスも多かったんですが、たまにすごいのを繰り出してきて、「鏡見て とむさんみたいに なれたらな」というような歌に対して咄嗟に「いやそんな もっと美しい あなたなら」と返してたり。えっ何なの?タラシなの?倒置法なの?(知るかよ!)

・時間内で数をこなさないといけないので、ブロックが進むにつれてどんどん雑になってきて(笑)どんどん関西弁が出てきたのも面白かった。
 もう出尽くしたよ!って感じの「蘭寿さん どうしてそんなに ステキなの」に対して「蘭寿さん そんなん知らんわ いつもやねん」とか(笑)。もう何でもいいやろ、みたいな投げやりな答え方に超萌えた…!!!
 あと「この夏の暑さはどうですか?」みたいな歌に対して「めっちゃ暑い めちゃめちゃ暑い めっちゃ暑い」とかも言ってました。適当(笑)

・雑さが増すにつれて(笑)二人称が「あなた」から「お前」になっていったのもすごい萌えた…。
 「とむさんの パワーの源 なんですか?」「とむさんの パワーの源 皆さんです」とか、二人称が全体だと「皆さん」で丁寧なんだけど、対個人になるとなぜか「お前」なの!なんなん!
 「13列センター ずっと私を 見てたわね」という変態チック(笑)な歌に、迷いなく「ずっとお前を 見ていたぜ」って返したり。「蘭寿さん大好き」的なやつに「お前が大好きだ」とか返してたり(五七五を憶えてなくてすみません)。もういちいちオトコマエすぎてかっこよすぎて可愛すぎて大変だった……。

「とむさんの バットにならば 殴られたい」という歌がツボったらしい蘭寿さん、しばし二つ折りになって笑いつづけ、返歌不可能な状態に(笑)
 このままパスかな、と思いきや、笑いすぎてヒイヒイ言いながら「…とむさんの バットの前で 立っていろ」と返してました。ちょ!(ノw`*)(ノw`*)(ノw`*)

・そんなこんなでゲーム終了。
 最後のブロックで時間切れになったとき、「え〜」みたいな声がブロックから上がったのですが、そしたらすかさず指さして
 「オマエやってみろ!」
 と突っ込み、そのあとニヤッと笑った蘭寿さんがなんともいえず素敵でした…。いや、たぶん本気で突っ込んだんだと思うんだけど(笑)、感じ悪さがひとつもなくて本当に友達にツッコミ入れてるような感じというか…。文字でうまく表現できないのですが、とにかくほんとにかっこよくて兄貴的な「やってみろ!」だったのでした。

・無事全ブロックを終えて壇上に戻った蘭寿さん、よほど疲れたらしく、立ったまま椅子の背もたれに横からしなだれかかって
 「はぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」
 ってなってた(笑)
 「すごい大変だった〜!誰?これ考えたの(笑)」

・しかし間髪入れず、次は優勝ブロック(=蘭寿さんがいちばん多く返歌を返せたブロック)へのご褒美が。
 これも蘭寿さんがひたすら頑張る企画で(笑)、壇上に用意されたストラックアウトに蘭寿さんが挑み、抜いた場所に書いてあるやつ(「ウインク」とか「愛のささやき」とか)を優勝ブロックの人たちの目の前でやる、というものでした。しかも3回(笑)

・司会「具体的に何をやるかはとむさんにお任せします」
 蘭寿「あー、自分で考えるわけね^^」
 司会「はい、とむさんで成り立っております」
 蘭寿「そうですね、私のお茶会でしたね」
 ここでなぜかちょっと反省モードに入る蘭寿さん。えっ、か、かわいい…!!!

・ということでストラックアウト。
 持ち前の豪速球でバシッと板を抜き、最初に当てたのは「Swing」
 「スウィングって…何したらいいんですかね?どうしよう?」
 と、優勝ブロックの人たちに話しかける蘭寿さん。あんな至近距離で質問されたら答えられずに死んでしまう><
 最終的に、登場時にも出てきたおもちゃのバットをSwingすることになり、
 「いつだって俺は ふーるーすうぃんーぐー♪」
 と自分で歌いながらバットをフルスウィングしてました。かわいすぎるっちゅうねん!

・続いて抜いた板は「かっこいいポーズ」
 これも優勝ブロックの人たちに
 「何がいいですか?なんかあります?ポーズ」
 と訊く蘭寿さん。
 ここでどなたかが「中詰めのシーッ」と言ったそうなのですが、なぜか聞きまちがえて
 「腰!?腰はポーズじゃないですよっ!」
 と即座に突っ込む蘭寿さん。腰意識過剰www かわいいwwww
 しかし周りの方が訂正して「中詰めのシーッ」だと気づき(笑)、それをやってくれました。あれ本当かっこいいよね!!!

・お稽古場では見てる下級生が拍手をしてくれてたそうなのですが、一度シーッをやらずにちょっと溜めて待ってみたら、シーッ待ちでフェイドアウトしかけた拍手がまたうわーーっと盛り上がって、それをシーッで止めたのがなんとも快感で忘れられないそうです(笑)
 公演でもやってみたいんだけど、そのままスルーされて曲が進んじゃうのが怖くてまだできてないらしい。やりたいー!

・最後の投球、なんとボールが強すぎて3枚くらい一気にストラックアウト(笑)
 抜いた3枚を指して「選び放題ですよ〜!」と言う蘭寿さん。かわいい。
 優勝ブロックが選んだのは「ダンス」
 ショーのイントロダクションを踊ってほしい、と言われたものの
 「曲ないですよねー、どうしよう」
 と困る蘭寿さん。司会者に
 「曲出ます?そんなすぐに出ないですよねー」
 と確認して(このあたりの段取り仕切る感じがとても賢そうでかっこよかった…)、結局手拍子でやることに。
 蘭寿さんがちょっと考えて
 「このくらいのテンポ」
 と手拍子をしてくれて、それにみんなが合わせる感じ。あらためて叩いてみるとテンポ速い。
 客席の手拍子を聞きながら自分の脳内で曲をかけたらしい蘭寿さん、音もなく(当たり前だ)ザッザッザッと踊り出しました。
 …いやあ、なんか、ほんとにね…。
 私の席は蘭寿さんから遠かったんですが、それにしてもものすごい破壊力だった!曲もないのにあのカッコよさ何事!身のこなしひとつひとつ、指先や脚やスーツの裾ひとつひとつにリズムが見えた…。あの光景だけが記憶のなかで霞んでいるくらい、ちょっと現実離れしたカッコよさでした。
 しかも素化粧だしナチュラルヘアだしさー。もうさー。あれを目の前で見せられた方々のダメージはさぞかし…とお察し申します><

・被弾した客席がギャーギャー言っているうちにご褒美タイムは終わり、壇上に戻った蘭寿さんはふたたび椅子にしなだれかかっていました(笑)。終演後の身体を張ったゲーム、本当にお疲れ様でした…!


 このまま最後まで行ってしまおうかと思ったのですが、いかんせんゲームの情報量が多すぎたのでまた切ります。まさかの3部作(笑)。たぶんいろいろと間違えてますので、くれぐれも鵜呑みにしないでくださいねー!!!
posted by 白木蓮 at 20:32 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 27, 2013

愛と革命のSwing(西)蘭寿茶メモ1

 初日あけてまだ1週間ですが、今回も蘭寿さんのお茶会に行ってきました。盛りだくさんで楽しかったーーー!!!
 いつものごとく憶えていることを適当にメモしておきます。いつものごとく私の残念な記憶力のみに頼ったアテにならない内容なので、いつものごとく話半分で読んでくださいませ!


【登場〜乾杯】

・司会者の方の「とむさんがいらっしゃいました」という声で場内が暗転すると、甲子園っぽいトーンのアナウンスが。
 「T/R学園、ピッチャー、蘭寿とむ君。背番号、106」
 このアナウンスで会場がどっと沸いたところで扉が開き、野球のユニフォーム着用でおもちゃのバットを持った蘭寿さんが登場!!!

・BGMも野球っぽい音楽(よくわかってなくてすみません)が流れていたのですが、入ってきたところでまずは音楽に合わせてバットをフルスイング(笑)
 振り終わってバットをスタッフの方に渡すと、今度はサインボール(だったのかな?とにかくボール)が入ったカゴを持って、投げながら練り歩く。
 いつぞやのお茶会でアメを投げてたときもそうだし、『ル・ポァゾン』でリンゴを投げてたときもそうなんですが、蘭寿さん、基本ストレートの豪速球です(笑)。当たったら真剣に痛いと思います。ひとつのボールがたまたま通路にしゃがんでいたカメラマンさんに当たってしまい、すごく…痛そうでした…(笑)

・ユニフォームはもともと着ていたジャケットの上から羽織っている形だったのですが、蘭寿さん元来立派な肩をお持ちの上にかなり肩のラインがクイッと上がってるジャケットをお召しだったので、その上からユニフォーム着た姿はなんていうか、野球選手というよりラガーマンのようでした(笑)。かっこよかった!

・壇上に着いたところで、乾杯。
 例によって、ペットボトルを取ろうとかがむ客席にウケる蘭寿さん。
 「もうねー、これ大好き(笑)。いっせいに(笑)」
 お茶会レポのたびにこのくだりを書いてる気がしますが、毎回飽きずに喜んでくれる蘭寿さんが本当にかわいいです!!!

「今回はなんですか?午後の紅茶?あ、ストレート。…お好みはあるでしょうが(笑)、乾杯しましょう!」
 みたいなこと言ってた。わりとよくお茶の銘柄知りたがるよね(笑)。そしてなんとなくですが、蘭寿さん砂糖入りのお茶があんまり好きじゃないのかな、と思いました。ほら、お酒も甘くないのがお好きなようだし。ちなみに私も!コーヒー紅茶お酒のたぐいは甘くないのが好きです!(主張しなくていい)

・つつがなく乾杯が終わり、座る段になって
 「これ(ユニフォーム)着たまんまのほうがいいですか?」
 と確認する蘭寿さん。
 司会「脱ぎたいですか?」
 蘭寿「えっどっちでも(笑)」
 司会「とむさんのお好きなほうで」
 蘭寿「じゃあ着ときます」
 みたいなやり取りが可愛かったです。具体的に何言ってたかはあんまり思い出せないけど。


【公演ばなし】

・『愛と革命の詩』は待望の大恋愛物!!!!!!ですが…と振られ、
 「そうなんですよ、景子先生が『おとめにあんなにビックリマークつけてたのね!知らなかった!そういえばやってないよねぇ!!』っておっしゃって…」
 と、とつぜん植田景子せんせいのモノマネを始める蘭寿さん(笑)。新キャラ(笑)
 あの高い声の早口をわりと延々モノマネしてくれてたのですが、何を話していたか憶えてない…。とにかく、景子せんせいがいろいろ題材を探してくれて最終的にアンドレア・シェニエに決まったんだそうです。

・来年のおとめの「やってみたい役」には何を書きますか?と訊かれ、ちょっと意表を突かれた顔で
 「あーー、そうですよね!考えてなかった!何書きましょうかねえ。そういえばもうすぐ書かないといけないので…考えておきます(笑)」
 と答えていらっしゃいました。

・役作りで苦労した点や工夫した点はありますか?という質問に対して、
 「実は今回、あまり考えることなくストンと役に入ることができたんですよね」
 と。
 先生からのダメ出しも全然なくて、訊きに行っても「う〜ん、でも違和感なく存在してるから特に言うことない」(←めちゃくちゃ大意ですが、ここでまた蘭寿さんの景子せんせいモノマネが入ったw)みたいな感じだったそうで。
 「こういうのって初めてで…今まではどんな役でも絶対に『ここはこういう気持ち』とか『あとの場面でこう持っていくためにここはこう見せよう』みたいなことを頭で考えながら作っていく部分があったんですけど、今回はそれが全くなくて。
 なのでちょっと不安になったりもしたんですけど…でもまあ、感覚でここまで入れて、それが演出の意図にもフィットしているのであればそれでいいかって思って、ここまで来た感じです」

 このあたり、蘭寿さん自身もすごく意外そうに話していたのが印象的でした。たぶん本当に、今までにしたことがない経験だったんだろうなあと。
 「前世が詩人だったんだと思う(笑)」
 って冗談めかして言ってたけど、蘭寿さん自身が高潔な魂を持っているからこそ、あのシェニエさんにそこまで入り込めるんだよね。きっと。

・松井るみさんの装置が「本当にきれいだから!」とお稽古段階から言われていたけど、実際に舞台稽古で見たら本当にきれいで感動した、と。
 「話自体はすごくシンプルなんですけど、そこに大石裕香さんの振付とか、松井るみさんの装置とか、さらに照明も加わって…すごく素敵な世界になってると思います」

・大石さんについては、
 「以前R-HATTERでご一緒したのは私が花組にいたときで、それから時間が経って裕香ちゃんはソリストになって今や振付家としても大注目を浴びていて、私も花組に戻ってトップをさせていただいて、そういう時期にたまたま彼女が日本に戻ってくることになって公演で振付をしてもらえるっていうのが、もう…すごいご縁だなあって」
 と感慨深そうに話されていました。裕香ちゃん呼びかわいい(笑)
 お茶会前日がちょうど日本最後の日で、きょうハンブルクに戻られたんだそうです。日本にいる時間をギリギリまで使って宝塚に割いてくれた、と。
 「最後だったので組子全員のサインとメッセージが入ったプログラムを渡したんですけど、そしたら裕香ちゃんが泣いてしまって(笑)。『ずっと花組さんと一緒だったから離れたくない』って言ってくれたんですけど…でも『ハンブルクに帰って、私もまた頑張ります』と言ってました」

・大石さんの振付の日、すごく技術の高いダンサーさんだし一体どんな振りになるんだろう…とビクビクしながらものすごく入念にストレッチしたそうなのですが(笑)、実際はすごくやりやすかったそうです。
 「振付の前から芝居のお稽古を見てくださっていて、なんとなくイメージを掴んだだけの状態でその場で振付していく、って感じだったんですけど…とにかく踊っている人が気持ちよく動けるように、というのを最優先してくれて。最初に付けたものと違っても、役者から出てきた動きを見て『あ、そっちのほうが感情が伝わって見えるからそっちに変えましょう』とか。『自然に動きにくいところがあったら変えるので言ってください』と言われて…。
 なので本当に感情のままに動けたというか、ダンスというよりも、気持ちを伝えるお芝居の延長として踊っている感じになったと思います」

 これ、まさに初日にあのシーンを観て感じたことだったので、蘭寿さんがそう話してくれたのがすごくうれしかったなあ。

・マッダレーナと一緒に死ぬラストについて、
 「いまの感覚なら『やめときなよ』(手のひらで制止しつつ)って感じだと思うんですけど…『あなたは生きて』って思うと思うんですけど。でもあれだけ混乱した時代で、情報を伝える手段とかもない中で、手紙を通して本当に魂で結ばれてしまったふたりなので…マッダレーナに『あなたと生きるために死ぬのです』と言われと、ああ、そうかーって」
 みたいなことを言っていました。なんか「やめときなよ」の冷静なツッコミ口調がおもしろかった記憶(笑)

・マリー=ジョゼフについての質問で、けっこう歴史的なことを話していました。ふたりは本当は三男と四男で…とか、ふたりのお父さんはブルジョワ出身で爵位をお金で買おうとしたんだけど買えなくて、でも貴族との繋がりを手に入れたかったから息子たちをがんばってナヴァール学院に入れたんですよ、みたいな。

・余談だけど、私もそのへんは初日前に『アンドレ・シェニエとその時代』で読みました。で史実のシェニエさんってぜんぜん大恋愛してないので不安…とこぼしたら、博識の某友人に「オペラのほうは大恋愛物だから大丈夫です。オペラとはそういうものです」と言われて「そ、そうなんだ…!」ってなりました(笑)

・マリー=ジョゼフとの最後のシーンは、理解し合えたっていうわけじゃないんだけど、それでもあのときの弟の顔をみると彼の生き方を抱きしめたくなる、と。(すごく記憶がざっくりなので違ったらすみません…)
 「みつるって本当にお芝居上手だなあーと思うのは…ほんと、日々変わるんですよね。すごく真剣に新鮮にそのときの感情を表現してくれるから、こっちの感情もそれに合わせて動くっていうか」
 これも非常におおざっぱにまとめてしまってるのですが、とにかく蘭寿さんがみつるきゅんのお芝居を称賛していたのがとても印象的でした。いや、みつるきゅんのお芝居が素晴らしいのは世界の常識だけど、こうやって蘭寿さんが言葉にしてくれるとますますうれしいですよね。

・つづいてショーの話。
 イントロダクションは、ナウオンでも言っていた「ヤンさんありがとうございます」っていう話と、振付でみーちゃんがハケてくるたびに「ほんとかっこいい!ほんっとかっこいい!!」って言ってた話(笑)
 CONGA!!のときもそうだったけど、やはり男役一列は「やっぱ一列だよね!コレだよね!」みたいな感じだそうです。うんうん、私たちも「キターーーーーーー!!!」ってなるよね!

・野球の場面の銀橋は、平澤先生に「一応振りは付けたけど、幕が開いたらお客さんと巧みにやって」と言われたそう。
 場面の最後にスウィングスが勝利して銀橋渡るところは、「ほんっとにうれしい!」らしい(笑)。すっごいうれしくて、もう銀橋で倒れるんじゃないかという勢いで走ってるらしい(笑)。そんなとこまで本気で全力で絶好調な蘭寿さんが大好きです!!!!

・瀬戸かずやさんとのデュエットダンスは…と振られ、食い気味に
 「もうね!ヴィクトリアベッカムですからね!!!」
 と主張する蘭寿さん。
 ザワつく客席に、
 「似てません!?似てますよねっ!!そっくりですよねっ!!!」
 とすごい勢いで念押し^^ たしかにあの髪型はヴィクトリアベッカムだけれども^^^^
 「アキラはねー、あんなに色っぽいと思わなかったですね。すごい!」
 歌劇の座談会とかで言ってた肩幅ネタを繰り出すのかと思いきや、ガチで絶賛ベースでした。すごい!色っぽい!と。
 「初日の皆さんの感想もアキラに食いついてたのが多かったので(笑)、すぐアキラにメールして『いい感じだよ!』って言って、そしたら『ほんとですか!明日からもやっちゃいます』みたいな感じで返ってきたんですけど(笑)
 本当にね、毎日よくなるんですよ。どんどん変わってて。
 ここまで私の感性についてきてくれるとは……あ、別に私がすごいって言いたいわけじゃなくて(笑)、とにかくこちらのやりたいことを感じて一緒に表現してくれるっていうのがすごく楽しいし、これからどんどん進化していくと思うので楽しみですね」

 以上ものすごく大意です。が、とにかくこんな感じで大絶賛!でした。アキラ子ちゃんすごいな!!

「またね、だいもんの歌がすごくてねー!私だいもんの歌で踊るの大好きなんですよ。CONGA!!のときも、あれはくみ…芽吹幸奈ちゃんとのデュエットだったんですけどすごく好きで、今回もだいもんの歌で踊れて本当にうれしいですね。
 このあいだだいもんが『すみません、今日はちょっと高音が出にくいかもしれないです…』と言いにきたことがあったんですけど、『ぜんっぜん大丈夫。思う通りにやってくれればいいから、もう吐息でもなんでも(笑)、あなたが感じるように自由にやってくれれば私はそれでオールオッケーだから』って言って。そしたらちょっと安心したみたいで『わかりました〜』って言って帰っていったんですけど(笑)」

 ここの蘭寿さんの言い方が、ほんとうーーーに「ぜんっぜん大丈夫」で「オールオッケー」だったのですよ。技術だけじゃなく素材とか感性とか全部含めた、舞台人・望海風斗への絶対的な信頼が伝わってきて、なんか感動した……。
 そして組子にあれだけの愛情をもってそんなふうに言ってあげられる蘭寿さんも、やっぱり本当に素敵なトップさんだなと思いました。このお茶会でいちばん感動したのここかもしれない。

・キキちゃんとゆずかれーくんに関しては、まだ舞台でやってないのでどうなるか分からないですけど…と前置きしつつ
 「キキちゃんは、パンチがありますね(笑)。男役と男役のぶつかり合いって感じ(笑)」
 へーーー!意外!!
 「もうちょっと色気とかしなやかさが出るように、初日が近づいたらお稽古しようねって言ってます。新人公演のお稽古をちょっと調整してもらって、わざわざそのための時間を作ってもらって(笑)
 ゆずかれいちゃんは、小悪魔的というか…ちょっとお芝居のイメージを引きずってる感じかな。
 でも3人とも本当に全然違って、違う振りなんじゃないかと思うくらいなので(笑)皆さんも是非楽しみにしていてください!」


・リズムの場面は、KAZUMI-BOY先生の振付でテンポも速いので、初組子とか組回りの研1さんとか全員がいる場面で大丈夫かな?と最初は少し心配だったそう。
 「でもいろんなパターンでお稽古をして、BOY先生が下級生ひとりひとりの存在の大切さというのをお稽古のなかで伝えてくださって、後ろから出てくるパワーが全然変わったんですよね。本当に研1さんに至るまで、全員がパワーを発してくれていると思います」

・黒燕尾についての話もしていたと思うのですが、すみません憶えてない…。トップになって初めての黒燕尾でうれしい!とうれしそうに言ってたことしか憶えてない…。
 燕尾のあとのデュエットはヤンさんの振付で、「このふたりだったら、あえて振り数を少なくしても持たせられるだろうと思って作った」というようなことを仰っていただき、すごくうれしかったそうです。私もあのダンス大好きです!終わり方もオシャレ。


 …えー、公演ばなしだけでやたら長くなってしまったのでとりあえずここで切りますね。
 つづきを書くときまで私の海馬が生きていてくれるといいのですが…。助けてまっつ先生!><
posted by 白木蓮 at 17:31 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 22, 2013

愛と革命の詩初見メモ

 WEB拍手から何度か「お茶会にはどうやって参加したらいいんですか?」というご質問をいただいていたにもかかわらず、全然お返事していなくてすみません!!
 基本的には公演が始まってから、劇場前でチケット出しをしているファンクラブの方に声をかけるのが手っ取り早いと思います。日程や申込方法を教えてもらえるはずですので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいませ★

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 さて、花組『愛と革命の詩』初見のツボ。
 まだ場面の順番とかが曖昧なので、思いつくまま順不同にメモしておきます。


・白い天使と黒い天使、物語のなかでの役割とかそもそもの役名(Angel White&Angel Black)とかにはすごくモニョモニョしてしまうのですが
 しかしルナっち&ゆずかれーくんが美しすぎる!!!!素晴らしすぎる!!!!

・ルナっちの透明でピュアな美しさと、ゆずかれーくんの中性的なダーク感。ゆずかれーくんのメイクすごい。美しい人はどんなに顔を弄りまくっても美しいのね…。チギタさんのニジンスキーを思い出しました。
 黒い衣装に映える、白くて華奢な首筋が印象的です。首の後ろ側をあれだけ無防備に晒されると、とたんに女性性が見えてすごく倒錯的かつエロい感じになる。男役を男役たらしめているのは、軍服やジャケットやシャツのしっかりした「衿」なんだなあ、とあらためて気づいたり。

・だいもんの白髪&おヒゲ姿が大好きです。ダンディ!!!

・みりお様・らんちゃん・蘭寿さんが順番に歌う「ワルツ・ガヴォット・メヌエット♪」みたいな曲が好き。おしゃれ。
 らんちゃんのお支度場面がかわいいです。下着みたいなところから始まって、上着を着せてもらって、髪飾りとかアクセサリーがどんどん増えていくの。しかもどのアイテムもセンスがよくて可愛くて、女子的にワクワクする(笑)

・舞踏会にやってくる貴族の女性たちが、みんなソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』を彷彿とさせる(って番宣しか見てないけど)スイーツ!マカロン!ラデュレ!みたいな盛り盛り鬘を装着してるんですが、それが全員センスよくまとまってる上に全員似合ってて全員かわいくて花娘ブラボーーー!!!!
 特にりりかちゃんが超かわいい。陶器のお人形さんみたい。
 そして格の違いを感じさせるコワニー夫人@じゅりあ様の美しさとエレガントさ!!最高です。復帰おめでとうございます!

・蘭寿さんの「かわいい方」っていう呼びかけが大好き。

・召使い?のみりお様が舞踏会のあいだ下手花道でいろいろ働いてるのですが、みりお様がエア綱を引いたらすっぽんセリに置かれた釣瓶がするすると下がっていった…ところまでは良いとして、もう一度みりお様がエア綱を引いたら、釣瓶を乗せたセリがまたするすると上がってきた!なんという斬新なセリの使い方!セリの巨匠(?)小池せんせいもびっくりですよ。

・革命の場面はドラマティックで好きなんだけど、ここでもシェニエさんと仲間たちが革命を「眺めている」だけに見えるのがちょっともったいないなあ。もう少し公演を重ねていったらまた変わってくるとは思うけど。

・大衆が酒場でしゃべってる場面の「正直者が馬鹿をみる♪」あたりが虞美人のデジャヴュすぎて、いつ「馬」「鹿」っていう紙が出てくるかとドキドキします(フランスの話だよ!)。アーサー元気かなあ。。

・タソ&せんなさんが上手すぎる!あの狡猾さと滑稽さ!せんなさんさっきまで貴族のかわいこちゃんだったのに…(笑)

・タソはなんでいつも偉い人に「最高級の!」お部屋とかお酒とかを用意しているのかw(c.f. サンテグジュペリ)

・がりん可愛い!可愛い!可愛い!
 しかし出番少なくてあんまり役割もなくて、これならわざわざがりんが娘役をやらなくても良かったんじゃないかと思わなくもない…。今回娘役ちゃんの役があんまりないしなあ。
 ひらめちゃんはサンテグジュペリ新公のポーレットと比べれば飛躍的にうまくなったし、乙羽さんも歌声が素晴らしいのでいいんですが、りりかちゃんやべーちゃんに目立つ見せ場がないのはすごく残念。

・「らいらいよりもいかがわしくらんちゃんにセクハラするよっち」という設定が衝撃的だったのですが、よっちの役名を知ってさらに顎が落ちました。その名も「ごろつき男」www
 終演後、友人と「よっちはごろつかなさそうだよね」「今までもあんまりごろついたことないしね」「うん、らいらいはごろつき慣れてるんだけどね」と延々語り合ったのは言うまでもない。ごろついてもごろつききれないというか、基本いい人そうというか、らんちゃんの太ももを這う手がなんとなく彷徨いがちなのがよっちクオリティ!「おまえの体は世界旅行をしてたんだなぁ」の人との違い著しい…!!!そんな88期が大好きです^^

・88期といえば、みーちゃんも素晴らしいごろつきっぷりできららちゃんをセクハラしていた。花組に来た最初の作品『近松・恋の道行』でも春風×春花だったなあ…としみじみ。

・ていうかみーちゃんが本当にかっこよすぎてどうしていいかわかりません。いっそ凄惨といってもいいような色気と殺気と狂気。「鬼気迫る」と言うのはああいう状態を指すんだと思う。

・以前よりいっそう削げた頬に黒髪が映えて、衣装もショーヴランみたいでめちゃくちゃかっこいい。みーちゃんの「鷹のように」や「君はどこに」、聴いてみたかったなあ。。

・だいもんきらりが可愛くて、ふじPイティカも可愛くて私は幸せです。どっちのカップルも本当にチャーミング。きらりとイティカの可愛さが神がかってる!!なんなんだ!!!!!

・事務所引っ越しだね→ファンレター受け取れなくなっちゃうね→\ぼくたちは会うべき時が来たと思う!/
 ……シェニエさんの思考回路がちょっとよく分からないのですがとりあえずかわいいです。

・まりんさんに「80歳の婆さんかもしれんぞ」と言われて、迷いなく「かまわない!」と答えるシェニエさん。さすが蘭寿さんストライクゾーンが広い。(違う)

・ラブシーンのダンスはとにかく美しい…のですが、観たい人が多すぎていまのところどこもちゃんと観られてない…。
 ふじPイティカのピュアで愛らしいキャッキャウフフぶり、だいもんきらりのお互いを慈しむような夫婦愛、よっちとあかりちゃんの優しく柔らかな空気感。それぞれ本当にきれい。ロン毛よっちが愛おしそうな顔であかりちゃんのおでこにチューしてて、もう……><

・今回、あかりちゃんと踊ったり花蝶さんと抱き合ったりらんちゃんにセクハラしたり(笑)、いろんな役で娘役ちゃんに絡むよっちを観られてすごく幸せです。

・蘭寿さんとらんちゃんのダンスは、いやらしさを微塵も感じさせなくてただただ神々しく美しい。
 ダンスというよりも会話というか、むしろ芝居そのものというか、「ダンスシーンとして振りを踊っている」のではなく「芝居を伝える手段として踊っている」 のだなあと思います。すべての動きが必然、という感じ。

・ところでこの場面、シェニエさんの白いパンツがパンツというよりもタイツに近い質感なのがちょっと気になる…(笑)。いや、それでも美しいし男にしか見えないので無問題なのですが!しかし他の男役さんたちはふつうの白パンツなのに何故!

・机に乗った雑誌を、組んだ脚のかかとでガッと蹴落とすみーちゃんが怖すぎてかっこよすぎて震える。

・だいもんに必死に抱きしめられて頬ぴたぴた叩かれて耳元で名前を叫ばれるきらりうらやましい。きらりになりたい。

・「好きな女が俺の手の内に…!!!」って超ヒャッハーしつつ敬語で攻め込むのに、拒絶されてわりとあっさり引き下がっちゃうみりお様かわいい。役名で言えよ。

・ジェラールと対峙するときのマッダレーナの表情がすごく好きだなあ。透明でゆるぎない。あの表情があるからこそ、急展開でジェラールの心情が変化するのも理解できる。

・裁判の場面、よっちのタンヴィル検事が被告ひとりひとりの名前と罪状を読み上げていくわけですが、最後のアンドレア・シェニエが呼ばれて、いよいよシェニエさんの罪状を読み上げるターンきたー!よっちの最大の見せ場きたーーー!!!って超wktkしたところでジェラールさんが踏み込んできた瞬間の残念感はんぱなかった(笑)。遮られるよっち萌え…^^

・マキシム急激にかっこよくなりましたよね。看守のところ、声も一段低くなっててすごいイケメン。

・マリー=ジョゼフはいい役だなあ。みつるきゅんのお芝居がまた本当に素敵で…蘭寿さんがみつるきゅんを抱きしめる瞬間、号泣してしまった。
 それぞれの立場はぜんぜん違うんだけど、カラマーゾフでミズ先輩がコマつんを抱きしめる場面を思い出しました。あれもすごく泣いてた記憶。牢獄での兄弟の面会、というシチュエーションに弱いのだろうか。

・ジェラールとマッダレーナの、最後のやりとりも苦しくて切なくて胸がギュッとなる…。

・このあたりでシェニエさんがシャツの袖を腕まくりしてるのがものすごく!ツボです…!!!
 マッダレーナが来てからラストまでのくだりは、もちろん話の流れ自体も好きなんですがとにかく腕、というか肘下の部分から目を離せませんでした。あの男らしく美しい血管が浮いた腕と手の甲。たまらん。

・ラストでふたりが手をつないで後方にハケていくところ、シェニエさんの後ろ姿ってチリチリパーマのロングヘアでしかもハーフアップなんだけど(笑)、全体のシルエットがまったくもって女性に見えないのが素晴らしいと思う。
 広い背中とか、すとんとしたお尻とか、むき出しになった肘から指先までのラインとか…もう本当に美しいです。あの後ろ姿かんぺきです。もちろん、隣に華奢で女性らしいシルエットのらんちゃんがいることも大きいと思うけど。

・最後にパンジュ様が「物語のまとめ」をするくだりはちょっと興ざめだし、まさかの天使がしゃべる展開に至っては正直「出来の悪い学生演劇のようだ…」と思ってしまったのですが(ごめんなさい)、天使たちの美しさとおヒゲだいもんのダンディさと素晴らしい歌声でなんとなく「まあいっか」ってなる(笑)

・初日、銀橋に出てきて歌うだいもんのおヒゲが左半分取れてピロピロしてしまい、そこにロックオンしているうちに気づいたら芝居が終わっていました。蘭寿さん出てくるのに…!
 歌い終わっただいもんが花道に戻ってきらり&うららちゃんと合流するとき、だいもんと見つめ合うきらりの笑顔がちょっとだけ素だった^^かわいい。


 えー、初見感想は以上!
 まだまだ観きれてないところが多いので、これから観劇を重ねていくのが楽しみです。
posted by 白木蓮 at 21:11 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 18, 2013

愛と革命の詩、を聴かせておくれ

 花組『愛と革命の詩』初見の感想。

 景子作品だけに「コレどっかで見た…」という要素はあちこちにあり、スカピン(みーちゃんがほぼショーヴラン)とか虞美人(市民たちが酒場でくだ巻いてるところ)とかレミゼ(タソ&せんなさんがハイレベルにテナルディエ夫妻)とかロミジュリ(愛と死)とかエリザベート(死っぽい人がヒロインにナイフを差し出す)とかアイーダ(牢獄に忍び込んでくるところ)とか、いろいろとデジャヴュだったのですが(笑)
 しかし全体をみれば「景子せんせいらしい世界」として美しくまとまっていたのではないかと思います。

 ただ、唯一最大の欠点は
 アンドレア・シェニエの生き様が分かりづらい。

 (根本的問題…!!)

 『愛と革命の詩』の時代背景のおもしろさは、ベルばら(オスカル編)のように貴族=悪、市民=正義ではなく、かといってスカピンのように革命政府=悪、貴族=正義(というと語弊があるけど)でもなく、その「正義」と「悪」の中身が短いスパンで入れ替わっていくことなんですよね。物語のはじめは革命こそ正義だったのが、革命政府の行き過ぎた粛清と圧政によって、「正義」の定義がわからなくなってくる。白い天使の片翼が黒く、黒い天使のそれが白いように、単純に白黒で分けることができない世界。善悪のはざまで罪を着せられて死んでゆく人々、その時その時の権力に媚びながら生きる芸術家、翻弄されておびえる市民たち、世の中を皮肉る道化師。
 アンドレア・シェニエはその動乱の世界にあって、一貫して「自由主義」を唱えた人物であり、貴族にも革命政府にも媚びることなく、自分の信じる「自由」を詩で表現しつづけた人物なのですが
 ぶっちゃけ、その思想がとても分かりづらい!!!
 いや、分からないわけじゃないんですよ。ちゃんと言葉では説明されてるし。ただ、言葉でしか説明されてないので、舞台表現としてバーンと伝わってこないというか…。ベルばらやスカピンを見慣れたヅカヲタには、貴族側でも革命側でもない自由主義というのがそもそも概念的に理解しにくいし、「そうだよね、それこそが『正義』だよね!」と納得できる部分が少ない。「貴族はなんかアレだし革命政府の人たちもやりすぎてるから、多分どっちにも屈してないこの人が正しいんだろうなあ…」みたいな、ぼんやりとした納得感(笑)
 しかも彼がその思想を伝えるツールがあくまでも「詩」なので、「詩で世界を変える」「詩が人々の心を動かす」という文化がこれまた我々日本人には理解しづらい!難しい!
 なので物語の核となるべきシェニエさんの思想の美しさや作品の素晴らしさがあんまり伝わらず、いまいち説得力に欠けたのがとても残念でした。

 それに対して、時代の「悪」と「正義」のあいだで揺れ動くみりお様のジェラール役はとてもドラマティックかつ分かりやすい。正しいと思って参加した革命がほんとうに正しいのか、自分が求めた世界は本当にこれだったのか、という苦悩は観客からみてすごく理解しやすい(笑)。自分たちの起こした革命が愛する人を死に追いやってしまう…というのも切ないし。あと、まあ、スカピンのときにさんざん書きましたが私は革命厨なので(笑)この手の人物に感情移入しがち(←個人的事情。)
 なのでどうしてもこっちの視点がジェラール寄りになってしまって、作品最大の山場は裁判の場面のみりおさまVSみーちゃん、に見えるのです。ここのみーちゃんがまた超絶カッコよくてですね…(しみじみ)。みりお様も美しくて、ふたりの二重唱すばらしかったなあ。
 この場面でシェニエさんが何もしてない!っていうのが、『愛と革命の詩』最大のアカンポイントではないかと思います。場面に(しかもセンターに)いるんだけど、いるだけなんだよね。本来ならたぶんシェニエさんが言うべきことを、ジェラールさんが言ってくれちゃってるんだよね^^^^
 イケコならここでシェニエさんが「ひとかけらの勇気」を歌って民衆が一気にシェニエ側に傾くんだろうし、キムシンならここでシェニエさんとマッダレーナと仲間たちが「心から心へ」を歌って客席を感動の渦に叩き込むんだと思うのですが(いろいろ混ざってるよ!)、そこまでベッタベタにできないのが景子せんせいの大劇場向きじゃないところかなあ。
 あの場面でシェニエさんが「自由主義」の思想を分かりやすくぶちかませば(たとえばジェラールVSモランの歌に割り込む形でもう一度「永遠の詩」を歌うとかね)(それにジェラールとマッダレーナが唱和して、最後のワンコーラスだけマリージョゼフも声を合わせるとかね)(発想がちょっと恥ずかしいほど陳腐で申し訳ない。。)、私たちももうちょっとカタルシスを得られると思うんだけど…それがないまま判決にいっちゃうのがとても消化不良……。

 というわけで、アンドレア・シェニエの描かれ方にはモヤモヤが残るものの
 それ以外はほんとに楽しいし感動するしツボも多くて好きな作品です!この文章ではまったくもって伝わらないと思うけど!
 この次はふつうにツボを書きたいと思いますので、待て次号(いつだよ)
posted by 白木蓮 at 23:53 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 17, 2013

いまは同じ時を生きよう

 花組大劇場公演『愛と革命の詩』『Mr. Swing!』、初日を観てきました。

 観るまえの期待値がやたら高かったこともあり、実際に観た初日は「芝居もショーもなんかとっ散らかってる…」という印象を受けたのですが、2日目に観たらすごく楽しかったです!通える!幸せ!
 すでにツボがいっぱいで忘れないうちに書きたいのですが、すみません、とりあえず公演が始まったばかりなので「明日から(は無理でも東京公演から)実現できそうな変更リクエスト」の超個人的なやつをふたつだけ。
 いきます。


 (深呼吸)


 蘭寿さん、お芝居のカツラをもうちょっと素敵にしてください…!!!!


 (ヒイイイイ各方面から石が飛んできそう!)


 いやその、シェニエさん素敵なんですよ!素敵なんだけど!ちょっとあれはチリチリしすぎだと思うの…><><><
 特に顔まわりの髪のボリューミーなチリチリ具合がとても気になります。好みによるところも大きいと思うので何とも言えないんですが、蘭寿さんああいうのあんまり似合わない気が…。トップの部分をボリュームダウンして、前髪のウエーブをゆるやかにするだけでぜんぜん違うと思うんだよー!(できればストレート希望ですがストレートなイケメン前髪はどうやらジャコバン党の専売特許のようなのでガマン)。だいもんとかキキちゃんぐらいのゆるふわ前髪がいいです…。でも弟のみつるきゅんもすごい勢いでチリチリしてたからギリシャ系の遺伝っていう設定なのかなあ。ど、どうにか見逃してもらえませんか?>景子せんせい(訊かれても!)


 もうひとつは稲葉せんせいへの勝手なお願い。


 中詰めのピックアップ5人の衣装を黒タキにしてください…!!!!!


 いやその、ターバンも素敵なんですよ!素敵なんだけど!黒タキだったらより素敵だと思うの…><><><
 ていうか、船上パーティーで水兵さんとかタキシードの人たちが次々出てくる中詰めなのに、いよいよ真打ち登場!みたいなところで突然ターバン化する意味がちょっと分からな(ry
 構成も振付も何ひとつ変えなくていいんだよ!むしろみつるきゅん・みーちゃん・だいもんの3名は衣装替えがひとつ減るはずなんだよ!
 すごくムードがあって(なんせナンバーが「in the mood」だしw)素敵な中詰めで、振付も「これタキシードで踊ったら映えるだろうなあ…」とついつい妄想してしまう素敵な振りだけに、真ん中の5人だけターバン&デコラティブな衣装なのがすごくもったいない。あそこは是非ともシンプルな黒タキで花男の「粋」を見せてほしいです…。稲葉くんのアラブ趣味は存じ上げているのだけれども。も。

 ****

 …と、しょっぱなからワガママすぎるお願いを叫んでしまいましたが
 冒頭に述べたとおり、芝居もショーも楽しかったです。
 お芝居はいつもの景子せんせい風味というか、いろいろいろいろ惜しいなあと思うところがあってそれはまた別項で語りたいのですが、しかしとにかく衣装も音楽も振付も装置も美しかった。出てる人たちがみんな美しかった。(蘭寿さんチリチリだったけど)(こだわる)
 ショーも、初見こそ「『ジャズマニア』的なやつを想像してたら『Red Hot Sea』だった」みたいな肩すかし感があったのですが(※もちろん赤熱海はだいすきです!ただ想像の範疇になかったというだけで!)そういうものだと思って観ると本当に楽しい!!!
 何よりも、やっぱりみーちゃんへの心遣いとあたたかい演出が本当にうれしくて…。
 蘭寿さんとのコンタクト、中詰めでの素晴らしいスキャット、きらりとのダイナミックなデュエットダンス、まるでサヨナラショーのように温かいナンバー、背中を押して銀橋へ送り出してくれるらいよち、みつるきゅんとの粋な掛け合い。
 そして、そのひとつひとつを魅せるみーちゃんが本当に本当に本当にかっこいい!!!!
 お芝居もショーも、「退団オーラ」なんて言葉ではとても片付けられない、男役として削ぎ落とされ磨き抜かれた凄味と色気がある。正直いまからでも退めるの止めませんかって言いたい。花組には、宝塚にはあなたが必要ですって言いたい。みーちゃんの選択を止める権利は誰にもないって分かっていても、もったいなさすぎて涙が出る。

 とはいえ、
 過ぎゆく時を止めることはできないので…
 いまはいまの花組を観られることを幸せに、大切に、1回1回を楽しみたいと思います。
 両作品のこまかい感想はまたいずれ!
posted by 白木蓮 at 23:27 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

August 06, 2013

何ゆえ人は汝にのみ憧る

 シアタークリエにて『宝塚BOYS』を観てきました。ずっと観てみたいと思いつつ、実は今回が初参戦。

 いやあ…泣いた……。顔が元通りにならないくらい泣いた。

 Wikipedia先生によると、宝塚歌劇団男子部は1945年に公募を開始、1954年に解散。とあります。これはその9年間の物語。

 観ながらとても複雑な気持ちになりました。
 彼らの結末はあまりにも苦しくやるせなく無念なのだけれど、しかしじゃあ宝塚男子部がもっと華々しく活躍していたらめでたしめでたしなのかといえば決してそういうわけではなくて
 あくまでも宝塚ファンである私の目線でいえば、宝塚の舞台に男性が立つなんてありえない!宝塚は女性の世界だからこそ美しい!と思ってしまうわけなのです。私が当時の人間だったら、きっとそのころのファンや生徒と同じように、反対の投書を寄せたと思う。
 (この話を観るとどうしても「そもそもなんで男子部を発足させてん!」という疑問にぶち当たるのですが、これは単に一三翁のトライ&エラーだったんだろうなあと思います。実際のところは分からないけど。戦後宝塚歌劇のありかたを改めて模索するなかでひとつの案としてあったのが「男性加入」で、でも結局それを採らない、ということが劇団経営者としての選択だったんだろうなあと)

 この『宝塚BOYS』は、決して当時の劇団やファンや様々な状況を批判したりなじったりしているわけではなく、あるいは男子部の悲劇を単純にかわいそうな悲劇として描いているのでもなく
 その哀しみをはるかに超えた「夢」の美しさを、いっぱいに伝えてくれる作品でした。
 「夢を追う過程こそが夢」とか言うとすごいベタな表現だけど、でも、届かない場所を夢みつづける彼らの姿は真に「夢」そのものであり、そして「宝塚」だった。本当に、彼らのひたむきな美しさはタカラヅカそのものだった。

 劇中でもクローズアップされていますが、彼ら一人一人が戦場の苦痛の記憶、あるいは戦場に行けなかった屈辱の記憶を抱えていて
 それは女性や子供たちとは違う、よりリアルで壮絶な傷だったのだろうと思います。
 実際に戦場へ赴き、肉体に傷を受けた彼らの目に、タカラヅカのレビューがどれほどまばゆく映ったか。
 単に美しいというだけではない、戦後の新しい時代、新しい自由や希望や救済の象徴として、タカラヅカは存在したのではないかと思えました。

 現実には彼らは夢を叶えることができないのだけれど
 それでも、彼らが憧れてやまないタカラヅカという場所の、その圧倒的な美しさときたら。
 舞台に佇む山路さんの後ろから、きらびやかな大階段が現れるあの瞬間は忘れがたい。
 人の夢も希望も、挫折も涙も、すべて飲み込んでなお絢爛と輝くさまは、残酷でもあり、でもやっぱり「我が憧れの美の郷」そのものでした。
 レビューの最後、美しきタカラジャン(笑)たちがシャンシャンを愛おしそうに抱きしめながら袖にハケていく姿がいまも脳裏に焼きついています。あの光景を見ながら、なぜかいつぞやのトークスペシャルで聞いた(しかも又聞きw)元宙組のモチモチの、「シャンシャンの裏側に『百千』って名前が書いてあるのを見ると未だに『私タカラジェンヌなんだ!』と嬉しくなる」という話を思い出していました。いつの世もタカラヅカは「夢」なのであり、それを叶えた人、あるいは叶えられなかった人の「夢」が無数に詰まっているからこそ、私たちはこんなにもタカラヅカを愛してやまないのだなあ、と。あらためて。

 もちろん今もそれが脈々と息づいているからこそ、宝塚歌劇団はめでたく100周年を迎えるわけですが
 しかしもしかしたら今は薄れてしまっている、あるいはどこかで忘れ去られているかもしれない、タカラヅカの源流ともいうべき圧倒的な「夢」の力を、シアタークリエで目の当たりにしました。
 願わくばこの強い美しい力が、現実の宝塚にも、いつまでもありますように。
 現役タカラジェンヌの皆さんや演出家の方々にもぜひ『宝塚BOYS』を観てほしいなーと、老婆心ながら思っている今日このごろです。

 ****

 出演者はまったく存じ上げないまま観にいったのですが、星野役の中垣内さんが超タカラヅカでかっこよくて素敵だった!銀英伝帝国編のミッターマイヤー、という認識しかなかったのですがめちゃくちゃ踊れるんですね。大階段前での「ジェラシー」のダンスソロとか本当に素敵で、「オーレィ」と掛け声かかった瞬間に爆竹拍手しそうになって慌ててこらえました(つ、ついヅカヲタの習性が…)。目線の配り方や指先の使い方もすごくタカラヅカっぽい繊細な色気があって、中垣内さんを観てるときだけは少し涙を忘れて単純にキャーキャーできたのでよかったです(笑)。ほかの皆さんは、絶妙な不器用さ加減がまた愛おしくて泣けてしまってですね…うううう。
 歴代キャストを見たら前回の星野役はロイエンタールの東山さんで、その前は吉野さんなのかー!み、観たかった!
 初風さんと山路さんがまた本当に素晴らしかった。初風さんのあたたかさと、娘役としての可愛らしさ。初風さんをヒロインにしたパリの幻想の場面は、もっとも印象に残った場面のひとつです。タカラヅカって本当に素晴らしいですね。

 ということで、また違うバージョンが上演されたら観にいきたいなと思います。以上!
posted by 白木蓮 at 20:56 | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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