February 29, 2012

復活の壺2

 WEB拍手を再送くださったgさま、ありがとうございました!今回は大丈夫でした!
 新公との比較、いろいろと面白いですよね。書けたらそちらも書きたい…です…(小声)
 あ、あとインフィニティも近々(いつだ)アップ予定なので、気長にお待ちいただければと思います!ありがとうございました。

 ****

 花組『復活』、書き忘れてたツボのメモ。
 脈絡なく吐き出してるので読みづらくてすみません。前回のツボはこちら


・回想シーンが始まるところ、「カチューシャのーうたごーえー♪」と歌いながら花道登場するネフリュードフさんがすごく若くてラブリーなんだけど、視点を変えてカチューシャ側に立ってみると、3年ぶりの登場であんなふうに歌いながら自分のことだけ見つめながら満面の笑みで一直線に向かって来られたらちょっとコワイ(笑)。そんな人やだ(笑)

・帽子を脱いでからというものやたらと髪の毛をいじっているネフリュードフさんが気になって「ちょっと髪の毛さわりすぎ!」とか思ってたのですが、カチューシャにアタックするための身づくろいだと思うとかわいい…かもしれない(甘)

・ラブシーンの最後でカチューシャを抱いて舞台後方へ歩いていくネフリュードフの、カチューシャの髪をなでる手つきがどんどんひどくなっている気がする>< 指先がはれんち><
 もちろん大好物です!(笑顔)

・カチューシャにシベリア流刑の判決が下ったとき、陪審員がそれぞれに「聞いてないぞ」「我々の意見と違う」みたいな小芝居をしているのですが
 こないだ観たとき、暗転するタイミングで全員が揃って「おいっ!」みたいな感じで判事(たぶん)に指さしをしていて吹いた。あれは貸切限定だったのかなあ…そのあとの通常公演で観たら、指さしてるの一人か二人だけで、タイミングもばらばらだったので。暗転なかとはいえ、全員でいっせいに「おいっ!」て指さしキメてると一気にコメディー感が増します(笑)

・ネフリュードフがお屋敷で椅子に座っているとき、あんまり脚を開いてなくて(ぴったり閉じてるわけではないけど、身体の幅くらいなので男役としてはかなりおとなしい座り方)(シェンボックが超ラフな座り方をしてるので余計お行儀よく見える)、しかも両手をドラえもんみたいにキュッと握って両膝の上に乗せているところがかわいくてかわいくてかわいい^^

・シェンボックがニーチェについて話してるのを聞きながら、頭のまわりにいっぱいハテナを浮かべでるアニエスがかわいすぎてどうしよう。「真理って?」って訊くときのなんにも分かってない感じとか、もう、かわいいったらないよね!食べちゃいたいよね!そりゃあシェンボックも指クルクルしておでこツーンってしたくなるよね!

・初見のときから、シェンボックの「前向きに生きるってのは、どっちが前でどっちが後ろか分かってるヤツの言う言葉だ」という台詞が大好きです。正しい。

・ネフリュードフに求婚されるときのカチューシャのお芝居がどんどん深まっていて、観てると本当にせつない…。
 「あたい、お酒はやめたから」
 は彼女なりの精一杯の告白だと思うのですが、それを聞いたネフリュードフの
 「そうか、そりゃ…よかった」
 がとても好き。うまく言えないけど、彼女の言葉の意味を汲み取りきれてないところも含めて、好き。

・カチューシャの進化に合わせてファナーリンのお芝居もどんどん変化していて、みつるきゅんはつくづく芝居勘の良い人だなあと思います。

・ペテルブルクで
 「じゃまずはセレーニンに連絡をとって…」
 と勢いづいちゃう蘭寿さんを止めるみつるきゅんが、「フリスビーに向かって一目散に駆け出そうとハアハアしてる大型犬を止める飼い主」って感じでなんとも頼もしいですね!(役名で言って)

・セレーニンが「ネフリュードフはロシアにとって必要な人材だ」とか「将来有望な男をシベリアに行かせるわけにはいかん」とか言うたびに『舞姫』の相沢くんを思い出すのですが、豊太郎さまは確かに将来有望な人だったけどネフリュードフはどう見てもあんまりロシアに必要そうじゃない(笑)。あのままミッシイと結婚してもただのぼんくら貴族っぽいし…。
 セレーニンたらネフリュードフを買いかぶりすぎじゃないの!と思っていたところで気づいたのですが、セレーニンって登場したところでも
 「私はネフリュードフの親友だ」
 って自己紹介するし、最後のお手紙でもダメ押しのように
 「君の親友、セレーニン」
 という文句で締めてるんですよね。なんだよセレーニンがネフリュードフのこと大好きすぎるだけじゃんかよ!(笑)

・セレーニンのお手紙といえば、出だしの
 「君の申し立てを棄却した検事のセレーニンだ」
 という名乗りがすごく分かりやすくて親切だなーといつも思う(笑)

・赦免状を受け取ったファナーリンが、銀橋で男泣きするところが大好きです。過剰なところが一切なくて、でも、湧き上がる思いが一瞬だけそこで溢れ出てしまった…みたいな泣き方。あれを見るとこっちまで泣けてしまう。

・カチューシャの結婚式を見守るミハイロフの芝居が切なくてすごく好きなのですが、最近、花束持参で意気揚々と現れたネフリュードフを見る瞬間の彼の表情に「ご愁傷様です」とアテレコしてしまう自分が嫌(笑)
 すっごく気まずそうな、そしてバツの悪そうな顔をするんですよね…。彼のせいじゃないのに。ミハイロフかわいいよミハイロフ。

・こないだの記事で、「8年前のシェンボックが風邪をひいたときのネフリュードフがアメリカ人」みたいなことを書いたけど、ラストのシェンボックからの手紙で
 「自由で気楽な孤独より、束縛のなかにある愛を選んじまったってわけだ」
 というくだりを読んでるところのネフリュードフさんはさらにアメリカ人だった。「Oh…」を通り越して「Wow…!」だった(笑)

・最後の幻想の場面、カチューシャが8年前とおなじ恰好をしているのに表情は8年前とぜんぜん違うところがすごく好きです。彼女が経験してきた哀しみと苦しみと、そしてそれを超えた「慈愛」が見える。まるで聖母のような。
 カチューシャは最後に「私をゆるしてくださいね」と言うけれど、あの幻想を見ると、ネフリュードフもまた彼女に赦されたんだな…と素直に思える気がします。
posted by 白木蓮 at 01:55 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 25, 2012

ラインナップ2012夏

 夏のラインナップがざくっと出ました。

 まずは大劇場。

花組

■主演・・・(花組)蘭寿とむ、蘭乃はな

◆宝塚大劇場:2012年7月27日(金)〜8月27日(月)
一般前売:2012年6月23日(土)
◆東京宝塚劇場:2012年9月14日(金)〜10月14日(日)
一般前売:2012年8月12日(日)

ミュージカル・ファンタジー
『サン=テグジュペリ』
−「星の王子さま」になった操縦士(パイロット)−

作・演出/谷正純

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが遺(のこ)した「星の王子さま」は、全世界の子供たちに、そして子供の心を忘れない大人たちに、今でも愛され続けています。厳格なフランス貴族の家に生まれながらも、操縦士(パイロット)として、作家として天空を飛び続け、空の彼方に消えて行ったアントワーヌ。彼とその妻コンスエロ、中米マヤ族の血を引く妖艶で情熱的な妻との愛情を軸に、アントワーヌの心の世界「星の王子さま」がファンタジックに絡み合い、純真な心の美しさを描くミュージカル。

ラテン・パッショネイト
『CONGA(コンガ)!!』
作・演出/藤井大介

ラテンの世界をテーマに、花組トップスター蘭寿とむの魅力を存分に引き出す、男っぽさと大人の色気を前面に出した、情熱的なショー。真夏に相応しく、熱く刺激的に華やかに展開します。


 きたーーーー!!!
 蘭寿さんの花組de大介ショーきたーーーーー!!!!!

 花組はここ数年大介ショーが多かったし、蘭寿さん在任中には来ないだろうなあ…と半ば諦めていただけに、これは本当に本当にうれしいです。
 わがままなことを言えば、ライジングでもカノンでもいちばんのクライマックス場面はラテンだったし、誰がため〜やポァゾンでもスパニッシュがあったから、ラテンより正統派レビューを観たかったな…というのが正直なところですが、しかしやっぱりうれしい。中日でアパショ観て「いいなあ楽しいなあ」って羨望のまなざしを送っていた私に神様が応えてくれたんだと思うことにします!(おおげさ)

 あと『カノン』を観れば観るほど、内容云々よりも下級生の出番の偏り(出てる人は身体が心配になるくらい連続で踊り狂ってるし、出てない人は私がファンだったら怒りに震えるくらい出てない)とか退団者シーンで退団者が全員出てないとか、そういう「座付きとしてどうなの」みたいな部分がストレスでしかたなくなってきているので、大介なら内容はどうあれ(笑)そういうことはやらかさないだろうな、という安心感があります。いや、もちろん内容が良いに越したことはないのですが!頼んだ大介!

 『星の王子さま』は、すみません、浅学ゆえサン=テグジュペリに関する知識がまるでないので『星の王子さま』のイメージになってしまう…。トウコさんのイカロスとか、宮沢賢治とジョバンニを二役でやってたねったんとか、ああいうのしか思い浮かばなくてつらい(笑)。それはちょっとやだ(笑)

 サン=テグジュペリについてはのちのち勉強することにして、作・演出が谷せんせい。
 ごく個人的には、今年に入って観た伝記物『キャパ』と『サムライ』を比べると明確にサムライのほうが好きだったので(あくまでも脚本の話ね)、けっこう期待しちゃってるところがあります。なんていうの、原田くんの脚本が「事実」を淡々と並べていくのに対して、谷せんせいは「事実」だけでなく、そこにある「思い」を表現しようとしていることが感じられたので。そして私がタカラヅカで観たいのはその「思い」の部分なので。
 それと『復活』新公を観て、花組下級生は全体的に経験値が低いせいか発声とか立ち居振る舞いとかの基礎スキルがちょっと弱いように感じたので、谷せんせいならそのあたりもきちっとご指導くださるのではないかと思ってます。
 …とか期待値を上げてるといきなりJAZZYなクオリティになったりインシャラーしてみたりロンリーソルジャー的迷走が始まったりするからまったく気が抜けないよね!谷せんせいは!^^^^


 という花組ばなしはさておき、私的にもっとも食いつきたいラインナップはこちら。

雪組

■主演・・・(雪組)音月 桂、舞羽美海

◆梅田芸術劇場メインホール:2012年7月7日(土)〜7月23日(月)
一般前売:2012年5月6日(日)
座席料金:S席8,500円、A席6,000円、B席3,000円(税込)
◆博多座:2012年8月1日(水)〜8月25日(土)
一般前売:2012年6月9日(土)
座席料金:A席8,500円、特B席7,500円、B席6,000円、C席4,000円(税込)
※当初発表の予定より、公演期間が、変更となりました。


ミュージカル
『フットルース』
FOOTLOOSE
Stage Adaptation by DEAN PITCHFORD and WALTER BOBBIE
Based on the Original Screenplay by Dean Pitchford
Music by TOM SNOW Lyrics by DEAN PITCHFORD
Additional Music by ERIC CARMEN, SAMMY HAGAR, KENNY LOGGINS and JIM STEINMAN
FOOTLOOSE is presented by permission of Toho Music Corporation on behalf of Rodgers & Hammerstein Theatricals, New York City. www.rnhtheatricals.com.
潤色・演出/小柳奈穂子

1984年にアメリカで公開され大ヒットとなった映画「フットルース」は、1998年にブロードウェイで上演され、100万人以上の動員を記録。以後、日本でも度々上演されてきました。耳馴染みのある名曲と迫力あるダンスは、今なお新鮮で、2011年にはリメイク版の映画がアメリカで公開されています。大都会シカゴに育った高校生レンが、ロックとダンスが禁止された保守的な田舎町に転校し、住人との間に騒動を巻き起こしながらも、愛や友情を経験して成長し、やがて周囲の人々と心を通わせ、卒業ダンスパーティーを開催するまでを描く青春物語です。


 キムミミでフットルースきたーーーーーー!!!!!

 (*´∀`)

 10年くらい前にビデオで映画観てキューーンてなって、さらに坂本くん主演のミュージカル版を観て曲の良さにほれぼれして、そのころからずうっとタカラヅカで観たい!と思っていたのがまさか本当に叶うとは。それもキムミミ!なんというリア充ミュージカル!
 さらにさらに小柳せんせい演出ということで、いまからキムミミのドリーミーすぎる「Paradise」を想像してはニヤニヤしてます。あーもう本当どのナンバーも楽しみ!ヒメ様とかカレン姉さんとかこのみちゃんとか、パワフル系シンガーの娘役ちゃんたちにがんがん歌いまくってほしいなー。
 出演メンバーがまだ分からないけどおそらくまっつさんがみみちゃんのパパじゃないかと推測しているのですが、エエ声を聴かせられる名ナンバーてんこもりなので今からときめきすぎてつらい。あと夢乃クンが出られるとしたら、「Mama says」を歌ってほしい!超似合いすぎる!とか。昔アホほど聴き込んだサントラCDを久々にひっぱりだしました。うふふ。
 去年は博多に行かなかったので、今年はぜひとも行きたいと思っております。とんこつー!


 そしてチギタさん&ベニー、2度目の東上単独バウおめでとうございます。
 とりあえずチギタさんの美しすぎる白衣姿を堪能できそうなことと、紅バウには景子せんせいの夢がいっぱい詰まってるに違いないことは理解した(さっきイカロスに思いを馳せたので思い出しましたが、また「開演前の客席に香りを流す」演出をやってくれそうだなあ)。どっちも楽しみです!!
 オサ様大好きなユズキさんが『琥珀色の雨にぬれて』をどう演じるのかも気になるし、今年の夏〜秋も大忙しですね結局、ていう話でした。ヅカヲタは年中無休。
posted by 白木蓮 at 00:47 | タカラヅカ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 24, 2012

復活の壺1

 21日早朝3時ごろにWEB拍手からコメントをくださったg様、大変申し訳ないのですがコメントがすべて文字化けしてしまっていました…。
 もしお差し支えなければ、もう一度お送りいただけると大変うれしいです!お手数をおかけして申し訳ありません。よろしくお願いいたしますm(_ _)m

 さて、GOGO5DVD-BOX発売記念イベントやら花新公やらラインナップやら、ネタは次から次へと出てくるのにアウトプットがまったくもって追いつかない今日このごろですが
 花組東京公演『復活』の小ネタをちょびっと。
 大劇場観劇時のツボはこちらです。


・このお芝居の始まり方、本当に好きだなあ。ものがなしくて重厚で、ロシアのぴんと張りつめた寒い空気が伝わってくるような。だいもんの哀愁をおびた歌声もすごく効果的だと思います。

・しかしカチューシャを引っ立てながら先頭切って銀橋に出てくるアキラを観るたび、『小さな花がひらいた』の
 「おいら、先触れで走ってきたわけだが…」
 という台詞が頭をよぎってつらい(笑)
 あっきーが宙組の駆け込み隊長だとすれば、アキラは花組の先触れ隊長です!よっ男前!

・そして序盤からのイマタソ推し(笑)。ふたりとも上手いなー。
 ていうかイマタソとスイちゃんとらんちゃんがオケボックスを挟んでバトってて、軽く92期祭り^^

・まあさまセンターでふみか&らいらいシンメ、という村人(?)の存在感が異常…!
 あの場面、女の子はいっぱいいるのに男子はよく見ると3人だけなんですが、とてもそうとは思えない濃さ。

・黒眼鏡をかけて登場するきらりのあやしさがハンパなくて大好きです(笑)
 丸い黒眼鏡ってどうしてあんなにあやしくて面白い様子になるんですかね。みわさんのフォンダリとか。

・アーサーが「陪審員のみなさま、宣誓はお済みになりましたか」って言うとき、まっさきに「はい」って手を挙げるネフリュードフさんの優等生ぶりが好きすぎて困る。マジメか!
 あと、いまっちが挙手してからしばらくしつこく手を挙げつづけているのも大好きです。日高くんの、全体的に発言権がなさそうな感じも大好きです(笑)。あんなにかっこいいのにい!

・大劇場で『復活』、バウで『インフィニティ』をやっていたとき、ベルリンの場面で上着をスムーズに着脱するまっつさんを見るたびに「なぜお隣の蘭寿さんはコートを着るときあんなにモタモタしちゃうのか…いやそれがかわいいけど!^^」とか思っていたものですが、東京に来たら「侍従に着せてもらう」仕様になっていた(笑)
 上着を着るとき(これはもともと着せてもらってた…よね?)とコートを着るとき、どちらも着せてくれた子にちょっとだけ「ありがとう」みたいなニュアンスでうなずくネフリュードフさんが好き。あんなに動揺してるはずなのに、そこは忘れないんですよね。ネフリュードフの育ちのよさ、生来のやさしさを感じると同時に、非常に蘭寿さんぽい芝居だなーとも思います。

・やっぱりギルティーひめかの座敷わらし感が揺るぎない。
 あと観れば観るほど、コルチャーギン伯爵夫人→ギルティー、に化けてるイティカの変貌ぶりがすごすぎて震えます。ほんっとに上手い人だなあ。

・「酔っぱらって汽車の窓を開けたまま寝たら風邪をひいてしまって」とシェンボックさんが話してるとき、隣のネフリュードフさんが「Oh……」みたいな感じで両腕を広げて肩をすくめるのですが、そこだけ完全にアメリカ人でちょっと面白いです。あれは絶対ロシア人じゃない!(笑)

・らんちゃんに飛びつくタソの姿を見るたび、いつからんちゃんがなぎ倒されるんじゃないかと心配してしまう。ごめんタソ。

・「プチトリアノンでの休暇を満喫した顔だな」とからかわれたネフリュードフさんの
 「まあ、……ね」
 がかわいすぎてどうしよう!!!特に「ね」が!!!!!

・そのあとの「口紅ついてるぞ」「えっ、どこ?」もかわいいよー。たまに動揺しすぎるのか何なのか「どこどこ?」って2回言っちゃってるのもかわいいよー。

・蘭寿さんに「岡場所」って言われるとどうしても吉原みたいな感じを連想してしまいますよね。「岡場所」て!(笑)
 「神は僕をお許しにはならないだろう」と言いながら十字を切る動きも激しくて大好きです。

・まりんさんがやってきたときの、蘭寿さんの
 「ワーーーーニコフかぁーー!!!」
 が、顔いっぱいに再会の喜びを表現しててすごくかわいい。「今回は友情に免じて特別だ」って言われたときの「ワァーニコフー!!」もかわいい。私蘭寿さんが発する「わ」の音が好きです。ポァゾンの「あいのみわくに♪」とか。(どうでもいい!)

・ネフリュードフがカチューシャと結婚する宣言をしたとき、ナターシャが
 「だいいちカチューシャの了解が要るでしょう。彼女に結婚を断られたらどうするの?」
 って言ってるのが、毎回「え、お姉ちゃん気になるのそこなの?」って突っ込みを入れたくなる(笑)。カチューシャが結婚を断ったらそれはそれでお姉ちゃん的に問題ないのでは…。
 ナターシャは基本的にこの作品のなかでいちばんマトモなことを言ってる人だと思うので、ここの発言のトンチンカンぶりが余計気になるのですが、まあ、それだけ動揺してるってことですよね。

・ペテルブルクでの舞踏会、娘役ちゃんのドレスがかわいいー!みんなマカロンカラーで、袖もマカロンみたいにぷっくりふくらんでて。
 そのあとの場面で伯母さまとクララとアニエスが出てくるとき、ドレスの上にそれぞれ合う色あいのコートやケープを羽織ってるのもかわいいですよね。

・ファナーリンがセレーニンのことを報告しにきて「よし行こう!」みたいな感じで上手にハケていくとき、蘭寿さんの黒燕尾の裾がめっちゃ風になびいてるのが好き。燕尾であんなに全力疾走する姿ってなかなか見られないような(笑)。ついでにあのロン毛も一緒にフワフワなびいてて面白いです。

・シベリアに向けて出発する場面、囚人と兵士たちが列になって上手花道にハケているところで、しんがりを務めるゆずかれーくんが血も涙もなさすぎて震える(笑)。あの兵士こわい…!顔が美しいだけに壮絶にこわい…!!!

・宿の主人(ふみか)が東京に来てからどんどんパンチ効いた感じになってる。大劇場はあんなロン毛じゃなかったよね…?
 シベリア訛り?もどんどんエスカレートしてて、「子供は引っ込んでろーい」のところとか、ほぼ何を言ってるのか分からないです(笑)

・シモンソンとカチューシャの結婚式のとき、それを複雑な顔で見守っているだいもんがとても好きなのですが、式をつつがなく終えたあとで牧師にそっと会釈するだいもんの律儀さがさらに好きです。いろんな思いを飲み込んで、自分の役目を果たそうとしているところが。
 「我々護衛兵にも物資等を頂戴し、ありがとうございました」のくだりも好き。
 そのあとの蘭寿さんのビシイィィィッ!!ていう敬礼も大好き(笑)

・大劇場のとき友人に教えてもらってからというもの毎回チェックポイントなのが、「サーシャに敬礼するよっち」。
 いちばんラストに兵士たちが一列で下手へハケていくとき、小屋からサーシャちゃんがお見送りに出てきて兵士たちを観察したり、ちょっと並んで行進してみたりするんですよね。
 で、他の人たちは彼女に注意を払わず通り過ぎていくのに、よっちはサーシャちゃんに応えてちょっと敬礼してあげるの!
 かわいい!かわいすぎる!イメージ通りすぎる!
 あと列の最後のほうで舞月なぎさくんも敬礼してあげてます。こっちもキャラに合っててかわいいー。

・サーシャちゃんが「新しい靴とぉ、帽子がほしい、って!」と天真爛漫に言うとき、そばで指を折りながら頭のなかでソロバンはじいてるふみかがかわいい。

・それにしても、帽子や靴の話をしてる子に
 「これからも人を愛せますように、…かな☆」
 って返すネフリュードフさんひどい(笑)。完全にポカンとしちゃってるじゃん!困ってるじゃん!「…かな☆」で無理矢理「テヘッ」みたいなニュアンス出してもだめだって!超かわいいけど!(おちつけ)

・壮姫花が本当に本当にかわいい…です……(嗚咽)
 シェンボックの「男の美学」はちょっと何言ってるかわかんないし、最後に「でもそれはウソ♪」と持論を180度ひっくり返して「男がいて女が完成し、女がいてほんとの男が完成する〜♪」と突如キムシン化(すぐさま結婚することだね!的な!)するのも全力で「はい?」と突っ込みたくてたまらないのですが
 しかし壮姫花のかわいさですべて帳消し。オールオッケー。
 最後の銀橋の、ふたりのハーモニーが本気で大好きです。不思議に合ってると思うの。
posted by 白木蓮 at 23:39 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 20, 2012

それは愛か、償いか

 いろんな公演の話を書きかけててワケわかんなくなりつつあるのですが、とりあえず、東京公演が始まった花組『復活 ―恋が終わり、愛が残った―』の話。

 大劇場のときにああだこうだとモヤモヤポイントを書き連ねてみましたが(→このあたり)、東京公演が始まってようやく、いろんな流れが自分の中で消化できた気がします。自分の受け取り方が変わったのか、お芝居が変わったのか分からないけど。


 大劇場でモヤモヤしていたことを要約すると
 「ネフリュードフがカチューシャに対して抱いている感情が『愛』ではなく『償い』にしか見えない」
 だったのですが
 ここへ来て、「『償い』でいいんじゃね?」という結論に達しました(軽い!)
 なんていうか、脚本に従って無理に「愛」だと解釈しようとしてたからモヤモヤしちゃったんだなーと。
 やっぱりネフリュードフがカチューシャのために奔走するのって愛ではなく、「償い」だと思うのです。
 カチューシャにまつわる活動を通して彼の人格のなかに「人間愛」とか「博愛」のような精神が芽生えたのは確かだと思うけど、でもここまでカチューシャに固執するのは、あくまでも自分のため。自分の罪の意識を払拭するため。

 そしてネフリュードフだけではなくカチューシャも、自分自身のために行動していたように思えます。
 もちろん彼女は彼女なりにネフリュードフを愛していたと思うし、だからこそネフリュードフの優しさに付け込んでしまわなかったのだと思うのですが、でも、やっぱりあの状況のなかでは「自分が生き抜く」ことが第一義になっていたのではないかと。

 それをいちばん感じたのがシベリアへ出発する場面。
 シモンソンの唐突なプロポーズ宣言でポカーンとなっていろいろすっ飛びがちな(笑)この場面、よく考えてみるとカチューシャとネフリュードフも結構アレです。
 現代の…というか個人の感覚かもしれないけど、二人ともすごく中途半端に見えるんですよね。
 カチューシャは「もういいのよ」「シベリアにはついてこないで」と言うけど、でもネフリュードフをきっぱり拒むことはしない。彼を本気で遠ざけたかったらそこでシモンソンと結婚することもできたはずだし、逆に「私はあなたと一緒にいたい」と素直に言うこともできたはずなのに、その判断をネフリュードフに委ねてしまって結局宙ぶらりんなままにしてる。ヒドイ><
 ネフリュードフも、ほんとに心底愛してるなら「君を愛してる!結婚なんかしないでくれ!君が何と言おうと僕は世界の果てまで君を追いかけていくんだ…ッ!!」ぐらいのことを言ってカチューシャのあばらを折りつつ抱きしめてしまえばいいのに(原作丸無視!)(中の人=蘭寿とむ基準で作品を考えないでください)、「僕に君たちの結婚を妨げる権利はない」とか言っちゃうし。でもシベリアには黙々とついてくし。重いよこの人!(笑)
 愛ゆえ、というよりはやっぱり自分自身が救われようとする巡礼のようですよね。
 だいいちネフリュードフは、再会してからというもの一切カチューシャに触れてない。それはかつて自分が触れたことで傷つけてしまった彼女への畏れやためらいもあるけれど、それ以上に、やっぱり彼女に対して「けがらわしい、触れてはならない女」という無意識の意識があったのではないかと思います。

 ふたりとも、そうやって自分のために互いに依存していて
 でもカチューシャは、自由の身になったときに初めて、本当に物事がきちんと見えるようになったんだと思う。
 ネフリュードフのこと、シモンソンのこと、自分自身のこと。自分がどう生きていくべきか、誰と生きていくべきか。
 シモンソンが8年前の少女ではない「ありのままの」自分を愛してくれているということも、ネフリュードフが多分そうではないということも、そして、それでもネフリュードフが自分に向けてくれていた大きな人間愛を今度は自分が誰かに与えるべきだということも
 自由になり人生の選択肢を与えられてはじめて、正しく判断することができたのではないかと。
 結局のところ、「自分が幸せじゃないのに愛する人を幸せにしようだなんておこがましい」わけです。自分が幸せになってはじめて、人を幸せにできるわけです。イワーノヴナ伯母さん、正しい!(笑)

 そして
 そういうカチューシャの姿を見たときに、ネフリュードフも初めて本当に「ありのままの彼女」を愛することができたのではないかと思います。
 8年前の清純な少女でもなくやさぐれた娼婦でもない、隣の誰かのために生きていこうと決めた、ひとりの力強い人間としてのカチューシャを。
 泣き崩れる彼女にネフリュードフが言う
 「もう泣くのはおよし。…結婚おめでとう」
 という言葉がすごく好き。
 そう言いながらカチューシャを助け起こして花束を渡す瞬間、彼自身も何者かに救われ、赦されたのではないかという気がします。
 「カチューシャを抱きしめてやってください」
 とシモンソンが言うのに、ネフリュードフは抱きしめない。
 少し前までは愛せなかったから触れられなかった、でもこのときは、深く愛しているからこそ彼女に触れないのだと思う。うまく言えないけど、すごく大切なものを天に差し出す…みたいな感じ、に見えます。「みこころのままに」というか。ほらみわさん天使だしさ!(違)

 あーあー、何言ってるのかわかんなくなってきました。
 原作に目を通したとはいえ、ロシアの思想や宗教観についてとか、トルストイについての知識がまるでないので恐縮ですが…この舞台は私にはそう見える、という話。

 しかし「そういう話」だといったん飲み込んだ上でなお、やっぱりフィナーレでネフリュードフがカチューシャのあばらを折る勢いで抱きしめてると無条件に幸せで涙が出てしまうのであった。だってタカラヅカだもんね!蘭寿さんだもんね!^^^^

 …はい。
 ということで、無駄に長々と書いてしまったので小ネタは別記事にします。
posted by 白木蓮 at 23:34 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 19, 2012

トップスター

 結局インフィニティもオーシャンズも仮面のロマネスクも、なんにも感想書けてないまま2週間以上が経過。だめすぎる。

 私がヘタレサラリーマンぶりをいかんなく発揮している間に、こんな発表が出ていました。

2012/02/14
月組の新体制について

この度、次期月組の体制が決定しましたのでお知らせ致します。
新生月組は、トップスター・龍 真咲、トップ娘役・愛希れいか、そして準トップスター・明日海りおを中心とした体制となります。尚、本体制での公演は、2012年6月22日に初日を迎える月組宝塚大劇場公演『ロミオとジュリエット』(潤色・演出/小池修一郎)からとなります。


宝塚歌劇団は14日、月組の新トップスターに龍真咲さん、トップ娘役に愛希れいかさんが決まったと発表した。また、トップ級のポジションとして新設した準トップスターに明日海りおさんが決まった。
龍さんは大阪府東大阪市出身。2001年に初舞台を踏み、月組に配属された。愛希さんは福井県坂井市出身で09年に初舞台。明日海さんは静岡市出身で03年に初舞台を踏んだ。
6月22日に宝塚大劇場で開幕するお披露目公演「ロミオとジュリエット」では、龍さんと明日海さんが主役のロミオ役とティボルト役を交代で演じる。
(2月14日時事通信)



 これは…なんというか………。

 私がタカラヅカを観はじめたころ(五組化直後ぐらい)は二番手さんがふつうに準トップと呼ばれていた記憶がありますが(おそらく新専科を境になくなったのかな?)
 今回の準トップはそれとは違う、「トップ級のポジションとして新設」されたものなんですよね。主役を役替わりだもんね。

 うーん。
 劇団がそういう選択をしなくてはならなかった、ということも分からないではないのですが
 でも、それでも、その選択は絶対にしてほしくなかった。というのが正直なところです。


 だってトップスターは唯一無二の存在だからこそトップスターなのに。
 トップスターが不可侵の頂点にいてこその、タカラヅカなのに。


 もちろんまさきさんがトップ、という形で発表されているのでそれにふさわしい演出は用意されるのだと思いますが(フィナーレとか)、でも役替わり…。
 しかも、雪組のときもそうだけどなんでロミジュリなんですかね。なんであの作品で役替わりさせようなんて思っちゃうんですかね。
 ロミジュリ大好きだからこそ、そこで「世界でただひとりの相手と出会う究極のラブストーリー」を純粋に楽しめないのがとてもとても悲しいです。他にふさわしい作品はいくらでもあるじゃん!『太王四神記』のタムドクとヨンホゲとか、『灼熱の彼方』のオデュセウスとコモドゥスとかさ!(えっ)(いや別に観たいわけでは…)

 しかしなんだかんだと両バージョンとも楽しみではあるわけで、結局どっちもウキウキと観にいってしまうであろうあたり、劇団の思うツボなのは分かってる。ファンて弱い。

 何はともあれ
 まさきさん、ちゃぴちゃん、月組トップスター決定おめでとうございます!
 生え抜きコンビのふたりから始まる新しい月組、楽しみにしています。





 (だがしかし、発表タイトルぐらい「新体制について」じゃなくて「次期トップスターについて」でちゃんと出してほしかった…まるでトップスターの発表がついでみたいじゃないの!><)
posted by 白木蓮 at 23:42 | 月組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

February 02, 2012

巴里の侍

 前回の記事に、たぶん1日あたりのコメント数としては史上最多ではないか(あくまでも当社比ですが)と思われる数の拍手コメントをいただき、うろたえつつも涙ちょちょぎれました…あわわ。ほんと誘い受けみたいになっちゃってすみません!どうもありがとうございます!!
 たくさんの優しいお言葉、本当に本当にうれしかったです。こんなブログですが、これからも程々にお付き合いいただけましたら幸いですm(__)m

 (今回にかぎらずお茶会記事を上げるとよく「いつか蘭寿さんのお茶会に行ってみたいです」というコメントをいただくのですが、あの、皆様ぜひ行ってみてくださいませ!私が言うのも何ですが意外とハードル低いですよ!私の駄文から想像するよりも実物の蘭寿さんを体感したほうがいいですよーー!!)
 (と、ささやかに宣伝してみる。)

 さて、花組というか蘭寿さんのことばっかり書いてますが、他の組も観てましたという話いろいろ。


・雪組の『samourai』と『インフィニティ』、よかった!
 まったく趣の違うふたつの舞台ながら、期せずしてどちらも「タカラヅカファンでよかった」、そして「日本人でよかった」、としみじみ思わせてくれる作品だった気がします。
 ふたつとも、まさに「タカラヅカレビューの原点」。インフィニティはレビューの原型である「世界巡り」に題材を取っているし、samouraiも、日本人青年がパリを巡るレビュー『モン・パリ』との二重構造になっていたのがすごくいいなと思いました。
 それぞれに好きなんだけど、このふたつが同時期に上演されていたからこそ、よけいに感銘を受けた部分もあると思う。良い体験でした。

・特にsamouraiは、私のなかのナショナリズムというか愛国精神というか、とにかく「ニッポンジン」な部分を刺激しまくる作品で…泣いた……。
 『黎明の風』とか『舞姫』のときは自分のこういう部分にやや抵抗を感じる私もいたのに、今わりとすんなり受け入れられているのは、環境が変わったせいもあるけどやっぱり震災があったからなのかなあ。と思ったり。
 なんかね、うまく整理できないけど、とにかく泣けて泣けて仕方なかったんですよね。あの時代のパリに生きた市民たちの熱さとか、決して勝てるはずのない戦いにそれでも挑もうとする志とか、もう、私こういうのに弱い。そもそも革命厨だし(笑)
 そこに「巴里の侍」である正名と渡会を重ねて描いたのも、さらに正名の娘・前田光子(文屋秀子)を登場させることで世界を「タカラヅカ」へとつなげたのも、ベタだけどうまいなあ…!と。

・フィナーレの「宝塚わが心の故郷」と「モン・パリ」にはもう、完全にやられました。戦争にも災害にも圧力にも屈しない、タカラヅカがもつ普遍的な美しさ、のようなもの。何度負けそうになっても立ち上がり、歩みつづける力。第二次世界大戦時に劇場閉鎖が決まったとき、最後の公演で春日野先生がおっしゃったという
 「宝塚は不死鳥のように、かならず甦ります」
 の言葉を思い出したりもしてしまい、泣けて泣けて仕方ありませんでした。正統派な黒燕尾&ドレスの群舞が本当に美しかった…。
 パリの見聞録『モン・パリ』から始まったタカラヅカレビューが今こうして独自の文化を咲かせているように、正名たち先駆者の欧米見聞から始まった現代日本もまた、紆余曲折を繰り返しながら、一歩ずつ立ち直って歩いていくのだと思います。

・役もみんなハマってたし、いろんな人に見せ場があるのがよかった!
 中でもキムラさんは、本当に「日本物の雪組」のトップスター、雪組で育ってきた人なんだな、ということをあらためて実感させられました。立ち回りの腰が決まってとにかく美しい。所作もきれい。プロローグの毛振りも見事で、特にDCで観たのは1月2日だったので、新年早々おめでたい気分をいただけて幸せでした。
 あとチギタさんともども方言が超よかった!美しい人の方言って、いいですよねえ。『長崎しぐれ坂』以来久々の方言萌え(笑)
 青年館では少し喉を痛めていたようなのですが、「命ありがとう♪」の「が」で張り上げる高音が少し濁った以外はまったく不調を感じさせず、むしろハスキーボイスが効果的に働いたようにさえ思えました。キムラさんすごい。やっぱりキムラさんの歌声が大好きです。引き込まれる。

・歌といえば、今回チギタさんの歌もすごく良くて!
 キーも曲調も合ってたし、渡会さんのエネルギーがまっすぐに伝わってきて、曲が終わった瞬間反射的にウワーッと拍手を送りたくなる感じ。でした。
 歌だけじゃなく、渡会さんのキャラそのものがチギタさんにぴったりだったなあと思います。粗野で純粋でひょうきんで、みみちゃんを「お嬢」って呼ぶのとかも本当似合ってて、かわいくて美しくて切なくて…ううう…(渡会さんの死に際を思い出したら泣けてきた)(おちつけ)

・みみちゃんもかわいいよー。もちろんみみちゃんはいつでもかわいいのですが、お嬢もほんっとかわいかった!「よろしくてっ!?」ていう台詞はあのレベルの美少女じゃなきゃ言ってはいけない!(笑)「マゴニモイショウ!って言うんでしょ!」のツンぶりもかわいすぎました。
 みみちゃんが演じるヒロインには常に確固たる「意志」が感じられて、だからいつも凛としてまっすぐで、時には骨太でさえあって(笑)、そういうところがとても好きです。
 キムミミを見守るナガさん、の図も微笑ましかったなあ。ナガさんの優しさとあったかさがふんだんに発揮されていて、素敵でした。やっぱり雪組からいなくなってしまうのが信じられない…。

・ほたっさんが相変わらずめちゃくちゃ上手かった。
 ほたっさんが持つ泥くささというか生身の人間ぽさが、残酷なまでに後藤さん役にハマってて。
 彼に対峙するせしるがまた、マジで二次元から飛び出してきたみたいなブロンド貴族様なんですよね。あの人絶対体温とかないよ!あのまっちろな肌は陶器か何かでできてるよ!みたいな。
 なので当時のフランスと日本の違いを感覚的に思い知らされるというか(笑)、過剰に感情移入してしまって、後藤の自害がすごく切なかったです。

・お嬢のメイドのほのりあんりが犯罪的にかわいいーーー!!!『ゾロ』のさゆミミといい、谷作品のメイドはあなどれん(笑)

・ほのりあんりのみならず、えーちゃんとかあまねさらちゃんとか、雪組の誇るカワイコちゃんズがたくさん活躍していたのもうれしかったです。
 カワイコちゃん筆頭(笑)の杏奈先輩もすごくイイ味出してた!あの不器用な感じが、役のひたむきさと狂気につながっていて。「ジャンルイ!ジャンルイー!」と泣き崩れるところで泣き、パリ市民に「兄弟(はらから)たちよ」と呼びかけるところでも泣きました。

・リサリサの存在感が素晴らしかったなあ。ずっとあの場所にいて年を重ねてきた人の諦念と静けさと、でもしたたるような美しさと、情念と。実は咲ちゃんのお姉さんっていうのも個人的にツボでした(笑)
 こんなお芝居もできるようになったのか、と感慨深く思っていたところに退団…雪86期……。

・もうひとりの86期、オヅキさんも本当によかった!
 豪放磊落で懐の大きい坂本竜馬がぴったりで、「フリーじゃ」の曲にもオヅキさんならではの愛嬌が溢れていて大好きだったのですが、二役のフルーランスがさらによかった。といううれしい発見。
 何だろう、フルーランスを観ているときに、ふっと竜馬の面影が脳裏をよぎる瞬間があったんですよね。表情が似てるとか声が似てるとかそういうことではなくて、静かで強いフルーランスをみていると何とはなしにあの豪快な竜馬を思いだしてしまう…みたいな。同じ人が演じてるんだから当然かもしれないけど、でもちゃんと「別人」として「思い出す」感覚なの。小手先の部分で似ちゃってるんじゃなく、ちゃんと別人になりきれてて、でもすごく深いところではちゃんと「似てる」の。って何言ってるかわかんないですよねすみません!整理できない!
 どちらの役も、オヅキさんの「大きさ」(身長ではなく)をきちんと生かした素敵な役だったと思います。オヅキさん本当に大きくなったなあ…。そりゃあニワさんも惚れちゃうよね!(すごい山場の場面で、唐突にニワさん→キタさんの添い遂げ愛が繰り広げられててびっくりした思い出)(役名で言って)

・そういえば「フリーじゃ」の歌で「生きて尽くして尽くして生きて♪」(だっけ?)と歌うオヅキさん&キムラさんの節回しが完全に演歌で、ああもう雪組テイストすぎる愛してるー!と思いました(笑)

・咲ちゃんも、どっちの役も好きだなー。ああいうまっすぐな役が似合う。まっすぐなのに毒を秘めているところが大好き(笑)
 序盤の日本人役で、ものっすごい長い説明台詞をこなしていたのがすげーーー!と感嘆しました。伸びざかりの若手に対する、谷せんせいからの愛ある試練ですよネ!(笑)

・チプ公かわいかったよチプ公。
 がおりんやっぱりうまいなあ。「おれ、市民兵になってよかったよ」のくだりは、これでもかっていうぐらい涙を搾りとられて大変なことになりました(私が。)
 亡くなったあと、うしろにシンボル的に出てきてラ・マルセイエーズを歌うところが本当に素晴らしかったですよね…歌のうまさだけじゃなくて、彼の存在そのものがいろんなことを物語っててね…。
 いかん、思い出したらまた涙が出てきた。

・ていうかラ・マルセイエーズはずるい。カサブランカとかリラ壁とか、いろんな記憶が重なって必要以上に泣けちゃうんだぜ。

・さらさちゃんの透き通った歌声が効果的に使われていて、いわゆる「谷せんせい名物皆殺し」的な場面のシメに彼女が歌いながら倒れたときにはもう、谷せんせい容赦なさすぎる><ひどい><と思いながら号泣しました…。

・こうやって書き出してみると、とりあえず私は泣きすぎだと思います^^

・しかしさらさこのみゆめみ、と「あれ、歌手ポジの人がけっこうサムライに流れてない?」と思わせておきながら歌える娘役満載だったインフィニティはすごかった!雪娘のポテンシャルはんぱない…!!

・という振りでさりげなくインフィニティ感想に移行したかったのですが、長くなったので(笑)次項に回します。
posted by 白木蓮 at 16:58 | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。