October 31, 2010

新生雪組もろもろ

 キムラさんのプレお披露目公演『はじめて愛した』をドラマシティで、トド様ご出演の『オネーギン』を青年館で、それぞれ観ました。
 両方とも1回しか観てないのでアレですが、とりあえず初見感想をとりとめなく書き連ねておこうと思います。


・オネーギン、すごくすごくよかったです。後半泣きすぎてひどい顔になった(笑)
 なんていうか、「諸行無常」というか、時間って残酷だなあとか人間って切ないなあとか、そういうことをしみじみと感じていろんな感情が湧いてきて涙が止まらなくなったのでした。えらいこと陳腐な感想ですみません。

・甲斐先生の曲が本当にすばらしくてそれだけで泣けて、トド様が美しくて泣けて、みみちゃんが健気で泣けた。
 そして雪組子たちのがんばりぶりに泣けた。キングとか、もう、さあ…(号泣)

・キングが美貌を捨てて全力で笑いを取りに行ってたり、かと思えば若者たちのリーダーとして凛々しくがんばってたりする姿を見て、本気でウルウルしました。なんせカルネヴァーレの楽士の場面で「ダンサー陣に混ざって必死に踊るキング」を凝視しては泣いてた私なので(大迷惑)
 私のキングに対する愛着をひとことで表現すると「だめな子ほど可愛い」に尽きると思うのですが(色々とすみません)ここ1年くらいでやっと、本当にやっと、立ち姿が定まってきたし男役らしくなってきたし努力が舞台姿に反映されるようになってきたなあ、と思います。
 その時期が少し遅いような気はするけれど、せっかく花開いた努力を、そして生まれ持った美しさと資質を、これからも大事に磨いてほしいと心から思う次第。いい時期にPOND'Sのお仕事も来たことだし!

・オヅキさんがとにかくかっこよかった。色気も包容力もあって、かつ景子せんせいがこの役に託している「作品全体に対する大きな視点」のようなものもちゃんと備えていて。
 彼の存在が際立ったおかげで、オネーギンという作品そのものがすごくくっきりと見えてきた気がします。

・リサリサもよかった!こういう役うまいなあ。
 何に感動したって、年月が経ったあとにオネーギンと再会して話す場面が、本当に「一度は愛し合って、でも別れて、それぞれの時間を生きてきた男と女」に見えたこと。
 過ぎ去った恋に対する懐かしさとか愛おしさとか、お互いに対するいたわりとか、そういうのが見えた。二人の間に、愛情や憎悪のすべてを淘汰してきた「時間」がちゃんと見えた。トド様とタイマンでそんな芝居ができるようになったんだなあリサリサ、と感動しました。

・杏奈先輩も似合う役をもらっててたおやかでステキだったし、このみちゃんの乳母役の造形が本当カンペキですばらしかったし、あまねさらちゃんも可愛かったー!彼女の声好きです。

・さらさちゃんはああいう「女の無邪気な残酷」が似合う人だなあと思う。『凍てついた明日』のメアリーもそうだったけど、彼女本人には一点の悪意もあざとさもないところがおそろしい(笑)。ひろみたんカワイソス(笑)

・景子作品らしく美しい人たちが随所で活躍してましたが、中でも翔くんの活躍ぶりにはびびりました。少年時代のトド様!しかも出番数ハンパない!!
 でも翔くんも、ソルフェリーノ新公のときにはめちゃくちゃ頼りなく感じた芝居がずいぶん力強くなっていて感動しました。踊る姿はもちろん美しいし。

・まなはるが相変わらず暑苦しくて安心した(笑)

・久城くんが舞台にいると久城くんばっかり見てしまう。ううう。今回のフワフワ金髪ビジュアルが花組時代、ていうかつい最近見たMIKI IN BUDOKANの頃の蘭寿さんに見えてしょうがないです…あれは反則…!

・腰かがめておじいちゃんコスしてても一発で朝風くんだと分かる朝風くんの存在感ってすげーな、と思いました(笑)

・みみちゃんが正しくヒロインで、かわいくて、後半の硬質なお芝居でもちゃんとトド様と渡り合えてて、フィナーレではがっつり攻目線でトド様に絡んでいってて(笑)、トド様の大きな懐でめきめき成長してる姿が頼もしかったです。歌も難曲だったけどがんばってたなー。気持ちがストレートに伝わってきて泣けた。

・額縁のセットが美しくて効果的。あの額縁はプーシキンの視点でもあり、そしてオネーギン自身の視点でもあるのかな、と思う。
 オネーギンがタチアーナを失って慟哭する場面で、額縁が取り去られたのが強く印象に残っています。
 中学の同級生が卒業文集で、学校生活の前半を振り返って「まるで美術館に通っているようだった」と書いていたのがすごく衝撃的で未だに憶えているのですが、あの場面を見てそれを思い出した。
 たぶんオネーギンにとってもそれまでの人生は美術館のように「眺めるもの」で、タチアーナへの気持ちを自覚したとき、やっと人生が「生きるもの」になったんだなあ。という。

・フィナーレの曲が好きすぎてテンション上がりまくった。作品世界にもトド様にもすごく合ってて、お洒落で、みんなカッコいい!特に本編ではあまり活躍の場がなかったひーこちゃんがいい位置で踊ってて、めちゃくちゃステキでした。

・ダンスといえば『はじめて愛した』ではみんながスーツでの男役群舞をすごく頑張っていて、ミズ先輩の薫陶の賜物だなあ…と痛感。
 ダンスにしろ芝居にしろ、下級生たちの「いろいろ足りないながらも与えられた役割を必死にこなそうと頑張っている」姿が愛おしくて、何度も「先輩!みんながんばってますよー!」と叫びたくなりました(迷惑)

・『はじめて愛した』はいつものハリー作品だったけど、やはりドラマシティサイズだと大劇場で観るときのようなフラストレーションはないし、何より主人公を普通にカッコイイと思えたのがよかった(ロジェが本当に人格的に無理だったのですすみません…)
 とにもかくにもキムラさんカッコイイ!あゆっちカワイイ!と思ったし、チギタさんとコマつんもそれぞれによかった。かわいかった(笑)

・あゆっちは単体で見るとパーンとしたヒロイン的華やかさにやや欠ける気がするのですが、男役さんと並ぶと本当に可憐でかわいい。かつ、相手役の包容力を最大限に引き出せる人だなあと思う。
 あんなに包容力あふれるキムラさんをはじめて観た!すごくかっこよかった…!!

・ガイとレイチェルの「これから二人で生きていこう」みたいなデュエットを聴いて、ああこれがこの二人のお披露目だったらいいのに。と心の底から思いました。
 ガイと同じように、キムラさんにも、一緒に歩いていける相手がいたらよかったのに。

・彩風くんのオールバックがわりと衝撃的でした…あの似合ってなさも含めて役作りなんだろうか(笑)
 スーツの着こなしとか、髪型とか、まだまだだなあと思うところは多くて、でもその「ダメなところ」さえも怖いというか病んでるというか、彼の「キレたら何をしでかすか分からない感じ」にうまくつながっていたような気がします。もともと芸風がどこかぶっ飛んでる人だし(←ほめてます)
 いやあ、ああいう人こわいよねえ(しみじみ)

・その彩風くんとヒメ様のガチンコが怖すぎて雪組クオリティ満載すぎてすごくハラハラした(笑)
 ヒメ様もああいう母親役をやるようになったんだなあ。なんだか感慨深い。

・とか思ってたら、BGM的に流れるコロスの歌声(主にコマつんと夢華さんが担当)で不意に透き通ったきれいなソプラノが聞こえてきて、どこの若手娘役!?とオペラ上げたら舞咲さんだったという。
 …ポテンシャルはんぱない。

・ほたっちゃんとりんきらの芸達者ぶりに磨きがかかってて吹いた。何なんだ君ら!普通にうますぎる!
 しかし不思議なのは「雪組の誇る演技派おっさん候補生」のホタキラ(キキララみたいに言うな)(りんきらがキキララ好きだからって)をかたくなにスター枠で起用しようとする雪組の経営方針です。彼らの魅力はそこじゃない、と思う、のだが…。

・きゃびいりんきら、の夫婦がすばらしくよかった。

・フィナーレのフォーメーションには素で驚きました。そうか、彩風くんの立ち位置はそこなのか。

・しゅうくんが男ぶりを上げていて頼もしかった。あのスーツ姿のかっこよさは貴重。


 以上!
 だらだら書いてるうちに観劇から日が経ってしまい、面白いほどざっくりと記憶が抜け落ちていったのでたぶん穴だらけ間違いだらけ。すみません。
 『はじめて愛した』は青年館で、『オネーギン』はバウで(え?)、それぞれ再度観る予定なのでリピートしたらまた何か書きたいなと思います。
 ではまたー。
posted by 白木蓮 at 22:36 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 26, 2010

ロミジュリ配役発表

 えー、ついったーでさんざんお祭り騒ぎを繰り広げたあとなので今更感満載ですが(笑)
 雪ロミジュリ配役が出ました。
 ちなみに私が勝手に書いてた配役希望はコチラ


ロミオ 音月 桂
ジュリエット 舞羽 美海/夢華 あみ
*〜*〜*
キャピュレット卿 一樹 千尋
モンタギュー卿 飛鳥 裕
モンタギュー夫人 麻樹 ゆめみ
ベンヴォーリオ 未涼 亜希
ロレンス神父 奏乃 はると
パリス 彩那 音
ティボルト 緒月 遠麻
マーキューシオ 早霧 せいな
キャピュレット夫人 晴華 みどり
乳母 沙央 くらま
ヴェローナ大公 大凪 真生
愛 大湖 せしる
死 彩風 咲奈


 ま さ か の オ ヅ キ テ ィ ボ ル ト 。

 雪組に何があった…!!!!

 うわー。うわー。本当にびっくりしすぎて配役見た瞬間に鳥肌が立ちました。何事!?


 1週間以上経った今でもまだよく事態をのみこめてなくて、未だに思い出すたび新鮮にびっくりするのですが(どんだけだよ)
 全体的にはスターとしての番手よりも作品重視というか、まあ一言でいえば「イケコがイケコのやりたいように采配をふるった」結果(笑)のように感じます。他の配役も含めて。
 もちろん役の比重や演出は星版とは変わってくるんだろうし、実際に幕が上がるまでは何とも言えないけど
 こういう、スターシステムにとらわれすぎず役と役者の持ち味に合わせた柔軟な配役が(特に海外ミュージカル上演において)これからもなされていくとしたら、すごく喜ばしいことだと思う。
 結果、期せずしてチギタさんのマーキューシオが実現したので超びっくりしています。うれしいいいい!
 コマつん乳母は今回キタさんと並ぶびっくり配役だけど、これも面白そうだなあ。チギコマのマーさんベンさん、が叶わなかった代わりに「ハハハ」でマーさん&乳母として絡んでくれるなんて斬新すぎて想像するだけでニヤニヤ。
 しかしチギコマかおりのマー・ベン・乳母を観てみたかったという思いも捨てきれません。というかぶっちゃけ、「ヒメのキャピュレットママを観れないなんて><」という気持ちが強すぎて諦めがつきません(素)。かおりちゃんも綺麗で上手いのは分かってるんだけど、私の脳内であまりにもヒメ様がはまりすぎてただけに…><
 このへん私とイケコは意見が合わないなあと思う(誰も私の意見は訊いてないのだが)
 しゅうくんの大公はうれしい。新公フランツのあとはどちらかといえばダンス・芝居での活躍が多かったので、これを機に歌ももっともっと伸びるんじゃないかと思うし、雪組おじさま枠の一翼を担うという意味でもすごく期待しています。なんでこんなに上から目線なの私。

 そして、まっつの声であのベンヴォーリオの歌を聴けると思うと本当にたのしみ!
 モンタギューチームはキムチギまっつかー。麗しいなあデヘヘ。

 …ここまでわりとスラスラ書いたのですが、後半オヅキティボルトに関してちょっと考えていたら激イタ&激ウザになってしまったので、ここから先は隠します。



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posted by 白木蓮 at 22:28 | Comment(3) | TrackBack(0) | 雪組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 20, 2010

心に嘘のないように

花組トップスター・真飛 聖 退団会見のお知らせ

花組トップスター・真飛 聖が、2011年4月24日の東京宝塚劇場花組公演『愛のプレリュード』『Le Paradis!!(ル パラディ)−聖なる時間(とき)−』の千秋楽をもって退団することとなり、2010年10月21日に記者会見を行います。

なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。



 予想も覚悟もできてたはずなのに
 いざ発表を目にすると打ちのめされました。
 いろんなことがバーッと頭をよぎって、電車のなかで泣いた(不審者)

 マトヴさんの相手役に向ける優しいまなざし、組子に寄せるまっすぐな愛情、がだいすきです。不器用なところも含めて全部だいすきです。

 ああ、退めちゃうんだなあ…。



 噂のロミジュリ配役とか、オネーギンとか、雪組について書きたいこともいっぱい溜まっているのですがそれはまたのちほど。
posted by 白木蓮 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 真飛聖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 18, 2010

サブリナ千秋楽(観てません)

 花組さん千秋楽おめでとうございます。
 「いっぱい観たい!」と思っていたわりには結局あまり観られなかったけど、エキサイターでよっちにガン見してもらったりミワさんに濃ゆーいウインクを頂いたり、だいもんにも釣ってもらえたりしたので満足!楽しかったなあ。

 サブリナの感想を結局ぜんぜん書いてませんが、観るたびに「小道具を花道スッポンでセリ上がりさせればイケコになれるってもんじゃないんだぞ!同期を見習うのそこかよ!もっと他のところ見習おうよ!」って思ってたことと、「ライナスが最後にオフィスを飛び出してからの流れがひどい><」と泣いてたことは書き残しておこうと思います。ひとつめは完全に宝塚検定の影響ですすみません。検定勉強中にサブリナやってたおかげで、中村Aとイケコが同期だということを完璧に把握した(笑)
 もうひとつは最後まで本当に不満でした…。ライナスがデイヴィッドを殴って、「決心させてやったんだよ。行けよ」と言われてオフィスを飛び出す、とこまでは超胸キュンなのにそのあとのテンポの停滞ぶりときたら!!(涙)
 なんであんなまったりした銀橋ソロを入れるのよ!そこはやっと見つけた恋に向かって一直線に疾走してほしいのよ!テンション的には「ゆけフェルゼン」くらいの盛り上がりが必要なところなのよ!(だめだろ)
 いやでも、ゾロのキムラさんのごとく無言で銀橋を駆け抜けていく、ぐらいの演出があってもよかったと思ってます。だってオフィスを走り出ていくマトヴさんライナスは本当にかっこよかったんだもん!なのに(以下略)

 以上、公演は終わったというのにお目汚し失礼しました。どうしても書いておきたかったので(えええ)

 楽は観なかったけれど出に行って、あのクールそうなまっつが日比谷のまんなかで手でメガホン作って「花組の皆さん、ありがとうございましたー!」と叫ぶのを見たら不意にじわじわ来ました。きっとメランコリックを観たときに、また実感するんだと思う。

 えりちあきさんの晴れやかな笑顔をお見送りできたのも本当によかった。きれいだった。お手伝いに来てたミズ先輩が大変なオトコマエでした(笑)

 エキサイターが終わっちゃったのは淋しいけど、メランコリックもコードヒーローも楽しみにしてます。もちろん雪組のまっつも。
 花組の皆さん、お疲れ様でした!!
posted by 白木蓮 at 08:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 16, 2010

キャラ立て上等

 花組新人公演『麗しのサブリナ』感想つづき。

 えー、とりあえず
 いろいろいろいろすっ飛ばして、みずからの煩悩のみを叫ばせていただきます。


 ひめかがかーわーいーいーーーーー!!!!


 なんだあの可愛い生き物は。可愛すぎる。あまりの可愛さに、ひめかが舞台にいる間じゅう客席でデレデレニヤニヤしっぱなしでした(怖)
 エキサイター感想でも似たようなことばっか書いてますが、前までは「超絶かわいいけど何もできない」キャラだったのが「超絶かわいくて表現力もある」娘役になってきたなあと思います。相変わらずのものすごいアニメ声ゆえ、台詞や歌ではなかなか伝わりづらいけど(笑)「この役をこうしたい」「この場面はこう出たい」という彼女の意志はビシビシ伝わってくる(あれ?私が受信アンテナ張りすぎてるだけ?笑)
 そして、その表現欲を伝えきる技術が足りないせいか、ときどき表情が過剰になりすぎて顔芸の域に達している(←ものすごく花組っぽい症状)あたりが死ぬほど愛おしいです。もう、ほんっとかわいい。
 で、ひめかエリザベスのかわいさもさることながら、パパのルナっちがまたかわいくて…!!
 がっつりヒゲつけて顎を割ってもなお輝くルナっちの美貌。ダンディ!イケメン!
 そのイケメンパパが無駄に親バカキャラを盛ってきててひめかにデレデレしてるとか何事ですか?俺得すぎるのですがどうしたらいいですか?(訊かれても。)
 エリザベス「クリーヴランドを買っちまえ!」パパ「ああ、買っちまおう!」のやり取りは、あまりのかわいさに椅子から崩れ落ちるかと思いました。ちょっと落ち着いて私。
 ライナスが「私たちの計画を船が運び去った」というような慣用的な説明をしているとき、親子揃って「?」ていう顔してるのもかわいかったー。アタマの上にクエスチョンマークがいっぱい浮かんでるのが見えた!VIVA美形アホ父娘!
 「サブリナってだあれ?」も、自分が話に置いてかれてイライラしてるというより、リアルにわかんないから知りたい、おしえて、みたいなニュアンスでかわいかったです。私ってつくづくアホキャラが好きなんだなあ…(笑)

 ****

 と、ここまで一気書きしたところでタイプが止まり、気づけば新公から2週間以上経過。あわわわわ。私は私の記憶が消滅したとか失われたとか言うつもりはない、ただ船が運び去った、と言いたい…!!(ごまかすな)
 ふじぴーデイヴィッドは愛嬌があって育ちのよさそうな、かわいいボンボンでよかったです。しかし劉邦といいデイヴィッドといい、新公を観るとより壮さんの揺るぎなきオリジナリティが際立って見えますよね(笑)。いつものことながら。
 アーサーはさすがの安定感でした。歌はもちろんだけど、電話ボックスの男とか、最後の船員とか、ああいうところでしっかり存在を印象づけられるのはすごい。
 前半のシェフのあたりでは、大人っぽいみりおんちゃんをさらに包み込めるような大きさと余裕がすばらしかったのと、あと前半アキラがまだ魅力を発揮していなかったこともあって(笑)、正直「アーサーのライナスも観たかった…!」と思ったりしました。もちろんアキラがどうとか主演がどうとかそういうことじゃなくて、単純に煌雅あさひという人の演じるライナス・ララビーも観てみたかったなあ。と。

  あとはやっぱりいまっち&あまちゃきが良かった!カワイイ!キャラ立ちまくり!
 メガネを外したいまっちにキュンてしてるあまちゃきとか、無自覚なイケメンいまっちとか、ダサかわいくて一生懸命なあまちゃきとか、とにかく愛おしかったです。
 思いきりキャラを盛ってきたいまっち&あまちゃきも、あえてオモシロさを封印して(笑)押さえるところをきっちり押さえる芝居だったタソ(フェアチャイルド)も、もちろん姫花も、92期はほんと楽しいなあと思いました。最後のご挨拶で、下手側にいまっち→あまちゃき→姫花の順に並んでるのとか私的においしすぎた!なんて可愛いのかしらデレデレ。
 92期といえば、スイくん(ララビーパパ)がわりとおとなしかったのは意外でした。もっとはっちゃけるかと思ってたんだけど。

 ともあれ、隅々までモチベーションの高さが感じられて大変楽しかったです。ものすごく今更だけど、皆さん本当にお疲れさまでした!
posted by 白木蓮 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

October 04, 2010

大人のラブストーリー

 花組新人公演『麗しのサブリナ』観てきました。
 楽しかったー!!!
 全体的に多少やりすぎてる感はあったものの(笑)何もやらないよりずっといい。脇に至るまでみんながイキイキしてて、見どころがいっぱいあって、すごく面白かったです。

 まずは主役(ライナス)の瀬戸かずやくんに対して、素直に「かっこいい!」と思えたのがよかった。そんなに頻繁に新公観てるわけじゃないのでアレですが、ここ最近、観終わった第一印象が「かわいい」でも「がんばってた」でも「がんばれ」でもなく、ふつうに「かっこいい!」と思える主役ってあんまりいなかったなあ…と。
 もちろんアキラも足りない部分はいろいろあって、その意味ですごく「がんばってた」し、「がんばれ」な部分ももちろんあったのですが。
 でも、それを差し引いてもかっこよかった。
 というか、場面を追うごとにどんどんかっこよくなっていってびっくりした。
 最初に登場する場面はあまり「主役!」オーラを感じなくて、まあ、ひらたくいえば地味…?と思ったし(すみません)そのあとの歌もあんまりパワーがなくて「がががんばれー」と思ったし、お芝居もはじめは滑舌とかが気になって集中しきれなかったのに(言いたい放題!)(ほんとすみません)
 みるみるうちにかっこよくなってくるんですよ。これが。
 まずやっぱり顔がかっこいいですよね、彼は(身も蓋もない)。カワイイ美形の若手スターはいっぱいいるけど、「男らしい、いかちい、どうやっても女子に見えない」美形は貴重です。さらにいえば、私は彼の顔の「ふてぶてしさ」がダイスキです!そしてあのひくーーーい声。新公学年ながら本公演のゲイキャラがナチュラルにはまる男らしさ。
 そういう、彼がもともと備えている恵まれた資質が、緊張が解けて芝居に入り込むとともにどんどん外へ出てきた感じがしました。
 顔がかっこいい、声もかっこいい、そして今回思ったのは「仕草」がかっこいい。
 というか、
 何はともあれキスシーンが上手い!(笑)
 私の座席はけっこう裏が見えるというか、うまくない人だとガッツリ隙間が見えてしまうような位置だったのですが、ちゃんとしてるように見えた。上手かった。ときめいた(笑)
 あと、手の使い方も男っぽくて好きだなあ。何がどうってわけじゃないんだけど、みりおんちゃんの腰にさりげなく回した手がすごく男っぽくて、かつ色っぽくてドキドキした!クルマ運転する手つきとかもすごくサマになってるんですよね。計算された「男役の色気」ではなくて、もっとリアル男子っぽい無造作感なのがイイ。あれを舞台で出せるってすごい(笑)
 電話ボックスから夜のオフィスにかけてのくだりは、アキラの声のかっこよさとか無造作な色気とか良い意味でのおっさんぽさとか、がいちばん魅力的に表れていた場面だと思います。っていま書いてて思ったけど、一般に新公でやると想定した場合、この場面がいちばん難しいんじゃないかしら。そこがいちばんカッコイイってすごいな!
 この場面、マトヴさんのライナスは「おとうさん」ぽいところが多分にあるのですが(そこがいいんですが)、アキラライナスはみりおんサブリナがらんはなちゃんより大人っぽいことも相まって、わりと遠慮なくいろいろ漏れてる感じ。終業後のオフィスだよ、誰もいないよ、的な(こら)
 だからなのかデイヴィッドに殴られて
 「身に覚えがあるだろ!!」
 と言われたとき、ああ身に覚えがあるだろうなあ、と思いました(ひどい)。なんかこう、経験値が高そうなんだよね…。
 そんなライナスが最後にデイヴィッドをぶっとばし、船に向かって走るくだりは本当によかったです。感動した。サブリナを抱きしめる表情がすごくよかった。

 そんな感じでアキラかっこいい!ライナスかっこいい!とミーハー心全開になっていたら、近年まれにみる挨拶のグダグダぶり(笑)
 あの顔とあの声で「なにいってるかわかんなくなっちゃった><」って言われたらキュンキュンするしかないですよね。そしてあれだけグダグダでもやっぱり微塵も女子には見えないのがアキラの素晴らしいところですよね。なんせ音楽学校時代に蒼乃さんが「おまえアキラっぽいからアキラ」って愛称授けたくらいですもんね(ついったーで得た情報)(それを見て以来、敬意を込めてアキラと呼び捨てさせていただいておる次第)

 ということで、こんな感想で私のアキラへの好意が伝わるのかどうかよく分かりませんが、アキラライナスを観られてよかったです。主演おめでとう!!

 対する実咲凜音ちゃんのサブリナは、先ほども少し書いたように大人っぽい感じ。
 なので、パリへ行く前のサブリナにちょっと分別がありすぎて見えたのが惜しかったけど(あらためて、車に向かって「シーッ!」とやる蘭はなちゃんの可愛さは異常)後半は大人のラブロマンス的な感じにまとまっていてよかったです。
 「君がパリに行くんだ」とライナスに手の内を見せられてションボリなるところ、らんはなちゃんはまさに「打ちひしがれた」という形容がぴったりなのですが、みりおんちゃんのサブリナは絶望しながらも最後に微笑むんですよね。「寛大ね」と。
 その表情がすごく印象的で、これはこれで素敵なヒロインだなあと思いました。
 歌も透き通った声で上手だし、身のこなしもきれいなので、あとはお化粧!とにかくお化粧!!
 CSの新公インタビューで見た素顔はえらいこと美少女なのに、舞台だとそれが生かされていなくて残念。うまく描けば化粧映えしそうな顔立ちだし、いろいろ研究してがんばってほしいなあ。でもかわいくてしっかりしてて、完成度の高いヒロインぶりでした。
 前回の桃娘のときは思い違いかと思ったんだけど、舞台で見るとどことなく紺野まひるちゃんに似てる気がする…顔は似てないのに、なんでだろう。黒目がちなところと前歯の感じ?

 主役ふたりだけで長くなってしまったのでいったん上げて、次回はツボった他キャラについて語ろうと思います。以上!
posted by 白木蓮 at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 花組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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