June 25, 2013

戦国BASARA蘭寿茶メモ2

 BASARA茶の話、つづき。

【ゲームコーナー】

・今回は事前回答式のクイズで、ゲームの真田幸村・武田信玄・伊達政宗・猿飛佐助・上杉謙信につけられている四字熟語(どうでもいいのですがいま、上記5人すべて苗字を入れただけでiPhoneさんが予測変換してくれた…みんな有名人を演ってるんだなーと胸熱ww)と、それぞれの中の人が自分につけた四字熟語(プログラムに載ってるやつね)を選択式で回答。そのほか自由回答で、5人の一人称を書くクイズもありました。

・蘭寿さんに該当するところだけ蘭寿さんが言ってくれて、あとは司会者の方が言っていく感じ。
 蘭寿とむさんの四字熟語は?と振られた蘭寿さん、ボソッと口の中で
 「…しゃくねつめいく。(灼熱明駆)」
 もう一度お願いします、的なことを言われて
 「え?…しゃくねつめいくっ!」
 なにその言わせんな感!(笑)
 口調としては、イタズラしておかあさんに怒られた男の子が「ごめんなさいって言いなさい」「…ごめんなさい」「聞こえない!」「…ごめんなさいっ(ムッスー)」みたいなトーンでした。恥ずかしかったんですかね、蘭寿さん。なんかよくわからないムクレぶりが大変かわいかったです。

・ほかの皆さんの四字熟語はどうですか?と訊かれ、
 「私このだいもんの『真面目越』っていうのがすごいツボで!
 いい越え方してますよねー。いいよーだいもん」

 この「いいよーだいもん」が半ば独り言のようで、それだけに実感がこもっていて愛情を感じられてすごく印象に残りました。ベネディクト様も佐助も、本当に「いい越え方」だよね。

・一人称の答え合わせも終わり(幸村は「それがし」とか)、司会の方に
 「とむさんは全部わかりましたか?」
 と訊かれてなぜかまたボソボソと
 「…まあ大体」
 と答える蘭寿さん。
 司会の方が「そうですか」みたいなユルい反応だったので、
 「え?どんな答えを期待してたんですか!(笑)」
 と突っ込んでました。まあ、たしかに答えようがない^^


【客席トーク】

・客席の間を歩きながら質問に答える恒例のトーク。ちゃんと質問者のそばに行って、質問者を見ながら回答してくれます。
 今回は質問用紙1枚1枚に「○○万石」という数字が書いてあり、蘭寿さんのお答えに質問者が納得してOKを出したら、蘭寿さんはそこに書いてある数の石を獲得。1000万石を手に入れて天下統一するまでコーナーが終わりませんよ、という趣向でした。

・最初は、「幸村以外にやりたい役は?」という質問。
 「えー、この作品でですよね?」
 と確認しつつ、考える蘭寿さん。スッと出るかと思いきや、相当考え込んでた。
 答えは
 「猿飛佐助かな!」
 だそうです。佐助いいですよねえ、と。

・こんなお答えで大丈夫でしょうか?と確認し、質問者が手でマルを作ると石を獲得。
 この質問用紙に書いてあったのは「200万石」だったので、200万石もらってました。ちなみに、スタッフさんが壇上に2つのミニ米俵を持っていって積んでた(笑)

・次の質問者のところへ行き、質問を読み上げる蘭寿さん。
 「二本槍、以上…以外?これ『以上』って書いてあるけど『以外』ですよね?」
 と質問者の方に確認。たぶんその方は「そうです」的なことを答えたんだと思うのですが、すかさず
 「もー、まちがってますよっ☆」
 と軽くぶつ真似をする蘭寿さん。ちょっ…!!!!!!
 文字でうまく表現できないのが本当に苦しいのですが、からかうような、じゃれかかるような、とにかく死ぬほどかわいい言い方で死んだ!!!なんなの!!!すんごい悲鳴が上がってたけどアレ直撃された質問者の方ご無事でしたか…!?!?私スクリーン越しに見てても吐血しそうでした(ゴボゴボ)

・この時点で意識が飛んでよく憶えてないのですが、質問は「二本槍以外の武器を使うなら何がいいですか?」というもの。たぶん。
 これに対しては
 「やっぱり6本爪ですかね!」
 と。
 「かっこいいですよね。うぉーーって出して稲妻!みたいな(笑)」
 あれを出すときの、みーちゃんの反りっぷりとか両手広げっぷりも微妙に再現しててかわいかった。

・次は、「渋谷での公演ですが何かおいしいお店は見つけましたか?」という質問。
 「ぜんぜん外に出られてなくてどこも行ってないんですよねー。ヒカリエの地下?とか、いろいろおいしいお店があるって聞くんですけど。
 どこか行かれました?」

 逆に質問者に質問を始める蘭寿さん。
 たぶん質問者の方が緊張して答えられなかったようなのですが(よく見えなかったので推測)、顔を見つめながら
 「なんかありました?ヒカリエの中とか?」
 と優しく質問を重ね、
 「オススメのお店があったらぜひお手紙で教えてください♪」
 と極上の笑顔でトークを締めた蘭寿さんに全私が溶けました。はああ。

・次の質問、というかリクエストは
 「とむさんに『お茶会楽しいでござる!』と言ってほしいです」
 というもの(笑)
 蘭寿さん、質問者に向かってシャウト。
 「お茶会楽しいでござるッ!!!」
 場内大拍手!!!!
 そしたら質問者周辺からアンコールが起きたらしく(笑)、
 「え?もう1回?なんで?」
 と笑う蘭寿さん。会場ものっかって「もう1回!」の拍手。
 「えー、じゃあ、今度は質問にしようかな。
 (質問者に向かって)お茶会楽しいでござるか!?」
 振られた質問者の方、大きな声で
 「楽しいでござる!」
 とお返事!
 「できた人だ(笑)」
 と言う蘭寿さんができた人すぎてキュンキュンした私でした。はい。

・次は「日常生活で『ござる』言葉は出ますか?」という質問。質問者の方は、娘さんとおうちで「ござる」で会話しているとの事(笑)
 「『ござる』はあんまり出ないですねえ。『それがし』のほうが出るかも。『あーー、それがし……』って考え込む時とか」
 ここの「考え込む蘭寿さん」がすごいナチュラルにかっこよかった!ナチュラルに「それがし」だった!(笑)
 「でもこれからは『ござる』も使っていきたいですね!」
 とオトナな感じで締めくくり。

・このあたりで(飛ばしてる質問もあるかもですが)蘭寿さんの所有石が1000万石を超え、みごと天下統一!
 ということで無事にトークコーナー終了。
 「よかった、いつまでも終わらないかと思った(笑)。まあそれはそれで面白いですけどねー、皆さんの質問見るの(笑)」
 とかなんとか言いながら歩いて壇上へ戻る蘭寿さん。
 壇上のテーブルには、質問回答するたびに増えていったミニ米俵が10俵、ピラミッド状に積まれていました。
 「おお〜」
 みたいな声をあげて蘭寿さんが米俵に触ったとたん、ピラミッドが全面崩壊。
 ドンガラガッシャーン!と音を立てて俵がばらばらに落ち、そして蘭寿さんはといえば
 手を出した体勢のまま目と口を大きくあけ、「やべっ!」という顔で硬直していました(笑)
 もうー、この固まった顔がほんとにかわいくてかわいくてかわいくて!!!完全に校長室の花瓶を割ってしまった小学生男子だったよ!!!かわいい!!!!

・スタッフさんに手伝ってもらってそーーっと俵を積み直し、記念に写真を…と言われて
 「どうしたらいいんだろ、これ(笑)」
 と言いながら、なるべく俵に触らないようにそーーっとガッツポーズ。かわいい…かわいいです蘭寿さん…。


【抽選】

・たしかこのあとで抽選コーナーでした。
 すべて抽選が終わり、「みなさまからとむさんへのプレゼントをご紹介ください」と言われた蘭寿さん、立ち上がって
 「このスーツです!」
 とご披露。

・これね…登場時からちょっと謎が多くて五度見くらいしてたんですが、正面からみるとふつうの紺のスーツなんだけど後ろ身頃がスケスケっていう(笑)
 それが、なんていうか、どうにもオサレというか、「夏仕様に背抜きしようとして抜きすぎちゃったのかな!^^」(どんなだよ)みたいな微妙な透け具合で。
 おまけにインナーのTシャツがほんとうに「Tシャツ」としか表現しようがない無地(色は薄いグレー…だったような)の丸首コットンTシャツで、透けた背中の向こうもただただ「うん、Tシャツですね^^^^」って感じで、最後までコンセプトがよく分かりませんでした。
 まあでも、
 「すでに撮影で使わせていただきました!楽しみにしててください☆」
 とドヤ顔してた蘭寿さんがかわいかったのでいいことにする!

・服を見せようとポーズ決めた蘭寿さんのそばに、複数のカメラマンさんが殺到。
 そのなかのおひとりがズサーッと蘭寿さんの真下へ滑り込みを決めたようで(笑)、
 「お、すごい!スライディングきた!」
 みたいなことを言いながらニコニコとポーズを取っていらっさいました。かわいい。


【ご挨拶】

・そんなこんなであっという間に終わりの時間。
 「今後の予定とご挨拶をお願いします」と言われた蘭寿さんもびっくりして、
 「あ、もう終わり?笑ってたら終わっちゃった(笑)」
 と。
 まずはこの公演、きょう中日も過ぎたので残り半分、さらに熱くがんばります!というようなことを。
 次回公演については、景子せんせいに「大恋愛物!!!!!!」をやりたいですとお伝えしているのできっと素敵に描いてくださると思います、と言ってました。
 大石先生については前回のお茶会でも話してましたが、今回も
 「楽しみです!」
 と。最近服部有吉さんからお電話があり、「大石さんの振付は海外でもすごく評価されてるよ」(←超うろおぼえ)と仰ってくださったそうです。楽しみですねー。

「で、ショーは『ザ・スウィング』。これもね…」
 とすらすら話し出し、前方席のお客さんに訂正された蘭寿さん。
 「あ、ミスタースウィング?ミスタースウィングか。まちがえちゃった☆(てへぺろ)」
 まじで舌出した!リアルてへぺろ!なんなんだもうかわいすぎて苦しい!!!
 客席がギャーギャー悶えているあいだ、照れ隠しなのか
 「そっそっそ」
 と、「あー知ってた知ってた☆」感をアピールする顔がまたかわいくてかわいくて…死んだ…。

・ちなみに蘭寿さんの迷いのない口調からおそらく過去作品の何かだろうなとは思ったのですが、『ザ・スィング』は剣幸さんのお披露目公演だとあとから友人に教えてもらいました。蘭寿さん、『川霧の橋』といい、やっぱり剣さんの作品が好きなんですね(笑)

・そんなこんなであまりのかわいさに息も絶え絶えの私たちを尻目に、爽やかに退場していった蘭寿さんでした!あーかわいかった!!


 ということで、今回のメモは以上。
 ハードな公演のなか、カワイイ爆弾を投下しまくってくれた蘭寿さんに感謝です。残りの公演もがんばってくださーい!
posted by 白木蓮 at 23:36 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 24, 2013

戦国BASARA蘭寿茶メモ1

 梅雨ですね。
 BASARAに脱力したり、ベルばらフェルゼン編に脱力したり、1周まわってBASARAが楽しくなってきたりしてる今日このごろですが皆様はいかがお過ごしですか?

 公演は色々とアレだけど今回のお茶会も楽しかったー!
 ということで、戦国BASARAのお茶会レポ、少しですが残しておきます。
 これやってると、年々人間の海馬が衰えていくのを身をもって実感できますね…昔はもっと憶えていられた気がするんだけど、いまや翌日に書いても記憶がおぼろげ!我ながら将来が心配!
 そんな人が書いてるレポートもどきなので、毎度のお願いにはなりますが、あまり信用せずに広いお気持ちで読んでいただければ幸いです。大幅にまちがっているところがありましたら是非お知らせくださいませ。
 それでは、どうぞ!


【登場〜乾杯】

・「みなさま、そろそろとむさんがいらっしゃったようです」
 というアナウンスが流れ、会場暗転。
 一瞬の静寂ののち、
 「真田幸村ッ!」
 という力強い名乗りとともにピンがついて蘭寿さん登場!!
 うしろのドアから前方まで練り歩いてくる蘭寿さんを、真田隊の赤いのぼりでお出迎え。

・こののぼりは、座席にセットされていた朱色の細長い紙(六文銭が印刷されてる)とわりばし一膳で、それぞれが作ったもの。
 割ってないわりばしの間に紙を挟むと即席ののぼりができるのでした。おおお!これをみんながパタパタ振るとなかなか圧巻!

・のぼりをうれしそうに眺めながら壇上へたどり着いた蘭寿さん、「大勢の真田軍に迎えられての登場ですが…」と振られて
 「ねえ!最初からすごい熱気ですねえ!」
 とニコニコ。
 さっそく乾杯を…ということで客席のみんながペットボトルを取るためにかがみ込むと
 「ははっ、コレね。大好き(笑)」
 安定の「大好き」いただきました!もはや恒例すぎて!でも毎回こんなことで喜んでくれるのがうれしい!(笑)


【公演ばなし】

・今回はじめてのシアターオーブ公演ですが、オーブの印象はいかがですか?と訊かれた蘭寿さん、
 「きれい!」
 と一言(笑)
 新しい劇場なので袖や楽屋もすごくきれいだそうです。
 でも客席が3階まであるので、そこまでパワーを届かせるのが大変。
 あと袖のスペースがあんまり広くないので、今回は出し入れの装置があまりないものの移動は気をつけてる。…みたいなことを仰ってました。

・本当の水や炎が出たりもするので…という話で、
 「そういえば舞台稽古でー」
 とちょっと笑いだす蘭寿さん。
 「はじめて舞台に行ったら、あの水がすごいすべって!
 立ち回りやっててもとにかくみんなすべってて。斬ろうとしてもあっちもいない、こっちもいない、みんな床、みたいな(笑)
 で私もすべっちゃって(笑)、これちょっと無理ですーって話になって。結局靴の裏にすべらないやつを貼ることになって何とかやってるんですけど」

 すべりまくる危険な舞台を想像すると決して笑える話ではないのですが、蘭寿さんの話し方が面白かったのと、あと蘭寿さんが「すべらないやつ」って言うとどうしてもお笑いのほうを想像してしまうよね。蘭寿とむのすべらない話。

・役作りはどんなふうにされたんですか?という質問。
 「うーーん、役作りというか…まずはゲームをやるところから始めたんですけど(笑)、一騎打ちでなかなか勝てなくて。『おいおいがんばれよ〜』みたいな(笑)」
 自分が弱いのに幸村に責任転嫁してる蘭寿さん。かわいい…(笑)
 で、なかなか進まないままお稽古に入ってしまったそうなのですが、1週間前くらいに「3をやったらいいよ」とアドバイスされ、1・2をほっといて3をやってみたそう。
 「3は、あの幸村が見る夢とかが出てくるので、それをやったあとではすごくお芝居が掴みやすくなって…やってよかったです」
 「1週間前」というのが通し1週間前なのか舞台稽古1週間前なのか初日1週間前なのかちょっと思い出せないのですが、とりあえずもっと早く教えてあげてよ鈴木K!と思ったのはナイショ。

・映像についての話。
 「お稽古中は映像がなかったので、『ここで上杉謙信が大きくなる!』って言われて『うおぉぉぉぉーーーー!!!!』みたいな、よくわかんない感じで(笑)
 今回諸鍛冶先生っていう、宝塚では初めての先生が殺陣の指導に来て下さったんですけど、先生に
 『槍が飛んできたぁーー!!』
 とか言われて『うおあぁぁぁぁーーーー!!!』って倒れるみたいな(笑)」

 文字にするとぜんぜんおもしろさが伝わらないと思うのですが、蘭寿さんの「うおあぁぁーーー」っていうオーバーリアクションと顔芸(顔芸いうな)がすごくおもしろかったです!
 「実際に舞台に行ったら、本当に上杉謙信が大きくなったりするので、お稽古場よりやりやすいなって(笑)」
 謙信VS佐助のバトル映像とかは近すぎてよく見えないんだけど、すごいですよねー。と。

・映像つながりで、いちばん最初の白馬に乗ってくる映像を撮ったときの話。
 「あれね、お稽古場で撮ったんですよ。あの、ふっつーの、よくCSとかで見てるお稽古場で」
 「CSとかで見てるお稽古場」っていう言い回しがすごいファン目線で親切設計の蘭寿さん。
 「こう、お稽古場に、木の箱があって、その上に馬に乗るときの…なんでしたっけあれ。(客席に助けを求める)くら?鞍?あれだけ置いてあって、『これに乗ってパッカパッカやってください』って言われて(笑)」
 ちょwwww
 「『あ、ハイ』って言って、乗って、『こんな感じですか?』ってパッカパッカやってたら、『もっと前に乗り出して!』って言われて」
 ここで椅子から立ち上がり、実演する蘭寿さん。雰囲気的にはあれです。ロデオボーイ。エアロデオボーイに乗って全身トレーニングしてる蘭寿さんを想像してください。
 「で、こう前のめりになって、『落ちそうです!!』って言ったら諸鍛冶先生が『僕の手を使ってくださいッ!』て手を出してくださって、それにつかまってこう、パッカパッカと(笑)」
 諸鍛冶先生はたぶんひざまずいて右手を上に差し出してる感じ(ほぼ王子様体勢)。で、蘭寿さんは左手を諸鍛冶先生に預けて、すごい前のめりで乗馬運動しつつ右手でムチをふるってる感じ。on木箱。in稽古場。何その面白すぎる図!ていうか私に画才があればこの図(想像)を絵に描くのに!絵を描けない自分が悲しい…。
 ネタそのものも面白いし、再現してみせる蘭寿さんも面白いし、さらにいま日比谷で馬車に乗ってムチをふるっていらっしゃる某壮さんのことを思い出してしまって、もう笑えて笑えてしょうがなかったです。82期ふたりそろってエア乗馬。

・そんな状況なのに「さあ、お乗りください」はちゃんと言ってくださいって言われたらしい。
 「あの映像、本番も毎日下からギリギリまで見てるんですけど…『さあ、お乗りください』あたりで私もセリに乗らないといけないので(笑)、『さあ、お乗りください』を聞くと、あ、乗らなきゃ!ってなって、乗って構えて、真田幸村!って叫んで上がるという(笑)」
 あのポップアップは、音楽も盛り上がるし照明もガーッとくるし客席からの拍手もすごいので、毎回とても気持ちいいそうです。観てるほうもテンション上がりますよねー。 

・二本槍は、やはり重くて扱いが大変らしい。
 「特にLEDがついてるやつはすごく重いのと、太さもあるので…電池のぶんこれ以上細くできないっていうのがあって、それをちゃんと握るのが大変なんですけど」
 と。腕の筋トレはしたものの、振り回したり止めたりするときに手首にも力がかかるので、傷めないように気をつけているそうです。
 「でも下級生にも『まゆさん筋肉つきましたねー』って言われるんですよ。こう、(腕を)広げてグッと力を入れたときに、ボコッて、見えるみたいです(笑)」

・立ち回りでお衣装が光るという斬新な演出がありますが、どうですか?という質問。
 「あれはまずね、自分でライトをつけるっていうのが面白くて(笑)」
 自分で決め台詞を言って、自分でスイッチを入れて、自分でライトアップ!ていう一連の流れが蘭寿さんのツボらしいです。

・暗転中の立ち回りについて
 「あんな、(槍を)回してるだけなのにいっぱい拍手をもらえて、すみません…みたいな(笑)」
 マジメか!いや、たしかに私も「回してるだけなのに拍手起きてるwww」って思ったけど!(笑)

・実はあの暗転場面、最下級生がふたり黒子の恰好してそれぞれの武器を飛ばす…という演出だったのが舞台稽古で全面的に変更されてしまったそう。
 へー!と驚く客席の反応を受けて、
 「そうなんですよ。…なんで変わっちゃったんですかねえ。下級生のふたり、すごい練習してたんですけどねえ」
 とボヤく蘭寿さん。
 「ほんとに頭(の布)も被って本格的な黒子になる予定で、すっごい一生懸命やってたんですよ!
 なんででしょうねー。ね、かわいそうですよねー。見えちゃったんですかねー」

 なんかボソボソ「ねー」「ねー」って言いながら下級生をかわいそがる蘭寿さんがとてもかわいかったです。
 しかしあれだけ衣装も武器も光ってるんだから、まあ、見えるよね!だって蘭寿さんと明日海さんもすごい見えてるもん!あのEXILEとか超見えてるもん!(笑)

・そして黒子と聞いて「それ『仮面の男』やん!」と思ったのは私だけじゃないと信じてる。まあ仮面は明るい場面で堂々と黒子が活躍してたけどネ!^^

・武器の話はいろいろ面白くていろいろ話してました(ざっくり)。
 「お館様のアレ!ねえ!すごいですよね!アレ!」
 名前を思い出せないらしく「アレ」としか言わない蘭寿さん。
 「何が面白かったって、お館様がアレをお稽古場でドンッ!て構えたら自分が消えたっていう(笑)。
 自分の持ち物で自分が消されるってwwww」
←ツッコミウケ

・しかしあのサイズは先生のこだわりだそうで、
 「私、外部の舞台BASARAも観に行ったんですよ。そしたらお館様のアレ、あんなに大きくなかっ…た……」←フェードアウト
 まじですかwwwみつるきゅんwwww
 「謙信様の剣もあんなに長くなくて、短めバージョンで。でも宝塚のはね、鈴木先生がどうしても『ゲームと同じサイズ感でやりたい』ということでああなりました(笑)」
 このへんの蘭寿さんの口調に漂う「鈴木先生ェ…(笑)」感がなかなか面白くてニヤニヤしました。

・あとはやっぱり、政宗の6本爪はすごいですよねー!と。
 「このあいだ1回、みーちゃんの長いほうの剣が折れちゃったことがあって。私は見えなかったんですけど…あの、上で。私たちが追っかけっこしてるじゃないですか、あそこで上に行ったときに折れちゃったみたいで」
 追っかけっこ!幸村と政宗で追っかけっこ!!表現が牧歌的すぎて可愛い!!!!
 「で、気づいたら政宗がこう、柄しか持ってなかったんですよ。ほんとコレぐらい」
 と言いながら手元のハンドマイクを握ってみせる蘭寿さん。それはたしかに短い…です…(笑)
 「うわ、みーちゃんどうするんだろう!?と思ってたらその剣をバーン!って袖に投げて片方の3本を抜いたんですよ!その背中がもうめちゃくちゃかっこよくて、『わー、みーちゃんかっこいいーーー!!!』と思って(笑)
 袖にハケてからみーちゃんが『すみませんすみませんすみませんっ!!』て謝ってきたんですけど、『みーちゃんすごいかっこよかったよぉ〜〜』って言いました(笑)」

 なんていうか、もう、かわいいなあ。

・フィナーレについては、
 「私は日舞が好きなので、踊れてうれしいですね」
 と。
 「みんなは、たぶんすごく早替わりが大変だと思うんですけど。出番が終わってから一斉にお着物を着るので…。でも、すごくいい機会だと思うので」
 というようなことを仰ってました。

「デュエットダンスの衣装を初めて見たときは、もう、どうしたんだろうと思って(笑)。何が起きたんだろうって(笑)
 あの掛の丈もすごく長いから、詰めるのかな?って思ってたら、さらにバレエのチュチュみたいな張りのある素材を入れて『張りのある感じにするからさばいてください』って言われて…でもさばこうとすると逆に振られそうになるみたいな(笑)
 でも遠目で見たらすごく綺麗だと思うので、雰囲気が伝わるように踊りたいと思います」


【握手】

・今回も全員と握手。毎回ちゃんと目を見て「ありがとうございます」と言ってくれる蘭寿さんがだいすきです。
 前回「ざらっとしてた」と書きましたが、今回はフワッとした感じでした。何その主観。


 ということで、前半はここまで!なんかいつも以上に読みにくいですよね…すみません…。
posted by 白木蓮 at 22:07 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 19, 2013

昨日までの俺たちは世界治める王だった

 『ロミオとジュリエット』、Bパターンもムラで観てきました。
 キキちゃんバウを日帰りダブルするつもりだったけどチケットないし、ロミジュリも東京はチケット厳しいし、せっかくなら今のうちに…ぐらいの軽い気持ちで当日券を買ったのですが
 なんか、ものすごく良かったです。良かったという言い方はちょっと違うかもしれないけど、個人的にいままでに観たロミジュリのなかでいちばん好きかもしれないと思うくらい、好きだった。いままででいちばんしっくり来た『ロミオとジュリエット』だった。幸せな観劇でした。

 とりわけ衝撃的だったのは紅ベンヴォーリオ。
 最初のヴェローナでパッと目に入ってきたときは、正直「だれ!?」っていうのが第一印象でした(えっ)。ベンヴォーリオ=周りとは違う黒系統の衣装、という先入観に反して鮮やかなターコイズグリーンの衣装(たいへん申し訳ないことにAパターンの礼くんの衣装がどんなだったか記憶していないのですが、あんな色でしたっけ…?)。衣装に合わせたブルーグリーンの目元、やけに白い地色、片耳ピアス、といういでたちのベニーを見たときにはとっさにベンヴォーリオだということが思い出せず、ぼんやりと「…ゲイの役?」とか考えてました(本当に謝れ)
 しかしこのベンヴォーリオが、本当にかわいくて。愛おしくて。
 紅ベンヴォーリオは、星初演→雪→月とある程度踏襲されてきた「周りより少しだけ大人」なキャラではないし、かといって礼くんのように周りより幼くてピュア、というわけでもない。あくまでも等身大の、ふつうの、心優しい少年。だからこそ衣装も、黒じゃなくてモンタギューチームに溶け込むような色なんだと思う。
 これまでの積み重ねや組内での立ち位置によるところも大きいんだろうけど、いままでのベンヴォーリオでいちばん「ロミオとマブダチ」に見えました。どちらが上でも下でもなく、磯野くんと中島くん的な(笑)、ただの友達。大切な友達。「世界の王」の前、走ってきて倒れ込んだベンヴォーリオにあわててロミオが駆け寄るところで、ベンヴォーリオが「冗談だよーん」みたいな仕草をしてみせるのが、このふたりならではの関係性を表している気がして好きです。
 そこに対する天寿マーキューシオの距離感もすごくよくて…!
 マーキューシオも、最初に出てきたとき度肝を抜かれたんですよね。髪がまっピンクなの!チギマーキューシオみたいな「生えてる赤毛」じゃなくて、どう見ても「染めたピンク」。あまりにもピンクで、どっちかというと完全にキャピュレット寄りのピンクで、モンタギューチームのなかですごい浮いてて、さすがにあの髪色はやりすぎなんじゃないの?と思ったのでした。最初は。
 でも、観ていくうちに、それも含めて天寿マーキューシオの役作りなんだなーと分かった。若気の至りというか、あまのじゃくというか、とにかくマーキューシオはそういう人なんだな、と。青を推奨されたら赤くしたくなっちゃうタイプ。みんなが耳にピアスしてたら自分はこれ見よがしにおへそに穴開けちゃうタイプ。何事にもツッパリたいお年頃(笑)
 だから「マブの女王」でマーキューシオがひとり悪ノリしちゃうのも当然と思えたし、2幕でティボルトに「ピエロ」呼ばわりされるのが残酷なまでに真実に聞こえた。そう、彼は本当にモンタギューの道化なんですよね。死に際に「ジュリエットを愛し抜け」と言うところで、やっとその道化の仮面が外れて本当のマーキューシオが見えたような気がしました。そして、マーキューシオがそういうヤツだということをロミオとベンヴォーリオはよく理解していて、仮面の下の素顔もちゃんとわかっていて、だからいつも一緒にいたんだろうなあ…ということも。

 その友達関係がすごく自然にあたりまえに感じられたからこそ、悲劇の一部始終を見てしまった、そして生き残ってしまったベンヴォーリオの姿が本当に本当に切なかった。「どうやって伝えよう」の歌でこんなに泣いたのは初めてだと思う。「それを伝えるのはこの俺しかいない/子供のころから何も隠さずに伝えてきた/この俺が」のところで涙が止まりませんでした。「伝える」ことがベンヴォーリオにとってどれほどつらく苦しいことか、あらためて思いを馳せずにはいられなかったし、それでも彼はそれをしなくてはならないのだという決意も強く強く伝わってきた。
 最後の霊廟の場面でも、ふつうの心優しい少年だったはずのベンヴォーリオが、この先の人生を「友人の死」という重すぎる荷を背負って生きていかなくてはならないのかと思うと泣けて泣けて…。いままでのロミジュリではそこまで感じなかったんだけど、紅ベンヴォーリオは「自分の行動がロミオを死に追いやってしまったこと」をみずからの十字架として生きていくんだろうなあ、とすごく思いました。だからハケ際に大公が彼の肩を抱いて去る演出もすごく腹オチした。誰かが彼を守ってあげなくてはいけない、という感じ。十輝さんの大きさと包容力がすばらしいんだよねこれがまた!

 対するキャピュレットチーム、ティボルトのマカゼさんもめちゃくちゃよかった…!
 何がすごいって、もう登場した瞬間から「本当の俺じゃない」感ハンパない(笑)。いままでのティボルトがバルのあとに切々と吐露していた感情が、冒頭から惜しみなく表現されちゃってる!(笑)
 いままでは単なる自己紹介ソングとして捉えていた「ティボルト」も、マカゼさんを通すと違う歌に聞こえました。マカゼさんの歌う「ティボルト、俺はティボルト」は、ジュリエットの「どうしてあなたはロミオなの」と同義。こんなにもピュアでこんなにも優しくてこんなにもジュリエットを愛しているのに、なぜキャピュレット家のティボルトという存在に生まれついてしまったのか…そんな哀しみがほとばしる歌でした。モンタギューとケンカするのも、あらゆる女(叔母含めて)を抱いてきたのも、そんな自分の境遇をはかなんで投げやりになっているからこそ…と思えてすごい説得力があった。
 だから、彼は本当なら決してマーキューシオを殺すような人ではなかったと思うんですよね。憂さ晴らしにケンカはするけど、人を殺せるような人間ではなかったと思う。
 それが狂ってしまったのはもちろん愛するジュリエットがロミオと結婚したから。ロミオとジュリエットのことさえ無ければティボルトはあんなふうにならなかっただろうし、マーキューシオのほうだって挑発されてあそこまでキレることはなかっただろうし、つまりこの悲劇は本当に「ロミオとジュリエット」が引き起こしたものなのだなあ…ということをまざまざと見せつけられた2幕でした。いつものケンカがたまたまこのタイミングでエスカレートしたわけではない、「ロミオとジュリエット」が出会った瞬間からこの悲劇はどうしようもなく始まってしまっていたのだなあ、と。
 すべてが必然で、悲しくて、でも美しくて、まあそれもこれも真ん中の「ロミオとジュリエット」が毅然としてゆるぎなく存在するからこそなんですが、とにかく「ロミオとジュリエット」の物語そのものに圧倒された観劇でした。いまさら。

 どうしても役替わりに意識を持っていかれる部分が大きかったのだけど(キャピュレット男のどいちゃんがかっこよすぎる…!)、他の人たちも前回より格段に進化していて楽しかった!
 特にさやか乳母がすばらしかったです…。前回初見メモに「もうちょっとだけ愚かさや小狡さがほしい」みたいなことを書いたのですが、まさにドンピシャでそのエッセンスが加わっていた!なんていうか、優しさだけじゃなくて大阪のおばちゃん的なチャッカリ感というか図々しさというか(笑)、人生の山谷を越えてきた女性ならではの図太さのようなものが滲み出ていて、もう、私の理想の乳母でした。たまらん。
 役替わりも固定キャストも、これからますます変わっていくんだろうなあと思うと本当に楽しみです。

 とりあえず、覚え書きは以上!
 今月の観劇がガーシュウィン→BASARA→ベルばらフェルゼン編と、脚本だけみると「……」って感じの作品てんこ盛りなので(笑)はやくもう1回ロミジュリ観たいよーー!と思っている今日このごろですが
 もちろんBASARAもベルばらも楽しみつつ、ロミジュリの東上もわくわく待ちたいと思います!
posted by 白木蓮 at 23:55 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 15, 2013

戦国BASARA初見メモ

 花組シアターオーブ公演『戦国BASARA』、初日を観てきました。

 まずはとにかくゲームキャラの再現度がすばらしすぎるー!幸村、謙信、かすが、佐助、信玄、そして政宗。もうもうもう、タカラジェンヌのなりきりコスプレスキルがいかんなく発揮されていました。映像もいろいろぶっ飛んでて(笑)ネタ的な意味で大満足☆
 あのキャラ祭りと戦闘の勢いでゲーム的にガンガン進めてくれればよかったんですが、意外とドラマ部分が強くて、まあ逆裁でもそうだったけど鈴木Kにそういうドラマ性は期待しちゃいけないよね^^うん知ってた^^^^っていう。ぶっちゃけ幸村の自分探しストーリーはとてもつまらなかtt(ry
 幸村の見ている「夢」が抽象的すぎてよくわからなかったし、そのわりにその「夢」を表現するイメージ場面がやたら多いし、千住明氏の音楽が綺麗なんだけどゆったりしたヒーリング系だし、わりと随所で眠くなりました(初見なのに!)
 おまけにオリキャラのいのり(らんちゃん)が1幕は何ひとつ共感できないヒロインで、本当にどうしたものかと思ったのですが…2幕はらんちゃんらしさを活かしたキャラになってて救われた!らんちゃんが覚醒(笑)してからは少しストーリーが動いたので見やすかったです。それにしても幸村は自分を探しすぎだと思うけど。

 …てな感じでお話は安定の鈴木Kでしたが、冒頭に書いたとおりキャラ芝居や立ち回りはお祭り感満載で楽しかった!佐助とかすがのやり取りとか、かすがの謙信さま妄想タイムとか、お館さまに対する幸村のワンコロハァハァぶりとか、いちいちかわいすぎてニヤニヤ。蘭寿さんの「〜でござる」って語尾がぎこちなくてキュンキュン。謙信(本当はかすがだけど)VS佐助のバトルがド派手な映像つきで、同期初顔合わせのあまりの華々しさに震えました…。89期こわい!やばい!
 そしてみーちゃんの「独眼竜は伊達じゃねえ、you see?」。たまらんよね!いちいちサマになってるのが恐ろしいよね!最後はなぜか兜を脱いでのイケメンサービスまであってガタガタしちゃうよね!メインストーリーが武田VS上杉だからどうしても絡みは浅いけど、短い出番でキャラの個性を出しまくって場をさらっててすごかったです。盛り上がったわー。
 そこまで話に絡んでなくてもやっぱりゲームキャラが出ると盛り上がるので、ふじPとかがりんもメジャーなキャラで観たかったなあ。あの扱いはちょっともったいなかった…。
 しかしそのなかで真田昌幸(よっち)が、ゲームにいないキャラながら意外に見せ場もあって大活躍してたのはうれしいびっくりでした。てっきり劉邦の父みたいなおじいちゃんを予想してたら現役バリバリの超かっこいいパパだった!死に方もむちゃくちゃかっこよかった!死んだあとも延々舞台にいて気になって仕方なかった!きょうは1階席だったけど、はやく上の階からよっちのなきがらをガン見したい(おちついて)
 プロローグ群舞もよっちが最前列ドセンというか逆三角形の頂点にいて、オペラを上げたり下ろしたり上げたり下ろしたりしながら5回くらい立ち位置を確認してしまいました。なんか…感無量……。

 ただ、踊ってる人たちのかっこよさは置いておいて、プロローグはちょっと物足りなかったかなあ。ていうか振付がユルかった(笑)。衣装がすごく動きにくそうだから仕方ない部分もあるとは思うんだけど、たとえば手振りを多用したりすればもっとシャープに見せられたんじゃないかなーと思うのでそこはちょっと残念。音楽も、悪くないけど逆裁並みのキャッチーさを期待してたらそこまでではなかった感(笑)
 まあでも、やっている人たちが衣装や小道具の扱いに慣れてくれば自然とダイナミックさが増してくると思うので楽しみです!

 あとフィナーレは完全に予想の斜め上だった…。うっすらと「着流しの群舞」的なことを耳にしてたからてっきり大坂侍のフィナーレみたいなギュインギュインしたやつを予想してたら(あのときのきりやさんのふくらはぎエロスは忘れられない…またひっつぁーん!!)まさかの日本髪でガチ和物ショーだったwwなぜwwww
 いや、蘭寿さんの日舞は色気があってお腰が決まっていてさすがの素晴らしさだったけど!でも、なんか、こう、もっと婆娑羅なかんじがよかったです…!!!!><


 とりあえず、初見メモは以上。
 なんか文句ばっかりになっちゃってますが、ゲーム的な疾走感があるところはほんとにテンション上がったんだよー!カーテンコールではみんなでBASARAって叫んで楽しかったんだよー!!
 ということで、あす以降の進化を楽しみにしています。ひとまず、慣れない環境下で迎えた初日が無事に終わってよかった!みりお様も無事に花組デビューを飾れてよかった!みなさま本当にお疲れさまでした☆
posted by 白木蓮 at 23:23 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 14, 2013

フォーエバー・ガーシュイン

 花組バウ『フォーエバー・ガーシュイン』の話。
 祝・キキちゃんバウ初主演!
 そして祝・野口せんせいバウデビュー!
 …なのですが、
 野口せんせいは、その、いろいろ大変そうなことになっていました。

 私の感じた印象を一言でまとめると「とっ散らかった原田せんせい」というか…。待って、原田せんせいは小器用にまとめられるところが取り柄なのに!それがとっ散らかってたら良いとこないじゃない!いやでも原田せんせいよりヅカ愛は感じられるから今後に期待してる!みたいな印象(何この脳内ディスカッション。)
 なんていうか、エピソードをちょいちょい拾ってそれを時系列に並べてるから「出来事」は分かるんだけど、気持ち的に全然つながってなくて置いてきぼりにされるあたりが非常に原田せんせいっぽかったです。
 でも最近本屋で「いま売れてます!」的なコピーに乗せられて読んだ本数冊が、ことごとく「プロットは面白いけど言葉が心に入ってこない」系だったんだよなー。そういう時代なのか(年寄りモード)

 とりあえず、せんなさんがアキラと結婚した理由が最初から最後まで1ミリも分からなかったため、さっぱりドラマに入り込めませんでした…。ふつうに考えて、あんなアデューマルセイユ的な流れで船に乗ったのにその船で出会った人とあっさり結婚するっておかしいだろ!たとえ史実でそうだとしても、舞台として納得できるように出会いのエピソードなりアキラの魅力なりをちゃんと描いてくれないと、せんなさんが変な人にしか見えない>< その結婚に頓着せずせんなさんを仕事のアドバイザーに誘うキキちゃんもちょっとよくわかんないし、超あっさり仕事を受けるせんなさんにもびっくりしたし、アキラが不憫を通り越してちょっと鈍感なアホの子に見えちゃうし、もうどうすれば…(役名で言えよ)
 で、いよいよアキラに浮気が発覚して「もう二度とアイツと会うな!」的な展開になってこのあとどうするのかと思いきや、いきなり場面が数年後のハリウッドに移ったものだから本当にびっくりしました^^ 修羅場のあとの苦悩とか葛藤とか全スルー^^^^

 世間から叩かれて叩かれて悩みの淵から抜け出せないまま亡くなった…という話なのに、彼が亡くなったとたんすべての人が彼を偉大な作曲家として讃えてるのも不思議だったなあ。いや、確信的な皮肉として描いてるんだったらいいのですが、そういうのでもなくてすごく中途半端な感じに見えてしまった。マイティーの役をもっとうまく使えばよかったと思うんだけど…単なる語り部としてしか使えていないのがもったいなかったし、演じるマイティー自身もまだまだ若いんだなと思ったりしました。たぶんあれがもっと上級生の演技巧者だったら、時代に流されるゴシップ記者としての悲哀なり葛藤なりを(たとえ脚本に描かれていなくても)滲ませることはできたんじゃないかと思うんですよね。そういう意味では、マイティーうまい人だけどやっぱりまだ経験が少ないんだろうなあと。まあ、そこまで演者の芝居だけに頼るのもどうかと思うけど(笑)
 そのへんの世論の覆りっぷりについていけずにいるうちに、映像つきのものすごいジョージ・ガーシュインサヨナラショーが始まってしまってまた驚愕。多分いい場面なんだろうけど、次々に現れるキキガーシュインのイケメンショットにどうしてもニヤニヤしてしまって大変でした…。あの写真はなくてもよかったんじゃ……。

 ****

 という感じで脚本には突っ込みどころがありまくりなのですが、キキちゃんの堂々たるセンターぶりは素晴らしかったです。うまく言えないんだけど、「受け止め力」がすごい。自分がバーッと発光するというよりも、まんなかにホワーンと存在していることで周りの人をみんな受け止めちゃうみたいな。大きくて真っ白いトランポリンみたいな。(伝わらない)
 身長が大きいからかもしれないけど、なんとなく「昔の星組のスターさん」的な印象を受けました。クラシカルな鷹揚さ、というか。次に主演するならコスチュームプレイを観たいなあ。
 せんなさんも、描き込み不足で難しいキャラクターを柔らかいトーンで演じてきちんと魅力的な女性に見せてたし、アキラも同じく描き込み不足のキャラクターをヒゲと色気でねじ伏せてたし(笑)、みんなの奮闘ぶりに胸が熱くなりました。

 ただ主役以外の人の使い方は、これも原田せんせい的でもったいなかったなあ…。まりん・ふみか・らいらいとか錚々たるオヤジ役者を揃えた意味がまったくない!MOTTAINAI!
 そのなかでタソは文句なく良い役だったし、良い仕事してたなーと思います。あとらいらいがアキラを「ぼっちゃま」、アキラがらいらいを「じいや」って呼ぶのがよかった(笑)。それと一瞬だけ出てくるらいらいのバーリンさん?が、「キミはボクに弟子入りなんかしないで自分の音楽性を磨いたほうがいいよ☆」みたいなことを言いながらハケ際に超かっこいいウインクしてて流石だった(笑)
 逆に下級生のほうが、モブながら出番が多くておいしかったかも。97期の綺城くんも98期の飛龍くんも達者で、声やビジュアルもちゃんと男役らしくてすごいなーと感動しました。飛龍くん、CSで見たときは翔くんに似てると思ったけど舞台でみるとまなはるっぽいですね。ちょっと悠斗イリヤくん風味もある。つまり雪組顔(笑)
 和海ボーイは、役としての見せ場はほとんどないもののレビューでは大活躍☆歌もダンスもうまくて、男役の色気もあって、やっぱり好きです。
 
 娘役ちゃんは上から下までもったいなさすぎるうう!イティカはさすがの貫禄でしたが、あの劇中劇の意図があまりよく理解できなかった…。あれはシンデレラ?なの?ビジュアルはシンデレラそのもので驚異的にかわいいのに、イティカがちゃんとガーティ(=往年の大女優)として演じてるので結果的に「中年のおばさまのシンデレラ妄想」に見えてしまって、なぜあのショーがヒットしたのかいまいちわかりませんでした。
 イブ様・かぐら・花蝶さんがひとまとめなのももったいないし、りりかも役としてはほとんど見せ場がないし、下級生はほんとモブだったなあ…。かわいい子揃いでレビューシーンは眼福だったけど!98期の真彩さんもめちゃくちゃ可愛いですね。
 子役のひなりりちゃんは、顔が花組時代のすみ花に似ててあどけない感じなのでなんとなくすみ花の子役を想像していたら、意外と声や仕草が大人っぽくて子役に見えなかった(笑)。アキラの「ベッドにいこう、おひめさま」がちょっといかがわしく聞こえて赤面しました(こら!)

 きらりのアデール&ゆずかれーくんのフレッド・アステアは、もうとにかくレビューが華やかで鮮やかで素敵だった!美しすぎる姉弟!ゆずかれーくん、ヴィクトリアンジャズに比べて歌も台詞も本当よくなったー。きらりのことを「姉ちゃん」って言うのもいいよね(笑)
 ふたりもストーリーにはあんまり絡んでこなくて、ほんと時代のアイコン的にしか使われてないのが悲しかったのですが、ゆずかれーくんがキキちゃんに「いつか一緒にショーを作ろうな」って言うところがすごく好きでした。キラキラしてて、ひたむきな若いエネルギーがあって。どういうわけかあそこで泣いてしまった。
 しかしゆずかれーくんは台詞の間の取り方や表情がマトヴさんそっくりですね!このあいだの『モンテ・クリスト伯』でみりおんを見ながら彩音たんを思い出すことがたびたびあったのだけど、95期はやはりマトアヤを見て育った世代なんだなあとしみじみ実感しました。

 フィナーレがいきなりすごいロック調で、どこぞのバンドのヴォーカルみたいなアキラが現れた瞬間吹いてしまったのですが(すっすみません…アキラはかっこよかったんだよー!)、みんなハジケててかっこよくてかわいかったです。水美柚香の美しいシンメを拝めて私は幸せです。あとゆずかれーくん×イティカのコンビがめちゃくちゃ可愛かった!いちいち鼻がくっつきそうなくらい顔を近づけてニコーッてするのが鼻血出そうなくらい可愛かった!もー、なんなんあの親子!(※今回は親子じゃないです)
 ダンスといえば、1幕冒頭のラプソディー・イン・ブルーでの黒燕尾がとても素敵だったのですが
 キキちゃんはじめ数名がセンターで踊って他の男役は脇で待機…みたいなターンのときに、上手前方に座っていた私の目の前でマキシムが超キメ顔しながららいらいの肩に手をかけていて悶絶しました。何を狙っているんだマキシムwwww

 そんなこんなで、脚本はアレだったけど花組のみんながかわいくてかわいくて楽しかったです!
 ちょっとびっくりするほどチケットがなくて1回しか観られなかったのですが、もう1回くらい観たかったなあ。。公演も残り半分(ってキキちゃんが言ってた)、最後まで元気で舞台を務められますように応援しています。

 超余談:
 作品中に「トーキー映画『ジャズシンガー』がヒットした」という話が出てきて、ちょうど観劇前日にCSで雨唄を見ていたので「おおお」となったのですが、いまちょっとガーシュウィンのwikipediaを見てみたらガーシュウィン作曲・アステア主演の『踊る騎士』っていう映画があった!実在する映画だったのか!
posted by 白木蓮 at 19:41 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 07, 2013

あの人なしで、生きるなんて

 星組『ロミオとジュリエット』、大劇場にてAパターンを観てきました。

 えっと…もう…
 ロミオとジュリエットが役替わりじゃないロミオとジュリエットって本当に素晴らしいですね!いや当たり前なんだけども!しかしその当たり前のロミオとジュリエットを観られるのが初演星組ぶりなんだけども!つまりちえねねオンリー!どういうことだおい!

 と、あらためて雪月ロミジュリを顧みてしょんぼりさせられたわけですが
 楽しかったです。星ロミジュリ。
 ロミオとジュリエットとしては、やっぱり初演のほうが(おそらく観る側の新鮮さも含めて)若さゆえの疾走感とか初恋のきらめきに満ちていたように思うけれど、しかしそんなことを軽くねじ伏せてしまえるちえねねの絶対性がすごい。
 ふたりがふたりでさえいればこの世界は正しい!と無条件に思わせる力がちえねねにはあって、その力は3年前に比べてもはるかに大きく強くなっていて、それこそ私が宝塚で(とりわけロミジュリで)観たいものなので、もうそれだけでオッケーです。幸せです。要するにちえねねは正義。

 特にねね様の進化がすごかったなあ…。初演もかわいくてかわいくて仕方なかったわけですが、再演はさらに美しく、力強く、そしてますますかわいくなっていて。
 宝塚の娘役の「かわいい」は、決して年齢が若いことによる「カワイイ」だけではなく、芸として積み重ねるものなのだということをあらためて感じさせられました。OG公演で娘役スターさんを見ていても、みんな本当に「かわいい」んですよね。そういう、磨き上げられたかわいさが今回のねねジュリエットにはあったと思う。
 そしてそこまで「かわいい」を磨いたことで、ねね様が以前よりもすごく自由になったように見えました。うまく言えないけど、ねね様なりの「娘役」のあり方が見えたというか…。私は娘役ちゃんみんな大好きだけど、現時点のタカラヅカにおいて「トップスターの相手役」ではなく「娘役スター」として存在している人はねね様だけなんじゃないかなあ、と思ってます。
 フィナーレでショート鬘でデュエットダンスを踊るねね様が、なんというか「娘役の向こう側」にいるような気がしました。昔ユズキさんがオサ様を指して「男役の向こう側」と言っていたけど、そんな感じの、「向こう側」。
 もちろんそんなねね様を受け止められるユズキさんの度量もすばらしいのですが!本編ラストで踊るロミオとジュリエットの、鼻をくっつけてスリスリするのがかわいすぎて泣いた…。もうほんとトップコンビは正義。

 そういえば「終わりだ、僕は去る」の曲中でロミオがジュリエットの亡骸を抱き起こす振りって前からあったっけ?持ち上げられてぐにゃりとくずおれるジュリエットと、それを必死に抱き留めるロミオ…という図がとても印象的でした。バレエの『ロミオとジュリエット』では生身のロミオと死体になったジュリエットの悲しいパ・ド・ドゥがあるけど、あれに想を得たのかなあと思ったり。

 ****

 他の人についても憶えていることを少し。

 とりあえず十輝さんの大公がかっこよくてかっこよくてかっこよくてどうしようかと思った!1幕の「ヴェローナ」は、こっちもまだ作品世界に入り込みきってないしあちこち観るのに必死で、たぶん十輝さんも必死で(なにせ観たのが初日あけて2日め)、どっちかというと「十輝さんがんばれー」的なノリだったのですが(すみません)
 それからしばらく登場がなくて物語にどっぷり入り込んだ2幕の戦い後、突如視界に飛び込んできた十輝さんのイケメンぶりが!ひどい!驚いて二度見三度見したあげく、もうオペラが吸いついて離れませんでした…。何あのミスターヴェローナ。
 そんでまたフィナーレの十輝さんが鬼かっこよくてねー。大公様とのギャップもめちゃくちゃ素敵でねー。正直フィナーレは十輝さん以外の記憶がありません。あわわわわ!ほんっとかっこよかったー!

 さやかさんの乳母は意外な役作りだったなあ。月組版の美穂さんのような造形でくると思ってた。さらに言うと、前回の美穂さんを観る前、美穂さんは今回のさやかさんみたいな役作りで来るんじゃないかと思ってました。つまり美穂さんもさやかさんも予想と逆だった(笑)
 柔らかであたたかで、今まででいちばんタカラヅカ的に(というか、日本人の感覚的に)おさまりのいい乳母だった気がします。美穂さんがこの方向でやると甘くなりすぎてしまうのかもしれないなあ。男役のさやかさんだからこそ、若干のヤンチャさを残しつつあんなに柔らかい造形にできたのかもしれない。視覚的にもほんと柔らかそうであったかそうでね…!私史上抱かれたい乳母ナンバーワンです(文字通りの意味で)。
 すごく個人的な好みでいうと、もうーーちょっとだけ愚かさというか小狡さというか、のようなものが利いていてもいいんじゃないかなーと思うので、今後そんな感じで「毛穴からさやか」が滲み出てくることを期待(『カサブランカ』のラズロが東京公演終盤に向けてジワジワと蘭寿さんらしさを増していき、友人たちの間で「毛穴から蘭寿さん」と言われていた思い出にもとづく表現)。いや、さやかさん本人が愚かだとか小狡いとか言ってるわけではもちろんなくてね!さやかさんのお芝居は、そういうリアルな人間らしさを表現しつつも決してチャーミングさを失わないのがとても素敵だと思っているので。

 ベンヴォーリオ礼くん、私が観た2日目はさすがにまだ硬さがあって、ユズキさんと同格のお友達にはあまり見えなかった(笑)。でもそれだけに「ロミオはまるでお前の王様だな」のくだりには今までにない説得力があったし(まっつさんのあのくだりの説得力なさといったら!)(でもそこが好き!w)、戦いの場面での「誰もが自由に生きる権利がある」という気づき、そして「どうやって伝えよう」に至るまでの流れがとても鮮やかでした。
 「どうやって伝えよう」はもちろんむちゃくちゃうまかったんだけど、もうちょっとお芝居が乗ってくるといいなあ。というのが正直な感想です。うますぎたからかもしれないけど(笑)、歌がお芝居から独立して聞こえたというか…。ミュージカルって難しいんだな、とあらためて思いました。あとプラチナブロンドに似合うお化粧を早急に研究してほしい!可愛い顔立ちなのにちょっとモッサリ見えてもったいない!
 たぶん次に観るときには大幅に進歩しているんだろうなあ。

 コロちゃんの色気とベルベットヴォイスが素晴らしかったとか、「モンタギューの飼い犬」って言われたしーらんが本気のリアル遠吠えをしていて可愛かったとか、マカゼさん演じる「死」のロングヘアが初演よりすごいサラツヤ感を増していて素敵だったとか、フィナーレではみんな地毛なのに汐月さんだけブロンドのスーパーロン毛で「もしかしてこの1ヶ月ちょいであそこまで地毛が伸びたのかな!汐月さんならありえるな!」と妙に納得したとか(ありえません)、色々と楽しかったです。
 Bパターンは東京で観る予定。こちらも楽しみ!
posted by 白木蓮 at 18:55 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 02, 2013

99年の愛!!

 宙組『Amour de 99!!』の話。

 正直なところ、こういうコンセプトの作品をわざわざ大介せんせいがやらなくてもよかったんじゃないの…?という気はします。
 次回雪組の『CONGRATULATIONS 宝塚!!』でもおそらくタカラヅカの伝統を寿ぐ系のショーを見せてくれるのだろうし、それでなくても大介がここ数年ものすごいペースで仕事してることを考えると、これは他の先生にお任せしてもよかったんじゃないのかなあ。と。
 ちなみに「ものすごいペース」の詳細ですが、2011年からいままでの2年半ほどで大劇場のショー作品は16本なのですが、うち6本が大介です(ノバボサも含む)。他10本の内訳が草野1、三木2、中村A2、中村B1、吉正2、稲葉2、であることを考えるとダントツです。わざわざ調べたのか。ああそうだ。
 こんだけ作品を作りまくってたらそりゃあマンネリ化もするし疲れるよね…。いまの大介に必要なのはアウトプットじゃなくてインプットだと思うのですよ。初めてパリを訪れたあとで作った、と言っていた気がするパラディが大好きだったなあ(ちなみにパラディの前年はエキサイター再演とライジングだけで大介比あんまり働いてないので、充電期間があったのだと思われる。)
 今回の『Amour de 99!!』で各場面ごとに歴代の演出家を紹介するところがすごい岡田ショーっぽくて(アジアンウインズの服部メドレーとか、「ダンディズムとは何でしょう」とか)、これ岡田せんせいにやっていただいたらよかったんじゃないの!岡田せんせいこういうレクチャー系のショー得意だよ!と激しく脳内推薦してました(笑)

 とはいえ、昔のショーをたくさん見てリメイクする、という作業はある意味「インプット」でもあると思うので。
 この作品が大介せんせいにとって良い経験になっていればいいなあと思います(誰!)

 ****

 そんなこんなで演出家のパワー配分には物申したいところもあるのですが、『Amour de 99!!』は楽しかった!幕開きのチョンパだけでぐわーっとテンションが上がるし、とにかく全編華やかで明るくて、とても幸せな気持ちになりました。
 かなめ姫がトップになって初のショー作品ということもあり、やっぱり真ん中でキラキラしているかなめ姫の姿を見られてうれしかったなあ…。なんていうか、思ったよりもいっぱいいっぱいじゃないというか(失礼)、ちゃんと堂々たるトップスターだった。まぶしかった。幕開きもそうだし、黒燕尾もそうだし、シャンゴで組子を率いてガンガン踊るところとかも…もう、震えるほど感動して涙が出ました。そのあとに歌う南国ふうの歌の、甘い甘い声もすごく好き。
 そしてパイナップル!やっぱりパイナップル!!!
 あのね、ぜったい綺麗なのは分かってたんですけどね、ほんとに綺麗だったわ(ボキャ貧)。かなめ姫のダルマはそりゃ昔から綺麗なんだけど、そういう単純な美しさだけじゃなくて、昔の凰稀さんには決して出せなかった何かがある。神々しさ、禍々しさ、そして鷹揚さ。のようなもの。たぶんそれは、トップスター男役としてきちんと舞台に存在しているいまの凰稀さんだからこそ出せる色合いなんだろうなあ。…と、何か拝むような気持ちで観ていました。いやあ、あれは自然と手を合わせて拝みたくなりますよね。パイナップル神社が建立されてもおかしくないレベル。

 どれも初演の場面は知らないのですが、泥棒紳士の場面が本当に素敵だった…。まあ様素敵だった…。
 場面構成も衣装も音楽も美しくてうっとりしました。コーラスの雰囲気がディズニー・クラシックっぽいのも好き!
 ああいうクラシカルで小粋な場面って、最近のタカラヅカであんまり観たことがないような。観ながらなんとなく思い出したのはサブリナなのですが(みりおんがいるからかも)、オリジナルショーでまたこういうのを観たいなあ。

 あとはやっぱりあれです。オヅキさんの女装。
 大劇場始まったくらいに聞いた「オヅキさんが女装で凰稀さんとデュエットダンスを踊る」っていう以上の情報が何もアップデートされてなくて、勝手にネタっぽい女装を予想してたらすごいガチな感じで登場したから心の底からびっくりしたww あんなシリアスな場面だなんて知らなかったwww
 月アパショのみりお様と見まごうようなイイ女ふうの衣装、悩ましげな表情、そして美穂おねえさまのムーディな歌声。いやちょっと待って!すごい素敵な場面だけど何かおかしいよ!オヅキさんたくましいよ!ものすごく華奢で繊細な美少年凰稀さんがオヅキさんを後ろから抱きかかえてるよ!!
 あと、オヅキさん身体かたい(笑)。男役のダンスだとあの硬さがプラスに働いてるんだけど、女役だと、すごく、かたい(笑)。オヅキさんが片脚を後ろにシュッと上げて凰稀さんがその腰を支える、みたいな振りのところが、オヅキさんの脚あんまり上がってないし凰稀さんは「支える」というよりも「しがみつく」って感じだし、なんか二度見する面白さでした^^
 しかしそんな不自由さすらもいとおしいというか…。やっぱり堕天使新公のパ・ド・ドゥとかを思い出しちゃったりして、あのときも本公演に比べてすごく踊れてなかったなーとしみじみ思い返したりして(ごめんなさい)
 このふたりのデュエットダンスをこんな形で(笑)観られる日が来るとは夢にも思ってませんでした。人生っておもしろいな。
 何度観てもどうしても笑いがこみあげてくるんだけど、しかしナウオンで言ってた「大地の母」的なあたたかい女性性がオヅキさんにはたしかにあるし、彼女(笑)を受け止める凰稀さんにも妙な包容力が感じられて、結局のところ、好きです。はい。

 ****

 というわけで、芝居もショーもただのテルキタ厨でしかない感想を垂れ流してしまって本当に恐縮なのですが…
 予定より観劇回数も増え、My楽はB席の予定だったのがなぜかSS席になり(はりきりすぎ)、たいへんミーハーにわいわい楽しめた幸せな公演でした!
 ショー作家先生の写真が次々と登場する展開に、いつか自分がおばあちゃんになったとき、こういうショーでオギーとか大介とか吉正とかの写真が出てきたらたぶん入れ歯が外れるレベルで笑うだろうなあと思い、でもオギーのソロモンの海の場面とかやられたらたぶん足腰立たなくなるレベルで泣くだろうなあと思い(横澤先生の「ザ・ストーム」のところが色合い的に似ていたのですごく連想した)、そのころまでタカラヅカが続いてくれますように…と心から思いました。
 200周年はさすがに無理だけど150周年は見届けられたらいいなあ。って、あと50年もヅカヲタを続ける設定なのか私(笑)
posted by 白木蓮 at 17:01 | 宙組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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