March 29, 2011

ロミジュリの壺

 忘れないうちにメモっておきたいロミジュリのツボ。


・この作品においてロミオとジュリエットがラヴなことは世界の常識なわけですが、
 公演後半から突如「ティボルト→ジュリエット」のラヴに悶えはじめて止まらなくなりました。
 この構図、星組版では男2→娘1としてすごく当たり前な感じに打ち出されていたので(笑)雪組はそれに比べるとどうしても弱い感じがしてたのですが、キタティボ&みみジュリのキャラが立ってくればくるほどに二人の関係がじわじわ来た。ジュリエット超かわいい!ティボルト超かわいそう!(笑)
 ごく個人的に、対キムロミオではみみジュリもあみジュリもアリだけど、対キタティボルトでは断然みみジュリに萌えます。みみちゃんの毅然とした揺るぎのなさ、人に流されない意志の強さにこそキタさんは憧れたのだと思う。キタさんが髪を切ろうが染めようがロックな服を着ようがリサリサや杏奈先輩は「ティボルトかっこいー!」って言ってくれるのに、みみちゃんだけは「ティボルトの髪型、へん!お洋服もへん!なにそれカッコイイと思ってるの?」とか言っちゃうんだよ!それでキタさんガーンてなってキングに八つ当たりしちゃうんだよ!でもキタさんがヒロさんに理不尽な怒られ方をしてたらみみちゃんが「ティボルトはわるくないもん!」って庇ってくれるんだよ!それでキタさんキューンとしてまたキングに八つ当たりしちゃうんだよ!(役名で言えよ)(つかキングが気の毒すぎるだろそれ)
 公演後半にどんどんかわいくなっていくみみジュリエットを観て、そして「今日こそその日」でジュリエットへの愛を熱唱するティボルトを観て、ああ、こんなに魅力的なジュリエットだったらこんなに大人でかっこいいティボルトが我を忘れて恋しちゃうのも無理ないよねえ…とすごく納得しました。オヅキさんはかなめ姫ほど恋愛体質ではないので恋愛にも「理屈」を要する人だと思うのですが(笑)、だからこそ、正しい「理屈」があるときの恋の説得力たるやすごい。熱い。重い(笑)
 …というわけで、公演が終わったいまも「ひとりでお散歩に行こうとするみみちゃんに『ヴェローナは物騒だから』とついていこうとして『ついてこないでよっ!過保護!』と怒られるキタさん」とかを想像してはニヤニヤする日々です。ちょっと落ち着いたほうがいいと思います。

・今までにありとあらゆるイケメン下級生と絡み、そのたびに「うわ、男役のが弱そう!かわいそう!」と私に思わせてきた舞咲りん様ですが(すすすすみません)(ジョイフル全ツでの谷やんとのリフトが忘れられなくて…)
 このたび、「ヒメ様とがっつり絡んでも負けないイケメン下級生」を発見しました。
 その名は彩凪翔。
 翔クンすごい!
 ヒメ様に負けてない!
 ヒメ様が色っぽく(そして強そうに)絡んでいっても、余裕のどや顔で受け入れてる!
 マーキューシオの死に打ちひしがれるヒメ様を、片腕で抱きすくめて男らしく慰めてる!
 (゜Д゜;)))))
 …包容力ぱねえ。
 も、もしかして翔クンのWS主演決定はヒメ様のお眼鏡にかなったから…?とわりと本気で思っている今日このごろです。
 しかし最近の下級生は現代っ子ゆえか、恐れを知らないというか(笑)意外とヒメ様に対して物怖じしない印象。翔クンほどではないにしても、あすくんとかほたっちゃんとかも結構堂々と絡んでいってて感動しました。
 ていうか私ヒメ様をモンスターみたいに書きすぎじゃなかろうか。明日あたり消されるんじゃなかろうか。

・ロミオの切ない歌声が流れるマントヴァの場面、
 「物乞いコスをしててもまなはるの存在感がウルサイよね」「あの頭巾の下から顔が主張してくるよね」という話を友人たちとしていたのですが
 あすくんの存在感も大概です(笑)
 二人とも顔が濃くて頭巾かぶっててもすぐ分かる上に、芝居が過剰で動きが激しいという。
 いや、あのモチベーションの高さは素晴らしいんだけど!ほんと頼もしいんだけど!
 しかし彼らの渾身の小芝居ぶりにロミオを見られなくなってしまったり、シリアスな局面で笑ってしまったりして大変でした。なんかさ、二人それぞれに物乞いをしてるんだけど、途中から合流して顔を寄せ合って「どないやねん、きょうの儲けは」「いや全然あかんわ、さっぱりやわ」みたいな会話をしてるんだよね…(絶対大阪弁じゃないです)。そこがもう顔見てるだけで面白くて、すごく深刻な場面(「世界のすべてが闇に沈んだ」あたり)なのにニヤニヤしちゃってました。そこからロミオのお金を音速でゲットしに行く動きもやたらうるさいし(笑)
 でも、ロミオに向けて手を伸ばすあすくんの、指先の細かい動きとかすごく好きだったなあ。こういう、芝居に前のめりな(笑)下級生がいるのって本当にいいなと思います。

・ロケット出演メンバーをよく把握しておらず、「あらあら、あすくんとレオくんが天使コスだわあ」とか思いながら眺めていたのですが(近所のおばちゃんか)、ある日天使ちゃんたちのなかに帆風くんの顔を見つけて目を疑いました。
 いや、かわいかったんだけどね…イメージ的にね…。
 でもほたっちゃんはモンタギューでもアクロバット班だったし、身体能力高いですよね。うん。

・ほたっちゃんといえば、上手側のWトリオがさらさ・ほたて・のあ、という並びで「下級生離れした3人だなー」と思いながら観ていました。なんかこう玄人っぽいというか、貫禄があるというか(笑)

・キムラさんを囲む娘役群舞がみんなほんとにキレイだった!花娘はカワイイけど雪娘はキレイ。
 タカラヅカにおいて、自己プロデュース能力って本当に大事だなあと思います。雪組は娘役上級生に「きれいなお姉さん」が多いせいか、すごく見せ方の上手な娘役さんが多い気がする。このみちゃんの斜め前髪とか、私のなかでこのみちゃん史上最強にかわいくて似合ってて大好きでした。カレン姐さんの、「基本つねに素髪」を貫くスタイルも似合っててイイと思う(笑)

・ということで、晴れて雪娘の頂点に立ったみみちゃんのカツラセンスが向上することを切に切に祈る次第(結論それか)。フィナーレのみみちゃんの盛りカツラを見るたびに「パリス@ひろみたんと並んでみてほしい☆コロネ兄妹☆」と思っていたのは秘密です。まあカワイイからいいんだけど!(甘)
posted by 白木蓮 at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 27, 2011

愛のプレリュード

 花組東京公演『愛のプレリュード』『Le Paradis!』を観てきました。

 芝居は…その、いろいろと…(絶句)。場面転換の仕方やら「フレディさん!」「ルイスくん!」ていう呼びかけやらを見て、ああ鈴木Kって植田おじいちゃんの弟子だったよねえ…と遠い目になりました。ううう。でも愛は伝わるんだけども。かっこよくてツンデレで情に篤いマトヴさんを観たい!とかね。王子に見せ場をあげたい!とかね。ラストの王子のくだりは短いけれどキュンとしました。さおりさんが相棒なのもうれしかったな。

 巷で「実質ヒロインはえりたん」だとさんざん言われているのは知っていたのですが、ガチのヒロインぶりには驚愕。そ、壮さんがセリ上がってきてスモークのなかマトヴさんとデュエットダンスを踊りだしたよ!お互いスーツで抱き合ったりしてるよ!壮さんがスモークのなか盆回りしつつセリ下がっていったよ!ミーマイの幻想場面かよ!
 え、これ、ヒロイン壮さんをマトヴさんとみつるきゅんが取り合う話ですよね?違うの?(真顔)

 とかとか、いろんな細かい突っ込みどころは置いておくとして
 「お金=汚い、醜い」という価値観の置き方はかなり引っかかりました。
 いわゆる拝金主義はもちろん否とされるべきだけれど、でもお金って決して汚いだけのものではないし、実際にフレディだって孤児院にお金を送ることで誰かを幸せにできているはずだし、現実的なことを言えばいま花組生たちは終演後ロビーに立って震災の義援金を募ってくれているわけで。この公演もチャリティとして収益金を義援金に充てようとしているわけで。
 そのへんをもうちょっと大人らしく処理できなかったのかなあ、とは思う。

 なんていうか、本当に鈴木Kの「思い」だけが先走りすぎて何がしたいのか私にはあまり分からなかったのですが…
 まあ、
 「カフェのウエイターがよっち&るなっち、ってどんな俺得!」
 「ジョセフの仲間たちが無駄にイケメン集団すぎる!」
 「イティカ&めお様がかわゆい!」
 の3点によりわりと楽しめてしまった感はあります。単純!(笑)

 ****

 ショーは楽しかった!
 こんなにクラシカルな(そして愛に満ちた)「レビュー」を観たのって久しぶりだなあ、と思いました。本当にタカラヅカの「レビュー」の原点を見せてもらったような。藤井くんが今年の歌劇1月号で「前までは自分の作品をいきがって作っていたけれど、最近は宝塚としてどうあるべきかを考えるようになった。いろいろ迷いはあっても、行き着く先は『宝塚』が好きという気持ち」(←かなりざっくり要約)というようなことを書いていてちょっと泣きそうになってしまったのですが、あの文章を裏打ちするような舞台だったと思います。

 とにかく全編パリ!パリ!(←ちえねねテルふう)な感じでしゃれおつ(死語)だったし、ピンクをメインにした色調もステキだし(それだけにプロローグと中詰め後のみんなの真っ青な衣装はちょっと疑問だったのですが、後半で青いみんなが波のようなボアを持ってるのを見て、わあああRed Hot Seaのパレードみたい…!とウルウル)、中詰めの歌い継ぎも久々に見る感じで楽しかったし、黒燕尾もかっこよかったし、もちろん藤井くんらしく退団者への餞が随所に施されていることにもウッとなったし。
 何よりもやっぱり花男カッコイイ!花娘カワイイ!とデレデレしました。本当にタカラヅカ。ロミジュリフィナーレでのまっつの浮きっぷり(いい意味で)を毎回微笑ましく眺めていたわけなのですが、きのう花組を観てあらためて「ああ、あの人ここから来たんだなあ」と思った(笑)。黒燕尾でガチの花組ポーズやって決まる組なんて他にない(笑)

 ****

 皆さまご存じのとおり、終演後に組長さんからとマトヴさんからのご挨拶があり、客出し時のロビーで生徒さんが募金をされていました。
 みちるタソがいたので、募金がてら「楽しかったです!」と伝えてきました。どこの場面だか忘れたけど、すっごい号泣しながらふと目を上げたら大階段でタソといまっちがシンメになっててすごく癒されたので。群舞でもタソが目に入るたびにワクワクさせてもらったので。しかしいったんタソを観はじめると他の人を観られなくなるのですごく困る(笑)

 ご挨拶を聞くにつけ、花組の皆さんが東京公演の幕を開けるに当たって本当にいろいろな葛藤があったんだろうなと思うけど…
 でも、舞台を観てほんとに楽しかったし、私たちの幸せな気持ちが客席の拍手や募金でのふれあいを通して、少しでもジェンヌさんたちに伝わればいいなと思います。

 しゅんきらり!とかしゅんゆゆ!とか、雨のパリで歌ってる男子4人!とか、自分より明らかに大きくて強そうなエイトシャルマンに負けてないサバみつるきゅん!とか、パリなのにとってもSHOWAなマトヴさん!とか、諸々のツボはまた後日。
posted by 白木蓮 at 23:39 | Comment(5) | TrackBack(0) | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 25, 2011

○○の男ブーム

 きのうは次から次へと情報が投下されて、何が何やら整理できない状態でしたが(あ、みみローズマリーは言わずもがなだけどチギバド確定が超うれしいです!チギバドー!!!)
 とりあえず、ラインナップ。


月組

■主演…(月組)霧矢大夢、蒼乃夕妃

◆宝塚大劇場:2011年7月29日(金)〜8月29日(月)
一般前売:2011年6月25日(土)
◆東京宝塚劇場:2011年9月16日(金)〜10月16日(日)
一般前売:2011年8月7日(日)

ミュージカル・ロマン
『アルジェの男』 
作/柴田侑宏 演出/大野拓史

1974年に鳳蘭主演、1983年には峰さを理主演により上演された作品の再演。野心を抱き、自分に心を寄せる女性を利用してまで成功への道を駈け上がろうとする青年の姿。青春はその輝きの裏に残酷な翳りをともなう。その彼に心惹かれ、悲しい運命を辿ることになる三人の女性たち。野望に燃える若者のドラマティックな生き様を描いた秀作。

ショー・スペクタクル
『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』 
作・演出/中村暁

“Romanesque”とは、小説のように数奇的、情熱的であるさま、という意味。「ダンスが一瞬を永遠に変える」というテーマのもと、若さと活気に満ちた群舞、ストーリー・ダンスなど、様々なダンス・スタイルで構成した、情熱的で躍動感溢れるショー。


 タクG久々の大劇場登板おめでとう!
 とはいえシバティ脚本か…。どんなお話かは知らないのですが、シバティ脚本はとりあえずあんまりいじれないイメージがあるので、うーん。うーん(甦る数々のトラウマ)。あんまり古い感じじゃないといいなあ。
 「野心を抱き、自分に心を寄せる女性を利用してまで成功への道を駈け上がろうとする青年」が果たしてきりやさんのイメージに合っている、のか…?という危惧はさておき、キャスティングはきっとハズさないハズ!と信じてます。楽しみです。

 ショーは「ミロワールの奇跡」がふたたび起きることを祈りつつ。きりまりのダンスがいっぱい見られそうで期待大ですね。レバンガ中村A!!(なれなれしいよ!)


雪組

■主演…(雪組)音月桂、舞羽美海

◆宝塚大劇場:2011年9月2日(金)〜10月3日(月)
一般前売:2011年7月30日(土)
◆東京宝塚劇場:2011年10月21日(金)〜11月20日(日)
一般前売:2011年9月18日(日)

ミュージカル
『仮面の男』 
原作/アレクサンドル・デュマ 脚本・演出/児玉明子

「三銃士」の続編であり、レオナルド・ディカプリオ主演の映画でも話題となった、アレクサンドル・デュマ原作による「仮面の男」を上演。17世紀のフランス王宮を舞台に、ルイ13世の双子の王子が、ダルタニアンや三銃士と共に活躍する、恋、友情、サスペンス、そしてアクションありの華やかな冒険活劇。

ドリームステージ
『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』 
作・演出/齋藤吉正
              
「ROYAL STRAIGHT FLUSH」とは、トランプゲーム“ポーカー”の最高の決まり手のことであり、無敵、最強といった勝利の代名詞。「華麗なるゲーム」とも言える人生における喜怒哀楽をゲームに置き換え、雄々しい勝者の姿、ドラマティックな美しき敗者にもスポットを当てながら華麗に展開する、華やかなレビュー大作。


 ついったーでプチ祭りを引き起こした『ロイヤルストレートフラッシュ』。
 吉正のドリームステージ!
 吉正のレビュー大作!
 大きく出たな吉正!!(笑)

 いや、もう、ほんと楽しみです。わくわく。ていうか今までの経験上「雪組×吉正」に楽しい予感しかしないのですが信じていいですよね?ね?(誰に訊いてるんだ)

 『仮面の男』は映画を見たことないのでアレなのですが、こだまっちの演出は好きだし、ほんと華やかな演目になりそうでこちらも期待。とりあえずDVD見よう。

 演目もさることながら、主演に「音月桂、舞羽美海」とあることが本当にしみじみとうれしいです。幸せです。まあ「相手役不在時の演目をこっち(なんかイケメン祭りっぽい)にして、キムミミ固定でロミジュリやればよかったじゃん!」とか思わないこともないけれども。
 ナガさんのご挨拶もこれからは「音月桂、舞羽美海率いる雪組」になるんだよね。いつもトップ娘役の名前をきちんと言ってくれるナガさんだからこそ、今までキムラさんの名前しか出てこなかったことが本当にさびしかったので。

 何はともあれ、月雪と新作ショーが続くのはイイ!めでたい!


 ****


 しかし昨日いちばん(もしかしたらみみちゃんトップよりも)びっくりしたのは、彩凪/彩風ダブルワークショップです。ええええええええええ!!!!!
 いや、咲ちゃん(いままで彩風くんて呼んでたけどこの事態下では混乱を招きそうなので呼称変更)の主演は想定の範囲内だったけど。翔クン(いままで彩凪くんて呼んでたけどこの事態下ry)も、超イケメンだし華やかだしダンサーだし最近ポジションも上がってきて楽しみだなって思ってたけど。でも今までの流れ的に、まさか翔クンに主演が来るとは思ってませんでした。びびびっくりした…。

 ワークショップとはいえ若干チャレンジャーやな、と思わないこともないけど、ワークショップだからこそ、思いっきり楽しんでやってほしいです。持ち味もスキルも対照的な二人なので本当に楽しみ!古代ローマのコスチュームも似合いそうだし!二人に愛されるヒロインは誰なのかしら…と想像してニヤニヤ。

 そしてマカゼさんも主演おめでとう!こちらもコスチューム物ですね。日程的に行ける気がしないのですが、とりあえずポスターだけでおいしくいただけそうな予感。ていうか生田くんなのか、いいなああ。


 大劇場のお芝居は両方「○○の男」だし、バウは両方コスチューム物(多分)だし、で、なんかどれもこれも「華麗なコスチュームに身を包んだ男が恋をしたり友情を育んだり闘ったり苦悩したりする話」のイメージなのですが(時代が違うのは分かってます!ただ私が世界史オンチなだけで!)、まあ、それってタカラヅカの超王道だもんね。王道がいっぱい観られるって幸せなことですよね。

 それにしてもトップ娘役の件といいラインナップといい、劇団の発表がいきなりものすごくカスタマー寄りになりすぎててこわい。この見返りに何が起きるんだろうビクビク(劇団のドSぶりに慣らされすぎ)


 ****


 きのうたくさん出た発表のなかで、唯一さびしいニュース。


雪組 全国ツアー公演 休演者のお知らせ

雪組 全国ツアー公演『黒い瞳』『ロック・オン!』の休演者をお知らせ致します。

雪組 夢華 あみ

※体調不良の為、全日程(2011年4月23日〜5月22日)休演いたします。
※休演に伴い、妃桜 ほのりが出演致します。


 なんていうか…。
 本当に劇団は彼女をどうしたいんだろう。何をさせたかったんだろう。

 この時点で全休が決定するほど現在も体調が悪いのだとしたら
 ロミジュリのラスト1週間、彼女はまさに自分の全タカラジェンヌ生命を懸けて復帰し、舞台に立ったのだと思います。あんなに若いのに。
 それだけの舞台人根性があるならば、もっともっと経験を積んでもっともっといい娘役になれるはず。
 しっかり休んで、しっかり治して、そしてまた舞台に帰ってきてほしい。
 雪組スキーとして、心からそう願っています。
posted by 白木蓮 at 13:46 | Comment(0) | TrackBack(1) | タカラヅカ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 24, 2011

この恋のつぼみは美しく咲くだろう

雪組 トップ娘役について

この度、雪組トップ娘役に舞羽美海が決定致しましたのでお知らせ致します。

尚、トップ娘役としての公演は、2011年4月23日に初日を迎える雪組全国ツアー公演『黒い瞳』『ロック・オン!』からとなります。



 みみーーーーー!!!!!!!




 ・°.°・(ノД`)・°.°・





 うれしい…。


 もう、なんていうか、言葉にならないくらいうれしいです。涙しか出てこない。




 この結果は、たくさんの経験を通して技術を磨き、表現力を磨き、娘役の心意気を磨いてきたみみちゃん自身が掴み取ったものだと思っています。


 みみちゃん、雪組トップ娘役就任、本当に本当におめでとう。


 そしてキムラさんも、おめでとうございます。
 ちゃんと相手役がいる、しかもみみちゃん、と思うだけで、すでに決まっている演目も新しいワクワク感を伴って見えてくるのが不思議。
 キムミミの全ツ!キムミミの梅芸!キムミミのロイヤルストレートフラッシュ!!(←NEW!)
 たのしみすぎる。幸せすぎる。


 娘役スキーとしても、組の二番手娘役の生え抜き昇格は単純にうれしいなあ。いつ以来?て感じですよね…。




 きらっきらなキムミミのロミジュリに魅せられていた東京公演中、バルコニーシーンを見ながら
 「もしも願いがかなって二人のコンビが実現したら、この歌詞をブログの記事タイトルにしよう」
 と心に決めていたのは内緒。
posted by 白木蓮 at 15:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 21, 2011

愛なしで人は生きてゆけない

 雪組東京公演『ロミオとジュリエット』、千秋楽を観てきました。
 あったかい、良い千秋楽でした。

 幕開きのヴェローナからみんなの気迫とキレがものすごくて圧倒されたのですが
 いちばん泣きスイッチ入ったのは「世界の王」。

 曲の前、場面冒頭でロミオが登場したときに
 モンタギューチーム全員が「わあああーーーー!!!!!」と叫びながらロミオに抱きつきにいってて。
 サヨナラホームランかっとばしてホームインしてきた選手のごとく、みんなにもみくちゃにされるキムラさん。一瞬言葉を失い、「ちょwおまえらwww」てなってるキムラさん。マーキューシオに「どうした、相変わらず浮かない顔だな」って言われるけどぜんぜん浮かない顔じゃなくなってるキムラさん。うれしそうにニヤニヤしてるモンタギューメンバーたち。客席大拍手。
 そのあとに始まった「世界の王」(←not王貞治氏)の盛り上がりときたら…!!!!
 いつもは「これ冒頭から手拍子する必要なくね?」と思ってあんまり手拍子に参加してなかった私ですが(ごめんなさい)、この日は自然と手拍子が出るというか、客席と舞台がすごい一体感で盛り上がれたというか、なんかもう、最初から最後までショーナンバーのような熱さでした。ほんとに楽しかった、し、泣けた。泣きながら思いっきり手拍子してきました。

 よく聞き取れなかったんだけど、「マブの女王」が終わってモンタギューがみんなハケるときにも、「ロミオさいこー!!」って叫んでた気がします。
 みんないろいろあってここまで来たけど、それぞれがどんな思いを抱えているのかはわからないけど
 それでも、舞台上で息を合わせて彼らの新トップスターを盛り上げようとしている、そのことがすごくうれしかったし本当にかわいいなあ!と思いました。それだけに直後の「僕は怖い」が切なかったけれども。

 楽アドリブとしてはあと、ロミオが神父さまをハグするだけでなく本当にリフトしてたこと。星組バージョン(笑)
 すんごい勢いよく回してました。「天使の歌が聴こえる」でも思うんだけど、キムラさんてさりげなくリフトが上手ですよね。さすがのマッスル!

 「きれいはきたない」で乳母を取り囲んでイケメンポーズをとるモンタギュー男子、楽は全員が客席に向かって同じポーズでかっこよくアピール。

 2幕は物語そのものに入り込んで観ていたので、逆にちょっと落ち着いて観られたかも。でも後半はひたすらボロ泣き。杏奈ヒメの抱擁は最後までいちばんの泣きポイントだったなあ。。
 フィナーレは、やっぱり退団者のみんなのコサージュを見てぐっと来ました。千瀬くんてロケットセンターだったのか…!とあらためて気づいたり。れのゆりんみらのまあやもかわいかった。ゆりんがかわいすぎてまた号泣。

 銀橋に出てきたキムラさんの笑顔に泣き、ヒメ様のエトワールが絶好調で泣き(最初美少女ふうに出てくるのに、声を張り上げるといつものドヤ顔になるのがダイスキでした!)、退団者の階段降りに泣き、大羽根背負って降りてきたキムラさんに泣き。
 で、ひどい顔でぐすんぐすん泣きながら銀橋の皆さんに手拍子していたら、本舞台へ帰るキングにバチーン☆とウインクをかまされて「ひーん!」となりました。びっくりしてうれしくて泣きながら笑ってしまった。そしたらニヤッてされた。くそうう、カッコよくなりやがって…!!
 …というのをついったーに書いたらフォロワーさんが「オシメ換えてやった親戚の子供がイケメン高校生になってたみたいな…(笑)」と言ってくださったのですが、そうなんですよ。まさに。わ、私なんてキミがおねしょしてた頃もおかあさんに怒られてビエーンて泣いてた頃も知ってるんだからねっ!カッコイイだなんて言わないんだからねっ!て感じですよ(言いがかり)。
 正直なところ何年も「アホの子ほどかわいい」「いつまでたってもなんかダメなところがかわいい」みたいな気持ちで勝手にキングを愛でてきた私としては(すみません)、今回のキングがあまりにも余裕でかっこよくて周りも「キングがかっこいい!」と騒いでるので逆にあんまり観てなかったのですが(本当に本当にすみません)、そしたら最後の最後にガツンとやられた感があります。くそうう、カッコよくなりやがって…!!(2回め)

 ナガさんのご挨拶はいつものように優しく、そしていつも以上に思いのこもった、あたたかいご挨拶でした。
 公式サイトにもご挨拶全文がアップされていますが、ロビーの募金箱には300万円を超えるご協力が集まっているとの事。そしてチャリティー公演としては、収益金のなかから2000万円が日本赤十字社を通して寄付されるとのご報告がありました。日本赤十字社と聞いて、その場にいた全雪担が「デュナンさん!」と思ったに違いない。
 当然のこととはいえ、チャリティー公演と銘打って上演した以上、千秋楽でこのようにきちんと数字を報告してくれたことがとてもうれしかったです。

 退団者のご挨拶はどれもシンプルで真摯で、気持ちがしっかり伝わってきました。まあやちゃんのご挨拶がすごくしっかりしててびっくり。声もきれいだったので、ちゃんと台詞を聞いてみたかったなあ。
 『エンター・ザ・レビュー』で初舞台を踏んだみらのちゃんが、ナガさんの読むお手紙で「初舞台でお世話になった上級生やスタッフの方と最後の舞台でご一緒できてうれしかった」と、まっつのこと(多分)を言っていたのですが
 そしたら「組からのお花」もまっつからで、良かったねえとしみじみしました。ゆりんにお花を渡す同期があゆみ先輩だったのも感慨深かった。

 お祭り騒ぎのような千秋楽ではなかったけれど、そのぶん熱く、あったかく、あの空間にいられることの幸せをみんなで共有しているような感覚があって
 本当にいい楽だったなと思います。

 何よりも無事に終わることができて本当に本当によかった。
 ナガさん、キムくん、雪組の皆さん、大変な中での公演おつかれさまでした。
 まずは宝塚に帰ってゆっくり休んでください!
 また会えることを心から楽しみにしています。

 いろいろあって書きそびれていた公演の小ネタ、後日またアップ予定。です。
posted by 白木蓮 at 22:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 18, 2011

憧れのヒーロー

 オヅキさん・雛ちゃん・りんきら出演の、雪組トークスペシャルに行ってきました。

 …すごく楽しくて、でもすごく苦しくて、でもやっぱり、すごく楽しかった。

 ブログに書くつもりはなかったので記憶も超曖昧だし、痛恨事ながらオペラを忘れたので細かい表情もぜんぜん見えなかったし、そもそもオヅキさんのしゃべりのニュアンスって文章にするのがすごく難しいし(笑)
何より、あの場の空気を私などの文章で伝えることは到底無理なので、本当はついったーで「皆さんCS放送見てください!」って投げて終わりにしようと思ったのですが…
 でも放送が流れる数ヶ月後ではなく、地震5日後の、雪組公演まっさいちゅうのいま、たったいま、あのトークスペシャルに行って私が感じたことを少し記しておこうと思いました。
 なのでこれはレポではないです。ぜんぜん正確でもないです(いや、普段のお茶会レポとかもたいがい不正確だけど)。
 たとえあの場にいたとしても人によって受け取り方はいろいろだと思うし、本当に単純に「私はこう感じた」という個人的覚え書きです。
 以上の点をご了承いただける方のみ、この先をお読みくださいませ。

****

 司会はいつものタケシタさん。
彼女が出てきて「皆様、本日は本当に厳しいご状況の中、ようこそお越しくださいました」と挨拶を始めた瞬間から、なんだか安心して泣きそうになりました。
 なんていうか、ああ、「日常」だなあ…みたいな。
久しぶりにタケシタさんの落ち着いた声を聞けたことがうれしくて、それだけでもきょう来てよかった!と思えました(まだジェンヌさん登場してないです)

 客席下手側の扉から3人が登場して、舞台に上がり、並んでご挨拶。
 オヅキさんが、はじめに震災で被災された方へのお悔やみとお見舞いを述べる途中で、泣いていました。
 最初は完全にいつもの口調だったのがあまりにも唐突に言葉に詰まったので、一瞬「なんて言うべきか忘れちゃったのかな?」と思ったのですが…あの長身を折るようにして、何度か嗚咽をもらしていました。
 客席の拍手に励まされ、タケシタさんにも「がんばって!」と言われ、なんとかご挨拶を終えたオヅキさん。
 雛ちゃん、りんきらも順番に挨拶したところでタケシタさんが一言
 「ところで、皆さんお名前言われました?」。
 あ…!となる3人。挨拶に必死になるあまり、自己紹介を忘れていたもよう(笑)
 もう一度オヅキさんから順に名前を名乗り、なんとかご挨拶が終わりました。
 まだちょっと鼻をすすっている感じのオヅキさんに、タケシタさんが
 「きょうは皆さんに元気なパワーを持って帰っていただきましょう!それがあなたがたの使命です」
 と喝を入れ、オヅキさんたちも
 「はい、皆さんに元気をお届けしたいと思います!よろしくお願いします」
 と。

 トーク自体は本当に楽しくて、もうめちゃくちゃ面白かったです。オヅキさんて本当に面白いよね(いまさら)。サバサバしゃべるし、不必要な修飾語は省いて要旨だけズバッと言うから文字にするとどうしても無愛想な感じになってしまうんだけど、すっごく面白い。相変わらず面白い。大爆笑しました。

 でも、トークのはしばしで、やっぱりオヅキさんが泣いていて。
 どういう感情の流れで泣いていたのか、ただ客席で眺めていただけの私にはわからなかったのですが…。
 たとえば雛ちゃんが「ティボルトと絡めてうれしい」みたいな話をしていたときに泣いていたり。でもりんきらが「ティボルトがチームのみんなに想われててうれしかったんですよね?」的なフォローをしたら
 「いや、今日トークショーできて良かったなとか考えちゃって…。雛ちゃんの話聞いてない、みたいな(笑)。別のこと考えてた(笑)」
ってジョークまじりに返してたり。

 涙が止まらなくなってしまって「ティッシュないですか?」という話になり、タケシタさんが
 「最前列にお座りの方、ティッシュお持ちの方いらっしゃいますか?1束とは申しませんので、1枚いただければ…」
 と呼びかけ、お客さんからティッシュをもらっていました(さっと立ち上がってティッシュをもらいに行くりんきら)(さすがの下級生フットワーク)
 そのお客さんが1枚ではなく束ごと(か、もしかしてハンカチだったのかな?よく見えなかった…)渡してくださったようで、以降のオヅキさんはずっとそれを持ってました。
 そのあとも、新公の話のときとか、雛ちゃんとりんきらが「こういう舞台人になりたい」ていう話をしてるときとか、はたから見るとよく分からないタイミングでぽろぽろと泣いては涙を拭いていました。後半はほんとうにしょっちゅう泣いていました。

 オヅキさんが何を思って泣いていたのか、しつこいですが私には分かりません。
 どういうタイミング、どういう話の流れで泣きだしたかもあまり覚えてなくて…変な言い方になっちゃうけど、脈絡なく泣いてた。
 もちろん下級生の話を聞いて泣いたのかもしれないけど、たぶん、話の内容そのものに泣いたのではないんだと思う。雛ちゃんのティボルト話を聞いて泣いたときのご本人が言っていたように、話とは直接関係のない部分で、何か思うところがあって泣いたのだと思う。

 どうして泣いていたのかを推測することなんてできないけれど
 でも、あの涙を見たことで、いま雪組の生徒さんたちがどれだけ重いものを抱えて公演しているのか…ということを、あらためて突きつけられた気がしました。

 舞台に立っているジェンヌさんたちとは比べるべくもありませんが、ごくごく平凡な一都民であり一会社員である私にとってみても、やっぱりここ数日の生活は落ち着かないです。
 仕事が手探り状態なのはもちろんのこと、いつやってくるかわからない余震、ダイヤも混雑状況も読めない電車、日々深刻さをます原発問題と電力不足。スーパーの買い占め(現状モノがなくて困っているわけではないけど、買い占めが実際起きている、ということに対する気持ち的なプレッシャー)とか。会社がいきなり自宅待機になったりとか。トークスペシャル翌日の17日には、停電の影響で夜公演が急遽中止になったりとか。
 トークスペシャルの帰りに歩いた銀座や有楽町は、節電のためにネオンがすっかり消えて、まるで知らない街のようでした。ケータイの電源がなくなってどこかで充電しようと心当たりの店を回ったら、マックもスタバも早い時間に閉まっていて、入れる店がほとんどありませんでした。
 もちろんひとつひとつは些細なことで、被災地のことを考えれば本当に贅沢な、くだらない話です。
 けれども、この状況も決して「日常」ではない。

 そのなかでタカラヅカが公演をつづけている、ということはとても心強く、舞台に立つ彼女たちの姿には本当に励まされています。
 でもタカラジェンヌだって、親元を離れて生活している若い女性たちなわけで。
 彼女たちが非日常のなかで日常を、それもあれだけ美しい夢を奏でつづけるためには、一体どれほどの心身エネルギーを必要とするのか。ただでさえ大きな緊張を強いられる舞台、それを今の状況下で1回1回こなしていくのがどれだけ大変なことか。関係者でもなんでもない私でさえ、大きな余震が起きるたびに「これが公演中でなくてよかった」と胸をなでおろしてしまうぐらいなのに。

 どうしても、そんなことを考えずにはいられませんでした。
 毎回トークスペシャルでは出演者によるお見送りとおみやげ手渡しがありますが、今回は、3人が退場してから客席に退場OKサインが出るまでがすごく長くて
 憶測でしかないけれど、ファンに至近距離で見られても大丈夫な状態になるまでに時間がかかったんだろうな…とも思えました。お見送りしてもらう際にはなんかこっちが涙目になってしまい、逆にオヅキさんたちの笑顔に励まされる始末。

 でも、「だから辛かった」ってことではなくてね。
 本当に楽しかったのです。トークスペシャル。
 こんなに腹の底から笑ったのは久しぶりかも、と思うぐらいたくさん笑わせてもらった。胸を締めつけられるような瞬間もあったけれど、それ以上に幸せな瞬間がいっぱいあった。
 3人からものすごいパワーをもらいました。最初のタケシタさんの言葉どおり、それが彼女たちの使命なのだとしたら3人ともその使命を完璧に果たしていたと思う。オヅキさんも雛ちゃんもりんきらも、フェアリーで、キラキラしてて、「プロのタカラジェンヌ」でした。ティボルトがかつて夢見た、「ドラゴンをやっつけてプリンセスを助け出すヒーロー」のようでした。
 すごく過酷な使命かもしれないしそれを見ているファンもすごくつらい。でも、やっぱりみんなが輝いてることで私たちは幸せになれていて、だからいまみんなが舞台に立っていてくれることは絶対に無意味じゃない。ということを、雪組のみんなに伝えられたらいいのになと思いました。矛盾しまくってるけど…どれも本当の気持ち。


 なんだかワケわかんなくてすみません。
 とにかく、あの場所に行くことができてよかったです。
 すべての巡り合わせに、そしてオヅキさんと雛ちゃんとりんきらとタケシタさんに、ありがとう。

 ****

 ということで
 非常に不正確ではありますが、「楽しかった」部分もちょびっとおすそ分けしたいなと思います。
 ものすごく適当だし端折ってるしうろ覚えです。こちらはほんとにCSで確認してください!ぜひとも!

・服装は3人ともキャピュレットチームなので、赤縛り。
といっても、雛ちゃんは赤いワンピース、りんきらはダークスーツに赤ネクタイだったのに、オヅキさんは
 「…赤です。」(胸元を指さしつつ)
 ちっちゃ!ブローチちっちゃ!!
 遠目にはぜんぜん見えなくて、ただの黒〜グレー系のかっこいい人でした。さすがです、そのあまのじゃくぶり(笑)

・具体的なエピソードをあんまり覚えてないのですが、「ソロがある人は集合日前にそれぞれ練習してきて、集合日の本読みのときにみんなの前でお披露目する形だった」とか。
 オヅキ「とりあえずしっかり歌わなきゃ!と思って自信満々で歌ってたんですけど…いま思うと全然違うメロディ歌ってた」
 すかさずりんきらが「大丈夫ですよ!みんな気づいてませんでしたよ!」とフォロー(笑)

・りんきらはこのあとも随所でオヅキさんへのフォローを入れまくっていて、最終的にオヅキさんに「通訳?」と突っ込まれていました。きっと新公ティボルトを通してほんとにいっぱい話をして、信頼関係があるんだろうなというのが伝わってきた。
 あ、あと今回のメンバーは3人ともすごくアタマいいな、と思いました。みんなわりとクールで、かつ超クレバー。べ、別に前回参加したトークスペシャルが大ちゃんのだから…ってわけじゃないんだからねっ!(訊いてない)

・ティボルトの歌ネタとしては他に、「感情を歌で表現するのが、技術的な部分ですごく難しかった」みたいな話をしていました。
 「未来さんが観にきてくださったときにアドバイスいただいたんですけど、わたし最初からすごいチカラ入れて歌ってて、いちばん盛り上がらないといけないところでいちばんテンション低いみたいなことになってて。で、最初はグッと抑えて歌って盛り上がりに向けて高めていったらいいんじゃないの?って教えていただいて…
 ってよく考えたら当たり前ですよねー。でも、それを教わってから感情も乗せやすくなったし声もすごく出るようになって。
 …まあ東京に来てからなんですけどね、それ」

 タケシタさん「皆さん、東京でよかったですねー!」
 ちょ(笑)
 いや、私はムラのときの歌も好きですよ。ほんとに。

・「カーテン前で歌う」ということに対しての話を延々してました。
 「別にどこで歌うのも緊張するのは同じなので、カーテン前でもそんなに…」と言うオヅキさんに対して、「でも装置にまぎれられなくてお客様の視線がぜんぶご自分に向くというのは…」となぜかプレッシャーをかけるタケシタさん(笑)。「そうか!ひゃああ!」みたいな悲鳴を上げるオヅキさん。タケシタさん、オヅキさんいじりが楽しそうだなあ(笑)

・役作りとしては、「人間味のあるリーダー」みたいなことを言っていた気がするのですが…すみません、つい先日読んだ雑誌のインタビューと記憶が混ざっちゃってます。
 タケシタさん「ティボルトは『色気が課題』だとおっしゃっていたのを何かで読んだんですが…」
 オヅキ「あー、色気はやめました(ばっさり)。あの色気は、凰稀かなめの色だなと思って」
 あまりにもオヅキさんらしすぎて、かつ微妙なテルキタ加減で私悶絶。

・雛ちゃんとりんきらは、それぞれ本公演・新人公演の話を。
 本公演の細かい設定の話は聞いてると楽しいですよね。雛ちゃんは朝風くんと兄妹、とか。りんきらはまさかの熟女好き芸人、とか(違うよ!「年上の女性が好きなキャラ」って言っただけだよ!)(ロバート秋山でアテレコするのやめろよ!>自分)

・「ティボルトが死んだときは本当にショックでどうしていいか分からない」「マーキューシオは死ぬときに1曲あるけど、ティボルトはいきなりなので…」という話を聞いたオヅキさん、
 「ティボルトはね、即死だから(笑)。じゃあ今度ティボルトも曲入れる?『俺は死ぬんだ…』とか」
 と(笑)

・新公ティボルトのりんきらは、すごくいろんなことをオヅキさんと話し合ったそうです。
 オヅキさんが「新しい凛城きらを見たい」と言って、どう役作りすればいいか本当に一生懸命考えてくれたんだそう。カツラも事前にチェックしてくれたり。
 オヅキ「本番ですごいカツラで出てきて『どひゃー』みたいになったら困るでしょ。まあそれはそれで面白いかなと思ったけど(笑)」
 りんきら「いやいやいや!見ていただいてよかったです」

・なんか、昔行ったオヅキさんのトークショーで新公の本役のミズ先輩について話していたのを思い出して、すごくしみじみしてしまいました。
 ミズ先輩もオヅキさんにいろいろ教えてくれてたんだよね。それがこうやって受け継がれていくんだな…と。

・雛ちゃんは本公演でキャピュレット、新公でモンタギューなので、立ち位置とか混乱することが結構あったらしい。
 雛「すみません、何度か…(本公演で)ティボルトさんを睨みました…」

・公演ばなしを離れて「タカラジェンヌを志したきっかけ」みたいな話題になり、オヅキさんはやっぱり「月組の天海祐希さんがかっこよかった」話をしていました。ほんとに好きなんだよね。
 あと初めて見たときは、ロケットとか黒燕尾とかの群舞に感動したそう。
 「人間の動きってこんなに揃うのか…!と思って。だから私、入団するときは『もうずっとロケットばっかり踊ってたい!』って思ってたんですよ。いま考えるとそれはちょっと大変だなーって思うんですけど」

・受験のときの印象的なエピソードは
 「試験前に、隣で柚希礼音さんがものっすごく脚を上げてるのに、私はウォーミングアップの方法が分からなくてずっと屈伸してました」

・芸名は「緒月遠麻」以外考えてなくて、第二希望・第三希望はほんとにひどい名前で出した、らしい。
 「どんな名前だったんですか?」と訊かれても「いや、もう本当にひどすぎて(笑)」とお茶を濁してました。ほんとにひどいの書いてそうですよね、「ちびまるこ」とか(偏見)

・はじめてサインをしたときのことは覚えてないけど(タケシタさんの問いに対して「覚えてないです」とばっさり答えるオヅキさん)、はじめて千社札を作ったときはうれしかった。まだ組の名前を入れられないので、芸名の上に「宝塚」とだけ入れて。今でも取ってあるそうです。

・タケシタさん「はじめて『緒月遠麻さんですか?』って話しかけられた時はいかがでしたか?」
 オヅキ「えー?あんまり呼ばれないんですよね。『キタロウさんですか?』とはよく言われますけど」

・公演中の楽しみは、と訊かれて、雛ちゃんは「食べ歩き」
 好きな食べ物は「モツ鍋!」と即答。
 雛ホルモンヌって呼ばれてますア」
 オヅキ「…ひなちゃん。」←お母さん口調
 雛「はい、すみません(笑)」

・これからどういう舞台人になりたいか、というところで、
 「あっちでもこっちでも使いたいって言われる舞台人になりたい」
 とオヅキさんが言っていました。
 うんうん、もうそうなりつつあると思うよ。

・タケシタさん「では、やってみたい役は?」
 オヅキ「女役!!!」
 タケシタさん「ショーですか?それともお芝居?」
 オヅキ「ショーだと絶対にお笑いの方向に行ってしまうと思うので、お芝居で本気の女役をやりたいです。強い系の…って、まあ強い役しか来ないんですけど(笑)」

・おとめの「やりたい役」のところにも「女役」と書いてるそうです。
 「娘役じゃなくて女役って書いてるところが謙虚だと思いません?」
 とオヅキさん談。


 とりあえず覚えてるのはこんなところです。
 他にもいっぱい面白い話をしてたので、ほんとに是非是非確認してみてくださいね。
 以上!!
posted by 白木蓮 at 13:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 緒月遠麻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 15, 2011

我々は生きている 決して屈しない

 皆様…ご無事でしょうか。

 3月11日の東日本大震災、
 被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げると共に、犠牲になられた皆様、ご遺族の皆様には深くお悔やみ申し上げます。
 未だ安否が分からない方々が一人でも多く救出されること、そして被災地にいらっしゃる方々が一日も早く元の生活に戻れることを、心よりお祈りしております。


 ****


 地震当日頼りっきりだったついったーでも、それ以外のソーシャルネットワークでも様々な情報やメッセージを日々受け取ることができ、あらためてネット環境があることのありがたさを噛みしめた数日間でしたが
 私とこのブログには何かを発信する知識も、それを波及させる力もないので…
 いっさい空気を読まずに、タカラヅカのことを書きます。

 ついったーを見てくださっている方はご存じだと思いますが、東京宝塚劇場での公演が再開された3月13日、私は昼夜とも観劇しました。
 別に深い考えがあったわけではありません。
 あの時点では、余震への恐怖はあったものの電力などの問題はそこまで深刻ではなかったし、企業活動として考えたら公演再開は致し方ないとも思えたし。
 とにかく何がどうあれ、雪組のみんなが舞台に立つならば観よう、と思いました。

 実際に幕が開き、いつもどおり舞台上に息づいている雪組生たちを見たら
 自分でも予想していなかった感慨がこみ上げてきて、涙が止まりませんでした。
 ヴェローナでキレて踊り狂うみんなを見た瞬間に「うわあ…」と言葉にならない思いが押し寄せてきて、「世界の王」や「きれいはきたない」で笑顔全開のみんなを見たらもう、たまらなくなった。東北や北関東出身のジェンヌさんも、いつもの笑顔、いつもの入り込みっぷりで。
 13日はプレスギュルビックさんもいらしていて、その緊張のためかあるいはイレギュラーな休演明けのためか、みんなやや力の空回りした感じはあったけれど
 でも本当に熱い、良い舞台だった。
 何よりも、皆が元気で無事に終演できたことを心から幸せに感じました。


 週が明け、状況は変わりつつあります。
 犠牲者の数が増えているだけではなく、都内にかぎっても電力問題に伴う停電、交通手段の制限、原発の心配、逼迫した事態ではないとはいえスーパーやコンビニの品薄、など。
 生活に直接の不便があるわけではなくても、街の雰囲気はやっぱりいつもどおりには全然戻れていない。日経平均株価は一時9000円割れとの事だし。

 この状況にあって、タカラヅカはきょうも公演を続行するとの結論を出しています。

 公演する理由はわかります。タカラヅカは私たちにとってはエンターテインメントであっても中の人たちにとってはビジネスであり、それによって生活を支えられている人たちがたくさんいる。機能が壊滅していない以上、企業活動は回すべきなのかもしれない。もちろん娯楽の受け取り手としても、劇場が通常どおり運営されていることに心強さを感じる部分はあります。実際この数日間、時折チャンネルをCSに切り替えたときのタカラヅカ映像にどれだけ癒されているか。タカラヅカの音楽や、ムラ方面から聞こえてくるタカラヅカ情報にどれだけ救われているか。そういったものを享受できる環境に自分がある、ことのありがたさもしみじみと感じています。

 たとえば余震や何かでトラブルが起きるとしても、あるいは何もなく公演が無事終わるとしても何があるかないかというのは結果論でしかなく、どのみちリスクは避けられないわけで
 だから上演するかしないかの論議に明確な答えは出せないのだと思います。(もちろん、想定される余震等に対してはちゃんとトラブルシューティングしてますよね?大丈夫って言えるんですよね?という大前提で。)

 ただ
 劇団がその「正解のない問い」に対してYESという答えを出した以上、なぜその結論を出すに至ったのか、の説明はきちんとしてほしい。
 もちろんこういった想定トラブルに対してこういう備えをしています、という説明も必要不可欠だと思うけれど、それ以上に劇団の「思い」を聞きたい。
 なぜこの状況下で舞台をつづけるのか。きっと反発も多いであろう中、どうして上演を決めたのか。上演することによって社会に何を還元したいのか。
 かつて震災の被害を受けた企業として、世の中に対する宝塚歌劇団の介在価値をどのようにとらえているのか。

 それを聞くことができれば、結果がどう出るにせよ私はタカラヅカを全力で応援したいと思うのですが…
 そんな説明どころか震災に対するお悔やみのひとつも公式サイトに上がってこない現状で、公演やりますと(当日券情報で)言われても、やっぱりピンとこない。せめて被災されたタカラヅカファン(被災地にもタカラヅカファンの方はたくさんいるはずだし、やむをえず観劇できない状況にある方も決して少なくないはず)に対するコメントがあってもいいのではないかと思えてなりません。あと、ファンとしてはやっぱり、ジェンヌさんがみんな無事で元気だということもきちんと伝えてほしいと思うし。

 …まあ、なんだかんだ言っても、雪組のみんなが舞台に立つ以上は応援するほかないのですがね。
 どうか無事で、元気でいてほしい。
 そう祈るばかりです。


 時期尚早かも、とは思いつつ、現時点で思うことを長々と書いてしまいました。
 もしご不快に感じられた方がいらしたら申し訳ありません。

 あらためて、被災地におかれましては皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。
 一刻も早く、日本に笑顔が戻りますように。


 ****


 14:50追記。

 公式サイトに以下の文が載りました。


東京宝塚劇場「東北地方太平洋沖地震」チャリティー公演の実施について

「東北地方太平洋沖地震」におきまして被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

このたび、3月15日(火)より20日(日)千秋楽までの雪組東京宝塚劇場公演を「東北地方太平洋沖地震チャリティー公演」として実施させて頂きます。
ご観劇を賜りましたお客様から頂戴致しました収益金の一部を義援金とさせて頂きます。また東京宝塚劇場のロビーに募金箱を設置させて頂きました。

なお、今後の余震等の状況により、公演を中止させて戴く場合もございます。
その際には、当ホームページにご案内させて頂きますので、ご面倒ではございますが、ご来場の際には、事前にご確認下さいますようお願い申し上げます。

宝塚大劇場におきましても、募金箱を設置し義援金を募集させて頂くことと致しました。

皆さまから頂戴した義援金は、福祉団体などを通じて、被災された皆様のもとへお届けしたいと考えております。

何卒、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


 ひとまず、「公演をする意義」がひとつ示されたということにほっとしました。
 ありがとう。

 まだ心配なところは多いけれども…とにかく、雪組のみんなが最後まで元気に安全に舞台を務められますように。あの劇場の空間が幸せなものでありますように。
 もう一度、観にいきます。
posted by 白木蓮 at 13:07 | Comment(5) | TrackBack(0) | ブログのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 06, 2011

古今東西、愛の物語は

 おおよそ2週間ぶりに、『ロミオとジュリエット』本公演を観ました。
 本来なら夢華ジュリエットの予定だった日。

 彼女の休演については、なんと言ったらいいのか…語る言葉がないです。
 組配属直後の新公ヒロイン抜擢にしろ、今回の人事にしろ、正直なところ一貫して「で、劇団は彼女を潰したいわけ?」としか思えません。東京初見の記事で脳天気に書いたけれどほんっと短期間で急激に痩せたし、それでなくてもいろんな意味で厳しい抜擢なのは誰がどう見たって明らかなわけで、しかもこんなことになってしまったら何かもう…
 本当に意味が分からない。誰も幸せじゃない。
 いちばん辛いのはやっぱりご本人だと思うので、まずはちゃんと休んで身体を治してほしいなと思います。でもふつう主演級の人が長期休演するときは原因とか病状とかがある程度公式に出るものなのに、それすら「体調不良」の一語で済まされてるし。我々にとってはモヤモヤする要素しかないですよね…モヤモヤ。

 ただ、誤解を招く言い方になってしまうと思うのですが
 夢華さんがどう、みみちゃんがどう、ということではなく「ダブルキャストがシングルキャストになった」ことによって、舞台がひとつ深まった感じはある気がします。バイアスかかってるかもしれないけど。
 今まで、たとえばロミオにしても乳母にしても「ジュリエットが毎回毎回違うから、それに合わせて自然と自分の芝居も変わる」というような発言をしていたけれど、逆に言うとそれは「相手に合わせて毎回変わる」ことができるように常にニュートラルな状態に戻している、ということでもあると思うのです。
 特に動きの段取り的な部分では、ひとつ決まった型があるとしたら常にそれを守っていないと相手と噛み合わなくなっちゃうから、「そういえばあそこの動き、いつのまにか変わってきたよねー」みたいなことが起こらない。常にデフォルトからはみ出さない。
 舞台の質を一定に保つという意味ではいいことなんだけど(四季の場合はそれを徹底的にやることでロングランできるのだろうし)、でもやっぱりタカラヅカの醍醐味は「公演を重ねるごとに変化していく」ことでもあると思うので…。
 その観点でいうと、きょう久々に観たロミジュリはロミオも乳母も、他の出演者も、より「みみジュリエット仕様に変化している」気がしました。うまく言えないけど、相手がこう来ると分かっているからこそ自由に動ける、というか。段取り的な部分を自然に合わせられるからこそ、さらにもう一段深い表現ができる、というか。「天使の歌が聴こえる」のリフトとかね、本当に今まで見たことがないくらいものっすごい楽そうだったんですよ。マジでみみちゃんが羽根のようにフワッと持ち上がって軽々と回されていて…!!体重がないみたいだった!!
 これは分かりやすい一例だけど、そういうことができるようになって初めて見えてくる二人の何か、みたいなものがあると思うわけです。ていうか私はタカラヅカでその「何か」を観たいわけです。別にキムみみに限らず。極端な言い方をすれば、これが逆パターン(夢華さんでシングルキャスト)でも同じように感じたと思う。

 そして、完全に私の思い込みではあるのですが「古今東西、物語は同じように始まる。…あるところで男と女が出会う」の「男と女」がいったんは固定されたことで、作品を司る「愛と死」の構図もさらに説得力をもって感じられました。
 神父様とロミオの「愛ゆえに人は」で泣いたのは初めてです。彼女のためなら死んでもいい、愛ゆえにこの街に平和をもたらすことができるはず…そう歌うロミオの言葉は確かにこのあと実現されてしまうんだな、と思って。あまりにも切なすぎた。

 古今東西の愛を描き出すタカラヅカの舞台は、やっぱり何よりも「人」、男役と娘役あってのものなんだよなあ。
 と、あらためて感じた観劇でした。

 とはいえ、もちろんこれは「ヒロインがダブルキャスト」というそもそもの設定に関して思うところなので、ダブルキャストである以上、夢華ジュリエットももう一度ちゃんと観たいなと思っています。ムラ初日しか観てない…。
 それにしてもね、いろいろわけわかんなくてね、モヤモヤしかしないですよね。うーん。
 と、冒頭に戻るのであった。
posted by 白木蓮 at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 05, 2011

ヴェローナの子どもたち2

 雪組新人公演『ロミオとジュリエット』、つづき。


●帆風成海(ロレンス神父)

 公演ごとに演技派おっさん枠としての評価が(私のなかで)うなぎのぼりに上がっているほたっちゃんですが、今回も超よかった…!!!!!
 もはや「ほたっちゃん」じゃなくて「ほたっさん」と呼びたいぐらいの勢い(わかりづらい)
 正直、星雪ぜんぶ合わせたなかでもいちばん好きな神父様かもしれないです。ふとした笑いの間合い、あたたかな歌声(歌うまくなった…!)、そして何より全体に流れる慈愛と優しさ。ロミオに対してももちろんだけど、ジュリエットに薬を渡すときの「だが24時間後、おまえは目覚める…」の歌声に涙がでそうになりました。だって本当に優しい。
 ほたっちゃんのお芝居好きだなあ。こういう役をもっともっと観たい。


●千風カレン(キャピュレット夫人)&此花いの莉(モンタギュー夫人)

 実は今回もっとも楽しみにしていたキャストの二人。
 特にカレン姉さんに、最後の新公でこの役が付いたのは本当にうれしかった…!!
 歌える二人だけに「憎しみ」のカットは心から残念だったのですが、「罪びと」は期待を上回る素晴らしさでした。カレン姉さんの芯の通った美声、このみちゃんの柔らかく包み込むようなアルト、どちらも美しくて号泣。いつでも本公演出れるクオリティ!
 こういう娘役さんたちが新公学年にいることも、そして彼女たちにこういう活躍の場が与えられたことも、本当に喜ばしいことだなあとしみじみ思いました。


●透水さらさ(乳母)

 お芝居がとにかく良かった!
 彼女は「女の業」を演じさせたら右に出る者がないと思うのですが、その持ち味が生きた配役だったと思います。乳母の持つ母性とか優しさとか、悪意のない残酷さとか、そういうの全部ひっくるめた人間くささがイヤミなく表現されていて感動。うまいなあ。

 それにしても乳母のソロナンバーって本当ーーーーに難しいんだな!と実感しました。もともとソプラノの人なので地声で歌うのが大変そうだったり、そこから裏声に切り替えるのがまた難しそうだったり。
 でもロシアン新公で美穂さんの役をやった時に比べると、すごく中音域が出るようになったような印象を受けました。「きれいはきたない」ではコーラスに乗せていくソロが美しかったし、神父様とのデュエットもよかった!
 「きれいはきたない」は、男子たちに囲まれたときの存在感がチャーミングで(笑)銀橋でがおりん&翔くんに挟まれてる図もめちゃくちゃかわいかったです。


●朝風れい(キャピュレット卿)&央雅光希(モンタギュー卿)

 二人ともいいおっさんだった!かつダンディで素敵だった!頼もしい。
 特に朝風くんのヒゲ姿がやたら美形で「おおお!」となりました。とってもイケメン。
 これまでも歌う機会がわりと多かった印象のある朝風くんですが、最後の新公でまるまる一曲ソロを歌えたのはすごくいい経験になったんじゃないかなと思います。いっぱいいっぱい感はあったものの、すごく良い声でした。
 たじぃは、モンタギューパパとしての出番は少なかったので(でもあのにじみ出るあったかさが好き)、モンタギューの一員として歌い踊ってたのが目立ってたなあ。顔が濃くてイイ!(笑)


●透真かずき(大公)

 彼もイケメンですよねー。
 正直なところ、今まで「イケメンだけどあまり印象に残らない」感じがあったのですが、今回はとにかく眼力でヴェローナの民を圧倒した感があります(笑)。登場したとき、とりあえず彼の眼に釘付けになった(笑)


●パリス(真那春人)

 冒頭の舞踏会では、すごく存在が主張してた(笑)とはいえ私も他の人を判別するのに必死だったのでそこまで目に入ってこなかったのですが
 そしてそのあとずーっとバイトでキャピュレットチームに入ってたときも「あーまなはる相変わらず暑苦しいなー」ぐらいの認識だったのですが
 2幕で久々にパリスとして登場したとたん、全私が爆笑の渦に巻き込まれました(結果むせた)(迷惑)
 パリスのヅラが…ヅラが…!!!
 なんて表現していいか分からないのですが、宮廷風くるくるロールのひとつひとつに何かキラキラしたものがはめられているという。どうやって作ってんのあれ(笑)
 見たとたん、オネーギンの楽屋日記(歌劇の)にあった「トド様が侍従役の子の鬘にイタズラして縦ロールにコインチョコをはめこんだ」という話を思い出しました。いやあ面白かった(笑)

 パリスとしての出番は少なかったので前半の求婚シーンも観たかったけど、2幕だけでも十分に存在感は示せていたと思います。彼はなんだかんだ言っても技術がしっかりしてるのがいいなあ。ちゃんと「まなはるのパリス」になってて楽しかった!


●ジョン(大澄れい)

 彼がジョン(使者)だということをすっかり忘れていて、ずっとモンタギューチームの一員として観ていたのですが、なんか今回のザッキーが最強ビジュアルで!!
 ブロンドと茶髪が混ざった感じで片側を編み込んで片側はサラサラストレート、みたいな髪型がめちゃくちゃかっこよくて、顔ももともと美形だし、うわああかっこいー!と見とれました。
 動きとか芝居とかは相変わらず面白くて「ちょwザッキーww」なのですが。彼はよく見るときれいな踊りをするのに、なぜか全体的に動きが「ちょwww」な感じですよね。何なんでしょうねあれは。ダイスキです!

 カッコイイし面白いしで、モンタギューチームの中ではずっとザッキーにロックオンだったのですが
 2幕で神父様が手紙を託すくだりで、
 まさかのジョン=大澄れい説浮上。

 (いや、説とかじゃなくて実際やってるから!目の前で展開されてるから!)

 ジョン役としてザッキーが現れた瞬間、またしても激しくむせました。ほんとすみません。
 だってジョンのヅラが…ヅラが…!!!!
 モンタギューの髪型はあんなにもかっこよかったのに、ジョンはなぜか金髪マッシュルームみたいな感じで、存在感はザッキーwで、しかもなまじ欧米風の美しい顔立ちをしているので、なんかもうどこからどう見ても「うさんくさい日本語をしゃべる謎の外国人」以外の何者でもありませんでした。「コマリマス、オツカイノトチュウデス、デモキレイナオンナノヒトスキデス☆」(娼婦に絡まれてるとこ)とか「アリガトゴザイマス〜タスカリマシタ〜」(「死」に導かれるとこ)とか、ジョンが舞台上にいる間ずーっとアテレコしてしまった…。おかげでマントヴァが面白かった記憶しかない…。

 台詞のない役であれだけ存在を主張できる人ってほんとに稀だと思います。今後ますます気になってしまいそうな予感…!!


●煌羽レオ(死)

 大劇場を観た友人から聞いていたとおり、とってもさおたさん顔でガイチさん顔でした。つまり、鳥か魚かでいうと明らかに鳥です(何そのマダムヴォルフ的チョイス!)
 髪にミズ先輩っぽい緑のメッシュを入れていたこともあり、顔がさおたさん風なこともあり、すごくトートや黒天使を彷彿とさせる感じで、ご本人の思い入れとこだわりを感じました。CSのヤングパワーでも、とにかく細部(タトゥーとか)にこだわった話をしていたし。
 全体的に「死」というよりは「黒天使」な印象を受けたのですが、動きがシャープでかっこよかったです。ロミオに絡んでいくところは、蛇のような存在感があって印象的だった!
 「愛」の久城くんとほぼ体格がおなじなので、いちばん最後の絡み合うポーズだけはちょっと違和感があったのですが(あれは身長差がないとキマリにくいかも)リフトとかは安定感があってぜんぜん体格のハンディを感じませんでした。すばらしい。


●久城あす(愛)

 今回もっともドキドキワクワクしていた配役(笑)
 とりあえず、覚悟はしていたにもかかわらず、オープニングで「愛」がセリ上がってきたとたん「ぎゃああ!!」となりました…。
 いや、すごく綺麗だったんだけど!踊りもフェミニンで素敵だったんだけど!でもやっぱり私にはあの顔が蘭寿さんに見えて仕方ないので、そしてそれでなくても本公演でモンタギューチームのイケメン久城くんが脳にインプットされているので、その彼が「愛」をやってるのがどうしても面白くなってしまって。なんかすみません。
 オペラで凝視しつつ「藤咲えりの妹!妹!妹!オンナノコ!」と自分に暗示かけまくるとなんとなく女子に見えてくるんだけど(どんだけ)、気を抜くとまた「藤咲えりの弟で蘭寿さん似の彼」に見えてきてしまうという。すごく、男顔ですよね…アゴとか。そういえば最初に彼を認識したのはあの男らしいアゴだったよなあ、とぼんやり思い出しました。目元はえりちゃんそっくりなんだけど。

 でも踊りが本当に繊細できれいだったのと(あれだけ歌えて踊れるって素晴らしいなあ)、最後の霊廟での「愛」っぷりがとても印象的でした。
 特に死後のロミオとジュリエットを見つめる表情。ほとんど素なんじゃないかと思えるような、すごく無邪気でうれしそうな微笑みがこぼれるのを見た瞬間キュンとした…!!かわいかった!!


 とりあえず、以上。
 役名で挙げていくとどうしても男役ばっかりになってしまうのですが、娘役ちゃんたちもすごくかわいかったです!ふだん赤チームの子が青くなってたり、その逆だったり、役に合わせて髪型や化粧も変わってたり、なんかイメチェンて感じでドキッとするよね(男子目線)。青い衣装にブロンドのひーこちゃんとか、赤い衣装に赤い目張り入れてる乃愛ちゃんとか、新鮮でした。
 リサリサポジのすずちゃんが色っぽかったのと、あとキャピュレットチームの花瑛ちほちゃんがすごく妖艶な感じで目立ってた…!赤は女性を美しく見せる色だなあ。

 そんな感じで、本当に良い新公でした。いろいろ上から目線ですみません!(土下座)
posted by 白木蓮 at 23:04 | Comment(10) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

March 04, 2011

ヴェローナの子どもたち

 雪組新人公演『ロミオとジュリエット』、観てきました。

 いやあ…よかった…!!!

 私的によかったポイントはいくつもあるのですが
 まず何よりも、キャストがそれぞれはまっていたこと。
 特に脇役陣が本当にきっちりと、本公演に匹敵するぐらいのイイ仕事をしていたこと。
 そしてセンターは正しくキラキラしていたこと。
 すごく「タカラヅカ」だなあと思いました。楽しかったー!

 前半ざっくりカットで舞踏会から始まる、という超強引な編集については、とにかく登場人物がわかりづらい(全員白の衣装でしかも仮面着用)、主役の登場もわかりづらい(舞台がゴチャゴチャしてるから拍手できない)、それまでのロミオとジュリエットの動きがまったく見えない(登場した瞬間フォーリンラブ)、みたいな様々な残念ポイントがあったものの、個人的にはそれ以降の流れをノーカットでじっくり観られたのでまあ良かったのかなと思います。ぶつぶつ切られると集中力が途切れるので。もちろんオープニングのヴェローナは観たかったし、なんといっても「憎しみ」聴きたかったけど…。
 最初に「愛」と「死」が出てきてナレーション(担当:ほたっちゃん)が「これまでのあらすじ」(ジュリエットがパリスと結婚させられそうだとかティボルトはジュリエットが好きだとかパリスが舞踏会で求婚予定だとか)を延々と語る、という流れだったので、幕があいたら満を持してパリス登場!!パリスにピンスポ!!て感じだったのがちょっとウケました。まなはるーー!!!(笑)

 以下、印象に残った人たちをつらつらと。


●彩風咲奈(ロミオ)

 まずはとにかく痩せた…!!とびっくりしました。もちろん年々痩せてきてるんだけど、舞踏会の白い衣装をスラリと着こなしていたことに感動。本公演の「死」はなぜかあまりそう見えないんだよね…。でも新公のレオくんも華奢なのに「死」の着こなしは少しモッサリして見えたので、あの衣装の体型補正は相当難しいんだろうなと思います。あらためて、マカゼさんて何者?(笑)

 彩風くんは声質がキムラさんに似ているせいか、キムラさんの曲は歌いやすそう。というか、すごく合う。ロミオの曲はどれも本当によかった!
 甘い声なのでラブソングもいいのですが、狂気がかった「僕は怖い」とかのほうが似合うあたりもキムラさんぽい(笑)。モンタギューチームに責められるナンバーとか、コーラスの芯になるところの歌声も好きだなあ。
 こういうミュージカルにおいて主役が歌えるというのは本当に大きいなとあらためて思ったし、本公演で声を出してないせいか、歌で思いっきり表現できるのが気持ちよさそうだなあとも思いました。観てるほうも気持ちよかった。
 もともとあまり相手役を必要としないタイプなのと、カットの都合上恋に落ちる過程が見えづらいのと、私にはどうしてもジュリエットのほうがお姉さんに見えたのと、で「ロミオとジュリエット」としてのコンビ感は希薄だったように思うのですが、あの身長差はイイ!星は長身どうし、雪は小柄どうしなので、ジュリエットをすっぽり包んじゃう大きさのロミオは新鮮でした。

 「死」で修行している効果なのか空間を動かす大きさも十分あったと思うし、若くてキラキラしてて歌もダンスも心地良くて、私的には大好きなロミオなのですが
 それにしてもまあ劇団は育て方・売り出し方がヘタよね…と思ったのも事実。配役発表の際にも書いたので多くは述べませんが(述べちゃってますが)、あくまでも新公ロミオというところで考えれば普通にすごくよかったけど、今の彼のポジション的にはたぶんそれ以上のものが求められていると思うので。研4の男の子(笑)にそこまで求めるのは酷ですよねえ。彩風くんスキーで、まだまだいろんなポテンシャルを秘めているはず!と信じている私としては、彼が潰れることなくすくすく伸びてくれることを祈るばかりです。でも本当によかったよ、ロミオ。


●愛加あゆ(ジュリエット)

 やっぱりかわいい!すごくかわいい!歌もじょうず!
 …なのですが、本公演のジュリエットと比べても、あと新人公演の他メンバーと比べても、ちょっと落ち着いているというか「お姉さん」な印象を受けました。「ロミオとジュリエット」の若さゆえの勢いと悲劇性、というのは少し薄らいだかもしれない。
 学年やこれまでのキャリアを考えれば当然のことだし、安定感があって落ち着いて観られたのはとてもよかったです。かわいいし。(結局そこか)(ああそこだ)

 ただ、ここまで3作新公ヒロインをやって『はじめて愛した』でもヒロインをやって、学年も上がってきて、これからは「かわいさ」以上の何かを出していかないといけない時期だと思うので…
 なんていうか、プラスの意味で「いまさら新公でジュリエットやってる場合じゃない」感じはしました。本公演でやるならまた別なんだけど(それは観たかったけど)、新公なら母親とか乳母とかで違う側面を観てみたかったなーと。「新公主演した男役は必ずハマコさんの役をやる」という一時期の雪男ジンクス(笑)のように、娘役もいろんな経験を積んでナンボだと思うわけです。あゆっちも、いいものいっぱい持ってるので小さくまとまらずに突き進んでほしいなあ。


●凛城きら(ティボルト)

 歌がすごくすごく良くなっていて、がんばったんだなーと実感しました。「本当の俺じゃない」もよかったけど、2幕の「今日こそその日」とか戦いの場面がよかった。本役さん同様、中2な部分よりももっと深い憎しみの表現のほうが似合う!(笑)
 ただ、ただ、いつものことではあるのですがビジュアル的にもうちょっと絞れないだろうか…というのはどうしてもあります…。特に今回は衣装が。ねえ。
 お芝居は本当にうまい人なのですごくもったいない。ていうか、劇団が彼をどう使っていきたいのか未だに分からない。やっぱりおじさま枠のほうが彼の魅力と技術を存分に発揮できると思うのですが!『はじめて愛した』のコメディアンぶりとか大好きなのですが!!
 …てなことをかれこれ3年近く書き続けてる気がする(笑)
 りんきら自身はこれからどうなっていきたいのかなあ。その意思表示を舞台上でしていけるかどうかが、今後の彼の行き先を決めていくのではないかと思います。


●香綾しずる(ベンヴォーリオ)

 さすがのがおりん!
 まずは危惧していたほど「周りに比べてオトナ」じゃなかったのがよかったです(ひどい)。彩風ロミオとも彩凪マーキューシオともナチュラルに仲良しな少年ぽさがあって、でもやっぱりマーさんに比べると落ち着いた感じもあって、すごくベンヴォーリオだった。戦いの場面の「誰もが自由に生きる権利がある♪」の説得力がハンパなかった。
 「どうやって伝えよう」は、歌が素晴らしかったのはもちろん、曲が終わった瞬間の客席からの拍手がものすごくて…!ほんと組ファンに愛されてるんだなとか、最後の新公でこういう場面があってよかったなとか、やっぱりがおりんの舞台センス好きだなとか、いろんなことがバーッと脳裏をよぎってうっかり泣きそうになりました。新公の長おつかれさまでした。

 新公卒業して、これからがおりんの存在はもっと雪組の中で大きくなっていくはずなので、あとはビジュアルセンスをもっともっと磨いてほしいなと思います(ビジュアル至上主義)。ベンさん本当によかったのにヅラだけが…!!(涙)


●彩凪翔(マーキューシオ)

 ほんっとに美形です。ほんっとに美形です。
 (大事なことなので2回ry)
 今回は「キラキラした美形でやんちゃで愛されキャラで歌は弱め」というスペックがほぼ完全に本役さんと合致していて、しかもそれがマーさんにぴったりなので(いやまあ、マーさんが歌うまくても問題ないんだけど…)違和感なく観れてよかった。
 かつ、オネーギンを経て舞台上で魅せるスキルがすごく上がったと思う!華やかなだけじゃなくマーさんとしての説得力もあって、死ぬ場面は感動しました。上手くなったなあああ。しかしほんっとに美形!(3回め)


 ということで、いったん切ります。
 まだまだ語りたい人がいっぱいいるので、続きは別項でー。
posted by 白木蓮 at 22:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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