June 30, 2011

花組ファントム2011・その3

 花ファントムについての個人的覚えがき、第2幕。
 相変わらずだらだら書いてますのでスルーしてやってください。


・2幕冒頭のWithout Your Music、従者のダンスが激しくなっていて目を見張る。あんなアクロバティックな振りなかったよね…??
 でんぐり返ししたあとで肩にかかった燕尾の裾をはらうよっちがとてもツボ。

・ここで何といっても突っ込みたいのは、「エリックがクリスティーヌのために用意した部屋がドリーミーすぎる」ということです(笑)
 なんだあのベッド!かわいすぎるだろ!トゥーンタウンにある「ミニーの家」みたいだったよ!蘭寿さんの趣味であんなの作らされた従者たちかわいそう><
 …とか思っていたのですが、基本的には色調も模様(つる草模様)も前回と同じらしい。前回はベッドの側面がほとんど布で隠れているのであまり模様が見えないので、そのせいのようです(と教えていただいた)。でも前回もあんなにハートっぽいつる草模様だったっけ?遠目にみると、至るところに隠れミッキーならぬ「隠れハート」があるように見える模様なのですが!(笑)

・とりあえず、蘭寿さんに「ここはかわいくネ!」とか言われておとなしくトントンカンカン叩いてるよっちたちを想像するとすごく楽しい(役名で言えよ)。たぶんいまっちは自ら「ここは紫色がいいんじゃないですかっ!?」とか鼻息荒く提案していると思う。きらまさとは細かい作業が苦手なので木材を運んだりする係だと思う。完全にイメージです。

・眠っているクリスティーヌにそっとキスするエリックを見ると、本当にせつなくてキュンとしてしまう…。
 すごく愛情を感じるし、だからこそ悲しい。

・キャリエールに怒ってるエリックの身振り手振りが、すごく蘭寿さん全開でカワイイです。特に「僕がこの地下に火を放てば、このオペラ座は永遠になくなってしまう」みたいな台詞のところ、フェニックス・ライトが法廷に立ってるのかと思うようなキレキレ感!(笑)
 ところでこの台詞、前からあったっけ?なんか聞き覚えがないような?と思って2006年版のDVDを見てみたら、オサ様は
 「おまえには他にやり方があったはずだ。このオペラ座を焼き払ってしまうこともできたのに」
 と言ってますね。そうか、キャリエールにやらせる案だったのか!(笑)
 このあたりの変更は、蘭寿エリックの能動性を物語ってるような気もします。

・クリスティーヌへの愛をキャリエールに語るエリックを観てると、やっぱりとてもせつないような痛々しいような気持ちになる。たぶんキャリエールもおなじ気持ちなんじゃないかと思う。

・ストーリーオブエリックは、全体的にわかりやすいというか、よりストーリー性の強いダンスになったと思います。若干「語りすぎてる」感じもあるので、賛否が分かれるところかなあ。でもバーにもたれてバレリーナを見守るだいもんとかアキラとかアーサー、が可愛いからいいや(そこか)
 くまくまは美声なんだけど硬質な声質なので、ベラドーヴァのイメージとは少し離れるかな…という気がする。とはいえやっぱりキレイな声!あと友人に言われて目からウロコだったのですが、「えりたんの息子が蘭寿さんっていうのは納得しづらいけど、えりたんとくまくまだったら息子が蘭寿さんってのは納得できる」(笑)。なので蘭寿ママ、として考えるとくまくまが適役なのかもしれない(笑)

・まあくんの若キャリエールが初日はちょっと長めのカツラをかぶっていて、そのヅラがぶっちゃけ壮絶にイケてなかったのですが(ぶっちゃけすぎ)、翌日観たら地毛になってました。ナイスチェンジ!

・今回、壮さんの抑えた低音がとても好きだなと思った次第。

・子エリックは、すみ花がやっぱり神がかっていたのでみりおんは大変だっただろうなあ…と思うけれど、危なげなく上手に演じていました。さすがにすみ花のような強烈な印象はないけれど、あれだけできたら十分に及第点だと思う。なんで私こんなにえらそうなの。

・エリック登場後のダンスは、もちろん蘭寿さんが絶好調にキレキレで踊ってたのでオールオッケーです。しかし周りのダンサーがみんな仮面着用なのはちょっと淋しい…。顔確認したいよう。まあ、前回のように「仮面を手にもって踊ってる」よりは、「仮面をつけてる」ほうが場面のコンセプトに沿うと思うのでいいんですが。

・フィリップの新曲ソロがあまりにもみわさん仕様すぎて、アテガキとしか思えない…!どことなく昭和なメロディアスさが完全にみわさん!別に曲調が似てるわけではないんですが、みわさんへのフィット感という意味で『ラブ・シンフォニー』の中詰め後のねっとりソロを思い出しました(そういえばあれも中村Bである)。渾身のアテガキぶりに、これ役替わりのまあくんは曲が変わるんじゃないかと思えるレベル(笑)

・ああ、いいなあみわさん。好きだなあ。

・カルロッタ殺害シーンが、前回版ほどホラーなビジュアルじゃなかった(笑)
 そしてこんなシチュエーションであってもらんとむイティカの並びにときめきます(病気)。蘭寿さんがイティカに花束と見せかけた剣を突き刺すくだり、『スカウト』でラルゥにナイフを突きつけてたショーンを思い出したり(病気)。花束を投げる蘭寿さんの仕草もすごく好きなのですが、最後にバラの花びらが降ってくる演出がイイ!舞台に残った花びらがあとから「血痕」として扱われるのも。

・ファントム恒例、「よってたかってエリックのおぐしを直す従者たち」。
 これもニヤニヤと待機していたら、よっちが率先して蘭寿さんの髪を撫でつけはじめたので全力でロックオンしました。俺得!
 あの場面は本当に我々従者スキーのためにあるとしか思えないですよね。ええ。かまわれてるエリックがかわいい…。

・2幕に入って「蘭寿エリックは白がお好き」疑惑発生。
 ビストロでクリスティーヌのために用意するドレスも白だし、2幕で眠っているあいだに着せられるドレスも白だし、ストーリーオブエリックでエリック本人が着てるのも白だし、ついでにいうとデュエットダンスの衣装も白(それあんまり関係ない)
 …と言ったら友人に「何その処女信仰みたいなの!ヤダ!」と言われましたが、私もイヤです(笑)
 まあ実際のところは、初演の花總さまに倣っただけかもしれませんが。花總さまもビストロ・2幕とも白ですよね、確か。

・ビストロのドレスはともかくとして、2幕のクリスティーヌの衣装はあやねたんのが好きだったなあ…。清楚な水色で、適度に普段着っぽさもあって。
 今回のらんちゃんのはサテンみたいな生地で全身ツヤツヤキラキラしすぎているのと、ラインも後ろのスカートをかなりふくらませているので、ちょっとドレッシーすぎる気がします。綺麗なんだけど、らんちゃんにはもっと素朴なほうが似合うんじゃないかしら蘭寿さん(知るかよ)

・「いまでは鳥が鳴いている」の笛を吹く係は誰かなあワクワク☆と初日からはりきってオペラをスタンバっていたら、まさかのいまっちで盛大に吹く。いまっちー!!
 期待を裏切らない素晴らしい笛吹きっぷりで、客席に向けた背中が完全に「どやっ!」て言ってました。そんなんできるのいまっちさんだけです。さすがです。

・この森の場面、蘭寿エリックが本当に幸せそうなピュアな顔をしてて、クリスティーヌを慈しむ気持ちが全力で伝わってくる。特に詩を読むくだりでクリスティーヌが戸惑った顔をしたときの
 「あとで読もう」
 という台詞に、彼女を傷つけたくない、楽しんでもらいたい…みたいな思いが溢れていて胸が痛くなります。

・ここの場面はらんちゃんがどう見ても完全なる闇キャラ(笑)なので、よけいに蘭寿さんへの憐憫の情が増す、というのもあるのですが。
 あやねたんはあの場所がほんとうの森だと完全に信じ切っているように見えたけれど、らんちゃんは絶対あそこがエリックの幻想なのを知っていると思う。のに、あやねたんぽく微笑んでいるのがけっこうこわい!本当にあのポスターのような微笑み!(゚Д゚;)))
 さらに「あなたのお顔を見せてください」のトーンがすごくこわくて、My True Loveも微笑んだまま一点を見つめて歌ってるのがこわくて、その横で蘭寿さんはガクガク悶えてて、なんかもうどうしていいかわからない!(笑)

・さんざん悶えたのち、すっかりらんちゃんの妖術にかけられた蘭寿さん(笑)が満面の笑みで仮面を外すのが…つらい……。
 しかもミッション完了した黒らんちゃんが、怯えて息を飲むとかそういう生半可なリアクションではなく、容赦なく黄色い悲鳴をあげて去っていくという。ちょ、蘭寿さんの傷口に塩…!!(笑)(笑ってる場合じゃない)

・そりゃあ蘭寿さんも絶叫するよね。涙こぼして泣き崩れるよね。あの黒らんちゃんには誰も勝てないよね☆
 …と茶化してみたりしつつ、蘭寿さんの号泣にうっかりもらい泣きしているのであった。

・えっと、現時点では以上のような解釈しかできない場面なのですが、らんらんはこの芸風(?)で楽まで突っ走るのでしょうか。いや、すごく面白いんだけど!
 回を追うごとに二人のお芝居も変わってくるだろうなと思うので、次に観るときはまたちがう解釈を試みたいと思います。黒らんちゃんがどこまで進化するのかwktk(笑)

・前にも少し書いたように、蘭寿さんにMy Mother Bore Meが合っていたのがすごくうれしかった!大好きなナンバーだし、オサ様のも大好きだったし、だからこそ難しそうだな…と思っていたので。
 やっぱりラブソング(と定義していいのかどうか分からないけど)を歌っている蘭寿さんが好きです。
 このナンバーを歌いあげたあとでなぜか意気揚々とハケていくのは春野さんの専売特許だと思っていたのですが、蘭寿さんもけっこう明るく堂々とハケてた。え、あれデフォなの?(笑)
 あと背後のカーテンが謎の母子絵じゃなくてちょっと安心。一面のロウソクでした。

・黒らんちゃんも余裕で受け止められそうなみわさんが大好き。

・そして蘭寿エリックはやっぱりケンカが強そうです。あんなにすぐ撃たれちゃうなんて信じられない!並みいる警官たちを相手に半日ぐらいは余裕で戦っていられそうなのに!(笑)

・キャリエールの「ここはたった今見たところだ」の防御がどう見ても不自然なんだけど(演出的に)、それを分かっていてわざとその場を離れる(そしてキャリエールを泳がせる)ように見えるまりん警部がすごく有能そうでカッコイイ。

・You Are My Own、場面として好みだったり泣いたりしたことはないのですが、先日書いたように、今回の2回目観劇で生まれてはじめて泣きました。
 やっと自分を受け止め愛してくれる人に出会えたエリックがとてもとても幸せそうな顔をしていて、キャリエールはまさに渾身の絶唱という感じで本当に大きくあたたかくて…。
 本当に、言葉にできないいろんな思いが込み上げてきた。

・歌の前の「それも悪くないな。そんな一瞬なら生きるに値する」も、まじりっけない愛情に満ちていてすごく蘭寿さんらしいなと思う。たぶんあのくだりがあったから銀橋で泣けたんだと思う。

・みわさんは羽交い締めにされるのが似合いますね(笑)

・You Are My Ownの蘭寿さんがあまりに幸せそうで、壮さんがあまりに包容力溢れているので、エリックの死ぬくだりがすごく幸福なあたたかいシーンに感じられました。そこに至るまでの彼の苦しみに過剰に共感しちゃってたこともあって(笑)、ああやっとエリックが解放されたんだなあ、楽になれたんだなあ…と思えた。
 クリスティーヌの腕に抱かれている時も本当に本当に安らかな表情をしていて幸せそうで、観ているほうも救われました。

・しかし感動してるところに笑いをもたらしてくれるのはやっぱり愛しの彼らであります。
 従者!
 今回もばっちり盛装の従者!!
 あの姿は本当にね…我が心の琴線をビリビリと震わせるのですよね…。

・マントにシルクハットを一部の隙もなく着こなした従者たちが整列してきた瞬間、全私が涙を一瞬忘れて「キタ━━━━(゜∀゜ )━━━━!!!!」と快哉を叫びました(おちつけ)
 しめやかな表情でエリックを運び上げようとしたら明らかにマントが邪魔で肩にかけ直してる姿とか、もう、アホかわいすぎてどうしたらいいのか…。
 大好きです。大好きです。大事なことなので2回言いました。

・しかし、今まで考えたことなかったけどお披露目公演で葬儀(?)の場面っていうのもなんだかすごいな。
 …とちょっと思ったけど、従者は面白カッコイイし、らんちゃんはピアノを叩いて召還魔法を使ってるし、蘭寿さんもそれに合わせてあっさり出てきて歌っちゃうし、なんか陽気な気持ちで終われるのがこの作品のいいところですね!(笑顔)

・ここで召還されてきた蘭寿さんの歌が、作品中でいちばんと言っていいぐらい好きです。やっぱりMy Mother Bore Meが好き。このラストの部分は特に、すべてから解き放たれた表情でストレートにクリスティーヌへの愛を歌っているのが、すごく蘭寿さんらしくていいなと思います。


 …ここまで数日間にわたる歯痛と戦いながらちょっとずつ書いてきたのですが(ついったーをご覧の皆様はご存じかと思いますが、歯痛を放置してたら腫れあがって大変なことになっておるのです)、力尽きたのでここまで。フィナーレは別項で!

 WEB拍手にて「本当は見てみたいけどどうしたらいいのか…」というメッセージを下さったヅカ初心者の方、ぜひぜひこれを機にナマの舞台を観にいってみてくださいませ!チケットは意外とどうにでもなるものですよ。当日券も劇場で売ってますし、おひとり様でも全然大丈夫です!
 ちなみにファントム東京公演は8月12日からですよー(宣伝)(しなくていい)
posted by 白木蓮 at 23:52 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 26, 2011

花組ファントム2011・その2

 花組ファントム、とりあえずいろいろと覚えがき。


・指揮者が塩田先生でした。そのせいかどうかは分かりませんが、オケのレベルがいつもより多少高かった気がする…。分かりやすくカマしたりとかはなかった。
 まだ歌と演奏が馴染んでいないところもあるものの、芝居前のオーヴァーチュア(があるのです!)もすごくよかったし「Where in the World」のたたみ掛けるようなスピーディさも好きだったし、今後が楽しみです。

・初日の幕が開き、オペラ座の屋根に蘭寿さんが現れて「僕の叫びを聞いてくれ」を歌い出したときは、やはり感慨深いものが…。
 ああ、ここまで来た。
 と思いました。本当にもう単純に。

・しかし従者が出てくるタイミングであやまたずオペラを移動させる私(…)。
 キターーー!!!!よっちのセリ上がりキターーーーーーーーー!!!!!
 しかもロン毛!!!!
 しかもルナっちとシンメ!!!!
 すみません、ここで完全に心拍数が上がりまくりました。だって本当にかっこよかったんだもん!よっち!

・ちなみに、ずっとよっちを追っててオペラをずらしたらシンメ位置にルナっちがいたのでシンメだと思ったんですが、2回目に確認したらこれはセリ上がってから移動しているようで、上がる最中はよっち&きらまさとがシンメでした。きらまさとがまたイケメンすぎて!!何ぞこのイケメン集団!!
 ルナっちとシンメで上がってきてるのはふじP。チリチリヘアーがラブリーです。

・白鳥→黒鳥のとしこさんポジはじゅりあ。
 じゅりあを大きなマントで包んで隠す蘭寿さんがなんかかわいい。
 かつ、後ろでよっちが由舞タソの衣装を脱がせてたので「がんばってよっち!」とエールを送っておきました(何みてんの)

・プロローグは本当に「踊るファントム」だなあと…。
 とにかくやたらキレキレで、ああBOY先生の振りを蘭寿さんが踊るとこうなるよね、かっこいいよね、と普通に見とれてしまいました。明らかに蘭寿さん仕様のガクガクした振りが追加されてたりとか!(笑)
 いろいろ変わってる気がするんだけど、あの顔を洗うみたいな振りはやっぱりあって面白かった。
 最後、従者たちを本舞台に残してエリックは下手スッポンでセリ下がり。

・パリのらんちゃんかわいー!
 ものすごくマイクが頑張ってるなあと思ったけど(それは蘭寿さんもなのですが)、初日であれだけ歌えれば無問題だと思う。声がかわいいし。

・まあだいアキラもかわいいよー。

・と思いながら上手花道にオペラを向けたら、ソレリがひめかでした(初日の話)
 えっ、きらりは!?!?としばし混乱。幕間になって「急病で休演」というアナウンスが流れたのですが、そのときは分かってなかったので。
 ただ開演が10分ほど押したことから考えて、本っ当に急だったんだろうな、と思いました。というか、そうとしか思えないくらいひめかが大変なことになっていた…。ひめか大好きの私ですら「こりゃ大変だ」と思ったので、きっとものすごく大変だったんだと思う。久々にクラッシャーひめかを見た(そこが彼女のたまらない魅力なわけですが、あの状況下では伝わりづらいよね…という)
 きっとまだ新公のお稽古もほとんどしてないだろうし、とにかく衣装着て舞台に出て段取りこなすだけでいっぱいいっぱいだったんだろうなあ。よくがんばった!
 ひめかが一区切り台詞を言い終わるたびに優しくうなずくみわさんが本当に男前でした。さすがのみわさん。あと、ひめかソレリにちょっかい出すだいもんが超かわいかった!

・2日目のひめかは、歌はともかくお芝居はすごく良くなっていたので安心しました。
 しかし代役云々は別として、本公きらり・新公ひめか、という顔ぶれを考えて今回は「歌わないソレリ」なのではないかと推測していたのですが…ふつうに今までのソレリのパート全部歌ってたな。

・きらりは今日(26日)から復帰なのですよね。おめでとうー!よかった!!!

・そんなこんなでパリのメロディが終わり、場面はジョセフ・ブケーとカルロッタのディズニーフロート(違)へ。
 盆と共に回ってくるあのセットがエレクトリカルパレードのフロートっぽいよね、というのは常々思っていたことではあるのですが、イティカのカルロッタがまた、徹底的に戯画化されたディズニーアニメの悪役みたいで!
 『ジキル&ハイド』のエマとかスカピンのあすかちゃんみたいな、ラーメンを盛った感じの髪型(笑)に、徹底した悪女メイクもすばらしくて見てるだけで楽しかったです。ちっさいのにエラそうで素敵。
 みちるタソのブケーもさすがでした。予想してたよりおとなしかったけど(笑)、タソのいいところは「やりすぎない芝居もできる」ところだなとあらためて思う。

・ここでは蘭寿さんとタソを注視していて従者の登場を見られなかったのが痛恨事。気がついたらもう舞台にいたんですよねー。
 前回とおなじ変な踊りで登場していたのかをぜひ確認したかった…!!!友人に訊いてもまだ真相が不明なので次回確認するつもりではいますが、もし分かる方がいらしたら教えてください(笑)

・オペラ座は人がいっぱいいてとにかく華やか。
 そして高翔さんのイケメンぶりにびびる。ぎゃー!ぎゃー!音楽室の壁にかかってそうなクラシカルな音楽家ぶり!しかもノーブル!ぜったい貴族出身!予想を裏切る素晴らしいおじさまビジュアルで、目を奪われました。
 じゅりあのマダムドリーヌも完成度高いし、女の子たちはとにかく可愛いし、いいなあオペラ座メンバー。去年あたりから春花きららちゃんがやたらオペラに入ってきます。かわいい。

・セリ上がってくるイティカ&みつるきゅんが、本当アニメみたいでかーわーいーいー。

・みつるきゅんwithヒゲがフィギュアみたいで可愛くて、でもすごくイイおっさんぶりです。「おじさま」じゃなくて「おっさん」(笑)。彼のお芝居はやっぱり好きだなあ。ふんぞり返ってる感じがたまらん!!

・天井からの手紙、前回はまっつ(リシャール)が拾って「あなた宛てです」と言いながらキャリエールに渡す、という流れだったので今回はだいもんが拾って渡すのかと思っていたら、今回はアキラが拾ってだいもんに渡してだいもんは高翔さんに渡して高翔さんが「あなた宛てです」と言いながら渡す…という妙な連携プレーだったのが面白かった。
 友人と「だいもんリシャールはきっと字が読めないんだよ!」「『せんせいこれなんてかいてあるのー』って言いながらメルシエ先生のところに持っていくんだよ!」とかいう話をして盛り上がりました。ごめんねだいもん。

・(8月に入って追記。あとから観たら、アキラが拾ってだいもんにちょっと見せて、アキラが高翔さんに渡す…という流れでした。思い込みで妄想しててごめんねだいもん。)

・壮さんキャリエールは、終始抑えた感じのトーンで発声しているのが渋くて恰好いい。こういう声も出せてこういうお芝居もする人なんだ!と、新鮮な印象を受けました。
 ただ、意識してのことだろうけれどいわゆる「壮さんぽさ」のようなものもすごくすごく抑えていて、そのぶん大人しい感じもするので、もうちょっと壮さん寄りになってもいいかな…とは思う。それやると若くなっちゃうから、てことなのかな。でもとにかくダンディで素敵です。

・壁からシューッと出てくる従者たちが好きすぎて2011。

・従者=浮浪者設定は相変わらず(笑)
 「僕が食べ物を手に入れてやらなければ飢え死にしてしまう」のところでがっくりと膝を折るよっちが無力感あふれててカワイイです。

・イティカカルロッタの歌は、ほんとうに「歌えない」設定になってました。高音を張り上げるところでわざとガマガエルみたいな声になったり(笑)。もともとイティカがタキさんのような歌手ではない、ということもあるんだろうけど、この演出がまた戯画的というか分かりやすくコミカルな悪役って感じでよかった。従者たちが耳をふさぐのも当然、みたいな。

・しかし従者たちが本当にイケメン祭り…。みんな髪型のこだわりハンパない…(ほれぼれ)
 ルナっちはやっぱり美しいし、きらまさとはカッコイイし、日高くんがなんだかとってもダイナミックなクールビューティ!
 いまっちが気合い入りすぎてちょっと髪型微妙なのも愛おしい(笑)
 なんていうかもう全員がドヤってて素晴らしいです。ザッツ花組!

・ここでのキャリエールとエリックの応酬は、初日はちょっと違和感があったというか、私の中でつかみきれなかった部分。
 明らかに少年ぽかったオサ様エリックとちがって蘭寿エリックは大人だし(「新しい支配人は幽霊を信じるかな?」の言い方がぜんぜん違うので面白い)、ふつうにオペラ座の外で生きていけそうだし、「そもそもこの人なんでここにいるんだっけ?」みたいなところで引っかかってしまって。
 でも2回目からは自分の受け取り方が変わったせいか、その「ふつうの人」が地下にいなくてはならないことのやるせなさ、どうしようもなさ…みたいなものをすごく感じられた。ので、よかったです。

・Where in the World、会見映像でさんざん言われてた「暗闇ほォー!」じゃないよ!ということにちょっとウケる(謝れ)
 きのうも少し書いたけど、ほんとうに歌は努力されたんだろうなあと思います。曲のリズム感というかスピード感もすごく好き!

・楽屋口の場面、べーちゃんがひめかの代役でした。ぜんぜん違和感なくて、「あれ、もしかして本役だっけ?ひめかがいなくなった分は代役入れずに台詞をみんなで分担してるのかしらん」と真顔で思ってしまったほど。えらいなあ。
 由舞たんはやっぱり本当にかわいい!
 仙名さんのメグが、キュートでそこはかとない可笑しみがあって好きです。

・カルロッタのスタッフたちが90期祭り。ゆゆたんかわええ。

・イティカのThis Place Is Mineは圧巻!大好きすぎる!!
 とにかく思いきった役作りで攻めに攻め、完全に舞台を支配しきっていました。ほんとうにお芝居が上手い人だなあ…とあらためて脱帽。ガナリ声からキュートなアニメ声まで、声の使い分けもすごくて『スカウト』のラルゥを思い出してしまった(笑)。子役やおばあちゃん役でいつも感服させられることではありますが、身体表現もやっぱり上手い。
 カウチやら椅子やらに「カルロッタの過去の舞台スチール(四つ切)」みたいなのがいっぱい飾ってあるんだけど、描かれているイティカがどれも超イケイケな表情をしてておもしろかったです。小道具さんどう考えてもハリキリすぎだよ!!イティカがかわいいからってさあ!!(笑)

・ほんとに素晴らしいので、あとは喉が最後まで健康でありますように…と祈るのみです。怒鳴ったりがなったりで、かなり負担かけてるんじゃないかと思うので。

・嫁バカなみつるきゅんがまた大変かわいい。

・そういえば、タキさんの「春のような」黄色いドレスをイティカも手に取っていたのですが、実際にイティカが「どうかしら?」と言っていたのはもっとオサレな感じのドレスでした。確かにあの黄色いドレスは、イティカだとふつうに似合っちゃいそうだよね(笑)

・Homeはあやねたんバージョンが好きすぎるせいでまだ慣れていないところもあるけど、らんちゃんはかわいい。あと「ピアノに向かう蘭寿さん」が思いのほか好みだった(笑)
 らんらんの声が意外とぶつからなくて合うなあ、というのもうれしい発見でした。

・歌が終わってハケるエリックがすごい高速セリ下がりをしていて、彼がいなくなったあとをふわっとカーテンがよぎる…というステキ演出が。本当に消えたみたいだった!そりゃらんちゃんもびっくりして目をパチクリするわ(笑)
 今までに観たことがある高速セリといえば『ワンダーランド』でポンッと登場したコムロさんですが、今回は下がってるのでさらに怖そう。そして蘭寿エリックめっちゃ運動神経よさそう。

・リハーサルでもエリックが高速セリで登場し、消えるときも高速でセリ下がり。セリ大活躍。
 ファントムの「神出鬼没」感が出ていてとてもよかったです。
 セリにかぎらず、リハーサルの場面はいろいろと変わり、流れが分かりやすくなった感じ。ここでも踊りまくるファントム。
 個人的にはエリックとカルロッタの絡みが増えて、けっこうらんとむイティカなのがニヤニヤポイント。またおなじ舞台に立つなんてなあ…と勝手にしみじみしました。最後にはイティカ突き飛ばされちゃうけど(笑)
 最後、音に合わせてエリックがスッとセリ下がっていくと「おおお!」と思う。

・まあだいアキラがイケメンだなあ。まあくん軍服似合うなあ。
 今回のだいもんのクセ毛ふうパーマがかわいくて大好きです。

・タソの死体が高クオリティ…!まばたきしてない!

・フーガはいろんな人がいろんなことをしてるのでまだまだ見きれてないのですが、従者が出てくるともう従者しか見えない。困る。

・らんらんのYou Are Musicが大好きです。やっぱり恋愛光線を出している蘭寿さんは問答無用で好きだ…!!
 あと、蘭寿さんの「バババババババ」(←発声練習)のノリがなんか好き(ノリって言うな)
 「ォォォォオオオーーユーアーミュージック♪」のクレッシェンドが思ったほど恥ずかしくなくて、ホッとしたような残念なような(笑)

・ビストロ、前半はひめかをハラハラと見守っているうちに時が過ぎました。でも本当に本当に美少女。そしてみわさんが心底男前。
 エリックの声が聞こえてきたときにパーッと笑顔になるらんちゃんがかわいいです。
 しかし銀橋を渡るエリックを目で追いつつ、真顔でポーズとってコーラスする従者たちを眺めるのは至難の業なのであった。ぐったり。

・シャンドン伯爵が全体的に「愛音羽麗ここにあり!」という感じで大好きなのですが、ビストロのあとの浮かれソング(違)も超みわさんぽくてすごくいい!!好き!!
 「Oh, クリスティーヌ♪」のとこの発音とか、らんちゃんとの噛み合ってなさとか、毎日ちがう女の子に「君は本当に素晴らしい!」って言ってそうな(しかしそんなことは大した問題じゃないと思わせる)キャパの広さとか、とにかくすべてがツボ。みわさんLOVE。

・そのあとで花束を手に出てくるエリックのかわいそうっぷりが…。
 本当にかわいそうすぎて胸が痛い。だってあんなドレスまで用意してクリスティーヌを送り出したのに!お花持ってビストロまで迎えにきたのに!
 今までのエリックももちろんかわいそうではあったのですが、やっぱりあの「お花」というアイテムがかわいそうさを何倍にも増幅させますよね。生身の男性としての、リアルな痛みが伝わってきてしまう。

・しかしそのあとの新曲が突っ込みどころ満載すぎて動揺を隠せません(笑)
 曲調がなんだかロシアとかポーランドとか、そのあたりの民謡みたいな物悲しい感じなのも不思議だし(今ふと、そういえば「百万本のバラ」っぽいなあと思って調べてみたらあの曲もラトビアの曲なのですね)、歌詞もいろいろぶっ飛んでるし。「彼女の愛を失ったら」って、そもそもまだ彼女の愛を得てないのでは…?という(笑)
 でも花束の受け渡しリレー(周りのダンサーちゃんたちがすごくがんばってて、いつのまにか蘭寿さんの手から離れた花束がまたいつのまにか蘭寿さんの手に戻っている!)を2階で見てたりするとすごく面白いし、あの曲調も慣れたら蘭寿さんに合ってるような気がしてきました。単純☆

・ここのダンサーに入ってるひめかがすごくイキイキしてて、あーソレリ大変なんだろうなーと思いました。踊ってるひめかのかわいさと表情豊かさは余人をもって代えがたい。

・蘭寿さんの指揮が(予想にたがわず)めっちゃ機敏でキリリとしていらっさる!かっこいいいい!!
 エリックがオケボックスから出ていくときに入れ替わりで指揮台に戻る塩田先生の動きも非常に敏捷でした(笑)。踊る指揮者2名(笑)

・妖精さん役のまあくん&アキラがとっても恥ずかしいです。と書いたところで、役替わりではみつるきゅんが妖精さんをやることに気づいた。なんだそれ照れる!
 ここのひめかがリアル妖精さんでした。かわいかったーー。きらりも楽しみ。

・だいもんオーベロンが…超美声……!!!!!
 いやそのあの、開演1時間以上経ってはじめて本物の歌ウマ男役さんが出現したときの衝撃ときたら、もう。ねえ。いろいろすみません。
 いつものだいもん比で考えてもこのソロは本当に素晴らしいと思う。もちろんいつもすごく上手だしドラマチックなのですが、今回はたぶんオペラを意識した朗々とした発声で、それがもうほんっと美声なの!惚れる!もっと歌ってー!!
 ソロあれだけなのがめちゃくちゃもったいない…。オーベロンにまるまる1曲歌ってほしい、と思うくらい素敵な歌声でした。

・それにしても、オーベロンの衣装がすごいということはよくよく知っていたはずなのに、実際見たら思ってた以上にすごかった(笑)。あらためて衝撃を受けた。

・蘭寿エリックはとてもケンカが強そうです。

・ここで戦いにくる従者たちが全員しっかりマント着用なのが本当におもしろいよね。マント着て剣持って側転したりとかさ、何なんだもう釣る気か!ばっちり釣られてるけど!

・どうしてかわからないけど、蘭寿さんの
 「君はこれを飲んだのか」
 がとても好きです。
 もちろんお姫さま抱っこも大好物です。

・そしてみわさんの慟哭芝居が炸裂ですよ。
 ドアの耐久性が心配になるほどの蹴倒し芝居もさることながら、セリ下がりながらの
 「クリスティーーーーーーヌッ!!!!!」
 がザ・みわさんすぎてwktkが止まらない!それでこそみわさん!!

・ボートを漕ぐ蘭寿さんの「恋に一直線」なかんじが好きだなあと思いつつ、1幕終了。


 ということで、いったん切ります。
 まちがってるところがあったら訂正していただけるとうれしいですー。


 あ、WEB拍手へのお返事。今回プチミュに行くのを忘れてしまいました…!!蘭寿ワールドが展開されているとの事、次回忘れずに行ってきたいと思います。リマインドありがとうございます!

 あと、少し前に「アンケートの集計結果はどうなりました?」というメッセージをいただいたのですが、昨年末にあわててアップしております!リンク先はこちらです!→@ABC
 …というお返事でよろしいでしょうか?遅くなって申し訳ありませんでした><


 ファントムで頭がいっぱいになる前にノバボサ役替わりBパターンのことをメモっておこうと思ってブログ書きかけてたのに、ほぼ書き終わったところで消してしまったのが未だにくやしい。もう思いだせる気がしない…。でもCパターンもなんとかして観にいきたいです!
posted by 白木蓮 at 23:46 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 25, 2011

花組ファントム2011・その1

 花組大劇場公演『ファントム』。

 初見はやっぱり慣れ親しんでいる2006年版と比べながら観てしまっていて、入り込みきれないところもあったりしたのですが…
 翌日に2回目を観たらいろんなことが腹に落ちて、新しく今回の『ファントム』を好きだ!と思えました。
 舞台そのものも2日目のほうが硬さが抜けてよくなっていたこともあり、なぜか初日より2日目のほうがだーだー泣いてしまった。何このタイミングずれてる人!


 ****


 私にとっていちばんよく見ているエリックはオサ様なので、どうしてもオサ様との比較になってしまいますが
 オサ様エリックがあくまでも「理想の声」とか「至上の美」とか「母のごとき慈愛」とかの崇高なもの、ある意味で偶像的な存在としてクリスティーヌを求めたのに対して、蘭寿エリックはもっと「女性」としてクリスティーヌを愛したように見える。別にヘンな意味ではなく(笑)
 それに呼応するように、あやねクリスティーヌは本当に聖母のような存在だったし、らんちゃんクリスティーヌはすごくリアルな女の子、という感じがします。
 たぶん蘭寿エリックにとって「天使の声」とかのプライオリティはそこまで高くなくて(笑)、母親の声に似ているというのもそこまで重視していなくて(笑)、なんでクリスティーヌを愛したかといえばそれはもう単純に「彼女が彼女だったから」なのだと思う。ただ単に、ひとりの女性として彼女を愛したのだと思う。きっかけは歌だったとしても。

 オサ様エリックは自身がまさに「音楽の神が遣わした天使」のようだったけれど、蘭寿エリックはあくまでも人間であり、ふつうの男性なんだろうなという気がします。
 だからこそ切ないし、本当かわいそうな人だなあと素直に思う。たぶんこの人、顔さえ「もうちょっとマシだったら」すごくまっとうな生活してるよ!ソーラーパワーを浴びてガールハントして薔薇色のキャンパスライフだよ!(どんなイメージだよ)(ちなみにオサ様は、顔がイケメンでも引きこもって音楽ヲタクの道を歩んでそうな気がします)
 「でも僕はできないんだよな。ときどき僕は、このオペラ座の地下以外に自分の居場所がないことを忘れてしまうんだ」のくだり、いやいやアナタなら大丈夫ですよ!外に出ても絶対居場所ありますよ!と思わずにはいられません。
 そんな健全な性質の彼だからこそ、ただただ「顔が醜い」という理由ゆえに世界から拒絶され、愛した女性からも拒絶される…という現実があまりにもあまりにもリアルで、残酷で、胸が痛い。どれだけ心が美しくても、どれだけ純粋に彼女を愛しても、それでも世界はいやおうなく彼を拒絶する。顔が醜いから、ただそれだけで。

 …そんなの悲しすぎる。

 今回はじめて、「ほんとうのエリックの顔」にすごく思いを馳せました。わりと毒々しい感じの傷にはなってるけど、でももちろんタカラヅカだからやっぱり綺麗な顔。ほんとうのエリックの顔は、きっとそれどころではないんだろうなあ。もしかしたらパーツが判然としないぐらいの。ほんとうに「怪物」としか思えないほどの。だってそうでないと、あのエリックがそこまで傷つく理由にならない。
 とか考えていたら、「美しさ」を売りにする劇団があえてこの作品をやるってすごいよなあとしみじみ思いました。イヤだとかじゃなくて、なんか倒錯的というか…。だって、信じられる?あの醜い怪人が、私たちの誰よりも美しい顔をしているなんて(マダムドリーヌ口調)


 ともあれ、そんな感じで蘭寿エリックが腹落ちしたせいか
 2回目の観劇、たぶん生まれてはじめてYou are my ownで泣きました。
 人としてここまで苦しみ抜いてきたエリックが、はじめて(母親を除き)自分を無条件に愛し赦してくれる人と出会えたんだなあ、ずっと背負ってきた重荷をやっと下ろせたんだなあ…と思って。キャリエールの過去がいろいろアレすぎるのは06年版でさんざん突っ込み済みなので、今回は忘れることにする(笑)
 きょうは上手側だったので、エリックの顔がすごくよく見えて、その顔をみたらなんだか色々どうでもよくなってしまったのでした。
 よかったね、楽になれて。と素直に思った。
 壮さんがまた「絶唱」という感じで、いままでに見たことがないタイプの包容力を見せていて、ステキだったなあ。
 「でも、声はいいだろう?」「とても良い」のくだり、壮さんが「とってもいい」と言ってるのがツボです。この「っ」が入るところ、すごく壮さんらしいと思う(笑)
 

 ****


 らんちゃんクリスティーヌとの関係性については、全体として前述の「リアルな男女」がベースにあるなあとは感じるものの、お互いにまだまだ模索中という感じがするのでこれからどうなっていくのかが楽しみ。

 とりあえず現時点では、My true loveのらんちゃんが恐ろしすぎてポスターまんまの漆黒キャラです!こわい!かつ、とても面白い!(笑)
 初見のとき、「あなたのお顔をみせてください」というらんちゃんの声があまりにも恐ろしかったので思わず二度見。
 そのあとのMy true loveも、すごく綺麗に歌えてるのになぜか蘭寿さんに向かって妖術をかけているようにしか見えなくて「らんちゃん覚醒ver. キターーーーーー!!!!」と客席で震撼。
 そして蘭寿さんはといえば、
 妖術にかけられてものすごい勢いで身悶えております(笑)
 悶えてるし震えてるしガクガクブルブルしてるし!全身で「どうする、俺!」って言ってるし!何このおもしろい人たち!!!!(笑)

 ということで、らんらんの今後がすごく楽しみだなあ!という話でした。
 あ、歌は二人とも本当に本当にがんばっていたと思う!らんちゃんも上手になってたし、蘭寿さんもいつもの「母音を張り上げそうとするとhが入る」クセを極力抑えているように聞こえました。どちらもとても丁寧に歌っている感じがしてよかったです(贔屓目が入っているのは重々承知です)
 蘭寿さんは意外とMy mother bore meが似合うんだなあというのが新しい発見でした。あの曲がいちばん好きかも。恋愛感情をきちんと乗せた歌だからかな。悶えたあとだからかもしれないけど(笑)


 超ざっくりな蘭寿エリック考察は以上!
 次回からは細かいツボとか突っ込みとか従者ビュー(笑)とかについて熱く語りたいと思います。ニヤニヤ。
posted by 白木蓮 at 23:14 | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 24, 2011

6月24日

 花組大劇場公演『ファントム』初日を観てきました。


 始まる前はそりゃあもう意味がわからないくらい緊張していたのですが、いざ開演してみるとそれほど「トップお披露目初日」を実感する感じでもなく。
 どちらかといえば、この花組での新しい『ファントム』が楽しくて面白くて興味深くて、いろんなところをワクワク観ているうちに本編が終わってしまった、というのが正直なところです。
 フィナーレも「あー、花男の真ん中で蘭寿さんが踊っている…」とか「あー、蘭寿さんがデュエットダンスを踊っている…」とかいう感慨や喜びはあったものの、わりと衣装や髪型や構成について脳内で突っ込んでいるうちに終わってしまったという(だめじゃん!!!)
 終始そんなユルユルな感じだったのですが。


 しかし、
 パレードはさすがにグッときた………。


 雉羽根までキラキラにコーティングされた大羽根を見た瞬間、もさることながら
 それを背負って大階段をいちばん下まで降りてきた瞬間、
 本舞台に降り立って深々とお辞儀をした瞬間、
 そして先頭を切って銀橋に出てきた瞬間、

 もう涙が堰を切って止まらなくなりました。

 特に私はトップ&二番手、トップ&トップ娘役が相互に礼を交わす習慣がとてもとてもとてもとても好きなので
 あれを観ることができたとき、もう死んでもいいぐらいの気持ちになった。


 本当に本当に本当に幸せでした。


 作品や役について語りたいこと、突っ込みたいことは山のようにあるけれど(2006花組版に引き続き、今回も絶賛従者祭りの予感です!!FC立ち上げたい勢いです!!!!!)、まずは何よりも


 蘭寿さん、花組トップスター就任おめでとうございます。
 これまでもこれからも、大好きです。



 ****



 きょうはきらりが急病で休演とのことで、急遽ソレリの代役をひめかが務めていました。
 全員で初日を迎えられなかったのは少し淋しいですが…1日もはやくきらりが復帰できますように。そして花組の皆さんが1ヶ月間元気で舞台に立てますように。心からお祈りしています。
posted by 白木蓮 at 23:10 | 蘭寿とむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

June 10, 2011

生きとし生けるものすべて

 どうもご無沙汰しております。早くも梅雨入りしていますが皆様お元気ですか?

 …という書き出しで始めた記事を1週間放置していたら「梅雨入り」という言葉も色あせてきましたこんにちは。白木蓮です。

 さて、ようやっと星組の『ノバ・ボサ・ノバ ―盗まれたカルナバル―』を観てきました。
 (観劇したのは東京初日が明けたばかりの5日なので「ようやっと」ってほどでもないのですが、本当は大劇場で観たかったのに観れなかったのと、近年まれにみるチケ難なのと、役替わりがあるのとで気持ち的に焦りが生じているのであります)

 いやあ…すごかった…!!!!

 幕があく前からものすごくドキドキしていて、始まった瞬間に号泣して、一場面終わるごとに息を止めて全身硬直してる自分に気づいてハーッと深呼吸して、中詰めから後半にかけてはもう涙が止まらず。
 本当に本当によかったです。
 ごく個人的なところで「初めて3回以上リピートした作品」だとか「ヅカファンになって初めて大劇場に詣でて初めて初舞台生口上を観た作品」だとかいう感傷もあるのですが、それ以上にやっぱり作品の力がすごい。し、久しぶりにナマで観て自分の受け取り方もすごく変わったなあと思いました。ひとことで言うと「ここまで『肉々しい』作品だったのか…!」と気づかされた。肉体とか、肉欲とか、「血沸き肉躍る」とか、そんな感じの「肉」。生も性も聖も含んだ「肉」。いままで思っていた「猥雑」や「混沌」のような言葉では足りなくて、もっと直截で生々しい何か。もともとユズキさんがそういう部分を濃く感じさせる男役だというのもあるし、音が私の記憶にあるよりも分厚くて低音がボンボン鳴ってるせいもあると思うけれど(東宝てっぺんであんなに音が響いて聞こえたのは初めて!)、とにかく「これをタカラヅカでやっちゃうんだ!」ということに新鮮に驚きました。
 ソール&エストレーラ、オーロ&ブリーザの二組デュエットダンスとか、本当にエロくてびっくりする(笑)。99年に観たときはオーロ・マール・ブリーザの三角関係ダンスのインパクトが強すぎてその前のアマールアマールは「きれいだなー」と眺めていた感じだったのですが、今回はアマールアマールがすごく印象的で。カルナバルという特別な空間のなかで解放される、欲望や生命力があまりにも剥きだしになっていて…
 目を奪われた。
 ちえねねの「本能で相手を求めてる感」もすごいけど、ともれみもすごい。ていうか、オーロにキスされた瞬間のれみれみの顔は完全にすみれコードを逸脱してると思います(笑)。理屈をとびこえてプリミティヴな欲望を呼びさまされた顔。夢乃クン(と呼びたい気分、勝手に)の獣っぽい健康なエロさもすごくよかった!人間も結局は自然に生かされて在るただの動物でしかないのだ、と思い知らされる。
 二人の関係があまりに野生的な必然、のように思えてしまうせいか、マカゼさんのマールがなんか超かわいそうで(笑)彼のもつ優しさとか弱さが自然に滲みでていて、三角関係のダンスもすごく面白かったです。
 昔観たときにいちばん好きだったのは、ブリーザの亡骸のそばを人々が何事もなかったかのように通り過ぎていく場面だったのだけど、いま観てもやっぱりゾワゾワと鳥肌が立ちました。
 求め合い奪い合い殺し合い、それでも祭りは続いていく。

 まだ役替わり1パターン目しか観れてませんが、夢乃クンのオーロは、あの小悪党な感じ(銀行強盗の場面の「残念なオレ様ぶり」が似合いすぎてて大好き!)とか大地をしっかりと踏みしめているような健康さとか、なんていうかこう、臆面もなく性欲に満ちてる感じ(笑)とかが大好きでした。ブリーザやラービオスに対しての包容力も好き。
 ただ「ソールとオーロ」として観たとき、やっぱり顔立ちがあまりにもユズキさんに似すぎている気がする…。あくまでもビジュアル面において、対比の妙があまり感じられないというか。どうしようもないんだけど、もったいないなあ。うーん。うーん。

 マカゼマールは、前述のとおり「やさしい」マールでした。嫉妬に狂うところもブリーザを刺してしまうところも、そのあとのアマールアマールも、釈放されるところも、すべての局面においてすごく優しくて、だからこそかわいそうだった(笑)。あのノーブルで優しい雰囲気は得がたい持ち味だと思うので、このまますくすく育っていってほしいです、歌もよくなってたし!
 ベニーのメール夫人は評判どおりのモノボケ大会で、初日あけてすぐでコレって…!と震撼したのですが、盛り上がってたからいいのか。ベニーの「何をやってもベニー」なところはスターとして必要不可欠な要素だと思うのですが、もうちょっと幅が広がってもいい、ような気はする…。でもオーロもマールもすごく楽しみです!

 しーらんが目に入ってくるたび女装をしてて、私はしーらん女装時の儚げな色気が大好きなのでハアハアしつつも、あんなに物憂げな顔ばっかりしていて大丈夫なのかしらと思っていたら中詰めでは元気に鼻息荒かったので安心しました。しーらんはそうでなきゃね!シナーマンのくの字っぷりも素晴らしかった。
 シナーマンといえば、最後にねね様がものすごい無表情でぴょんぴょん跳んでいたのも面白すぎてニヤニヤしました。ねね様!ステキ!

 2階てっぺんで観てたらシナーマンで今にも早替わらんとするユズキさんがけっこう見えて、上着を脱いだらグンゼみたいな(はい?)白いシャツをお召しになっていたのも良い思い出です(笑顔)

 ユズキさんのスター性ハンパないとか中詰めの高揚感ハンパないとか芝居のねねれみハンパないとか涼さんのかっこよさハンパないとか、いろいろ星組がハンパなくなってる話はまたおいおい。
 しかし役替わりがあるとどうしても追い立てられてる感があるなあ…。1ヶ月公演で3パターンの役替わりはやっぱりやりすぎじゃないかしら。せめて1パターンあたり2週間はやるべきだと思います(観客とジェンヌさん、どちらサイドから考えても)。今回まれにみるチケ難なのはもちろん役替わりしてるからってのもあるだろうけど、そうじゃなくて、良い作品がぴったりの組で上演されてるからなんだよ。作品に力があって、なおかつそれが生徒さんたちの持ち味や魅力を活かせるものであれば客は入るんだよ。ということを、劇団に向けて声を大にして言いたい。付け焼刃の役替わりをすればいいってもんじゃないんだぜ?まあ、私だってしーらんマール観たさに中日遠征をもくろんでいたりはするけども!(笑)
posted by 白木蓮 at 20:14 | 星組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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