May 31, 2012

近松・恋の道行

 花組青年館公演『近松・恋の道行』の感想ちょびっと。

 心中物を単なる心中物で終わらせず、「心中が大流行り」の浮き世を描くことで違う角度から男女の生きざまを浮かび上がらせる…という、景子せんせいらしく計算された興味深い作品でした。
 とはいえ初見はけっこうモヤモヤが残ってしまって。
 1幕は物語がどんどん心中へ向かって、死へ向かって進んでいくのが、2幕からは反転して生への渇望が強烈にきらめき始める。清吉と小弁ちゃんも、鯉助も。
 その「生」の光がすごくまばゆくて印象的で、だからこそ、一度は生に向かおうとした嘉平次とさがが最後に結局心中に至るところがうまく理解できなかった。あ、そんな理由なんだ?みたいな(笑)
 2回目に観たら、心中の虚しさを知ったうえでなお、どうしてもそこへ向かわずにはいられない衝動、死に逃げずにはいられない人の愚かさ…のようなものを描きたかったのかな、とも思えたのですが。
 でもその「死へ向かわずにはいられない」理由がちょっと浅いというか、見えにくかったのが残念だったなあ。あの構成だと「生」のほうが正しく思えてしまう。いや正しくなくていいんですが、その「正しくないほうへ突き進む」ことを納得させられるだけの圧倒的な強さが足りないというか。

 …というのが私のモヤモヤポイントだったのですが、そのモヤモヤも含めてずっしりと胸に残る作品で、面白かったです。
 ちら見レベルですが、ついったーとかで他の人の感想を見させていただくと皆さん共感する登場人物や反感をおぼえるポイントが違っていて、しかもそれがその方自身の状況や内面と密接にリンクしているように思えて(って勝手な印象ですすみません)、たぶんそのときそのときの状況によって見え方がまったく変わる作品なんだろうなと思いました。そういう意味では、景子せんせいにしてやられた感。
 私自身はどうなのかというと、やっぱりというか何というかいちばん共感したのは清吉と小弁ちゃんで、結局自分はすごく女子脳でまだまだ青くさくて、あと絶対的に強烈な「生」に惹かれる人間なんだなあと実感した次第です(笑)。まあ、単にみつるきゅんが超かっこよくてべーちゃんが超かわいかったからというのもあるのですが!べーちゃんべーちゃんんん!(だいなし)

 嘉平次とさがの心中については、上記のとおり構成上はモヤッとするところもあるものの、とにかくみわさんの包容力と「愛」のパワーがはんぱなかった。この人が愛ゆえに死に向かって突き進んでいくなら仕方ない、と思わせる凄みがあった。やっぱり恋愛してるみわさんが好きだなあ…。
 そのみわさんに包まれるみりおんもすごくよかった!お化粧もきれいだったし、台詞や仕草のひとつひとつに、今まで不足しがちだった情感やうるおいがあって。あと、たおやかで落ち着いてるんだけど「かわいい!」と思わせてくれたのがいいなあと思いました。すごく健気でいじらしくて、かわいかった。みわさんに「かわいいおまえ」って言われるのが似合ってた。宙組へ行く前にこの役を観ることができてうれしかったです。

 みーちゃんは花組デビューということを忘れてしまうくらいの馴染みっぷりで、上手だった〜。鯉助という人はとにかく魅力的…というか、鯉助自身にすごく魅力があるわけではないと思うんだけど(笑)彼がいることで作品全体がすごく魅力的になった、ような気がします。構成上は客席と舞台をつなぐのは近松先生なんだけど、心理上(?)は、現代の客席と元禄の舞台をつないでいる役割は鯉助にあったんじゃないかと思う。
 近松先生があくまでも冷徹な目で時代を切り取るのに対して、鯉助はあくまでもその時代を「生きて」いて、そんな息子を父である近松先生が肯定してあげられない、救ってあげられないことが哀しかった。お蝶ちゃんの「それでも、書きたいんやろ?」という台詞が、私には「生きたいんやろ?」と言っているようにも聞こえました。醜くても無様でも、それでも生きていこうとする強さ。
 …って感想を書いてると、やっぱりどんどん自分の気持ちが生のほうへ生のほうへと向かっていくのは一体何なんだろう(笑)

 長作は描き方に深みのない悪役なのがちょっと残念だったのですが、アキラは押し出しもよくて貫禄もあってよかったです。歌うまくなった…!
 ふじPの幾松みたいな役、好きだなあ。コードヒーローのジュニアもそうだけど、まっすぐで誠実でそれゆえに自分や周りを追いつめてしまう役。あの弟にあんなことを言われたら、嘉平次が「死ぬしかない」って思うのも分かる気がする(笑)。ふじPの『春琴抄』とか観てみたい(笑)。りりかちゃんのきはも、しっとりした風情のなかに芯の強さが感じられて好きでした。

 『復活』に続いてさあやお姉さんの切なさと情感が素晴らしかったし、なみお先輩のカタギじゃなさがハンパないし、ゆずかれーくんが壮絶に美しすぎて息を飲むレベルだし、こりのちゃんとななくらちゃんがまた日本物の子役やってるのもかわいかったし、かずさよしき氏の子役もかわいかったし、ひらめちゃんも超かわいいし、わたるひびきくんの力仕事要員ぶりがブレないし、とにかくどこを見ても楽しかったです。
 しかし『舞姫』の合言葉(えっ)だった「切っても切ってもきらまさと」はあくまでも当時のきらまさと氏がまだまだ知名度も存在感もなかったからネタになりえたのであって、ふみかとからいらいとかネコくんとかイブ様とかタソとかスイちゃんとかがあんなに出てくると何かもう大変だよ!「切っても切っても」感がすごすぎるよ!^^

 関係ないけど、昔『王家に捧ぐ歌』を見たときから甲斐先生の音楽はちょっとワイルドホーンっぽいと思っていたのですが、今回のみつるきゅんソロがとっても「This is the Moment」でした。良い曲だったー。
 …とか書いておいて作曲が甲斐先生じゃなかったらどうしよう(笑)
posted by 白木蓮 at 20:05 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 28, 2012

その選択が、幸せなものであるように

 梅芸→梅芸→近松→雪楽→近松楽、という怒濤の3日間が終わりました。
 笑ったり泣いたりで消耗したし、自分で選んだこととはいえ全ツ楽を観られなかったのはやっぱり少し淋しかったなあという気持ちもあるのですが、でもとにかく楽しくて充実した日々でした。
 特にラストの近松楽は、舞台が素晴らしかったのはもちろんのこと、客席に蘭寿さん・らんちゃん・壮さん・高翔さんを始めとする全ツ組(たぶん全員)とすっしーさん以下宙組のジェンヌさんたちが集結していたのがすごく印象的で。
 花組どっちのチームも本当におつかれさまでした…!とあらためて実感できたし、みーちゃんの活躍ぶりを大ちーれなちゃんアリス(アリスも来てた)や花宙両組のみんなが見守っているのがすごくいいなあと思ったし、きのう花組を巣立って宙組に旅立つまあくんがいるのも感慨深かったし、何より、「みりおんのお嫁入り」感がすごかった。みりおん本人は死ぬほど緊張したことと思いますが(だってこれから行く組の皆さんが客席にずらーっと!)、舞台では相手役のみわさんと副組長のまりんさんが何度も「実咲凛音をよろしくお願いします」と言ってくれて、同じ舞台から元組長のはっちさんも見守ってくれていて、客席からは組長の高翔さんや蘭寿さんや壮さんや花組のみんなが送り出してくれていて。
 それってすごく幸せなことだなあと思ったのでした。
 みりおんのご挨拶が本当に立派で、舞台姿も美しく情感が出てすごく良くなっていて、花組スキー的にもしみじみ。勝手に「宙組の皆さんうちの娘をよろしくお願いします」という気持ちになりました(どういう立ち位置なんだ)
 同じように花から宙へ巣立ったすみ花が客席にいたのもとても感慨深かったです。綺麗だった…。

 ****

 各公演の感想はあらためて書くとして、客席の豪華ぶりに大興奮していた近松楽の幕間(だって蘭寿さんがタモさんと腕組むみたいにして客席に入ってきたんだよ…!!)、友人から見せてもらった衝撃のニュース。


2012/05/28
雪組 大湖せしる 女役転向について

雪組・大湖せしるが2012年5月28日付で女役に転向いたしますので、お知らせいたします。

雪組公演『双曲線上のカルテ』(宝塚バウホール:7月19日〜30日/日本青年館大ホール:8月8日〜13日)より女役として出演いたします。


 …え、今!?



 そうなのか…。
 『ワンダーランド』のころから何度となくせしるの美しすぎる女装を観てきて、だからこそせしるは本当に男役が好きなんだろうなと思っていて、私もせしるの男役が好きで、その彼女が今になって男役じゃなくなってしまうことを考えるとどうにもこうにも複雑な気持ちになるのですが。
 とはいえ、それでもタカラヅカという世界に残る選択をしてくれたことが本当にうれしい、とも思います。
 雪組自慢の「きれいですごくてつよい」女役枠に、さらにきれいですごくてつよい人が来ちゃうよ!ってことも純粋に楽しみだし。
 ていうか雪88期は長らくきゃびい様が紅一点で早花無双だったのに(前の組本の同期ショットとか見るとすごい)、ここへ来てまさかの「大ちゃんが両手に花」という。カオス…!(笑)

 でも、このあいだの千秋楽で観たせしるが男役最後のせしるだったのかと思うと…
 やっぱり切ない。
 雪組のれっきとした大切な男役スターなんだから、ちゃんと「男役・大湖せしる」を送り出したかったなあ。劇団のシステム的に難しいとしても。

 立場が変わる人、旅立つ人、見送る人、迎える人。
 すべての人にとって、これからのタカラヅカが幸せなものでありますように、と心から思います。
posted by 白木蓮 at 21:10 | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 25, 2012

花雪的近況

 えー、大変大変ご無沙汰しております。皆様お元気ですか?
 花全ツに雪東宝にと奔走しているうちに(って言うほど観てないけど)、気づけばどちらの公演も残すところ最後の週末のみとなってしまいました。さみしい。

 全ツは今回関東近辺でしか観ていないのですが、意外と関東公演が多いので『小さな花がひらいた』とあんまり観劇回数が変わらないという。市川、八王子、東金、横浜、川口、と観ました。
 ぶっちゃけ観れば観るほど「長春ほんとむり\(^o^)/誰も理解できない\(^o^)/」感が増すばかりなのですが、しかし観れば観るほど蘭寿さんがかっこよすぎて好きすぎてどうしよう!もはや蘭寿さんのかっこよさと高翔花野蘭寿ファミリーのかわいさを堪能するためだけに観ていると言っても過言ではない!(堂々)(と言われても)
 公演前半はステファンの気持ちを理解しようといろいろ解釈を試みたものの、あまりのワケわからなさにだんだん気持ち悪くなってきたのでもう諦めました。ナタリーとの接し方もフローレンスとの向き合い方もエヴァへの逃避も、もうすべてが「こんな男ぜったいやだ><」度MAXなのに蘭寿さんはアホほどかっこいい!困る!
 ステファンの人格崩壊ぶりもさることながら、14歳とはいえいきなり赤の他人の家に押しかけるエヴァとか、ささいな誤解を誤解のまま放置していきなり彼氏の友人に色仕掛けをするフローレンスとか、未練むんむんな感じだったのにいきなり自己完結して自分を好きな男に色仕掛けをするナタリーとか、なんかもう石田せんせいの女性の描き方そのものがセクハラすぎてひどい。初演はフローレンスとナタリーが男役だったのでそのあたりがうまくファンタジー化されてたところもあると思うのですが、今回はちゃんとした娘役だし、ふたりともうまいし、なので余計にリアルというか…。中の人たちが大好きなだけにつらいなあ。

 …などなど思うところはあるものの、しかし蘭寿さんがかっこいいし(何回言う気だ)他の人たちもキャラ立ては楽しいので、梅田まで楽しみたいと思います!なんだかんだ言ってても栄光の壮さんの笑顔を見るとちょっとウルッとなってしまう自分がくやしい(笑)
 あと今回の私的トピックは、「ビック君が基本らいらいポジ」です(笑)

 『カノン』も全ツ版を見慣れてくるとやっぱりへっぽこショーだよなーと実感せざるを得ないのですが(いやその構成がね!)、ご当地アドリブが入ったり下級生までバリバリがんばったりしてるのは楽しい。そして蘭寿さんがかっこいい。(しつこい)
 本公演〜全ツ前半にかけては蘭寿さんを観つつけっこう周りも観ていたのですが、このところついつい蘭寿さんばっかりロックオンしてはあまりのかっこよさにうち震えています。いまさらか。

 と、そんなこんなで全ツにうつつを抜かしていたら雪組東宝の感想をちっとも書けていない!大変!
 ドンカルロスもシャイニングリズムも観れば観るほど大好きで楽しくて愛おしいです。楽過ぎちゃいそうだけど、ちゃんと感想を残しておきたいなあ。
 あ、新公もすごい楽しかったです。翔あんりレオはキラキラしてて周りのおっさん陣(ほたっさん・久城くん・月城くん)がすばらしく達者で咲奈さまがかっこよくて美海ちゃんがかわいくて!りんきらの異動は残念だけど雪組若手男子のおっさんスキルは安泰であるなあ、と頼もしく思った新公でした(笑)

 ひどい走り書きですが、とりあえず、楽迎えちゃう前にアップ。
posted by 白木蓮 at 23:53 | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 09, 2012

同期そろいぶみ

 雪組公演『JIN ―仁―』の、一部の配役が出ました。

主な配役  出演者
南方 仁   音月 桂
橘 咲    舞羽 美海
坂本 龍馬  早霧 せいな
勝 海舟   北翔 海莉
橘 恭太郎  未涼 亜希

※北翔海莉は、7月2日付で専科へ組替えとなります。
※北翔海莉は、『GOLD SPARK!−この一瞬を永遠に−』にも出演いたします。
※その他の出演者、主な配役は決定次第、ご案内いたします。



 まままさかの84期そろいぶみ!


 …これが退団公演でさえなかったら…と思わずにいられないのが、なんとも。
 人気ドラマJINで、歌ウマ84期スターが一挙勢揃いで、夢乃クンと大ちゃんも加わって、もう何このお祭り騒ぎ!超たのしい!!とワクワクしまくれたに違いないのに。
 なんでこれがキムラさんサヨナラなのか…。
 どう考えても退団公演の予定じゃなかったんだろうなあ、というのがあちこち透けて見えるだけにつらいです。


 キムラさん・まっつ・みっさまが揃う舞台はもちろん楽しみだし(化学反応的な意味で)(どう組み合わせてもまったく親和性がみつからない…!)、サヨナラをこんなに多くの同期に見送ってもらえるのは幸せなことかもしれないとも思いますが
 しかしナガさんがいて、キタさんがいてリサリサがいて乃愛ちゃんもいて、作品がきちんとキムミミチギまつに宛て書きされている、今の公演の貴重さをあらためて感じます。
 こんな公演はもう2度とない。





 …それにしても一昨年の正月スカステで「おばあちゃんと孫」にしか見えなかったキムみちがまさか一緒の舞台に立つとは。
 世の中何があるか本当にわかりません。
posted by 白木蓮 at 21:37 | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 07, 2012

カノン全ツメモ2

 終わっちゃいましたね、GW。
 私のGWは雪初日→花全ツ初日→市川→八王子→仕事→雪組→旅行→雪組→オヅキ茶、でした。まさに黄金週間!すべてが楽しかったです。いろんな巡り合わせに感謝です。

 さて、全ツカノン初見メモのつづき。


【パシオンネグロ】

 朝夏無双の場面、メンバーは左から蘭舞くん、がりん、キキちゃん、マキシム、マイティー、優波さん。…で合ってる?
 まさかのスルーされポジ(本公演ふじP)にマキシムが配されるという事件によりちょっと面白いことになってますが(スルーされたときのマキシムのどや顔がいろんな意味でヒドイ笑)、まあ様は全ツでもガツガツと肉食系で素敵です。

 踊り出す蘭寿さんの両脇が望海月央のシンメになってて感慨深いパシオンネグロ。
 ここはとにかくだいもんたちのダンスの上達ぶりがすごい!ナウオンで言ってた「お腹に力を入れて他は抜く」というテクニックだと思うのですが、もう、とにかく本公演のときとまったく別物!踊りが段違いに大きく見えるし、良い意味で楽そうに見える。力を抜くってすごい!ていうか蘭寿さんもっと早く教えてあげてーーー!!(笑)
 蘭寿さんの動きがいちいち好みすぎるのはもちろんのこと、黒いターバンからのぞく金髪がすごくかっこよくて好きです。
 蘭寿さんたち上級生組が後ろのお立ち台(違)に行って腰を振るとき、本公演のみつるきゅんはすごい勢いですっ飛んできて自分の位置に入っていたのですが、同じポジ?のまあ様はわりとのんびり来てのんびり踊りに参加しているのがツボ。単に距離が短いからか、いやそれにしても。


【祈り】

 壮さんとらんちゃんのくだりで前奏がちょっと長くなった以外は、大きな変更はないかな。
 大劇場のときから分かっていたこととはいえ、いよいよ全ツとなると、よっちソロ→まあ様とふたりユニゾン、のとこのアイコンタクトを見るとすごく切なくなります。ふたりともイイ顔してるんだこれがまた。

 大劇場・東宝で退団者が踊っていたパートは、蘭寿さん・らんちゃん・壮さん。ここは唯一と言っていいぐらいお休みできるところだったのに、蘭寿さんたら更に踊らされてる!!(゚Д゚;)))
 …という問題はさておき(さておくのか)、ここで退団者に向かって「全身全霊」な顔で歌う蘭寿さんが大好きだったので、あれを見られなくなったのがちょっと淋しい。振りはかわいいけど。


【スパニッシュ】

 若手3人のところ、ふじPポジにキキちゃん。こうやって聴くとあらためて難しい歌なんだなーと思います。ふじPたちも回を追うごとに上手くなっていったので、これからもっと3人の音量バランスが取れて良くなっていくはず!

 みわさんVSみつるきゅんのところは、だいもんひとり…というか、「だいもんVS娘役ちゃん」みたいな構図に。
 あんな強そうに踊ってる娘役集団にだいもんひとりで勝てるわけがないじゃん!かわいそう!と思いながら見守っていたら案の定負けてて、でも最後はなぜかだいもんが娘役の中心でドヤ顔を決める、という場面でした(笑)

 それにしてもだいもんの出番数ハンパない…。本公演でも踊りまくって大変そうだなあと思っていて、全ツはセンターの場面が増えるだろうからハードな群舞はちょっと免除されるかなと思いきやひとつも減ってない!ラテントリオとかスパニッシュとか、純増!
 赤熱海全ツでもだいもんの出番の多さにびびったものですが、今回もすごいなあ。がんばれだいもん。
 (と、リンクした記事を読み返したら「鯉のぼり」という文字があってちょっと笑った。今回も5月5日には鯉のぼりが登場したようで何よりです。鯉のぼり好きなんだよね、だいもん!)


【フィナーレ】

 階段の段数が減っても反る蘭寿さん。安全性が増したからか、ものすごい勢いで反ってる蘭寿さん。さすがです><
 まあ様と絡む蘭寿さんの動きとか表情とかが、なんか本公演のときより受け受けしくなってて「あわわ」ってなる(笑)。なんていうか、しどけないというか…。どどどうしたの!(笑)

 ここの燕尾も祈りの場面もそうなのですが、もともと本公演で出ている人数が少なかったので全ツでもそんなに「減った」感がなくて、むしろ本公演で出てなかった人たちがちゃんと出ていてうれしい。いいんだか悪いんだか。
 高翔さんもかっこいいし、舞月くんも観たいし、でも本公演のときから観てる人たちもちゃんとチェックしたいし、もちろん蘭寿さんも観たいし、目が足りなくて大変です。

 ダブルデュエットダンス、みりおんポジにじゅりあ様。
 じゅりあ様のしなやかさ、艶やかさ、衣装の着こなし、壮さんとのバランス、すべてが素晴らしすぎる…!
 花野じゅりあという人は、ヒロインのアンチテーゼ的役割を与えられたときにめちゃくちゃイイ仕事をする人だなあと思います。虞美人に対する呂妃も然り。みりおんとらんちゃんだとどうしても「ふたりとも白」という感じなんだけど(若手ヒロインだからそれでいいんだけど)、じゅりあ様はらんちゃんの「白」に対してちゃんと色を出せる。
 白に対してパキッと黒をやれる娘役ならそれはそれでたくさんいると思うのですが、じゅりあ様が出せる色合いはもっと多彩で柔軟なんですよね。それは、前にも書いたけどじゅりあ様の根本にあるものが白とかピンクとか、ヒロイン系の「かわいい」色だからだと思います(いままでの扱い云々ではなく、単純に持ち味として)。そこにいろんなキャリアを積み重ねてきたからこそ、「ヒロインの相似形を描いたうえで濃い色を乗せる」という芸当ができるんだと思う。

 というわけで、じゅりあ様参入により4人全体の見え方もだいぶ変わったダブルデュエダン。役替わりって面白いなー。


【パレード】

 だいもんのエトワールがやっぱりすごい!全国の皆さんに「タカラヅカの人すごいでしょ」って自慢したい!(笑)
 八王子のホールがわりとクラシック仕様というか、オーチャードやアクトシティ浜松に似た縦型のホールだったのですが、そこに響きわたるだいもんの歌声といったらもう…素晴らしかったです。
 ポァゾンのときもそうだったけど、全ツで蘭寿さんが大きな羽根をしょって現れると本公演のときとはまた別の感慨があって、うれしい。本当に幸せ。

 しかし今回も「私たちと旅に出ましょう!」と次の公演地の宣伝をしちゃってる蘭寿さん。だから誰か蘭寿さんに、大劇場の宣伝をするように言ってあげてー!(しつこい)


 そんなこんなの全ツメモでした。
 まだしばらくはお預けですが、あと何回かは観る予定です!楽しみ!
 雪組の東京公演所感もまたあらためて。最近はいつも東宝にハンカチ2枚持参しております。お手洗い用と涙をふく用。
posted by 白木蓮 at 02:33 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

May 06, 2012

カノン全ツメモ1

 花組全国ツアー『カノン−Our Melody−』初見の話。
 …と書きだして止まっている間にみわさんバウも始まり、全ツ組は九州でヒートアップし、あっという間にGWが終わろうとしているわけですが(笑)
 今回はタカラヅカと関係ない旅行に行ったりしてぜんぜん祭りに乗れてないので、ついったーをありがたく眺めつつ楽しそうだなーとニヤニヤしています。公演してるのにまだしばらく花組に会えないと思うとちょっとさみしい!そのぶん雪組に行ってるけど!

 さて、本公演ではいろいろとモニョる部分も多かった『カノン』ですが、全ツ版はわりと穏やかな気持ちで観ることができました。
 単純に慣れたというのもあるけど(笑)、やっぱり下級生の出番があまりにもあまりにも偏っていたり、退団者の扱いがおかしかったりするのが相当自分のなかでストレスだったんだなあ…と。構成のだるさとかには慣れられてもそこは慣れなかった。
 さすがに全ツになると最下級生までフル稼働なので、いろんな人たちを観ることができたのが何よりよかったです!もちろんメンバーの繰り上がりも新鮮だし。蘭寿さん自身の出番はそれほど変わらないけど、髪色が金髪になったことでまた印象が変わったし。

 というわけで、簡単に場面ごとの変更とか印象とかをまとめておこうと思います。


【プロローグ】

 筒はなくなったものの(笑)やっぱりこのショーのプロローグは大好き!ピンクスパンの蘭寿さんが現れた瞬間の幸福感はんぱない!
 ピンク蘭寿さん(いかがわしい言い方やめて)からの歌い継ぎ1番目がキキちゃんで、それだけでおおお新鮮…!となりました。やっぱり長身イケメンで若くてパワフル!今回明るい髪色の人が多いので、あの黒髪も目立ってていいですね。
 カルガモちゃんは無しで、キキちゃん(本公演まあ様)→だいもん(みつるきゅん)→まあ様(みわさん)→壮さん、の歌い継ぎ。相変わらずよっちイティカのダンスを良い位置で拝めるのも幸せ。

 シルバースパンで踊る蘭寿さんがやっぱり大好物なのですが、金髪とあの衣装がすごーーーくよく似合う!口紅は真っ赤だし「ザ・タカラヅカスター」感がすごい!(笑)
 客席降りもあるし、盛り上がりますね。これぞ全ツ。


【船】

 壮さんの相手役がみりおんから仙名さんへ。
 みりおんが硬質ながらも「自分の意志がしっかりしている」感じの令嬢だったのに対して、仙名さんはもうちょっと幼いというかおぼこい(笑)感じを動きで表現している気がしました。壮さんもそれに合わせてより包容力を増したような。
 周りの人たちをまだあんまり観られてないのですが、さちかせいらちゃんが、衣装が変わった(たぶん春花きららちゃんが着てたやつ)にもかかわらずまたしてもマイティーと組んでるのがちょっとツボ。あのカップル好きだわー。

 この場面がいちばんいまっち姫花をよく観ていたところなので、ふたりがいないのが未だに不思議な気がします。姫花のドレス(花蝶さんが着てる)が目に入るたびにハッとしてしまう。


【タンゲーラ】

 蘭寿さん登場ソロはもちろん客席登場です。「果てしないジェラシー♪」でお客さんのアゴを撫でたりとか、蘭寿さんならではのメソッドでガシガシ釣ってらっさいます。ついったーによるとどんどんオイタ度を増しているようで何より^^
 (ポァゾンのときも間近で目撃して死にそうになったのですが、蘭寿さんさ、ちっちゃい女の子を一本釣りするの本当よくないよね…人生狂うよね…みんな釣られたあと「心ここにあらず」みたいな惚けた顔つきになっちゃってるんですが!)

 本公演でみわさん・みつるきゅん・まあ様・だいもんがやっていた紫スーツ4人はまあ様・だいもん・よっち・ルナっち。紫ドレスの娘役4人は本公演と同じ。
 よっちとルナっちが紫メンバー!あのエロ振り担当…!
 ということで紫チームを観たい気持ちむんむんなのですが、青チームも高翔さんや日高くん、キキちゃんなどの新規メンバー参入があるので目を離せず、もちろん赤い蘭蘭も観たいし、なんかもう大変。目が足りない><
 本公演だったら「きょうは○○を観る日!」と決めて集中することもできるのですが、今回はそれほど回数を観るわけでもないのでついつい目が泳いじゃって大変なことになってます。とりあえず今のところほとんど蘭蘭を観れてない(えっ)

 いちばんラストのみつるきゅん&まあ様ポジにそのまんまよっち&だいもんが入ってて、えっちょっと何この望海月央推し…!と隠れ望海月央ファン的には動揺したのですが(笑)、華形朝夏があんなにグイグイまさぐり合ってたのにあの二人は抱き合って頭くっつけてるだけでなんにもしてないのがツボ(笑)。むしろ「戦時中に母親とはぐれて慰め合ってる兄弟」って感じなのがツボ。それでこそよっち!(親指)


【中詰め】

 みんな大好きじゅりあ様!から始まるロケット。
 初日開演前にプログラムを見たらここのラテンシンガー」(本公演さあや)にがりんが入っていて、これはもしや女装…!?とwktkしていたのですが、えらいきっちり襟の詰まったノーブルな衣装で出てきて、ふつうに男役として歌ってました。音程もがりんに合わせて何度か下がってる。
 ついったーでも書きましたが、「女子会にうっかり参加させられてしまった男子新入社員」感がすごかった。じゅりあ様「大河ー!ツマミ足りないんだけどー!」的な(※ネタです)
 でもすごいがんばって熱く歌い上げてたし、艶のある良い声だし、これから回を重ねるうちにもっともっと良くなっていくはず!女子会に負けずがんばれがりん!(違)

 まあ様・だいもん・アキラのストリートボーイズは、だいもん・ルナっち・マキシム。登場時のシャウトはご当地アドリブ。
 マキシムのなんともいえない独特な動きをいつもほほえましく眺めているのですが(パレードでお辞儀する瞬間すら「あ、マキシム!」って遠目で分かるレベル)、ここでもマキシムらしくおかしなことになってて何かもう愛おしい^^

 そしてまさかのみつるポジによっち!えええええ!
 プログラムを見た瞬間から信じられないというかちょっと意味がわからないというか「き、きらりよろしく…!」と手に汗握る感じだったのですが(よっちに謝れ)、実際に観ても「あわわわよっちがよっちが」みたいな感じになっちゃってまともに観られてません。ごめんよっち。でもハケぎわに大きく投げキッスを飛ばすところは毎回オペラでガン見してる!
 めぐむさんの歌手ポジはキキちゃん。いい声で、聴きやすいです。

 みわさんのアルディラはまあ様。
 ここは4組デュエットダンスではなく、まあ様に赤ドレスのらんちゃんと黒ドレスのイティカがシンメで絡んでいく感じ。最後はらんちゃんを舞台に残してまあ様&イティカが一緒にハケていくのですが、芝居に引きつづきこの身長差が大好きです。イイ!
 それにしてもイティカの「組んでる男役を超男前に見せるスキル」は素晴らしいなあ。

 残ったらんちゃんが歌いだしてからディアボロへと続く流れは本公演と同じ。蘭寿さんの金髪もヅラで分からないのであんまり変わり映えしないというか(コラ)、なので本公演で観られなかった周りのディアボロたちをちゃんと観よう!
 …と思うものの結局よっちとかだいもんとかルナっちとかばっかり観ていて本公演と変わらないオチ。次に観るときはもっといろいろ観よう。
 ここのらんちゃんのダンスが相変わらず素晴らしいのですが、全ツだと床の材質や滑りやすさも場所によって違うだろうし、ケガせずにがんばってほしいなー。

 壮さんの月の場面、姫花ポジはきらり。
 ただ壮さんのうしろでヒラヒラと舞うだけなのに、人が変わるとここまで違うのか!と思うぐらいぜんぜん違う。姫花もきらりも個性光りすぎ(笑)(笑いながら泣く)(ひめかorz)
 今はまだ姫花のあどけない表情とか背中とか指先とかが脳裏にちらついてしまうところがあるのですが、きらりはやっぱり一言でいうと「練れてる」感じ。背中もぴしりと鍛えあげられてるし、とにかく完成度が高くて美しいです。細かい表現も本当にキレイ!

 そしてラテン。
 真っ赤な衣装で登場する蘭寿さん、登場時に何かしら叫んでます。八王子のときは「ア〜rrrrr〜〜は〜ちおうじ〜〜〜!!!」ってシャウトしてた(笑)
 銀橋に出る代わりに客席に降りて、そのあと戻るわけですが、途中で出てきて下手側の階段上あたりで待ってる壮さんが、立ち位置的に「客席から戻ってくる人たちのお出迎え係」みたいな感じになっててちょっと面白いです。小学校の校門に立ってる人みたい。「はいおはよーございます、おはよーございます、はよーございます、っざーっす」みたいな(笑)。で「んじゃ全員来たから代わりに出てくるわ」つって客席に降りてくるみたいな。そろそろ壮さんに謝れ。

 蘭寿さん・壮さん・みわさんの3人銀橋はみわさん→だいもんへ。
 だいもんおめでとー!フリーダムなおじさんふたり(おじさんって言うな)に比べるともちろん若いしまだまだ硬いところはあるけど、歌も客席アピールもばっちりで、観ていて幸せな気持ちになります。ついったーを追ってるとおじさんたち(だからおじさry)はどんどんやりたい放題になっていってるようなので、だいもんも積極的に絡んでがんばってー!

 …しっかし全ツに来てあらためて思う。この中詰め長いよ!

 ということで、長いので(笑)いったん切ります。
posted by 白木蓮 at 14:40 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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