November 29, 2012

A Wonderful Boy

 蘭寿とむコンサート『Streak of Light』、けっこうな回数観てるのにまだなかなか消化できていないのですが
 そうこうするうちに青年館公演が終わってしまいそうなので(というかこれをアップするころには確実に終わっているはず)、とりあえず思いつくままにツボを列挙していきたいと思います。はい。


・まずはオープニングが!オープニングが!!オープニングがーーー!!!!(おちついて)
 いやいやいやいやいや。
 すごいですね、これ。
 最近あんまり蘭寿さんに赤面してないなー、もしかして私の赤面耐性レベルが上がっちゃったのかしらてへぺろ☆とか思っていた私ですが、そんな不遜な考えは幕開け1分で砂塵のごとく吹き飛びました。あれは…本当に…恥ずかしい…!!!!
 あそこまで全力で恥ずかしい蘭寿さんは久しぶりに観ました。全身の血が沸騰するような恥ずかしさ。客席で文字どおり身をよじらずにはいられない恥ずかしさ。なんていうか、もう、好きです///////

・最初の照明がついたときに浮かび上がるシルエットがすごく好き。肩のラインなんてもう男前すぎる。
 一瞬一瞬のポージングも、音楽に合わせてゆっくり動くところも、頭のてっぺんから爪先まで一分の隙もなく男役として作り込まれているところにときめきます。

・あのくだりのタメ方からしてもう尋常じゃないわけですが、いよいよマイクを口元にもってきたーー!!!と思ったら
 「ワン、トゥー、スリッ、フォウ!」(吐息まじり)
 ですよ。死ぬ><
 私めったにカラオケに行かないけど、今度カラオケに行ってマイクを持ったら絶対にマネしてしまう気がする。 

・このオープニング、曲も恥ずかしいし歌詞も恥ずかしいし台詞も恥ずかしいし振りも恥ずかしいし蘭寿さんの客席いじりは殺人レベルだし、かと思えば周りのみんなはフットルースフィナーレI'm free ver.の恥ずかしい衣装で踊ってるし、もうどうしたらいいのか…。

・とりあえずあの台詞があそこまでサマになるのは、世界広しといえども蘭寿さんくらいしかいないんじゃないかと思います。
 毎回ギャーーーってなってるだけなのでうまく思い出せないのですが、「You know who I am.」ってとこと「え?それほどでもない?」と「僕は素晴らしい世界を創るんだ、wonderful town!君もそこの住人だろう?」と「冗談、冗談」と「僕を見捨てないでおくれ」が特に大好き。「知らないんだ、僕の魅力を教えてあげるよ」のくだりも好き。上手客席にいるときの「熱い風、奇跡が起こる…」あたりも好き。要するにぜんぶ好き。

・最初にでてくるみーちゃん・よっち・らいらい・アキラが、あの身体の線がモロに出るフットルース衣装を着てるのに完璧に男にしか見えないのが素晴らしすぎる。肩幅!特にみーちゃんとアキラの肩幅!!
 全体的にみんながドヤ顔どころかドヤ歩き全開なのが楽しくて仕方ないです。振付も大好き。娘役ちゃんもかっこいいよー。

・じゅりあ様痩せたなあ…。あの少しだけポニョッとした感じも大好きだったのですが、二の腕がスラリと締まったじゅりあ様はさらにお美しい。

・ワンダフルボーイ!で曲が終わったあと、またみんなが超ドヤ顔で歩いていくところも大好きです。蘭寿さんの脱いだ上着を持ってハケるマイティーがすごいイイ顔してる(笑)

・真っ白の衣装になった蘭寿さんにピンスポが当たって、パカッと笑顔になる瞬間がすごく好き。らんちゃんが出てきたところの笑顔も好き。
 ここに限らずなのですが、今回らんちゃんの髪飾りとかカツラがいちいち可愛くていいなーと思います。ここの白い羽根みたいな飾りもかわいい!

・「Streak of Light」主題歌のなんともいえずゆるいテンポ感とか、「ふたりにバラの花咲くだろう♪」のくだりのなんともいえない「木綿のハンカチーフ」感とか(伝わらない!)、初見はちょっと半笑いになってしまってたのですが慣れてくるとクセになる(笑)
 蘭寿さんの「さあ、踏みだそう勇気を持って その一歩 ゆこう、ゆこうGO WAY!」(って聞こえるんですが合ってますかね…)の「さあ」と「WAY!」がめちゃくちゃ蘭寿さんぽくて大好きです。特に「ウェイ!」のハリキリ加減が。

・その次のFor Me, Formidableは、客席降りのあいだ2階席はわりと取り残されるので舞台上に誰か出してくれればいいのに…と思わないでもないのですが、蘭寿さんの客席いじりが甘くて恥ずかしくて楽しいからいいか(笑)。DCはワンフロアだし。
 壮さんDS組が観にきていたとき、「For me, for me…」と歌いながら通路側にいたタソときららちゃんのほっぺを包み、その隣のかぐらちゃんにも手を伸ばし、いちばんセンター寄りにいた壮さんには両手で投げキッスしてたのが超かわいかったです。壮さんも応えて蘭寿さんのほうに手を伸ばしていて、その指先がすごくきれいだった記憶。

・奥へハケる蘭寿さんが最後にちょっとスキップみたいな浮かれた感じで走り込んでいくのがツボ(笑)

・ここで出てくる春風花野のファンタジーっぷりが!すごすぎる!!!
 みーちゃんかっこいいしじゅりあ様のバブルガムピンクのカツラがたまらないし。いいわあ…。歌も大好きです。

・そしてお人形らんちゃんの登場なわけですが。
 今回のらんちゃん、というか今までのらんちゃんでいちばん好きかも、と思うくらい好き!やはりダーティらんちゃんは最強である。お人形の無機質な動きが似合うし、華奢な体躯もぴったりだし、ピンク似合うし、こわいし(笑)。カツラもかわいい。
 蘭寿さんを抱きしめたらんちゃんがニヤリと笑う瞬間が好きすぎてこの場面のハイライトです。客席に背を向けてらんちゃんに抱きしめられてる蘭寿さんは、たぶんすごく幸せな(むしろ恍惚の)表情をしてるんだろうなと思うと恐ろしさ3割増し^^

・最後のほうでらんちゃんがクルクルクルクル回って蘭寿さんに抱き止められるところ、よく観ると蘭寿さんがらんちゃんの回ってくる方向に合わせて自分の立ち位置を微調整してるのが面白い(笑)。毎回らんちゃんが蘭寿さんの首っ玉にスポンとおさまってて、すごいなーと思います。

・みんないなくなっちゃったあとの、ひとりで茫然→唐突に激しく動いてハッと止まる動きがマジ蘭寿さん。

・Desperadoの歌、少し重い曲調ですが重さのなかに叙情性があって好き!フルボディのマッチョな赤ワインのようなイメージ(何を言っているんだ)。間奏のあたりとか、少し空気に触れて香りが開いてきた…みたいな感じがして非常に好きです(だから何を言っているんだ)。とりあえず「Desperado」の鮮やかな巻き舌がポイントです。

・4組のタンゴは、らいらいきらりカポーの色気がやはり秀逸で目を離せません。濃ゆい。素敵。
 舞月くん&凪咲さんのWなぎさコンビ(笑)は、エレガントなダンサー同士で身長差もあるところが好き!
 らんまくん&りりかちゃんは若々しくてきれい。らんまくんはアヒル口をするクセが直るともっと男役として素敵に見えると思うの。
 そしてマキシム&花蝶さん。あのリフトのキープはすごーい!初日付近はプルプルしちゃってる時もあったけど、どんどん精度が上がって、びくともしなくなってきましたよね。
 キープそのものもすごいのですが、照明が暗くなったところでゆっくりと花蝶さんを降ろすマキシムのマッスル(笑)がさすが。あんなにゆっくり、そーっと降ろすのってかなり難しいと思う。ストンと落ちちゃっても仕方ないところだと思うんだけど、そうなってるのを見たことがない。

・そしてリベルタンゴ!
 最初から最後までヤンさんが神すぎる…!

・振付が素敵なのはもちろんのこと、ひとりひとり、一組一組に合った振りがついていて、それが計算し尽くされた構成できちんとひとつの流れとして見えるのが本当に素晴らしいと思います。
 もう最初の暗転で、みールナが手をつないで出てきて板付く瞬間から心拍数が上がりすぎてどうしていいか分からない!ルナっちの女役は時として強すぎると感じることもあるのですが、タンゴだとその強さがすごく良い方向に出ていて、色っぽくて、しなやかで、ほんっっとにイイ女だなあ。またみーちゃんにその強さと色っぽさを包み込めるだけの度量と技術とエロさがあるし(笑)。たまらん……。
 ヤブキセナくんはそういう色気とか見せ方という意味ではまだまだルナっちに及ばないけれど、その硬さが魅力というか(笑)、熟れきってない感じでいいですね(コメントが変態オヤジみたいですみません)。そして彼女を支えるよっちがとても男前に見えます。
 セクシーみールナ→かわいいよちセナ、と来てアキラあかりはダイナミック!そして次は誰と誰!と思ったらじゅりあ様が野郎ふたりに手を引かせてキターーー!!!
 すごい。あのじゅりあ様の登場はすごい。完全に反った状態で登場、そしてふたり(マイティー&ゆうなみさん)にリフトさせて下手から上手まで移動して降りた、と思ったら今度は娘役ふたり(くまくま&乙羽さん)を従えて踊り出すという。じゅりあ無双…!!しかし似合いすぎる!!!

・この時点で大興奮して蘭寿さんのことを忘れそうになっているのですが(おい)、ここで蘭寿さんの登場です。
 か…かっこいい………。
 もう、文句なしにかっこいい。帽子の縁をなぞる指先がかっこいい。立ってるだけでかっこいい。
 シャングリラスーツだけど、シャングリラのときより洗練されて見える。あのときよりさらに痩せたというのもあるのだろうけど、男役としてさらに余分なものが削ぎ落とされた立ち姿だなあと思います。

・蘭寿さんガン見しすぎてキキちゃん&らんちゃんの登場を見逃しがちなのですが、ここの登場もすごい!高速ステップ!
 ふたりが踊ってるのを見ている蘭寿さんがエロくて好き(笑)。キキちゃんをどける手つきのさりげなさも好き。

・ここのハイライトはもちろん、「らんちゃんを片足でホールドしたまま帽子を直す蘭寿さん」です。なんでヤンさんあんな振りを思いつけるんだろう。天才ですか?(真顔)

・蘭蘭のタンゴはかっこよくて、お互いに負けてなくて、でもちゃんと信頼関係が見えるところがいいなと思います。あと、エロいけど上品なところ。
 蘭寿さんがらんちゃんの背中をつーっと指先でなぞって、後ろから腰をガバッて抱いて、さらにそのまま片手でらんちゃんの膝を開かせる…とか文字で書くと完全にアタマおかしいけど(注:見たままを書いてます)、ぜんぜん下品に見えないのが!好き!

・女役さんが前で踊ってるときに男役さんが後ろで踊ってるところも好き。
 特に、客席に背を向けて背中で腕を動かすところ。蘭寿さんもみーちゃんもよっちも、手の表情がすっごくキレイなんですよね。見とれてしまうわ。

・全員でのユニゾンがまためちゃくちゃかっこよくて!!!
 脚をクロスさせて両拳を腰に引きつけて顎をグッてやるところとか、コンガの海賊の興奮を思い出します。振りもかっこいいし、やっぱりああいう振りを踊ってる蘭寿さんがすごく好き。

・緊張感に満ちたユニゾン、からのなだれ込むようなピンスポ。一瞬一瞬なのに、それぞれのカップルにストーリーがあって引き込まれる。みールナのポーズと表情が、なんか見てはいけないものを見た気になる(笑)

・蘭寿さんがらんちゃんに突き放されて曲が終わって拍手!ってなるときにやっと、それまで自分が息を止めてたことに気づくという(笑)。すごい場面でした…。

・さっきのソロが赤ワインだとすると次の曲はそりゃあウイスキーですよね。だって蘭寿さんが「最後に飲む、ウイスキィィィ!」ってシャウトしてるもん(関係ない)
 あの「ウイスキー」の言い方がかっこよくてかっこよくてかっこよくて大好きすぎる。

・Desperadoでもこの曲でも、やたらと「ブエノスアイレス」という単語だけが粒立って聞こえるのでブエノスアイレスって一体何やねん!となるのですが(そして未だによくわかってないのですが)、この場面場面がつながってないようでつながってる感じ、違う人生なのか同じ人生なのか判然としないけれどもどこかで記憶を共有している感じ、は、作風そのものはまったく違うのですが『アルバトロス、南へ』に通じるものがあるなあ。といつも思い出してます。

・間奏のダンスは、振り数は少ないけれどそれだけにひとつひとつの動きにドラマがあって、こういうダンスを踊れるってすごいことだな、と思う。行間を埋められるようなダンス…というか。
 ネクタイプレイもね、ただ単にネクタイと戯れてるんじゃなくて、こう、「空間とネクタイと蘭寿」的な(「部屋とワイシャツと私」みたいに言うな)。ネクタイというひとつの具象に、もっとあらゆる感情、あらゆる記憶が宿っているように見えるのがとても好きです。まあ、平たく言うとエロいんですが!(だいなし)

・寝っ転がって上着を落とすところの、落としたあとの指先がきれいで見とれる。そのあとのゴロゴロとか…もう……/////

・そんなこんなで萌えまくっているうちに1幕終了。35分だけど、短いけど、なんか濃い!そしてここまで書くのにめちゃくちゃ時間かかってる!


 …ということで、いったん切ります。
posted by 白木蓮 at 23:03 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 24, 2012

Streak of Light初見メモ

 蘭寿とむコンサート『Streak of Light ー一筋の光ー』、初日から参戦しております。相変わらずのITまわり不調により、アウトプットがまったく追いついてません!すみません!
 とりあえず、2日目終了時点でのメモ。

 ****

 実は、観るまえはかなり不安でした。
 というのも個人的に酒井せんせいが合わない……というかなんというか、苦手とか嫌いとかではなくてむしろ場面場面は好きなんだけどひとつながりのショーとして観たときにどうしても眠くなる、もしくは飽きてしまうという傾向がありまして(ひどい)
 エンレビュもパッションもビジュブリもラベンダーモノローグもそうだったので、もう単純に、相性が悪いんだなと思っていたのです。
 なので今回も楽しめるかどうか心配だったし、そもそも何故コンサートに酒井せんせいなんだろう?という疑問もあったのですが
 実際に観て、今回は酒井せんせいでなくてはだめだったんだ、ということがわかりました。
 今回のコンサートで蘭寿さんがやりたかったことは、酒井せんせいでなければ表現できなかったんだな、と。

 このコンサートは、コンサートであると同時に、とても正しく美しい「タカラヅカレビュー」でした。
 ただでさえそういう正統派レビューをなかなか観られないいま、
 そして99周年のラインナップで続々と一本物ばかりが発表されているいま、
 やっぱりタカラヅカの男役としてタカラヅカでしかできないものをやりたい、という蘭寿さんの意気込みがすごく伝わってきたし、それを見せてもらったことであらためて、ああ私こういうのが観たかったんだよなあ、と気づかされた。
 …と同時に、なぜこういうレビューが大劇場で上演されないのか、という素朴な疑問も湧くわけですが。すみれのボレロ、大階段で観たい…。

 やっぱり酒井せんせいが(私に)合わないなあと思うところは多々あって、もうとにかく、展開がまどろっこしい!場面が長い!
 いい場面なのに長すぎて飽きるという。祈りの場面とかも本当に素敵なんだけど、どうしても「全部通してみたら尺が短かったからサビを2回くらい追加してみた」としか思えない(笑)
 なんていうの、ほぼすべての場面が「腹十一分目」って感じなんですよね。そこの八分目の感覚とか、全体のテンポ感とか、まあ単純に世代差なのかもしれないけどやっぱり大介あたりはうまいんだなーと。
 主題歌も、いい曲なのですが微妙にテンポゆるめな感じでしかも長いので、えっこれずーっと手拍子してていいの?みたいな感じになる(笑)

 とかなんとか、構成について思うところは色々あるものの、タカラヅカレビューの美しさですべて払拭されたので酒井せんせいありがとう!という気持ちです。
 プロローグが久々(個人的にはルポァゾン以来…!)に体感する、血沸き肉躍るような恥ずかしさ全開なのもたまらなくいいし、お人形らんちゃんが最高に素敵だし(エンレビュ全ツの彩音たんみたいで妖しくて怖くてかわいい)、リベルタンゴはもう圧巻!!!!だし、2幕のブロードウェイはひたすらかわいくて楽しいし。
 ていうか2幕のよっち!よっちが…!!!!!!
 俺たちのよっちがついにメジャーデビューですよ(なにそれ)。蘭寿さんをさしおいて(笑)延々センターですよ。あまりにも大活躍で、客席の笑いも拍手もどっかんどっかん来てて、もう、よっちがー!よっちがー!よっちじゃないみたいー!と震撼してたらラストでじゅりあ様に完全敗北を喫してて非常に正しい月央さんでした^^^^
 もう存在が完全にネタっぽいんだけど、動きがいちいち綺麗なんですよね。指先の動きとか、本当に美しくて見とれる。あとふつうに教えるのがうまい(あ、ダンス講師の役です)。よっち先生の指導を見てたらすでに私もあの振りを踊れそうな気がしてきたもん!教え方がスパルタなのに愛がある(笑)。なんだろう、あの滲み出る「すげー怒ってるけど絶対性格悪くなさそう」感(笑)
 はりきりすぎて初日からすでに声かすれがちだったのが気になるところですが、このまま楽まで走り抜いてほしいです!がんばってよっち!

 ということで、細かいツボはまた追々書くとして、とりあえず初見メモは酒井せんせいとよっちの話で終わります(笑)
posted by 白木蓮 at 23:58 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 21, 2012

この歌が扉ひらき あなたを解き放つよう

 音月桂・舞羽美海サヨナラショー。
 当日ついったーでも少し呟きましたが、本当に、本当に素晴らしいサヨナラショーでした。
 事前に「これ歌われたら泣いちゃうな」って思ってた曲(「君がそばにいる」とか、オネーギンのみみちゃんの曲とか、「心から心へ」とか)がほぼ全部入ってたのですが、それだけじゃなくて、すごくあったかくてすごくチャーミングで、キムミミらしいサヨナラショーだった。
 いっぱい泣いたけどいっぱい幸せでした。

 …いろいろ書こうとしてみたのですがうまく書けないので、とにかく曲ごとに順を追って、憶えていることをメモっておこうと思います。曲目とか順番とか間違ってたらすみません。


@エメ(ロミジュリ)

 あの印象的な前奏が始まった瞬間からぞわーっとなったのですが、幕が上がって舞台のセンターにたたずんでいるキムラさんが本当に美しくて…。
 衣装は柔らかなエメラルドグリーン。雪組カラーですね。
 途中でみみちゃんが出てくるかなと思いきやずっとキムラさんソロだったので「あれ?」となったのですが、いま考えると、ロミジュリのときはあくまでも単独トップ&ダブルヒロインだったわけだし、そこから始まったトップ人生を振り返るにはソロという形が正しかったのかもしれない。

A世界の王(ロミジュリ)

 そこから曲調が変わり、おなじくエメラルドグリーンの衣装を着た組子たちが集まってきて「世界の王」に。
 これ、何がうれしかったって、ほぼデフォルトのモンタギューメンバーで構成されていたことです。チギまつはもちろんのこと、モンタギューみんな出てて、振りとかもそのままで、うわあ…ってなった。あすくんの側転とか(笑)
 ゆりん・みうと・れのちゃん・のあちゃんが抜けているぶんはひーこ・レオ様・イリヤくん・あだちゅうがキャピュレットから特出。94期大活躍でした。
 キムチギまつが銀橋に出てきてじゃれてる姿とか、まっつさんのエエ声ソロとか、本当にひとつひとつがなつかしくて楽しくて…
 昨日のことみたいだな、と思いました。ちゃんとみんなが時を経ていることは分かってるんだけど、でも、昨日のことみたいだな、と。あっという間すぎてやっぱりよくわからないや。

B君がそばにいる(仮面)

 モンタギューズと入れ替わりにみみちゃんが出てきて、デュエット。みみちゃんのドレスが真っ白でお人形さんみたいでめちゃくちゃかわいかった…!
 銀橋に出てきてふたりで向かい合って歌うところ、東京仮面千秋楽のおなじ場面でキムラさんの目から涙がボタボタボタボタ落ちていたことを思い出しました。サヨナラショーのキムラさんは(たぶん)泣いていなかったけれど。
 この曲本当にきれいで大好きだなあ。こんなときに言うのもあれですが、よくイベントとかで「月夜歌聲」が歌われているときにも思うんだけど、児玉作品って曲だけ取り出して聴くとほんとに素晴らしいですよね…。

Cシトラスの風

 本舞台にゆめみさんセンターで娘役群舞(ドレスの色が何段階かグラデーションになってましたがゆめみさんの色はゆめみさんだけ!)、そして銀橋にはみっさまが出てきてソロ。
 銀橋でみっさま→まっつさん→そして青い衣装に着替えたキムラさんの歌い継ぎ。大変な耳福でした…。
 ラストはゆめみさんも銀橋に出てきてくれて、同期4人揃い踏み。
 となみさんMSのオープニングがやっぱり「シトラスの風」で、あのときはとなみさんセンターでキムゆめみのシンメだったな、とか思い出したらすごく泣いてしまった。いまの84期も大好きです。

Dニコライとプガチョフ(黒い瞳)

 そのままキムまつだけが銀橋に残り、橇の場面のデュエット。
 全ツのときに比べて、まっつプガチョフの度量がはるかに深く大きくなっていてすごかった…。
 そういえば全ツのころのまっつさんはまだまだああいう大役に慣れてなかったのかもしれないな、と今さら思いました。あれから数々の大きな役や父親役を経て、こんなにも大きくなったんだなあ、と。かなわぬ事ですが今のキムまつでもう一度『黒い瞳』を観たかった。素晴らしいデュエットでした。

Eはじめて愛した

 キムラさんがひとり残り、「はじめて愛した」の主題歌(たぶん)を。
 実は私この歌をまったく覚えていなくて、ずーっと何だっけ何だっけって考えながら観ていて、歌い終わるころにようやく思い出したのでした。すみません。はじめて愛したといえばあの石ころソングばかりが印象に残っていて…。
 でもバードはいままでに観たキムラさんのなかで5本の指に入るくらい好きです。なのに憶えていなくて本当にごめんなさい。。

F忘れ雪

 さらに「忘れ雪」。これはもうイントロドンで分かりました。児玉作品って曲だけ取り出して聴くとほんとに(ry
 なんかね、脚本はやっぱりアレなんだけどどうしても忘れがたい公演なんですよね。まだまだあか抜けなかったみみちゃんとか、かなめ姫の組替え発表のこととか、オヅキさんも今は雪組にいないんだなとか、いろんなことが頭を駆け巡りました。
 曲が始まってから、水色のドレスを着たみみちゃんが盆回りセリ上がりで登場。歌っているキムラさんの周りをひらひらと舞うみみちゃんを観て、『忘れ雪』のころからなんて綺麗になったんだろう…とあらためてジンワリしてしまった。そういえばキムミミのデュエットダンスをはじめて観たのも『忘れ雪』だったなあ。未だに印象に残っているデュエットダンスのひとつです。

GMy Life(シュガノン)

 「忘れ雪」の終わり、キムラさんにそっとみみちゃんが寄り添ってポーズ。
 …からの、みみちゃんの手首をつかんだキムラさんがみみちゃんの顔をのぞき込みながらかすれた声で
 「いろんなことが、あったね…」
 と歌いだした「My Life」が、もう。
 キムラさんの「いろんなことが、あったね…」でクシャッと笑ったみみちゃんの顔が、もう。
 そこからみんなが出てきて「My Life」大コーラスに。
 なんとなく、ヒメコマを観てたら泣けて泣けて困りました。コマつんのJもプルートも、ヒメ様のザザも大好きだったな。ノンノンシュガーのあの空間が大好きだったな。その真ん中にいたキムラさんが眩しかったな。

HRoyal Straight Flash!

 チギタさんセンター、両脇に杏奈先輩とハウルでRSF主題歌!
 曲が始まったとたん自然発生的に手拍子が。これはもう、あの曲を聴いたら手拍子せざるを得ないよね(笑)
 トランプ衣装の杏奈先輩がめちゃくちゃ可愛かったです。ハウルもキメキメでかっこよかった…!

Iキッチュ(エリザベート)

 シルバーっぽいギラギラの衣装のキムラさんが、鼻歌を歌いながら登場。
 これは…ルキーニ…!!!!
 なんていうか、なつかしいとか切ないとか淋しいとかあらゆる感情を凌駕して、ひたすらに「また会えた」ことがとてもうれしかったです。ちょうどこの2日前にシアターオーブでエリザガラコンを観ていて、わたさんルキーニがすごく素敵で、でもそれと同時に「キムラさんルキーニに会いたい」と強く強く思っていたのですよね。だから、それが叶ったということが単純にうれしかった。やっぱりキムルキ大好きなんだもん。
 キムルキーニは美人の写真を撮るかわりに、まさかの美人の写真を配るという斬新なスタイルでした(笑)。音月桂さんのサイン入りブロマイド。「美人ですねー」って言ってた(笑)
 客席降りして写真を配りながら歌っていて、客席ももちろんノリノリで手拍子だったのですが、前楽ではキムラさんが珍しく歌詞飛ばしてて。
 たしか「鏡に映る自分の顔と どちらがきれいか比べたのさ♪」のところが、「フンフンフフーン♪(鼻歌)エリザベートは王妃になる♪」みたいな感じでした。
 そのときに、ああもしかしてキムラさん緊張してるのかな、と思った。実際はどうなのかわからないけど。

Jオネーギンのみみちゃんソロ

 真っ赤なドレス(実際にタチヤーナで着てたやつ…かな?)に着替えたみみちゃんが、銀橋を渡りながら『オネーギン』の歌を。
 この歌大好きだったんですよね…ていうかオネーギン大好きだったんですよね……。みみちゃんのことはその前から好きだったけれど、みみちゃんに惚れたのは『オネーギン』のような気がする。
 いまの、このサヨナラショーでのみみちゃんのタチヤーナをトド様がどこかで見てくれたらいいな、とすごく思いました。トドミミも好きだったなあ。

KBrotherhood of Men(H2$)

 RSF→キッチュ→オネーギンの間おりていた幕(キムラさんのサインの電飾がついてた)が上がると、紗幕のむこうに大階段が。
 大階段センターに、白いお衣装のキムラさんが板付きになっていました。
 衣装がドンカルロスっぽいシルエット(かぼちゃ的な)だったので、あー最後はやっぱり「心から心へ」かな、と思って早くもウルウルしていたら、
 「いいかげんなやつ…」
 キムラさんが歌いだしたのはまさかのブラザーフッド。
 そして下手袖から舞台中央にチョロチョロと出てきたのは、黒燕尾にバドメガネをかけたチギタさん(笑)。渾身のww顔芸wwwww
 そこから男役がみんな出てきてコーラス。
 ノーブルな黒燕尾で決めた雪男たちが、本舞台に降りてきたキムラさんをセンターにグチャッと固まって肩組んで左右に揺れてたあの光景が…
 かわいすぎて、まぶしすぎて、いとおしすぎて、忘れられません。
 曲後半からはピンクドレスの娘役ちゃんたちも出てきて、みんなでブラザーフッド。
 ほんとにほんとに楽しかった。かわいかった。

L心から心へ(ドンカルロス)

 そして静かなコーラスから始まる「心から心へ」。
 あの優しいコーラス、そのなかに響くキムラさんの美しいソロ。
 もともとあの曲を聴いたらパブロフの犬的に条件反射で涙が出てしまう私なのに、あんな局面で歌われたらもうどうしようもない。いま書きながら思い出しているだけでも泣きそうになります(ちなみにスタバなう)(迷惑)
 かろうじて声が出るのをこらえる、ぐらいな勢いで嗚咽してしまった。止まらなかった。
 泣きすぎて記憶のなかの光景もなんとなくぼやけているのですが…
 でも、本当にあたたかくてきれいな空間でした。

 ****

 以上、たぶんすごく偏った感想ですが、思い出せるままに書き連ねてみました。
 東京でも、自分の納得のいく形でお見送りできたらいいな。

 これを書いている2日後には東京初日です。
 すべての人にとって幸せな公演になりますように。
 「私からあなたへ 遠いところへと この祈りが届くよう」
posted by 白木蓮 at 01:29 | 音月桂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 18, 2012

雪組初見メモ

 雪組大劇場公演『JIN』『GOLD SPARK!』、楽前日にようやく初見。
 併せて前楽の音月桂・舞羽美海サヨナラショーを観てきました。

 『JIN』はとにかく物語の詰め込みっぷりが大変なことになっていて、えっこれ私は原作読んだからついていけるけど普通に初見の人は大丈夫なのかしら…という。
 冒頭の手術のくだり(胎児を発見するところ)とか、仁の脳内にしょっちゅう声が聞こえてくる設定とかはいっそのことなくしてしまってもよかったのでは、と思いましたがそれはさすがにNGなのかなあ。あれ初めて観た人に伝わるんだろうか。いきなり「あれは…竜馬さん…!」とか言われてもえええ!?って感じなんじゃないだろうか。
 あんなふうに竜馬さんとの繋がりをむりやり描くなら、竜馬さんのポリシーももう少し描いてほしかった気がします。「四海兄弟」とか。今のままだと仁が竜馬の暗殺を食い止めようとする理由がよくわからなくて、「キムチギがなかよしだから」にしか見えない(笑)
 あと、最初の恭太郎さんのオペがいかに当時の人にとって斬新かつ恐ろしいものだったか、ということがあんまり分からないのもちょっと残念でした。あれが見えないと、こう、仁があの時代にグサッと入り込んでいったところが分かりづらいと思うんですよね…。なんかあまりにもすんなり馴染みすぎててね…。

 そのほか人物やエピソードを時間のかぎりに詰め込んだ結果、全体に駆け足すぎて何が何だかわからない&全体の焦点がぼやける感じになっていたような気はしますが、とはいえ2回目に観たら楽しかったです。やっぱり吉正の舞台は派手だなー!スクリーンに現れるオープニング映像がちょっとカラマーゾフ風味でウルッと来ました。タイムスリップからふつうに物語が始まるかと思いきや、しっかりがっつりプロローグ展開するし。江戸装束の人々がこぞって「My life,Your life」って歌ってようがノープロブレム!だって吉正だし!パウアーぜよ!
 …という感じで(何を言っているんだ)、詰め込んだぶんいろんな人に見せ場もあり、組ファン的にはとても楽しい舞台でした。まあなんせ舞台上に人がいっぱいいるので見逃している見せ場も多いと思うのですが(笑)、リピートしがいがあるってことで!東京でもっといろいろ観察したいと思います。
 とりあえずみんな役がキャラに合ってて、キムミミがかわいくて、キムチギにグッと来る場面があってキムまつもキムみちもまつみみもあって、これでもかというくらい送り出し場面もあって、そして何よりキムラさんが圧倒的な力で作品をねじ伏せていて、よかった。杏奈先輩のサヨナラ演出や、仁友堂設立パーティでのキムラさんソロにはだーだー泣かされました…。粗はいっぱいあっても、座付き演出家ってありがたいなあ。
 音楽もキャッチーでよかったです。どのくらいキャッチーかというと、観劇から1週間経ったいまでもふとした瞬間に「ペニシリン♪そうペニシリン♪」と口ずさんでしまうくらいです。CSの稽古場情報で、梨花さんが「竜馬は、スパニッシュ。」「を組は、ジャズ。」とか淡々と説明されていのを聞いたときには目が点になったものですが(笑)、実際に舞台で観るとそこまで違和感なかった。テンポの速いお芝居に合ってたし、スウィングっぽい曲で瓦版売りの久城くんが歌い出す瞬間とか、しびれました(笑)。あすくん今回大活躍。声がよくて歌がうまいって素晴らしいですね!キムまつみちの84期トリオも三者三様の良い声で、すごく耳福で贅沢な公演だった…。
 みっさまの特出を自分がもっと意識するかなと思っていたのですが、今回は大ちゃんが雪組デビュー、ともみんは大劇場デビューで、作品自体もゴチャゴチャしてるしみんながそれぞれ自由にやってる感じで(笑)いい塩梅に溶け込んでたなあ、と。
 というかですね、大ちゃんの瞬発力がすごすぎて…!
 基本的にウルウルしながら観てるのに、大ちゃんが出てくると全部持ってかれるという。なんだあれズルイ!ヒドイ!(全力でほめてます)
 いやあもうたまらんわ。大ちゃんまじ天使。

 ショーは幕開きからキムラさんの歌声の素晴らしさに陶酔。
 ちょい昭和、かつ耳に残る主題歌(ゴー!ゴー!ゴールドスパーク!)も雪組の雰囲気に合ってたし、短い時間ながらもいろんな人にちゃんと見せ場があったし、黒燕尾すばらしかったし、大人っぽいキムミミもかわいいキムミミもクラシカルなキムミミも観られたし…満足です。
 いろいろと細かいツボはまた東京公演で。東京ではぜったいKEI!をやりたい!

 このままサヨナラショーの話まで行ってしまおうかと思ったのですが、長くなりそうなのでいったん切ります。
posted by 白木蓮 at 23:52 | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 09, 2012

観劇三昧

 ポメラの不具合により一気書きした文章をなかなかPCに移せず、そうこうしてる間に凰稀実咲でうたかたとか龍愛希でミーマイとか雪ベルばらにはチギカルまつドレテルカルちえドレまさドレが降臨とか、なんだか脳内で情報が錯綜している今日このごろですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
 とりあえずなんとかポメラからのデータ移管に成功したので、先週末の観劇録をのっけておこうと思います。

 月野姫花退団後初舞台『サクラ大戦奏組』、月組青年館『春の雪』、宙組『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』、3日連続で観てきました。
 いやはやどれも楽しくて充実した週末だった…!!

 サクラ大戦のサの字も知らない奴が客席にいていいのだろうかと悩みつつ何も知らないままスペースゼロへ行ってしまったわけなのですが、なんか、すっごい楽しかったです。世界観についていけなくてもひめかがかわいければそれでいいやーとか割り切って観たつもりが、ひめかだけじゃなくて舞台全体が楽しかった!めくるめく吉正的ワールドだった!そんなくくりかたもどうかと思うけど!
 とりあえず「奏組ドリーム5」みたいなかっちょいいオープニングで俄然テンションが上がり、奏ファイブ(勝手にファイブ呼ばわりしないで)のひとりひとりのソロがフリーダムすぎて楽しすぎて全私の腹筋が震え、ラストはちょっぴりキュンとなり、もうとにかく盛りだくさんでした。
 そしてあのカオスな世界観にひめかがハマりすぎてて…!
 ハイカラであだっぽいツンデレ姐さんも、白いドレスで着てバレエっぽく踊る「幻想の女S」みたいな姿も、とにかく美しくてかわいかった。フィナーレでは奏ファイブのテーマソング(?)に合わせてキメ顔&指さしするひめかも拝めたし!満足!
 やっぱり月野姫花というキャラクターがだいすきだなーと思いました。上手い下手を通り越したところにある魅力というか、空気感というか、とにかく「月野姫花」というファンタジーが完成されているところが。これからもあの稀有なキャラクターに合ったお仕事をしてくれるといいなあ。

 翌日に観た『春の雪』がまた、素晴らしい舞台でした…。
 生田くんもすごいし、みりお様もすごいし、周りのみんなもとにかくすごかった。圧倒された。
 原作は学生時代に読んだきりなのであまり憶えていないのですが、話のディテールは変えているとしても清様のキャラクターが本当に「そのまま」で、「そのまま」で成り立ってしまっているということに心の底から感動しました。
 なんていうか、たとえば『舞姫』は原作のままだったら豊太郎が悪者になってしまうところを巧みに脚色することで豊様をヒーローたらしめていたと思うのですが、『春の雪』はそういう脚色はないんですよね。清様の自己中なところも、赤ちゃんなところも、移り気なところも、原作のまま。幕間に友人に「で、聡子は清様のどこがいいの?」と真顔で訊かれて「…顔?」と真顔で返してしまったくらい、そのまま。
 そのまま現実に存在したらただの残念な厨二でしかないはずの清様が
 明日海りおというスターの肉体を借りて、とんでもなく美しく現在に存在してしまっていました。
 私はわりと「大人になりきれてないヒーロー」とか「だめんずな主人公」に対して許容量が小さいタイプだと思うのですが、もう、清様には問答無用でひれ伏さざるを得ないです。あれはどうしようもないです。おそろしいです。
 うまく言えないけど…本当に、みりお様が清様だった。完全に清様だったからこそ、あの恋の必然性がよくわかった。清様にとってはああいう形こそが真の「美」(たぶん「美学」ではない)であり「優雅」であり、あのラストはもう、清様が「自分自身の優雅」をまっとうした最高のハッピーエンドなのだろうと思いました。ラストシーンに聡子がいないのがすごくよかった…って言うと何か変だけど、めちゃくちゃ納得できた。みりお様の恋の炎は自分自身に向かって燃えているときがいちばん美しいんだと思う、どれだけ激しく恋をしていても。
 聡子役のみゆちゃんもすごかった…!
 かわいこちゃんのイメージが強かったのですが、今回のお芝居には匂いたつような香気と狂気があった。彼女もまた自分自身の内側に向かってひた走っていて、だからたぶんお互いにお互いじゃなくてもよくて、でもこのふたりじゃなくちゃダメだった(というか、このふたりじゃなければこんな破滅はなかった)んだよなあとしみじみ思いました。何言ってるのかわかんないですねすみません。
 全編よかったですが特にぐわーっと破滅に向かっていく2幕が圧倒的で、髪を切ったところの表情には度肝を抜かれました。彼女を包み込む白雪さち花ちゃんがまたよかった…あと琴音和葉ちゃんも素晴らしかった…。あの状態になった娘をみつけて、まず「よかった」という言葉が出てくるお母さん。泣きました。子供を堕ろす、と決まったときの「堪忍ね」にも胸を衝かれたなあ。
 あーさまの「大正の貴婦人」そのものな佇まいも素敵だったし、晴音アキちゃんも上手だったし、美穂さんがさすがの素晴らしさでもうだめだよ!生田くんの美穂さんドリームがとどまるところを知らないよ!って感じだし、娘役みんなイイわあと思っていたら男役も充実しまくってて本当にもう…。宇月くんの闇を抱えた剛健さ、たまきちの思慮深い包容力。アキちゃんを押し倒して暗がりで体位(っていうな)変えてる宇月くんにヒイイ!となり、ガタイのいいたまきちに抱きかかえられる華奢なみりお様にギャアア!となりました。
 おじさま陣も本当によかった、というか輝月ゆうまくんは一体どこへ行くのでしょうか…末恐ろしい。貫禄もすごいけどそれ以上に色気がすごい…!宇月くんが発する「寝物語」という単語に1ミリの違和感もない!(笑)
 まんちゃんもお芝居よかったなあ。もちろんコロスのダンスも目を奪われる鮮やかさ。まんちゃんを観ながら、バンドネオン上海で生田せんせいがよっちに「ダンスが上手な人はお芝居も上手なんだよ」と言い聞かせてくれた、みたいな話(よっちがいつだかCSで語っていた記憶)を思い出してじんわりしんみりしました^^
 生田くんの演出は、最初から最後までとにかく美しかったです。プロローグの清様の登場からもう、あの世界にさらわれるような感覚。ビジュアルも美しいし、紡がれる日本語も美しい。いまどきあんなにきちんとした日本語で台詞を書ける人は貴重。
 生田くんは脚本や衣装や装置はもちろんですが(雪景色に圧倒された)、いわゆるイメージ部分というか、抽象的な場面の演出がすごくしっくりくる演出家だなあと思います。1回しか観てないので細かくは覚えてないんだけど、なんでこの場面にこの人がいるの!?みたいなことが一切なくて、いつも、ああこう来るのかー!と思わされる。それが観ていてとても心地よくて、もっともっといろんな作品を観てみたいと思いました。大劇場演出もはやく観たい!です!

 「海だ!」「空だ!」「太陽だ…」があんなにハマるみりお様って素晴らしいなと思いつつ、みりお様ほど「だだっこ」を魅力に転換しうる男役っていないよなと思いつつ、あっでもかなめ姫も「だだっこ」が似合う男役だな!とかなんとかボンヤリ考えながら翌日観た銀英伝。
 結論、同じ属性だだっこ(笑)であっても、みりお様は自らの美しさゆえに自らのみを愛し、かなめ姫は自らの美しさゆえに自らに無頓着なのだなあ。としみじみ感じた連日の観劇でした。いや別に中の人の性格ではなく(笑)芸風の話ですよ。
 だからみりお様が清様、かなめ姫がラインハルトで本当に本当によかったと思う。観れば観るほど凰稀ラインハルトが大好きです。オーベルシュタインも双璧もヤンも好きだし、朝夏キルヒアイスが切なすぎて最近彼の「フレイヤの星」が頭から離れない…。
 まあ様は花組時代は本当に「おいしい二番手」がなかったんだなあ、とあらためて思いました。バウもそうだし、新公もいきなり主役って感じで、あまりキルヒアイス的な役が回ってこなかったような。太王四神記もヨンホゲじゃなくてプルキルだもんね。まあ様のプルキルすごくよかったけど。
 なのでああいう役どころのまあ様を観ることができてうれしかったし、フィナーレでのタメてキメる花男っぷりには目頭が熱くなりました(笑)
 My楽!と思いながら観てたはずが、終わってみるともう1回観たくなっちゃって困る。博多座に行けなさそうなので(期間中に福岡出張があるのに見事にとんぼ返りという…しかもそれが蘭寿アンドレ期間中という…orz)、もう1回行っちゃおうかな☆とか思っちゃったりしちゃってます。日本語がおかしい。

 というわけで、蘭寿コンまでにはまだ日がありますがバタバタと楽しく過ごしております、というご報告でした!読みにくい走り書きで恐縮ですが、本日はこのあたりで−!
posted by 白木蓮 at 02:05 | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

November 03, 2012

戦国BASARA!!

 突然の(そして意味はない)ダイスケせんせい口調でこんにちは。白木蓮です。
 えー、来年の花組がBASARA!!ですよ。


花組

■主演・・・蘭寿とむ、蘭乃はな

◆東急シアターオーブ:2013年6月15日(土)〜7月1日(月)
一般前売:2013年4月21日(日)
座席料金:S席8,500円、A席6,000円、B席3,000円(税込)

『戦国BASARA』
原作・監修・制作協力/株式会社カプコン
脚本・演出/鈴木圭
 
2005年の発売以降320万本もの販売を誇る人気ゲーム作品「戦国BASARA」を宝塚歌劇が初のミュージカル化!戦国武将をスタイリッシュに描いた原作は、ゲームだけでなく、アニメ、映画、舞台、ドラマと様々なコラボレーションでも人気を集めています。今回のミュージカル化では、戦国武将の生き様をドラマティックに描くとともに、宝塚歌劇ならではのロマンも加味し、より華やかな舞台をお届けします。東急シアターオーブでの初の宝塚歌劇公演となる本作品の主演に、花組トップコンビ、蘭寿とむ、蘭乃はなが挑みます。


 カプコン×鈴木K×蘭寿とむ再び……!!
 とだけは理解したものの、
 なんせあまりにも門外漢すぎて…どうすれば…。
 現時点では「史実あんまり関係ないイケメン戦国武将のアクションゲーム」ということしか分かってません。そもそもその認識は合っているのか。

 オーシャンズからの戦国BASARAってさすがにネタすぎるんじゃないのー、とか、タカラヅカ99周年大丈夫なのー、とか、正直思わないでもないですが
 とはいえせっかくの初オーブだし、話題性がある作品が来るのはありがたいなあという気持ちももちろんあります。戦国武将コスプレも楽しみだし!ポスターどんな感じなのかとか!

 逆裁のときは少しだけゲームをかじったのですが、やはり自分の手でやってみたからこそのツボというか「操作感の再現性」みたいなものを舞台で感じられて感動したので、できれば今回もちょっとはプレイしてみたいなーと思っておる次第。とりあえず弟がPS2を持ってるらしいことは確認した!あとかなり前に知り合いから頂いたままほとんど使っていないWiiがどこかにある!ここから何を買ってどうすればいいのか、どなたか詳しい方ご指南いただければ幸いです><

 ****

 そんなこんなでわりとネタ系満載なタカラヅカ2013ですが、宙組さんの大劇場ラインナップも出ました。

宙組

■主演・・・凰稀かなめ、実咲凜音

◆宝塚大劇場:2013年3月15日(金)〜4月15日(月)
一般前売:2013年2月16日(土)
◆東京宝塚劇場:2013年5月10日(金)〜6月9日(日)
一般前売:2013年4月7日(日)

ミュージカル・プレイ
『モンテ・クリスト伯』
原作/アレクサンドル=デュマ・ペール 
脚本・演出/石田昌也

「岩窟王」のタイトルでも知られる「モンテ・クリスト伯」は、幾度となく映画化、舞台化されたデュマの名作。19世紀初頭のフランス、若き一等航海士エドモン・ダンテスは、美しき婚約者メルセデスとの結婚も決まり幸せの絶頂にあった。だが彼に嫉妬する人物によって身に覚えのない罪を着せられ、孤島の監獄に投獄される。獄内でファリア神父と知り合ったダンテスは脱獄に成功、モンテ・クリスト島の財宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯爵となり、彼を絶望のどん底におとしめた人々に復讐を開始する。本作は復讐だけでなく、ダンテスを罠にはめた男の妻となったメルセデスとの「愛の葛藤」も織り込みロマン溢れる舞台となります。


レビュー・ルネッサンス
『Amour de 99!!−99年の愛−』
作・演出/藤井 大介

99年という長い歴史の中で、これまで宝塚歌劇が繰り広げてきたショー、レビューの名作、名場面の再演を盛り込んだ、華麗なステージ。様々な作品へのオマージュと共に、100周年への架け橋となる作品を目指します。


 まずは「Amour de 99」というお仕着せめいたベタなタイトルにすら「!!」をつけてしまう大介のアグレッシブさに驚くばかりですが、
 ベルばらやオーシャンズが続く来年の大劇場ラインナップの中で新作二本立て、っていうのは素直にうれしいです。あ、「名場面の再演」「様々な作品へのオマージュ」だから別に新作じゃないか。でもとりあえずタイトルは新作ってことで。
 石田せんせいは『復活』がかなり好きだったので、こういう名作文学シリーズならしっかり描いてくれるんじゃないかと期待してます。臓器移植が入る余地なさそうだしね!(重要)
 それにしても「デュマ原作のオリジナル脚本」というと、どうしても『仮面の男』を思い出して複雑な気持ちになってしまう…。宝塚歌劇団とデュマ関係者(?)の関係を良好に保つためにも、石田せんせいよろしくお願いしますm(_ _)m

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 来年も忙しそうだなあと思いつつ、まずは目の前のコンサート→月ベルばら、と続く平日の受難をどう乗り切るか(=どうやって休み取るか)で頭がいっぱいな今日このごろ。戦国BASARAは初日だけでも土曜日でよかった………。
posted by 白木蓮 at 23:45 | タカラヅカ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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