September 24, 2012

CONGAの壺1

 またまたご無沙汰しております。
 WEB拍手からいろいろと感想や同意のコメントをいただき、ありがとうございます!まさかの「とんだすっしー」に反応してくださる方までいらっしゃり…感無量です(笑)
 私事ですが先週無事に**歳の誕生日を迎えました。バースデー観劇で花組の皆さんにお祝いしてもらって(勝手に)、本当に本当に忘れられないくらい幸せな1日でしたー!そして今年も拍手コメントをくださった方、ありがとうございます。旦那様もお誕生日、おめでとうございました☆どうぞよろしくお伝えくださいませ!

 さて、ぜんぜん進んでない花組『CONGA!!』のツボ、そろそろ書き始めようと思います。
 なんか今回、ぐわーっと燃焼しつつ観てるせいか、何度観ても観終わったあとの記憶が薄い…。観てるあいだは終始「ギャアアアアア!」ってなってるんだけど、公演時間内に燃え尽きすぎて、終わると「あーたのしかったー(ぼんやり)」しか残ってないみたいな。
 で、あの刹那的な興奮を味わいたくてまた観てしまうのですよね。困ったことです。

 というわけで薄い記憶を掘り起こしつつ、ちまちま書いていきますのでよろしければお付き合いください!


・とりあえず電飾の吊り物がでかい。とにかくでかい。CONGA!!がでかい。
 大劇場のとき、友人と「『し、芝居でポカンとなった人はこれで払拭してネ!』っていう気合いの電飾かな^^」とか話してましたどうもすみません。。
 舞台いっぱいを埋め尽くしてて、ギランギランで、いい電飾ですよねー。先日お隣で観劇されていた花組初見とおぼしきおばさまたちが、開演前に電飾が出てきたとたん「うちの(贔屓)組でもこういうショーをやってほしいわあー」とおっしゃってました。中身をまだ観てないのに、電飾の段階でこういうお言葉が出るってすごくないですか。CONGA!!の威力はんぱない。

・ゆずかれーくんが飛び出してきて幕開けを飾るのはパラディにつづき藤井ショー2度目ですが、「さもありなん、さもありなん」と思わせる瞬発力と圧倒的な華!ゆずかれーくんはすごいなあ。

・みわさんの登場が大好き。うわあ愛音羽麗さんだ!花男だ!と思います。
 そのあとの壮さんへの歌い継ぎ、そして全員のプロローグへとつながるのもすごくワクワクする。

・大地がざわめくような、何かが始まるような群舞を受け、満を持して蘭の花から登場する蘭寿さん。
 か…か……
 かっこいい!!!!!!
 あの白と茶のターバンと衣装、すんごく似合ってて好きだなあ。シンプルだけど力強くて男らしくてかっこいい。
 布の巻き具合によって、ターバンの左側頭部の模様と左側のもみあげが完全に一体化してるときがあるのですが(友人に言われて気づいて以来、どうしても確認せずにいられない…)なんかもうそれすらも好きです!いとおしい!
 今回、あまり赤味がないマッチョな黒塗りなのがすごく好み。真っ青な目元も大好物です。

・歌手チームも活躍していて、それぞれドヤ顔してるのがいいですね。らいらい素敵☆
 しかしめぐむ・アーサー・いまっちが抜けたことで、いわゆる歌手要員の顔ぶれが一変したなあと実感する…。まだちょっと気持ちが慣れない。もちろん、代わりに新しい人がどんどん出てきているのは頼もしくもあるのですが!

・「セクスィーなリズム!」でビシィィィッと客席を指さす蘭寿さんの人差し指が好きです。あの指には空気を切り裂く力がある。ぜったい何かビーム出てる。

・銀橋に出てきて「踊れコンガ」「叩けコンガ」「歌えコンガ」「感じてコンガ」と歌うところの、「叩けコンガ」の振りが大好き。蘭寿さんならではの動きというか(笑)、全身で叩いてる感が出てますよね!腰でコンガ叩けそうですよね!(どういうこと)

・あの白い衣装のらんちゃんもかわいい。らんちゃんは白が似合うなあ。
 5組デュエットのところ、だいもんが声も顔も悩まし〜い感じで歌ってるのがツボ。

・華形&春風ターンからの歌い継ぎは一気にノリノリになる感じでひたすらノリまくっているのですが、壮さんターンで本舞台センターのよっちが…もう…!
 2階から観てるとね、後方に固まってスタンバイしてる男役陣のどまんなかから、サーッと舞台前方に向かってひた走ってくるよっちが見えるわけですよ!たまらんよ!泣いちゃうよ!
 で、センターで踊るよっちが本当にイキイキしていて…。
 もともとダンサーではあったけど、パラディくらいから俄然目立ってきて、従者長とかカノンのソロとかを経て、どんどんダンスうまくなってるなーと思います。なんていうか、舞台で「魅せる」踊り方になってるというか。手足のリーチがどんどん広くなって、コアの部分から身体がしっかり動いていて、しかもすんごい表情豊かで楽しそうで!かわいいしかっこいい!
 そして今のあの輝きは一朝一夕に培われたものではなく、どんなときでもどんな場所でも真摯に舞台をつとめているからこそなんだよなあ…ということを、今までのよっち(といっても私がロックオンするようになったのは『太王四神記』とか『オグリ!』以降なのですが)の舞台を思い返しつつしみじみ感じています。今なかなか出番がない下級生の人とかも、よっちを見習ってがんばってほしいなあと本当に思う。おまえはよっちの何なんだ。

・えー、よっちについて語りすぎました。
 そんなこんなで黒スパン+羽根のギラギラ蘭寿さんが登場ですよ!キャーーー!(心の声)
 このあたりになるとすでに1回目のクライマックスを迎えて興奮状態なのであまり記憶がないのですが、とりあえず蘭寿さんの「コ〜ンガ〜ムーチョム〜チョ〜」が好きすぎて聴くたびに悶えます。あんなに濃く「むーちょむーちょ」って言える人なかなかいないと思うの。

・みんなが銀橋で最後に決めるポーズが好き。両腕を頭のうしろでシュパッと組むみたいなやつ。

・つづいてのクンバンチェロは、もう蘭寿さんがフリーダムすぎて…(笑)
 初見のときにもチラリと書きましたが、蘭寿さんがすごく自由に、楽しそうに大劇場を支配してる感じが、観ていてとても幸せです。銀橋にストンと座り込むのもそうだけど、オラオラ言いながらお客さん煽ったり、お客さんに手を取ってもらえないとスネて寝転んだり。あの衣装で、ひとりで、銀橋に寝転んでもサマになるって何事!
 とにかく自由自在な感じとか、お客さんを釣ってキャーッて言わせる手練手管(笑)とか、そこからグワーッとアップテンポの「クンバンクンバンクンバンクンバンチェロ♪」に持っていくテンションとか、もう、本当スターだなあと思います。うわあ私痛い!

・クンバンチェロが終わって曲調が変わるとこの蘭寿さんがめちゃくちゃ好き。力が抜けてるのに腰の動きだけすごいシャープで(笑)、さっきのクンバンチェロでのガナリ声とはまったく違う高めのトーンで「GO!」っていうのがかわいい!超かわいい!ああいうツナギの部分大好き!

・そして始まる黒白対決。
 …なのですが、この場面ほぼよっちしか観れてません。困った!だってよっちのかわいさが異常!
 白チームが押し寄せてきたときの黒チームがもう、かわいいったらないですよね。壮さんのガキ大将ぶりとかみつるきゅんのオラオラぶりとか、ちっこいのにえらそうで可愛いイティカとかヤンキーかぐらちゃんとか(笑)よっちの小物っぷりとか。なんかみんな、威勢がいいのにしょぼくれがちなのがすんごい可愛い!!牙むいてキャンキャン吠えてるのにすぐ尻尾巻いて逃げてきちゃうみたいな(笑)。「何だよう」って感じでガンつけに行くのにすぐ気圧されて帰ってきて、かぐらちゃんに「しっかりしなよ!」みたいな感じで励まされてるよっちが愛おしいです。キャラ設定がブレなさすぎる。
 そして、ワチャワチャ入り乱れて小芝居しつつも次のジャーン!っていうきっかけでちゃんと定位置かつ超かっこいいポーズで踊り出すのがまたイイ!当たり前なんだけど、気づいたらみんなちゃんとポジションについてるんですよね。プロだわー。

・黒チームを観すぎて白観察が手薄いのですが、だいもんとかルナっちとかきらまさと氏とかが目に星を入れてキラキラ踊っている感じがうさんくさくてとても好き(笑)

・黒ボーカルのふみか&イブ様が、大劇場中盤から突如ヒートアップして激しくがなり出したのですごく面白いです。最初あそこまでじゃなかったよね(笑)
 ふみかイブVSらいらいさあや、っていうのがキャラとか声質に合っててそれぞれいいなあ。
 あと、黒のほうは確認できてないのですが、こないだふと観たら白のほうはらいらいがさあやの分まで(つまり自分のぶん入れて2本)スタンドマイク持ってきてあげてたよ!超ジェントルマン!らいらいもキャラぶれないですね…(感嘆)
 (10/8追記:ふみかイブはやっぱりそれぞれが自分で自分のスタンドマイクを持参してました。キャラの違いがはっきりしてて面白い!)

・うしろにいる楽団?のメンバー(スイちゃん・かずさよしき氏・マキシム・わたるひびきくん・びっくくん)が普段なんとなく目の端に入れては愛でているメンバー勢ぞろいすぎて、大介に「気が合うね!」って肩ポンポンしたい(迷惑)
 そして全体的に自由すぎる楽団のなかでひとり常識人ぽい高翔さんがかわいくてツボ。

・らんちゃんかわいい〜!「プン!」がかわいい〜!
 プン!でハッとなる黒白の皆さんもすごくかわいい。あと、わりと早い段階かららんちゃんに懐柔されてノリノリし始めちゃってふみかにたしなめられてるよっちもかわいい。すごくよっちっぽい。

・そのあとはもう、全員かわいいんだけどね!特によっちがかわいくてね!目を離せなくてね!
 あのワキワキしてから腕を右、左、右、右、みたいな振り、シンプルなんだけどよっちの弾むような踊りを見るとついつられて身体が動いてしまう…。このあいだ本当に踊りそうになってしまい、仕方ないので家に帰ってから踊ってストレス解消しました。なにやってるの私。
 それくらいよっちが楽しそうで楽しそうで、しかもホントに全身使って踊ってるんだよという話。

・しかし楽までには他の人ももうちょっとちゃんと観ようと思います。

・つづいて花娘スキー垂涎の(笑)宝石場面。
 いやあ、美しい…。じゅりあきらりがたまらなく色っぽい…。
 これはもう花娘じゃないとできないなあ。雪娘だと、美しいけどもうちょっとリアルな感じになると思うの。花娘は百合もファンタジーなんですよね。
 なんといってもあの青いカツラの似合いっぷりが奇跡!じゅりあ様も素晴らしいけど今回きらりの美しさに目が潰れそうです。ふたりとも小雨ドレスがとにかく似合ってて、幸せ。
 他の娘役ちゃんがソロモンの海の衣装を着ているのもなんだか感慨深いものがあります。あの衣装を見るだけで心がざわざわする…。

・と、じゅりあきらりに心を奪われているうちに、上手花道からツカツカと歩いてきてポーズを取る蘭寿さん。ここの、本当に「ツカツカ」って感じの歩き方が好き(笑)
 お茶会レポでここの台詞についてなんやかんや書きましたが、たぶんやっぱり「moca」が正解だと思われます。「モカ、ボアノーチェ」。「モカ」で若干語尾が上がるのが最高にセクシーで好きすぎる!あの抑えた口調も好きすぎる!ありがとうヤンさん!

・衣装も曲も振りもすべて好きなのですが、最近「たどりついた島はエルドラード〜♪」のところの振付がとてもツボです。ガッツポーズを身体の前でフリフリするみたいな(伝わらない)
 あの振り、ふつうあんなにカッコよくできます?できませんよね!(反語)少なくとも私がやってみたらただの変な動きだったよ!(比べないで)
 ああいうさりげない動きをカッコよくできるのが蘭寿さんの素晴らしいところだなー、と感服しておる今日このごろです。脚の使い方とかもさりげなくイイんだよね。

・「パイレーツカリビアン」とか「セクシーカリビアン」の「カリビアン」がめっちゃ早口なのも好き(笑)

・娘役ちゃんたちが銀橋に出てきてメロディが一区切りつくところ(うまく説明できない…)で蘭寿さんがすっごい高速で膝をシェイクさせてることに最近気づきました。だってそこはいつもきらりを見てたんだもん!きらりがものすごい顔をするんだもん!本気で誰かを取って食いそうな、ワルくてエロい顔なんだもん!
 あのきらりは全世界の人が見るべき。そして震えるべき。
 しかし蘭寿さんの高速膝シェイクも観たいので悩ましい(笑)

・本舞台に戻ったところでじゅりあきらりに両側からがっつかれても、ふたりを余裕で包み込んでる蘭寿さんがかっこよすぎる。ふたりがかりで襲ってきてもなお、「たくましい胸の中で甘い夢みて愛し合おう♪」って笑ってそう。セクシーカリビアンこわい…!

・「アトラクティーボ!」と叫ぶなみお先輩が安定の男子っぷり。久しぶりだねカツオ!(カツオじゃないです)

・ここで愛羽くん・スイちゃん・きらまさと氏と絡むのが大介ならではの粋な演出だなあ…と、初見でウッとなりました。楽近くなったらまたウルウルしちゃうんだろうな。

・「フッ!」のあとで腰を屈めながら前に走り出てくる蘭寿さんがかっこよすぎて!どうしようかと!
 あの前傾姿勢がなんともいえずかっこいいんですよね。ちょっとのニュアンスだけどぜんぜん違うんですよね。ヤンさんってすごいなあ。今更。

・蘭寿さん、壮さん、とガツガツ来て
 愛音さんが完全なる姫ポジで登場。
 いやあ、最初何事かと思いましたよね…あのセクシーな音楽…!おもむろに脚をロンデするみわさん!
 なんていうの、立ち位置的にロジャーラビットのジェシカみたいな(笑)お色気ヒロインポジです。引き連れてくる手下たちはわりと普通にガシガシ踊ってるので、みわさんのヒロインぶりが際立っております。大介のみわさん観!(天を仰ぎつつ)

・そのあとはもう怒濤の展開。
 蘭寿さん、壮さん、みわさん、みつるきゅん、みーちゃんが走り出てくるところもテンション上がるし、そのあとのユニゾンが本当に本当にかっこよすぎて!
 振りが高速なためちゃんと把握できてないのですが、下手側を向いて両手を顔の前で組んで腰を前後にクッと振るところが激しく好きです(分かりづらい)。ここの蘭寿さんがね、ウインクではないんだけど左目をすがめるようにしてニヤッと笑うのが死ぬほどかっこいいんですよね!観るたびに昇天しそうになる!
 そのあとの客席指さして本気ウインクもかっこいいし。全員で肩組んで走ってくるのもかっこいいし。もうかっこいい以外の言葉が浮かばない。好きすぎてつらい。

・いちばん最後の蘭寿さんのポーズ、大劇場では脚をクロスしてたのが東京では仁王立ちになってしまったのだけが少し残念…。クロスかっこよかったのになあ。何がいけなかったのかなあ。
 しかし東京初日、海賊の場面で暗転した瞬間の拍手は忘れられません。すごかった。たぶん舞台にもしっかり届いたんじゃないかと思います。


 とりあえず、以上。
 なんか気持ちが先行しすぎてぜんぜん筆が進まないので(笑)いったんここで切ってアップします!
posted by 白木蓮 at 11:10 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

September 15, 2012

サンテグジュペリ東京初見

 花組東京公演『サン=テグジュペリ』『CONGA!!』、始まりました。
 大劇場公演中は結局コンガの感想を書けず、それというのも私の中であまりにサンテグジュペリへの拒否反応が強すぎて、楽しいはずのコンガの記憶すら靄がかかったようにぼんやりとしてしまっていたからなのですが(どんだけ苦手だったのw)
 東京へ来て少し耐性がついた…というか、お芝居との折り合いのつけ方が分かってきて、おかげで幕間もドンヨリすることなく、コンガもより楽しめるようになった感じがします。

 勝因(?)としては3つあって、
 ひとつは大劇場から東京までのあいだ、いっさいサンテグジュペリ関係の情報に触れなかったこと。
 CS映像や出版物もお芝居に関する部分はほとんど見なかったし、星の王子さまやそれ以外の関連書籍も読まなかったので、サンテグジュペリや『星の王子さま』に対して自分が抱いていたイメージがいい意味で抜けたというか。
 大劇場初日付近は関連資料をがっつり読んでいて、サンテグジュペリという人に対する愛着も湧いてたせいで「いやいやサンテックスってそんな人じゃないし!コンスエロもそんな人じゃないし!星の王子さまの解釈ペラッペラやし!」みたいな無駄な怒りが生じてしまったので…。そういうこだわりや先入観を極力抜いたぶん、「オリジナル谷作品」みたいな気持ちで観ることができました。
 二つめは、ストーリーを追うのを諦めて、ショーのつもりで観るようにしたこと。
 ストーリーがないことは分かってるんだから最初からそうしろよ!って話なんですが、今回なかなかそれができなかったんですよね…。どうしても全体の整合性や蘭寿さんの感情の流れが気になってしまって、入り込めなくて。
 でももう、場面場面を楽しむ!わけワカメな場面は理解を諦めて蘭寿さんの髪の毛の先っぽまで観察する!と決め(いやだなあそんな観客)、その場その場だけを観るようにしたら意外と乗り切れる気がしてきました。前後の流れを無視すれば、寝てる蘭寿さんはかわいいし蘭蘭タンゴはかっこいいし青春アミーゴは泣けてしまう。
 三つめに、東上にあたって芝居の台詞がいくつか加えられ、根本的な支離滅裂ぶりは特に解決していないものの(笑)「コンスエロ=薔薇の花」という意図が一応明確になったこと。サンテックスとコンスエロを追う上では多少腹オチしやすくなった気がします。
 とにもかくにも女子脳の私としては、とりあえず「薔薇の花」という符丁によってふたりの関係性が絶対のものになり、最初と最後にふたりがラブラブしている、というだけでかなり観やすくなった感(単純)。途中段階は相変わらず突飛すぎてついていけないのですが、最後のデュエットダンスで蘭寿さんが超デレデレ甘々なイイ顔をしてて、それを観たらなんか色々どうでもよくなっちゃった感(単純)。


 そんなわけで、サンテグジュペリ少し楽しめるようになったよ!心にダメージを受けなくなったぶんコンガもますます楽しくなってきたよ!という私事のご報告でした(需要ない)
 これからコンスタントに観劇予定なので、細かい感想はまたいずれ。
 初日のカーテンコールから千秋楽かと思うくらい暑く熱く盛り上がって、楽しい公演の幕開けでした!これから1ヶ月楽しみましょう〜!
posted by 白木蓮 at 22:52 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

September 13, 2012

銀河英雄伝説@TAKARAZUKA

 宙組大劇場公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』、観てきました。


 とりあえず、テルキタ厨としては

 最初の歴史解説コーナーでテルキタのスチールがばばーんと並んだ瞬間に嗚咽。
 アスターテ会戦でふたりが電信文?を送り合ったところで嗚咽。
 本編では直接あいまみえることのなかったふたりが、フィナーレの群舞で隣り合ってる図を見たところで変な音出して嗚咽。
 パレードで大羽根背負って階段から降りてくるかなめ姫を見ているオヅキさんの表情に嗚咽。

 …みたいな感じで超めんどくさいことになっていたのですが、
 そして阪急貸切の司会の真波さんがかなめ姫を見た瞬間に泣きベソかきだしちゃったのを見てもらい泣きしていたのですが、
 それはさておき、大変楽しかったです!銀英伝!

 とにもかくにも、あれだけ壮大で多彩で複雑な話をよくここまでまとめたなあ…というのが第一印象。
 プログラムの演出家コメントを見ても分かるように、あらゆる要素(原作サイド、宝塚サイド、双方のファン、生徒の環境、etc.)を非常に客観的に見て構成しているというか、調整型に徹しているというか、とにかく「最大公約数を取りに行った」感じはあって、その結果「小池修一郎潤色テンプレート」の中におさめてしまった感は否めないのですが(いろいろとデジャヴュの嵐が…w)
 でも破綻なくまとまっていて、ストレスなく観られたのがよかったなーと。
 何よりもう、ビジュアルが本当に素晴らしくて…!!!
 まじで全員が動くフィギュアでした。あのビジュアルを三次元に創出できたというだけでもタカラヅカで銀英伝やった意味があると思う(真顔)

 ただタカラヅカのもうひとつの強みである人海戦術を、思ったほど生かせていなかったのがちょびっと残念だったかなあ。
 ていうかプロローグが…。
 ちょっと拍子抜けで…。
 いや、まあ、吉正ふうプロローグを勝手に期待しちゃった私が悪いのですが!盆が回ったらラインハルト&キルヒアイスとヤンが交互にセリ上がってきて大ゼリから帝国軍が大量に降りてきて双璧が上下スッポンからセリ上がってきて背後のスクリーンではヒルダが微笑んでて、なんかもう全員が上へ下への大騒ぎ、みたいなプロローグを脳内上演してた私が悪いのですが!(それ完全にエルアルコン)
 基本的にプロローグは帝国軍だけで、しかも人数が妙に少なくて(帝国の軍服をあれ以上作る予算がなかったのかしら…?と疑うレベル)、さしたるセットもなくて、セリの使い方も地味で、2階から観るとスッカスカの床が見えるんだよー!ワクワクしないんだよー!掴みがイマイチなんだよーーーー!!!
 音楽もプロローグは印象に残りにくい気がしました。私太田先生がだいすきなのでアレなんですが(ダンディだし)(そこかよ)、プロローグを飾るにはちょっと曲調がライトすぎるというか。
 全体の構成を任せろとは言えないけど、プロローグと戦闘シーンだけは吉正×寺島プロデュースでもよかったと思うの><
 戦闘シーンはよく考えられていたとは思うのですが、スクリーンが3つに分断されていたのがちょっと分かりづらかったなあ。艦隊戦の模様をスクリーンに映し出しつつ、前にいる軍人たちが実はひとりずつ自分の艦の動きを表現している…というのはすごく面白かったけど、基本タカラヅカって「人」を観るところなので、人を見てるとスクリーンで何が行われているのか分からなくなるんですよね(笑)。さらにスクリーンが3つあると何が何だか、になるんですよね。おまけに「人」だけをフォーカスしてみるとまたしても人数少ないよ!床スカスカだよ!っていう…。
 外部の銀英伝(最初の帝国編しか観てませんが)は艦隊戦の部分が思いのほか面白かったので、人数多いはずのタカラヅカで艦隊戦に思いのほか迫力がなかったのはちょっと惜しいなと思いました。

 とはいえ全体的にはすごく楽しかったし、座付き演出家ならではの気遣いも随所に感じられたし、よかったです!
 ということで初見のツボ。


・銀橋からヌッと出てくる悠未さんがかっこいい。あの台詞いったい台本何ページ分あるんだろう。しかも映像に合わせてしゃべらないといけないし、間違えたらすべてが狂っちゃうし、すごい大変ですよね…。
 でも悠未さんは滑舌もよくて分かりやすくて、素晴らしいナレーションでした。

・映像もすごい。分かりやすい。
 皇帝の家系図が、すっしーさんからのすっしーさんからのすっしーさん!とんだすっしーさん祭り!(笑)

・どうでもいいけど、「とんだすっしー」って若手お笑い芸人にいそうじゃないですか?(いねえよ)

・冒頭にも述べたとおりテルキタのスチールがどーんと並んだところで滂沱の涙を流したのは私です。ううう。
 で、ふたりのシルエットがスーッと重なって(ここでも嗚咽)、ヤンのシルエットがラインハルトのシルエットに飲み込まれてラインハルトのシルエットが残った…と思ったらリアルラインハルト様登場!っていう流れがね!いいよね!

・かなめ姫かっこよかった…ほんとにかっこよかった。いちいちかっこよかった。

・そして人数少ないとはいえ帝国軍人の皆さんがめちゃくちゃかっこいい!はすみさんのカッコよさが異常!ビッテン装着前のすみきさんもかっこいいー!!

・ラインハルトとヒルダの出会いは、そこはかとないときめきの予感(笑)を感じさせつつも甘くなりすぎず、うまくタカラヅカナイズされてるなあと思いました。このあたりの塩梅はさすがの小池せんせい。
 みりおんヒルダ、凛とした感じが出ててよかったです。みりおんの持つ硬質さや初々しさがヒルダにうまくマッチしていたような。
 最初の舞踏会のドレスが、エレガントなんだけど宇宙チック(笑)ですごくかわいい!そのあとに着てる普段着ふうドレスもかわいい!シェル型ノートパソコンもかわいいいいい!
 あと、ヒルダの曲がちょっとポップス調だけど素敵ないい曲で、しかもメロディーラインが難しそうで(笑)、あれをきれいに歌いこなせていたことでヒルダ(というかみりおん)の存在感がググッと上がった気がします。最後のところでみりおんの高音がパーンと劇場じゅうに響いたとき、ファントム新公のビストロで鳥肌立った瞬間を思い出して胸が熱くなりました。

・「あなたの瞳に見つめられるのではなく、その瞳と同じ星を見ていたい」みたいなニュアンスの歌詞もすごくいいなと思ったのですが、どうしても「愛とは見つめ合うことではなく同じ方向を見ること」という台詞が頭をよぎってしまう花組脳(笑)

・テルまあの銀橋ラブシーン(違)(わない)が爽やかすぎて眩しすぎて健全すぎて1ミリもいかがわしさを感じさせない奇跡。あれはすごい。
 だからこそ、ラインハルトにはオーベルシュタインという存在が必要だったのかもしれないなあ…と自然に思えました。
 キルヒアイスとオーベルシュタインをああいう形で対比させるのは原作目線で考えると違うかもしれないけど、あくまでも主役たるラインハルトを描くべき今回の銀英伝@タカラヅカとしては正しいんじゃないかと思う。ラインハルト自身の光と影を象徴する存在、という構図が分かりやすかったです。まあ、影のほうの人があまりにもいかがわしすぎて若干別のニュアンスを醸し出してるけどネ!(笑)

・エビちゃんがちっちゃな顔いっぱいに悪そうな表情を繰り出しまくっててかわいいようううううう。

・うららさまが美少年美少年と巷で言われているのでどんだけ美少年なのかと思ったら、美少年どころかただの完全なイケメンだった件。
 あれは…「娘役がやる男の子」の域を軽く超えてる…!
 ふつうにどこのかっこいい男役かと思った!りくくんとマカゼさんを足して2で割らずに足しっぱなし、みたいな超イケメンだった!ぶっちゃけ、もし私が他組同期男役とかだったらけっこう心が折れるレベル!(笑)
 うららさまやっぱり男役で観たいなあ…いや娘役もきれいだけど…。
 フィナーレの娘役群舞に混ざっているのを見たとき、「なんでここに!?」と素で驚愕しました^^

・ヒルダの手紙の、「ヒルダは勉学に励んでおります」っていうところをラインハルト様が読むのが好き。あそこのかなめ姫の声がすごく好き。

・モンチがすごかった…。すごすぎた…。
 モンチの歌もものすごいし、それを支える宙組のコーラスもやっぱりすごい。ぜんぜんシチュエーションは違うんだけど、『我々は生きている』のときの鳥肌が立つような感覚を思い出しました。有無をいわさず人心を動かす力、というか。

・キルヒアイス「ファイエール♪」
 元帥たち「ファイエール♪」
 が不意打ちすぎて吹いてしまった…すみません。
 いや、外部で観た帝国編の艦隊戦は、双璧の中垣内さんと東山さんがそれぞれ「ファイエル!」「ファイエル!」って短く叫んでたからあんな感じかと勝手に思ってたんですよね。そしたらまさかの音楽に乗せて「ファイエール♪」だったからさ!びっくりしてさ!
 でも、なんか、クセになりそう(笑)。マネしたい(笑)

・いちルビンスキーが『LUNA』のマミさんの衣装を着ているのが個人的にすごくツボで「イケコ^^^^」ってなったのですが、2幕になったられーれフレデリカが「キルヒアイスってイケてるわね」とか言っててさらに「イケコ^^^^^^」ってなりました。『LUNA』に「イケてる?」「とってもいいってことよ!」という会話が登場してから早12年、未だに「イケてる」っていう言葉を劇中で使ってる小池せんせい…そのナウさが愛おしい…。

・キタせーこの場面の雪組っぷりもすごかったけど、捕虜交換式でキタまあが銀橋に出てきたときには「これ何のタカスペだっけ?」という錯覚に陥った(笑)
 しかしこのミスマッチ感すらも受け止めて包み込んでしまうのが宙組の懐の広さですね。捕虜交換式の場面、あったかくてすごく好きでした。

・私は小池せんせいと同じく女子脳なので、宇宙版「HOME」がとても好きです(HOMEじゃないよ!)
 なんていうか、宇宙レベルで戦ってるあの人たちが帰る場所がただひとつあそこにある、ということにグッと来てしまうんですよね。いやビッテンフェルトだけなぜか二つあるんだけどね(笑)
 そしてロイエンタールがHOMEなキャラじゃないことは百も承知なのですが、しかしあの場面で見せる刹那的な感じがなんともいえず好き!ていうかはすみさんがカッコよすぎる!美しすぎる!

・ここは曲もすごく素敵で、でもかなめ姫が歌わないのが残念だなあと思っていたら(すごく似合いそうだから)、フィナーレで歌ってくれたのでうれしかったです。

・核融合炉に行くときのあの防御服すらかっこよく着こなせる宙男クオリティ。

・なんか今回、役者の人が死体としてナチュラルに出てくるのがちょっと新鮮な気がしました。その場で死んで運ばれていく、とかはよくあるけど、「死体」として堂々と登場することってあんまりなくないですか?ジョセフ・ブケーくらい?
 しかも死体として出てくるのがすっしーさんとかヒロさんとか錚々たるメンバーすぎて(笑)、うおおおおと思いながら凝視してしまった。

・ラストはちょっとあっさりな気もしたけど、でもかなめ姫とみりおんがこれから新しい宙の未来を築いていく…!という希望に満ちたラストで、お披露目っぽさもあって、いい終わり方だなあと思いました。座付き演出家ってありがたいなあ。

・フィナーレは太王四神記っぽいというか、エリザっぽいというか、とにかくオーソドックスな小池せんせいのフィナーレ。
 まあ様がひとりで銀橋渡ってたり、かなめ姫が娘役に囲まれていたり、テルキタが並んでたり…いろいろ感慨深かった…。
 男役群舞の最初のほう、悠未緒月朝夏のうしろにぴとっとくっついた蓮水凪七七海がニュッと登場するのがすごく面白かったです(笑)。しかも悠未緒月朝夏の役名が「ギャラクシー男A+」。A+って!レポートの成績じゃないんだから!(笑)

・デュエットダンスも素敵でしたが、なぜ衣装が赤なのかちょっと分からなかった…。曲が「ブルー、ブルー、アイスブルー♪」なんだからアイスブルーでいいじゃん!ラインハルト様の瞳の色でいいじゃん!しかもふたりが踊ってるあいだ緑のレーザー光線が飛び交うものだから、なんかクリスマスカラーみたいになっちゃってるよ!
 でもテルみりおんの雰囲気が初々しくて、ほのかに甘くて、なんだかとてもよかったです。かわいいなあ。コンビお披露目っていいなあ。


 以上。
 銀英伝@TAKARAZUKA、これからどう展開していくのか分かりませんが、まずは楽しかった!
 大劇場の客席に男性やヅカファンらしからぬ層の方がたくさん座っていたのもすごく新鮮で、うれしい気持ちになりました。これを機に少しでもタカラヅカの裾野が広がるといいなあ。
posted by 白木蓮 at 22:01 | 宙組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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